森川智之プライベート・コレクション

森川智之「歌」(2009年)レヴュー

(2010/6/6現在)

2009年

I still...

作詞tadd
作曲Kazuya
編曲Kazuya
曲調スローテンポ、シリアス、中音域高め、ロックバラッド
収録 2009/3/25 I still...
2009/3/25 I still... (off vocal)
2009/3/25 BLACK VELVET I still... Music Clip DVD (MUSIC CLIP) (DVD)
2009/7/23 Love or death (Love ver.)
2010/6/23 LIVE VIDEO ネオロマンス・ライヴ ROCKET★PUNCH! 4 (Live Version) (DVD)
2011/10/5 MARINE SUPER WAVE LIVE 2011 (Live Version) (DVD)
備考「Black Velvet」としての曲。


Wack head to the blue sky

作詞tadd
作曲Kazuya
編曲Kazuya
曲調アップテンポ、シリアス、低音域から中音域、ヘビーなロック
収録 2009/3/25 I still...
2009/3/25 I still... (off vocal)
2010/6/23 THE DEAD SWING -LIVE ver.-
2010/6/23 BLACK VELVET IN THE DARK ROOMS (from Love or death、抜粋) (DVD)
2011/10/5 MARINE SUPER WAVE LIVE 2011 (Live Version) (DVD)
備考「Black Velvet」としての曲。


本日は晴天なり [10.01.24掲載]

作詞峰倉かずや
作曲西岡和哉
編曲西岡和哉
共演石川英郎 (デュエット)
曲調アップテンポ、シリアス、高音域、ポップ・ロック
収録 2009/3/25 帰ってきた!私立荒磯高等学校生徒会執行部2
2012/7/25 執行部+WA WILD EXECUTION
2013/1/23 私立荒磯高等学校生徒会執行部+WILD ADAPTER LIVE GO轟音ON (ライヴ・バージョン) (DVD)
備考「私立荒磯高等学校生徒会執行部」の久保田誠人(「WILD ADAPTER」と同一人物)としての曲。

「荒磯」の「帰ってきた」シリーズは、前作から6年半ぶりにリリースされたもので、 前後編のように話が続いている。久しぶりの純粋な「荒磯」の曲ということもあり、 1枚目の「Long Long HomeRoom」と、 ワンセットのように感じてしまうが、曲から受ける雰囲気はちょっと違う。
アレンジの雰囲気は、楽器のひとつひとつの音が多少際立つようになっているだけで、 楽器を聴かせるよりもヴォカールをバックアップするための音で、 路線は変わっていない。「WA」の曲では、楽器が歌うケースが多いのに比べると、 声が前に出る明るさを感じられる。 力強さというよりも、無謀さ、やけっぱち感。計算高さなどとは無縁で、高校生らしい、 目先の楽しみや、今信じることを優先した、という若さを、全体から感じる。 たぶん、自分の自信には何も客観的な裏付けはなく、 それでも自分が信じることを押し通そうとする、子供らしい強さを投げつけられる感じ。 歌詞にも高校生らしい言葉を面白く使ってあって、音として聴いても楽しめる。
「Long Long HomeRoom」も、「荒磯」らしい前向きでパワフルな曲だったが、 この曲は、前曲にあった非現実感や落ち着きを全部取っ払っているようだ。 前曲はまだちょっと達観した感じがあるふたりだと思ったが、この曲はもう、 元気な高校生そのもの。「WA」の世界からぶっちぎる、どころの話ではなく、 普通の世界からもぶっちぎって、どこかに飛び出して行きそうな勢い。 これはもう、「WA」の久保ちゃんと同一人物とは到底思えない。 歌い方も、時任はいつもよりずいぶん元気だな、という程度だが、 久保ちゃんらしさなどはどこへやら。 ヘナチョコでもないし、実はカッコよくもないし、はかなげで切なげでも全然ない。 隙を見せやすい久保ちゃんを期待すると違うかもしれないが、 「JOLLY ROGER」あたりでよく聴けたあたりのトーンが聴けるので、 久保ちゃんとしてではなく聴いたほうがいいかも。
最近の「WA」はどんどん深く沈んでいっているようだが、 「荒磯」はその反動のように、どんどんポジティヴになっているように思う。 久保時の西岡ワールドでこのタイプは珍しいので、また聴きたいものだ。 本当に何も考えずに、よりいっそうパワフルで元気になれる曲なので、 一緒に大声で歌ってみると、前向きなやけっぱちで気分も晴天になれそう。


