作詞 | 椹野道流 |
---|---|
作曲 | 山根理恵 |
編曲 | 山中紀昌 |
共演 | 郷田ほづみ、矢尾一樹、椹野道流 (合唱) |
曲調 | アップテンポ、シリアス、中音域低め、ポップス |
収録 |
2005/1/5 白拍子奇談 2005/1/5 白拍子奇談 (Off Vocal) |
備考 | 「奇談」シリーズの龍村泰彦としての曲。 |
ソロパートが16小節もあるよ!! それも2回あるから、32小節だっ!!
ぜえはあ。すみません、このところ細切ればっかりだったので、ついうれしくて。
1コーラス目も2コーラス目も、Bメロ全部でソロを担当。
メンバーの中でも破格の優遇だ。
ソロパートは、珍しく広がりのある響き。深みのあるいわゆる「いい声」で、
役者の声だな、という感じがする。ロックを歌っているときとは全然違う。
あまり高音を活かせる部分はなく、中音域の下半分で音が行き来しているうえ、
符割りもメロディラインも、特徴がなくすごく「フツー」なので、
歌というよりも、声の響きが目立つのかもしれない。
サビのユニゾンは、みんな声質に特徴があるからか、聞き分けるのは簡単。
特に誰が出過ぎるということなく歌っているのに、
それぞれが自己主張しているのがわかるのも面白い。
最初から「合わせるため」に集めた声でないからなのか、
そういう演出(ミキシング)なのか。
曲調も、アレンジも、歌詞も、とても明るくて前向き。
作品の雰囲気から、なんとなくしっとりしたバラッドを予想していただけに、
この底抜けの明るさにはびっくりした。
バラッドはエンディング用だったようだ(この曲は「オープニング」という位置付け)。
しかも、アニソンテイストでもファンキーでもスタイリッシュでもない、
突き抜ける青空のような、ひねりのない明るさ。
楽譜が付いているのだが、見事に八分音符と四分音符で構成された素晴らしさである。
曲全体でも音域はほぼ1オクターブ(正確には9度)なので、
これをハ調に移調し(原譜はホ長調)、ギターコードを付けたら、
その場で楽譜を配ってみんなで歌いましょう、とかいうのに最適だ。
その昔、「シングアウト」とか言っていた頃…といっても、
どんな感じかわかる人のほうが少ないだろうが、なんか、そんな感じ。
大勢で、バックバンドの演奏に合わせ、アップテンポで希望にあふれた明るい歌を、
楽しそうに合唱する、かつて一世を風靡した「ステージ101」スタイルを彷彿とさせる。
コーラスにだけだが女声が混じってるいるから、そういう感じを受けるんだろうか。
コーラスでありながら、さりげなく個々が自己主張しながら歌っている雰囲気が、
そう感じさせるのかもしれない。
しかし、もう四半世紀以上前のスタイルを、ノスタルジックな感傷を抜きにして、
ちゃんと今、受け容れられるのだろうか、というのは、ちょっと心配なところ。
作詞 | 星由里子 |
---|---|
作曲 | 峰正典 |
編曲 | 峰正典 |
共演 | 岩田光央 (デュエット) |
曲調 | アップテンポ、シリアス、中音域低めだがコーラスは高め、ポップロック |
収録 |
2005/3/9 アンジェリークエトワール〜花のシャングリ・ラ〜 2005/12/21 ネオロマンス・アラモード LIVE VIDEO (ライヴ・バージョン、抜粋) (DVD) 2007/3/28 ネオロマンス・フェスタ アンジェ舞踏会(パーティ) LIVE VIDEO (ライヴ・バージョン、抜粋) (DVD) |
備考 | 「アンジェリークエトワール」のエルンストとしての曲。 |
岩田さんの声と、こんなに親和性が高いとは思わなかった。ハイトーンではなく、
中音域から低めのナチュラルな声を使っていること(コーラスを除く)、
岩田さんがちょっと軽めの感じの声で歌っていること、ふたりとも巻き舌な歌い方、
などからかもしれない。全然タイプが違う歌い手だと思っていたのに、
ボケボケと聴いていると、どっちが歌っているかわからなくなるくらい、
うまく馴染んでいる。コーラスもなかなか綺麗だ。
曲調は全体的にゼフェル(岩田光央)タイプ。ライヴ映えしそうな、ノリのいい曲である。
でも、「森川智之」の音楽性とはちょっと違う気がしないでもない。
きっと、「アンジェリーク」関係のイベントで歌う機会があったら、
ふたりで舞台を所狭しと駆け回り、目一杯盛り上げてくれるだろう。
森川さんにとっては、新たなスタイルの幅を広げることになるのではないだろうか。
盛り上げ巧者の岩田さんのお株を奪うぐらい、頑張ってほしいものだ(笑)。
それにしても、名曲「夢のありか」といい、
エルンストは相手のタイプに合わせることが多いような気がするのは、気のせいか。
サビのほとんどは、森川さんのほうが上にコーラスをかぶせている。
このコーラスが素晴らしい。高めの声を綺麗に響かせ、
パンチをきかせた埋もれない歌い方で、メロディラインを引き立てつつ、
決して負けてはいない。AメロやBメロがエルンスト本来の声の高さで、
おとなしめなこともあって、いちばん森川智之らしさが出ているように思う。