Promised Rainbow [10.02.07掲載]

作詞井上秋緒
作曲m-takashi
編曲m-takashi
共演ALL MEMBERS (合唱)
曲調アップテンポ、シリアス、ポップ
収録 2009/3/25 ネオロマンス・フェスタ10 LIVE VIDEO 初回限定版 (ライヴ・バージョン) (DVD)
2009/12/23 ネオロマンス15thアニバーサリー LIVE VIDEO 初回限定版 (ライヴ・バージョン) (DVD)
2010/3/24 ネオロマンス スターライト・クリスマス LIVE VIDEO (ライヴ・バージョン) (DVD)
2011/10/25 ネオロマンス・フェスタ12 LIVE VIDEO (ライヴ・バージョン) (DVD)
2011/12/28 ネオロマンス・ライヴ 2011 Autumn LIVE VIDEO (ライヴ・バージョン) (DVD)
2012/3/21 ネオロマンス スターライト・クリスマス2011 LIVE VIDEO (ライヴ・バージョン) (DVD)
2013/3/27 ネオロマンス スターライト・クリスマス2012 LIVE VIDEO (ライヴ・バージョン) (DVD)
2014/3/26 ネオロマンス20thアニバーサリー・イヴ LIVE VIDEO (12/14ライヴ・バージョン) (DVD)
2014/3/26 ネオロマンス20thアニバーサリー・イヴ LIVE VIDEO (12/15ライヴ・バージョン) (DVD)
2008/6/28 Promised Rainbow [歌:堀内賢雄、浪川大輔、井上和彦、関智一、谷山紀章、伊藤健太郎、高橋広樹、入野自由]
備考「アンジェリーク」シリーズのエルンストとして、だけれど、担当パートはない。

コーエーのネオロマンスゲームの合同イベントのテーマソングとして、 「僕たちのAnniversary」を継ぐ形で作られた曲。 「僕たちのAnniversary」では、CDのときからパートはあったが、 この曲のCDには、エルンストは参加していない。 それでも、イベントに出演すれば、エンディング等で歌う機会はある。 「ネオロマンス・フェスタ」等では、作品ごとにパート分けして歌うので、 そのときには「アンジェリーク」チームのひとりとして歌っている。 なので、ソロパートとか歌声とか、そういう点では特筆することはない。
サビの部分は、前もって振り付けが公開され、観客も合わせて踊るようになった。 キャストの中には、完璧に覚えて踊りきっている人もいれば、 いつまでたっても見よう見まねの人もいる。それぞれ個性が出て面白い。 「僕たちのAnniversary」よりも、個々の聴かせどころはないが、簡単で明るく楽しく、 一緒に歌いやすい曲。振り付けにうまく参加できると、けっこう楽しいのかも。


Drive me crazy

作詞Toshiyuki
作曲Kazuya
編曲Kazuya
曲調ミディアムテンポ、シリアス、中音域、ハードロック
収録 2009/4/22 Drive me crazy
2009/4/22 Drive me crazy (off vocal)
2009/4/22 BLACK VELVET Drive me crazy Music Clip DVD (15秒CM SPOT) (DVD)
2009/4/22 BLACK VELVET Drive me crazy Music Clip DVD (30秒CM SPOT) (DVD)
2009/4/22 BLACK VELVET Drive me crazy Music Clip DVD (MUSIC CLIP) (DVD)
2009/7/23 Love or death (Death ver.)
2010/6/23 LIVE VIDEO ネオロマンス・ライヴ ROCKET★PUNCH! 4 (Live Version) (DVD)
2010/6/23 BLACK VELVET IN THE DARK ROOMS (from Love or death、抜粋) (DVD)
備考「Black Velvet」としての曲。


Coma

作詞tadd
作曲Kazuya
編曲Kazuya
曲調ミディアムテンポ、シリアス、中音域、ヘビーなロック
収録 2009/4/22 Drive me crazy
2009/4/22 Drive me crazy (off vocal)
2010/6/23 THE DEAD SWING -LIVE ver.-
2011/7/6 BLACK VELVET LIVE&OFFSHOT MOVIE (Live Version) (DVD)
備考「Black Velvet」としての曲。


Vermilion pavilion

作詞tadd
作曲Kazuya
編曲Kazuya
曲調ミディアムテンポ、シリアス、中音域から高音域、メロディアスなロック
収録 2009/7/23 Love or death
2010/6/23 BLACK VELVET IN THE DARK ROOMS (from Live and die、抜粋) (DVD)
備考「Black Velvet」としての曲。