ステージ上で歌う姿が楽しみだ。きっと楽しそうに歌ってくれるだろうな。
是非ともちゃんと、ユニゾンではなくてハーモニーでよろしく。
いつの間にやら「技術者」コンビとなってしまったふたりらしく、
新しい創造、進化、常に未来を見据えて挑戦を繰り返す、
最先端技術開発者にとっては、バイブルにしたいような歌詞だ(笑)。
「実験」「情報」といった、文学性とはかけ離れた理系の単語がちりばめられて、
鋼らしさを常に感じさせつつ、実はとても文学的な詞でもある。
強さと明るさを忘れない、元気をたくさんもらえる曲。
「アンジェリーク」での曲は、一定以上の水準を保ってくれるので、安心して聴ける。
「聴きやすい」アップテンポな曲がお好みなら、是非ともお勧め。
作詞 | 前田たかひろ |
---|---|
作曲 | 藤木和人 |
編曲 | 丹波博幸 |
曲調 | ミディアムテンポ、シリアス、中音域から高め、ポップス |
収録 |
2005/3/31 春を抱いていたI (ショートバージョン、OVAオープニング) (DVD) 2005/4/22 OVA春を抱いていた ボーカル&サウンドトラック 2005/4/22 OVA春を抱いていた ボーカル&サウンドトラック (short ver.) 2005/4/22 OVA春を抱いていた ボーカル&サウンドトラック (original KARAOKE) 2005/5/27 春を抱いていたII (ショートバージョン、OVAオープニング) (DVD) 2007/8/8 森川智之ディナーショー 冬の陽の暖かさに包まれて in 赤坂プリンスホテル (ライヴ・バージョン) (DVD) |
備考 | 「春を抱いていた」の岩城京介としての曲。 |
OVA「春を抱いていた」のオープニングだが、「岩城の声」を期待すると、
全然違うので、切り離して聴くことをお勧めする。
ちょっと鼻にかかった、甘えたようなかわいらしい声で、
全体的にハードな音作りとは少しアンバランスだが、それはそれで色っぽい。
音域としては高めの声を使っているのだが、上に抜ける感じではない。
Aメロ(サビよりも音自体は低い)のちょっと気取った歌い方のほうが、
上に響いている感じがする。
コーラスアレンジが、たかはしごう(「残酷な天使のテーゼ」の高橋洋子の弟)なんだ。
サビにかぶさっているコーラスは、彼が重ねているんだと思うが、
すごく甘い声で(NEW TAKADA BANDのときには気付かなかった)、
森川さんの高めの声と相俟って、ベタベタにかわいくなっている。
Aメロはファンキーな、ちょっと渋めなメロディ。音の動きがあまりなく、
リズムだけで聞かせるのだが、さすがに森川さんはカッコよくこなしている。
Bメロからサビにかけては、メロディもアレンジも、
急にとてもポップでわかりやすい展開になる。森川さんの声の色も、
それに合わせたのか、同じように歌っているのに、全然響きと表情が違う。
曲にストーリーを見たい向きには、心を殻で覆いカッコをつけているAメロと、
自分の気持ちに気付き明るく解放するサビ、などと考えてみるのもいいかもしれない。
ただ、歌詞はなかなか洒落た言葉や表現をちりばめているのに、
全体として何を言いたいのかが見えてこないのが、消化不良に感じる。
アレンジの音は重い。ギターも低めの音をずっと使い、ギンギンなのに、
全然ギンギンな音ではなく(ギンギンなのはイントロだけ)、
ギターよりもベースのほうが主張していて、ズンズン響く。
間奏とかも含め、メロディラインが渋くなると、えらく「カッコよく」なるのは、
たぶん全体のアレンジが、この下に響く音が基本になっているからだと思う。
なのだが、何故かサビだけは、この下向きの音がなくなっちゃうんだよなあ。
声の一部にだけエフェクトをかけたり、逆回しのエコーなどのオカズが、
けっこう効果的に入っているのに、軽い感じの響きになってしまって、残念。
サビに高周波の音が響くアレンジもあって、ちょっと耳につく。DVDでも同じだから、
意図してやっているんだと思うんだが、本当にプラスの効果があるんだろうか。
なんか、マイナス方向の話で終わってしまうが、全体的なレベルは高いと思う。
あとは好みの問題、かな。
作詞 | 尾崎雪絵 |
---|---|
作曲 | 飯塚昌明 |
編曲 | 飯塚昌明 |
共演 | 立木文彦 (デュエット) |
曲調 | アップテンポ、シリアス、中音域高め、ポップス |
収録 |
2005/8/3 MOON VENUS 2005/11/23 LIVE VIDEO The "GAMBARE" Live〜元気になりに来い!〜 (ライヴ・バージョン) (DVD) 2008/2/27 LIVE VIDEO ネオロマンス・ライヴHOT!10 Countdonw Radio II ROCKET★PUNCH! 2 (ライヴ・バージョン) (DVD) |
備考 | 「2HEARTS」(立木文彦とのユニット)としての曲。 |
1年半ぶりの2HEARTS、ふたりもプロデューサも勝手がわかってきた感のあるアルバム、