Gimme Gimme Gimme -love and venom-

作詞tadd
作曲Kazuya
編曲Kazuya
曲調ミディアムテンポ、シリアス、中音域高め、ヘビーなロック
収録 2009/7/23 Love or death
2010/6/23 BLACK VELVET IN THE DARK ROOMS (from Live and die) (DVD)
備考「Black Velvet」としての曲。


Neverland

作詞Toshiyuki
作曲Kazuya
編曲Kazuya
曲調ミディアムテンポ、シリアス、中音域高め、妖艶なロック
収録 2009/7/23 Love or death
備考「Black Velvet」としての曲。


bad monkeys summit

作詞tadd
作曲Kazuya
編曲Kazuya
曲調アップテンポ、シリアス、低音域から中音域、ヘビーなロック
収録 2009/7/23 Love or death
2010/6/23 LIVE VIDEO ネオロマンス・ライヴ ROCKET★PUNCH! 4 (Live Version) (DVD)
備考「Black Velvet」としての曲。


roar

作詞tadd
作曲Kazuya
編曲Kazuya
曲調アップテンポ、シリアス、中音域、ポップなハードロック
収録 2009/7/23 Love or death
2010/6/23 LIVE VIDEO ネオロマンス・ライヴ ROCKET★PUNCH! 4 (Live Version) (DVD)
2011/7/6 BLACK VELVET LIVE&OFFSHOT MOVIE (Live Version) (DVD)
備考「Black Velvet」としての曲。


Velvet sky

作詞tadd
作曲Kazuya
編曲Kazuya
曲調スローテンポ、シリアス、高音域、ロックバラッド
収録 2009/7/23 Love or death
2010/6/23 BLACK VELVET IN THE DARK ROOMS (from Live and die、抜粋) (DVD)
2012/7/25 森川智之ディナーショー 冬の陽の暖かさに包まれて2012 in グランドプリンスホテル新高輪 飛天の間 (ライヴ・バージョン) (DVD)
備考「Black Velvet」としての曲。


Don't you get lost in the heaven

作詞tadd
作曲Kazuya
編曲Kazuya
曲調スローテンポ、シリアス、中音域高め、ロックバラッド
収録 2009/7/23 Love or death
2012/7/25 森川智之ディナーショー 冬の陽の暖かさに包まれて2012 in グランドプリンスホテル新高輪 飛天の間 (ライヴ・バージョン) (DVD)
備考「Black Velvet」としての曲。


Bring me back hell yeah!

作詞tadd
作曲Kazuya
編曲Kazuya
曲調アップテンポ、シリアス、中音域、ハードロック
収録 2009/7/23 Love or death
2010/6/23 LIVE VIDEO ネオロマンス・ライヴ ROCKET★PUNCH! 4 (Live Version) (DVD)
2010/6/23 BLACK VELVET IN THE DARK ROOMS (from Live and die) (DVD)
2010/6/23 BLACK VELVET IN THE DARK ROOMS (from Secret Live、冒頭のみ) (DVD)
2010/6/23 BLACK VELVET IN THE DARK ROOMS (from Secret Liveリハーサル、冒頭のみ) (DVD)
2012/11/21 MARINE SUPER WAVE LIVE 2012 (Live Version) (DVD)
備考「Black Velvet」としての曲。


Dearest [10.06.06掲載]

作詞紗希
作曲西岡和哉
編曲西岡和哉
曲調アップテンポ、シリアス、中音域、ポップス
収録 2009/8/26 キャラクターソングミニアルバム 身代わり伯爵の危険な響宴
備考「身代わり伯爵」シリーズのアルフレート・ジークヴァルト・グリゼライド(通称ジーク)としての曲。