トップバッターを飾る曲。アップテンポで高揚感を感じさせるメロディラインと、
聴きやすく心地よいアレンジが、これからの約30分に、ワクワクさせてくれる。
アルバムのオープニングとしても、申し分がない。
そして、「ギャンブラー」を知っている聴き手にとっては、
あまりにもストレートに明るい2HEARTSなだけに、こんなことで済むはずはない、
これからいったいどれだけの「ひねり」を加えてくれるのか、と、
ドキドキさせてくれる曲でもある。
曲調は、「応援歌」を歌う2HEARTSの王道。明るい音ながらもベースを支える、
重量感のあるリズムセクション、相変わらず奔放にうねる、でも優等生なギター。
小細工のない王道展開なメロディラインも、ひたすら明るく楽しませてくれるが、
軽くなりすぎず、地に足を付けた安定感も感じられ、バランスがいい。
歌詞も王道といえばそうなのだが、この「君」は順風満帆の様子である。
たぶん、きっと、今までの2HEARTSの曲で元気をもらい、頑張って、
とてもうまくいったんだろう、と、勝手に自分でストーリーを作ってみる(笑)。
ふたりの声も、真っ直ぐに前に出た歌いやすいと思われるトーンで、
聴いているほうからも、気持ちよさそうだな、と思える。
立木さんの渋いながらも広がりのある声の庭で、森川さんのよく伸びる声が、
思うままに遊んでいるような雰囲気で、逆に色気もセクシーさもない、かも。
いつもなら、ちらっとひっくり返る裏声にドキドキするのに。
でも、とても楽しくてうれしそうな歌声なので、一緒にうれしくなれる。
何かがうまくいったとき、次のステップに目が向いたとき、
自分に自分で最高の賛辞を与えたいときに、この曲を一緒にどうぞ。
作詞 | 尾崎雪絵 |
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作曲 | 飯塚昌明 |
編曲 | 飯塚昌明 |
共演 | 立木文彦 (デュエット) |
曲調 | ミディアムテンポ、シリアス、中音域高め、ポップス |
収録 |
2005/8/3 MOON VENUS 2005/8/3 2HEARTS MOON VENUS Promotion DVD (MUSIC CLIP) (DVD) 2005/11/23 LIVE VIDEO The "GAMBARE" Live〜元気になりに来い!〜 (ライヴ・バージョン) (DVD) 2007/5/23 LIVE VIDEO ネオロマンス・ライヴHOT!10 Countdonw Radio ROCKET★PUNCH! (ライヴ・バージョン) (DVD) |
備考 | 「2HEARTS」(立木文彦とのユニット)としての曲。 |
タイトルから受けるイメージどおりの、ムードあふれるイントロが始まったときから、
来たぞ、と思わせてくれる(笑)。
応援歌を歌うユニットとしては考えられないほど、すべてがセクシー。
アレンジも意図的にムーディにしているんだろう。ムーディといっても、
流れるようなムードミュージックなのはイントロだけで、
リズムやベースははっきりしていて、基本はお得意のハードサウンドである。
でも、ちょっとジャズテイストなピアノの音やブラスのフィルインが、
お洒落な雰囲気を演出している。
メロディラインも、せっかちな符割りがもどしかしさを感じさせ、
これでもかと煽ってくる感じで、内に秘めた情熱があふれ出す様が見えるようだ。
断片的な言葉からでも、ドキドキするような色っぽさを感じさせてくれるのだが、
詞をじっくり読むと、いちだんと息も詰まるような官能的なイメージが展開し、
それこそ、背中がゾクゾクするようなエクスタシーさえ感じる。
森川さんの声が、こういうハードめな歌い方だと、ストレートに抜けてしまい、
色気をめいっぱい表現する「ため」がなくなってしまうのが残念なくらい。
でもそのぶん、立木さんの渋いのによく通る、大人の余裕と男くささにあふれた声が、
危険な魅力を存分に響かせてくれるので、歌詞と相俟ってさらに官能的。
「兄貴分」だったはずだったのに、これでいいのか、2HEARTS!!(爆)
初回限定版に付録のDVDに収録されたPVは、こういったこの曲のイメージを、
思うままに表現した作り。夜、都会、アンニュイな美女(出てこないけど(笑))、
そして酩酊感。都会の夜といっても、キラキラした夜景ではなく、
光の届かない暗闇から遠く眠らない街を眺めやって、ちょっと退廃的な陶酔感にひたる、
そんな感じ。とても細部まで手の込んだPVなので、一見の価値あり。
「声優界のチャゲアス」の真偽(笑)を確かめるためにも。
作詞 | 立木文彦 |
---|---|
作曲 | 飯塚昌明 |
編曲 | 飯塚昌明 |
共演 | 立木文彦 (デュエット) |
曲調 | スローテンポ、シリアス、中音域高め、バラッド |
収録 |
2005/8/3 MOON VENUS 2005/11/23 LIVE VIDEO The "GAMBARE" Live〜元気になりに来い!〜 (ライヴ・バージョン) (DVD) 2007/5/23 LIVE VIDEO ネオロマンス・ライヴHOT!10 Countdonw Radio ROCKET★PUNCH! (ライヴ・バージョン) (DVD) 2007/8/1 Brand-New Future〜2HEARTS BEST ALBUM〜 |
備考 | 「2HEARTS」(立木文彦とのユニット)としての曲。 |
この曲のポイントは、何といっても、「作詞:立木文彦」。立木さんは、
コピーライター経験もあるらしいが、曲としてまとめたのは初めてとのこと。
1か月かけたというだけあって、言葉が選び抜かれた感じがする。
いつもの尾崎さんの詞が、どちらかというと平易な言葉で世界を作っているのと好対照。
といっても、不必要に飾り立てた美辞麗句、というわけではない。
ひとつひとつの言葉が、普通ならこの言葉だろう、というときに、
それとは意味は似ているがちょっとニュアンスを含んだ別の言葉を使っている、
という感じ。そう、「突然雨に『やられ』」るわけである(森川さん談)。
雨と遠雷の音で始まるイントロ、ピアノとギターのアコースティックな音色にかぶさる、
泣いているかのような湿ったギターソロ。夏の雨、海、涙、
というウェットな世界ながら、じめじめした感じがない曲のイメージは、
このバランスが作っているんだな、と思わせるようなアレンジである。
森川さんは全体的に、ちょっと甘えた感じの舌っ足らずな歌い方。
音域が少し高めなのに、まっすぐに上に抜くソリッドな発声ではないからだろうか。
コーラスは、意図してメロディと同じ人で重ねているように聞こえる。
ずいぶん注意して聴いてみたのだが、そうとしか聞こえない。
普通はデュエットなのだから、もう一方がコーラスだろうと思うのに。確かに、
同じ人の声を重ねると、コーラスであることを意識させずに厚みと広がりが加わるので、
こういう静かな広がりを表現したいときには、いいのかもしれない。
こういうところも、「普通ならこうなのにちょっとひねってある」、
細かい気配りというか工夫というか、気付くとちょっとうれしくなるポイントかも。
作詞 | 尾崎雪絵 |
---|---|
作曲 | 飯塚昌明 |
編曲 | 飯塚昌明 |
共演 | 立木文彦 (デュエット) |
曲調 | ミディアムテンポ、コミカル、中音域高め、ポップス |
収録 |
2005/8/3 MOON VENUS 2005/11/23 LIVE VIDEO The "GAMBARE" Live〜元気になりに来い!〜 (ライヴ・バージョン) (DVD) 2007/5/23 LIVE VIDEO ネオロマンス・ライヴHOT!10 Countdonw Radio ROCKET★PUNCH! (ライヴ・バージョン) (DVD) 2007/8/1 Brand-New Future〜2HEARTS BEST ALBUM〜 2008/2/27 LIVE VIDEO ネオロマンス・ライヴHOT!10 Countdonw Radio II ROCKET★PUNCH! 2 (ライヴ・バージョン) (DVD) 2009/1/28 LIVE VIDEO ネオロマンス・ライヴ ROCKET★PUNCH! 3 (ライヴ・バージョン) (DVD) 2010/2/10 2HEARTS 2nd LIVE "BLUE STEEL KNIGHT" DVD (ライヴ・バージョン) (DVD) |
備考 | 「2HEARTS」(立木文彦とのユニット)としての曲。 |
イントロ前から本当に楽しそうだ。
何を話しているか、ヘッドフォンで追いかけてみるのも面白いかも。
曲終わりのエンディングまで、耳が離せない。
曲調のせいもあり、音域は広くない。歌い上げるとか伸びるハイトーンとか、
そういうのはないが、それでも、お遊び感たっぷりのヴォーカルが、
歌詞そのままのお気楽ライフスタイルを、本気でうらやましく思わせてくれるほど。
巻き舌やおどけた歌い方、気のあった仲間どうしの掛け合いを聴いていると、
悩んでいることが馬鹿馬鹿しくなって、にわかにオプティミストが出来上がる。
でも行き過ぎると、気持ちは楽になるけど、後悔する結果にはなるんだけどね(笑)。
そのうえ、ちゃんとシャウトや、お得意の裏声にひっくり返る(でも、
全然セクシーじゃなくて可愛いばっかりなんだが(笑))歌い方も、
あちこちにちりばめられていて、決して飽きさせない。
歌の軽さとバランスを取るかのように、音は重く響く。ファンキーなサウンドで、
リズムとベースがしっかりしているので、どんなに遊んでも足元がゆらがない。
悩みを忘れて遊んじゃってもいいか、と思えるのは、こういうところの安心感か。
ライヴで聴いたときには、ふたりの歌もかなり遊んでいるのに、
オーディエンスとの一体感はすごかった。会場中みんなで「遊んで」いる感覚。
真剣に悩んでいるときには、ヘラヘラしないでよ、と怒りたくなりそうだが、
悩むのは1日延ばして、今日だけお気楽ライフの仲間入りはいかが?