サウンドプロデューサーが西岡和哉(Black VelvetのKazuya)。 Black Velvetの活動と重なる時期でもあり、西岡さんが「裏ブラベル」と言っていたが、 曲調にもアレンジにも、特にBlack Velvetっぽさは感じられない。 「感じられない」のが「裏」なのかもしれないけど。
そうはいっても、歌い方には簡単に影響が出るタイプなので(笑)、 Toshiyukiではないにしても、かなりバリバリのロックが影響はしているように思う。 王太子にしては巻き舌で、全然高貴っぽくない歌い方。 宮廷の舞踏会というよりもハイスクールのダンスパーティーで、 シャンデリアの光もオレンジ色じゃなくて蛍光灯色、 ダンスのお相手は学園のプリンスの生徒会長、みたいな? キザなプリンスであることは間違いないが。 本人的には息多め&セクシーがポイントらしいが、確かにそう言われれば、 ここは必要以上に息を吐いているだろう、という歌い方が随所に見られる。 豪奢なシャンデリアがギラギラと輝いているように思えてしまうのはそのせいか。
弦楽四重奏を思わせる演奏での歌い出しだが、すぐにドラムやギターなどが入り、 ポップな展開になる。ストリングスやピアノなどの広がりのある音に明るめのドラム、 ベースも歌っていて、全体的に楽しく聴ける軽めのポップスアレンジ。 それにメリハリのきいたドラマティックな展開のメロディラインが乗るので、 より聴きやすい感じ。歌詞の符割りが不自然で、歌詞カードを見るまでは、 詞の意味がわからない部分もあったりするが、キャラクターの設定とかを抜きにして、 ちょっと女ったらしだけどさわやかな歌声で、甘い言葉をささやいてもらおう、 と思えば、意外に飽きがこなくていい選曲かもしれない。
収録されたCDは番外編で、なんと王宮でカラオケ大会を開催(なんだそりゃ)、 ジークもそこで歌う、という設定。直前のトラックは「心して聴くがいい、 愛しい白薔薇の君」というジークの言葉で終わり、この曲に突入する。 でもこれ、相手誰?(笑) ジークは既婚者だかフィアンセ持ちだかじゃなかったっけ。


Real Change [10.05.23掲載]

作詞森由里子
作曲佐々木裕
編曲佐々木裕
共演平川大輔 (デュエット)
曲調ミディアムテンポ、シリアス、中音域、ポップ
収録 2009/10/14 ネオロマンス・フレンズ
2009/10/14 ネオロマンス・フレンズ (Withエルンストver.)
2009/10/14 ネオロマンス・フレンズ (Withベルナールver.) [歌:平川大輔]
備考「アンジェリークエトワール」のエルンストとしての曲。

「アンジェリーク」のキャラソンにもうエルンストを期待してはいけない、 ということはわかっているけど。 というか、ベルナールとデュエットしているという時点で、 キャラクターである必要性はまったくないとは思うんだけれども。 それにしても、エルンストの片鱗はまったくないので、 ちょっとでもキャラクターを期待する場合には、覚悟しておいたほうがいいかと。
歌い出しから何が起こったのかと思うような、 ちょっとひっくり返す部分が入るセクシーな歌声で始まり、 だんだんに力がこもり、サビの歌い上げるところではとても力の入った熱唱。 冷静なインテリキャラとは思えない、すごく熱い歌い方。 ロックバンドの巻き舌ヴォーカリストともちょっと違う、ものすごく表情豊かで、 あ、そうか、ロックミュージカルのような歌い方。曲は全然そんな雰囲気じゃないのに。 どちらが先に歌ったのかわからないが、もし森川さんのほうが先だったら、 これを聴いた平川さんは、途方に暮れたんじゃないだろうか(笑)。 頑張った片鱗は見えるんだけど、 彼はこのテンションに合わせて歌えるタイプの歌い手ではないだろうし、 キャラクターで、と思ったところで、エルンストはもうどこにもいない。
ゲーム内での立ち位置としては、どちらも年上で落ち着いたキャラで、 主人公を支え導くような立場なので、歌詞も、それを踏まえているのがわかる。 キャラクターをいちばんキープしているのは、もしかすると歌詞かもしれない(笑)。 前向きで励ますような歌詞に合わせて、足が地に着いた感じのメロディで、 サビやCメロとのコントラストもはっきりした、メリハリのある展開。 アレンジは基本電子音で、クレジットを見ると、作編曲者がすべての音を作っている。 実際に演奏した楽器もあるんだろうが、ピコピコした響きが目立つ感じ。 でも別に薄っぺらいわけではなく、ベースラインとかも厚みがあり、安定感がある。
初の師弟競演デュエットというので期待した向きも多いだろうが、 どう作りたかったかがいまひとつわからず、ひとつひとつのパートはいいんだが、 なんとなくちぐはぐな印象を受けるのが、残念といえば残念。