作詞 | 尾崎雪絵 |
---|---|
作曲 | 飯塚昌明 |
編曲 | 飯塚昌明 |
共演 | 立木文彦 (デュエット) |
曲調 | スローテンポ、シリアス、中音域から高音域、バラッド |
収録 |
2005/8/3 MOON VENUS 2005/11/23 LIVE VIDEO The "GAMBARE" Live〜元気になりに来い!〜 (ライヴ・バージョン) (DVD) 2010/5/19 2HEARTS 2nd LIVE "BLUE STEEL KNIGHT" DVD 2 (ライヴ・バージョン) (DVD) |
備考 | 「2HEARTS」(立木文彦とのユニット)としての曲。 |
曲やアレンジが歌詞を生むのか、歌詞が曲やアレンジを変えるのか。
たぶん、これは理解できない外国語で聴いても、ほぼ同じ情景を思い浮かべるだろう。
そして、曲を聴かずに詞だけ読んでも、頭の中に広がる音は、
こんな感じの響きなんじゃないかと思う。
雄大さを感じる曲調、広がりをそのまま表現したようなオリエンタルサウンド、
旅行会社のパンフレットにでもありそうな景色を、
すぐ届きそうな近さで目の前に作り上げる詞。
それに、立木さんの渋い響きのある声と森川さんのストレートに張りのある声が、
空気の動きを与え、時の流れを生じさせる。力強く、自信と希望にあふれ、
前を目指して伸び上がりながらも、すべてを包み込むようなやさしさを失わない。
これこそが「風の歌」だ、とでも言うように。
前作のエンディングが彼らのスタート地点の「夢のありか」だったことを考えると、
この曲こそ、彼らを応援し彼らとともに歩むいろいろな背景や環境が、
彼らが新たなステージに上がるのを見守っている、そういう曲ではないだろうか。
彼らの応援歌は、頑張っていたり落ち込んでいたりしている自分を、
元気づけてくれるものだったが、この曲は、元気をもらうというよりも、
より高みに舞い上がろうとする彼らを見て(そういう意味では彼らの目は、
自分のほうを見ていない)、そのまぶしさに幸せを感じる、とでも言うか。
そう、彼らに置いていかれないためには、負けずに一緒に飛び立たなきゃ。
作詞 | 森由里子 |
---|---|
作曲 | 千沢仁 |
編曲 | 飯塚昌明 |
共演 | 立木文彦、岩田光央 (合唱) |
曲調 | アップテンポ、シリアス、中音域、ロック |
収録 |
2005/11/23 LIVE VIDEO The "GAMBARE" Live〜元気になりに来い!〜 (ライヴ・バージョン) (DVD) 2000/7/12 アンジェリーク 永遠のバカンスVol.2〜La Foret〜 [歌:岩田光央] |
備考 | 「2HEARTS」(立木文彦とのユニット)として、だけれど、本来なら歌わないはずの曲。 |
2HEARTSと岩田光央のジョイントライヴのとき、アンコールで3人のそれぞれの、
「アンジェリーク」での持ち歌をメドレーにして歌ったうちの1曲で、
もともとは、ゼフェル役の岩田光央の曲。
ちなみに、1曲目がこの曲で、
2曲目がエルンストの「QUESTION」、
3曲目はヴィクトールの「TOGETHER〜道なき道を進め〜」。
ゼフェルの曲は、ビートが効いてノリのいい、ライヴ映えのする曲が多いのだが、
この曲も盛り上がる要素がいっぱいの、とても楽しい曲である。
ゼフェルの歌としてはライヴでもお馴染みだが、ジョイントで聴くのも面白い。
森川さんは、初っ端からソロパートを担当していて、最初のコーラスのサビ前では、
素晴らしいハイトーンシャウトも聴けるのがポイント。
ライヴ録音だし、歌い込んだというよりも、ノリで押し切った感じはするが、
普通なら聴けないタイプの曲だから(リズム先行の曲調で、
森川さん個人の曲でもこのタイプは珍しい)、
あまり細かいことを考えずに一緒にビートに身を任せたほうが、
純粋に楽しめると思う。
作詞 | 森由里子 |
---|---|
作曲 | 飯塚昌明 |
編曲 | 飯塚昌明 |
共演 | 立木文彦、岩田光央 (合唱) |
曲調 | ミディアムテンポ、シリアス、中音域、パワフルなポップス |
収録 |
2005/11/23 LIVE VIDEO The "GAMBARE" Live〜元気になりに来い!〜 (ライヴ・バージョン) (DVD) 2003/3/19 アンジェリーク Cherry Blossom〜from Twinコレクション [歌:立木文彦] |