Bleed

作詞tadd
作曲Kazuya
編曲Kazuya
曲調ミディアムテンポ、シリアス、中音域高め、メロディアスなロック
収録 2009/11/26 Bleed
2009/11/26 Bleed (off vocal)
2009/11/26 BLACK VELVET Bleed Music Clip DVD (MUSIC CLIP) (DVD)
2009/11/27 Bloody Call初回限定版 (ショートバージョン、ゲームオープニング) (Winゲーム)
2010/6/23 LIVE VIDEO ネオロマンス・ライヴ ROCKET★PUNCH! 4 (Live Version) (DVD)
2010/6/23 THE DEAD SWING -album ver.-
2011/10/5 MARINE SUPER WAVE LIVE 2011 (Live Version) (DVD)
2013/11/27 MARINE SUPER WAVE LIVE 2013 (Live Version) (DVD)
備考「Black Velvet」としての曲。


revive

作詞tadd
作曲Kazuya
編曲Kazuya
曲調スローテンポ、シリアス、中音域高め、ポップバラッド風
収録 2009/11/26 Bleed
2009/11/26 Bleed (off vocal)
2009/11/26 BLACK VELVET Bleed Music Clip DVD (MUSIC CLIP) (DVD)
2009/11/27 Bloody Call初回限定版 (ショートバージョン、ゲームエンディング) (Winゲーム)
2010/6/23 THE DEAD SWING -album ver.-
2012/7/25 森川智之ディナーショー 冬の陽の暖かさに包まれて2012 in グランドプリンスホテル新高輪 飛天の間 (ライヴ・バージョン) (DVD)
備考「Black Velvet」としての曲。


Silent Kiss [10.05.09掲載]

作詞森由里子
作曲成瀬裕介
編曲近藤尚如
曲調スローテンポ、シリアス、高め、ポップなバラード
収録 2009/12/9 ネオロマンス・クリスマス 〜聖夜にラブソングを〜
2010/3/24 ネオロマンス スターライト・クリスマス LIVE VIDEO (ライヴ・ヴァージョン、ショートバージョン (DVD)
2012/3/21 ネオロマンス スターライト・クリスマス2011 LIVE VIDEO (ライヴ・ヴァージョン、ショートバージョン) (DVD)
2013/3/27 ネオロマンス スターライト・クリスマス2012 LIVE VIDEO (ライヴ・ヴァージョン) (DVD)
2014/3/26 ネオロマンス20thアニバーサリー・イヴ LIVE VIDEO (ライヴ・バージョン、ショートバージョン) (DVD)
備考「アンジェリークエトワール」のエルンストとしての曲。

ネオロマンスゲーム初のクリスマスイベントに合わせて作られた、 クリスマスソングのCDに収録された曲で、「アンジェリーク」版クリスマスソング。 一応クレジットは「エルンスト」となっているが、声や歌い方だけでなく、 曲や歌詞自体ももう、エルンストからはかなり離れている気がする。 彼らしいのはたぶん、窺い知れる生真面目さくらいか。
鈴の音を使い、キーボードもオルゴールのようなキラキラしたエフェクトで、 クリスマスらしい華やかなな、でもしっとりした静かなアレンジ。 ストリングスとコーラスが、落ち着いた中で厚く広がりを持たせている。 静かなメロディラインから始まり、 相手のことを想って急ぐうちにだんだん高まる気持ちが伝わってくる歌詞に合わせて、 曲調も熱さと強さを増してくる。クリスマスの定番といえばそうなのだが、 この歌詞と曲のイメージから30秒CMを作れ、と言われたら、 容易にその映像が想像できるような、映画のワンシーンを切り取った感じの構成。 微笑ましく、やさしい気持ちになる。
役よりも高めの声。キーもかなり高いが、裏返さなくても出る高さで、 本人のキーとしては出しやすいかもしれない。 そのぶん、声量を込めようとすると、抜けていってしまいそうではあるが。 収録の時期もあるのかもしれないが(某バンドが絶賛ライヴ中?)、 かなりの巻き舌で、ロック・ヴォーカリストのバラッド風の歌い方。 そのぶん、見た目や使っている言葉の落ち着いた大人な雰囲気よりも、 背伸びした少年っぽさがちらちら見える。それでもあくまでもやさしく、 でも心に秘めた熱さをこめて。サビで気持ちが入るパートでは、 お得意のちらっとひっくり返す歌い方もあり、聴いていてキュンとできる。 自分を投影してもよし、かわいい恋人たちを見守るサンタになってもよし。 冬のひととき、寒さを忘れ、うっとりと夢のような時間を持てるかも。


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