備考 | 「2HEARTS」(立木文彦とのユニット)として、だけれど、本来なら歌わないはずの曲。 |
2HEARTSと岩田光央のジョイントライヴのとき、アンコールで3人のそれぞれの、
「アンジェリーク」での持ち歌をメドレーにして歌ったうちの1曲で、
もともとは、ヴィクトール役の立木文彦の曲。ちなみに、
1曲目はゼフェルの「You gotta shake it」、
2曲目がエルンストの「QUESTION」、
この曲が3曲目(ラスト)。
立木さんの重厚感と力強さのある歌い方を、そのまま歌にしたような曲で、
最初にソロパートのある森川さんも、続いて歌う岩田さんも、
露払いにしか聞こえなかったりするんだが(笑)。サビのコーラスが素晴らしくて、
ああこういうところが「ひとりじゃない」ってことなんだな、と思わせてくれる。
こういうことは、どんなに立木さんが素晴らしいヴォーカリストでも、無理だから。
エンディングでは、軽い感じではあるが、伸びのあるハイトーンシャウトも聴ける。
何よりも、とても楽しそうで、満員の客席含め、場を共有できている感じがいい。
立木さんの持ち歌は、2HEARTSの最初のライヴのときにデュエットしたりしているが、
こういうところがライヴの醍醐味なんだろうな。
作詞 | 百舌雷斗 |
---|---|
作曲 | 菊谷知樹 |
編曲 | 菊谷知樹 |
共演 | 櫻井孝宏、宮田幸季、吉野裕行 (合唱) |
曲調 | ミディアムテンポ、シリアス、高音域、ワルツ |
収録 |
2005/11/23 Kizuna&Sadame 2005/11/23 Kizuna&Sadame (Instrumental) 2005/12/17 セイント・ビースト〜幾千の昼と夜編〜上巻 初回限定版 (ショートバージョン、OVAオープニング) (DVD) 2006/3/18 セイント・ビースト〜幾千の昼と夜編〜下巻 初回限定版 (ショートバージョン、OVAオープニング) (DVD) 2006/6/7 Trembled Melodies Saint Beast Original Sound Track&Character Vocal Album (short edit) |
備考 | 「四聖獣〜セイント・ビースト」のひとり、青龍のゴウとしての曲。 |
全体が3拍子のリズムを綺麗に活かしたメロディラインで、
アレンジもなめらかなストリングスが中心なので、すごく優雅な感じがする。
ワルツステップそのままのリズムセクションのせいもあるんだろうか。
パイプオルガンのキラキラした音も、荘厳さというよりも華麗さを感じさせる。
優雅な宮殿での舞踏会のイメージが抜けない。
歌っている内容は、全然優雅なんかじゃなくて、シリアスでたいへんなんだが。
森川さんのソロパートは、いつもどおり冒頭。途中でデュエットもあり、
サビはコーラス。全体的に、やさしく綺麗な歌い方。声もかわいいというのではない、
細く綺麗に伸ばしたやわらかい女性的な響きで、とても美しい。
ちょっと舌っ足らずなのに甘えた感じはなく、高貴で近付き難い雰囲気がある。
四聖獣は、他の3人がセンの細いやさしげな高音ばかりだから、
ゴウがやさしく歌ってしまうと、本当にたおやかな曲になってしまう。
特にこういうやわらかいメロディとリズムだと、顕著だ。歌詞の深刻さにもかかわらず、
華麗とか優雅とかの印象のほうが強いのは、そのせいもあるのだろう。
歌詞を細かく聴き始めると、そういう曲調とのミスマッチに気付かされる。
逆にそういう華麗で優雅な音だからこそ、詞の血なまぐささが際立つというか。
そういう意味では、神の国という優雅で華麗な世界で繰り広げられる血で血を洗う戦い、
という世界観には、とてもマッチした曲だということか。
メロディアスな曲調・華麗なアレンジ・やさしい歌声だけで楽しむもよし、
表面的な美しさに隠れたおどろおどろしい世界にゾクゾクするもよし。
作詞 | 有栖川ケイ |
---|---|
作曲 | 菊谷知樹 |
編曲 | 菊谷知樹 |
共演 | 櫻井孝宏、石田彰 (合唱) |
曲調 | スローテンポ、シリアス、中音域から高音域、荘厳 |
収録 |
2005/11/23 Kizuna&Sadame 2005/11/23 Kizuna&Sadame (Instrumental) 2006/3/18 セイント・ビースト〜幾千の昼と夜編〜下巻 初回限定版 (ショートバージョン、OVAエンディング) (DVD) 2006/6/7 Trembled Melodies Saint Beast Original Sound Track&Character Vocal Album (short edit) |
備考 | 「四聖獣〜セイント・ビースト」のひとり、青龍のゴウとしての曲。 |
最初のコーラスが櫻井くん、次のコーラスが森川さん、
最後のコーラスがふたりでユニゾン。石田くんは、イントロとエンディングで語り、
サビでコーラスのように台詞がかぶる。
歌詞は、OVAに関連して作られた歌だということもあるんだと思うが、
語りも含めて、特定の情景を思い浮かべて、それを言葉にした感じで、
背景となる話がわからないと、世界観もほとんどわからない。
天使が出てくるということと、なんだか深刻な話なんだな、ということくらい。
情景を具体的に描写しているのに、えらく抽象的で、
何を表現したいのかがわかりにくい。作品が好きで、登場人物や状況を知っていれば、
たぶん作者と同じ情景を思い浮かべ、しみじみと感動できるんだろう。
作品はそれなりに好きで、世界観も知っているが、OVAを観ていない(爆)身としては、
いまひとつ難しかった。曲だけで世界を作れないのはとっても残念。
でも、地を這うような、下向きに押し付ける感じの音のアレンジが、
歌詞は意味不明ながらも、なんだか雰囲気だけはガッチリと作り上げている。
かといっておどろおどろしくはなく、重厚で荘厳で、
なんだかたいへんなことが起こってるみたいだ、ということは伝えてくる。
独自の世界を、詞よりも雄弁に語る音…。というわけで、音だけで充分に浸れる。
森川さんの歌は、甘めの声での歌い出し、サビ前から凄みを利かせはじめ、
サビでは、音の世界にシンクロしたかのような迫力を感じさせてくれる。
単調な展開だが、しっかりと歌い上げられるメロディラインなので、
思うように声が出るときには、歌っていて気持ちがいいだろうなあ。
ちなみに、OVAのエンディングにも使われているショートバージョンは、
最初のコーラスのみなので、森川さんの声はない。なんでやねん。
作詞 | SATORU・井田実 |
---|---|
作曲 | 前澤寛之 |
編曲 | 安瀬聖 |
曲調 | スローテンポ、シリアス、高め、バラッド |
収録 |
2005/12/21 Super Stylish Doctors Songs 2 Ten Supplements 2007/2/14 S.S.D.S. 秋の大診察会 (ライヴ・バージョン、抜粋) (DVD) 2009/2/23 S.S.D.S. 2008初冬の診察会 (ライヴ・バージョン、抜粋) (DVD) 2012/3/30 S.S.D.S. 2011秋もたっぷり診察会 (ライヴ・バージョン、抜粋) (DVD) |
備考 | 「Super Stylish Doctors Story」のミヒャエル・シューマイヤーとしての曲。 |
「Devil Smile&Angel Tears」のときにも、
ミヒャエルらしくない、と思ったものだが、この曲も彼のイメージからすると、
ちょっとらしくない、かもしれない。あの脳天気がこんなこと悩んでたの、と。
まあ、ミヒャエルがあの表面的なイメージで歌ったら、
コミックソングにしかならないから、曲としての完成度を考えると、
彼本来(?)の、実は頭がとてもよくてカッコよくて、女の子なんか選り取り見取り、
という設定で歌ってくれたほうが、ずっとうれしいわけなんだが。
でもこの曲は、ラブソングではない。
もしかすると恋愛を匂わせる設定はあるのかもしれないが、それがテーマではない。
タイトルどおり、夢を追うこと、挫折や希望がテーマ。とてもしっとりした、
とてもいい曲。いい曲なのだが、さて、深く掘り下げようと思うと、
これが一筋縄でいかない。とっつきはすごくいいのだが、するっと入り込めない。
まず、ところどころ符割りがおかしい部分があるので、言葉が聞き取りにくい。
こういうバラッドは、音だけで聴くのではなく、歌詞を聴いて世界観を理解し、
共感したいと思うのだが、ひっかかりがあって入っていけない感じ。
というわけで、ひとつひとつの言葉をかみしめたい場合には、歌詞カードをお勧めする。
内容は心情的な表現ばかりなので、状況は推測するしかない。
たぶん何かの設定があって、そのときに感じた気持ちを並べているんだろう。
抽象的な表現が多いので、自分が置かれた状況やイメージするものにピッタリくると、
すごくぐっとくると思うのだが、それを「想像」しないといけない場合には、
なんとなく客観的な気持ちになってしまうのではないかと思う。うーん。
メロディラインは適度に起伏があり、しっとりと歌い込むところや歌い上げるところ、
明るいばかりの内容ではなく、つらく切ない気持ち、下を向いている感じから、
光を見つけて立ち上がり、上に向かって手を広げている感じまで、
広がり豊かで聴き応えがある。
歌い手としても、かなり表現し甲斐のある曲なのではないだろうか。森川さんも、
こんなに高めのかわいい声なのに、ときどき声を裏返して切なげに歌い上げている。
その響きを聴くだけでも、是非お勧めしたい曲だ。
そう、またもとに戻るのだが、とってもいい曲なのである。
なので、無理矢理にでも自分の中に共感するイメージを作り上げて、
自分もその中に入り込んで、感動でちょっと涙ぐんでみたりするのもいいかな、と。
作詞 | 森由里子 |
---|---|
作曲 | 金田一郎 |
編曲 | 黒須克彦 |
共演 | 高橋直純 (デュエット) |
曲調 | アップテンポ、シリアス、高め、ポップス |
収録 |
2005/12/21 Super Stylish Doctors Songs 2 Ten Supplements |
備考 | 「Super Stylish Doctors Story」のミヒャエル・シューマイヤーとしての曲。 |
ミヒャエルだから、と言ってしまえばそれで終わりなのだが、とにかくえらくかわいい。
歌い出しはミヒャエルからなのだが、どう聴いても、絶対新田先生よりかわいい(笑)。
直純くんは、歌い始めると意外とアンニュイな響きがあって、
しゃべっているときよりずっと落ち着いた声になるからなあ。
アップテンポで明るいポップスで、メリハリのある覚えやすいメロディ。
まさに、キャッチー。アレンジも重すぎず、かといってペラペラでもなく。
さらっと聞き流せてしまうので、ウキウキした気分になりたいときには、
この曲だけでヘビーローテーションでも、鬱陶しくはないかも。
若いアイドルの子たちだったら、これまた覚えやすい振り付けで、
楽しいダンスを披露してくれそうな、ダンサブルなナンバー。そういえば以前、
直純くんのラジオ番組に飛び入りゲストで出たとき、踊りましょう、と誘われてたっけ。
森川さんは、自分は立ってて、直ちゃんだけくるくる回ってる、と言ってたけれど。
残念ながら(?)、2006年末現在、まだライヴでのデュエット披露は実現していない。
歌詞はなんとなく聞き慣れたというか、馴染み深い感じがすると思ったら、
森由里子だった。「アンジェリーク」のキャラクターソングでお馴染み。
曲調そのままの楽しく希望に満ちた詞で、タイトルどおり、夢を胸に高く舞い上がろう、
という、ひたすら明るい内容。曲のせいもあるのだが、
あまりまとまった言葉がないので、詞の意味とかを深く考える余地はほとんどない。
曲も詞も声も明るく楽しくかわいいので、何の心配もなく楽しめるお勧めの曲。
作詞 | Dr.HAYAMI |
---|---|
作曲 | 速水奨・清水永之 |
編曲 | 清水永之 |
共演 | 速水奨、高橋直純、松本保典、檜山修之、堀内賢雄、関俊彦、千葉進歩 (合唱) |
曲調 | ミディアムテンポ、シリアスなのか?、たぶん中音域、院歌 |
収録 |
2005/12/25 S.S.D.S. 御名刺代わり (ライヴ・バージョン、抜粋) (DVD) 2007/2/14 S.S.D.S. 秋の大診察会 (ライヴ・バージョン) (DVD) 2008/3/14 S.S.D.S. 2007秋の診察会 (ライヴ・バージョン) (DVD) 2009/2/23 S.S.D.S. 2008初冬の診察会 (ライヴ・バージョン) (DVD) 2010/2/24 S.S.D.S. 2009秋の贅沢診察会 (ライヴ・バージョン) (DVD) 2011/3/14 S.S.D.S. 2010魅惑の診察会 (ライヴ・バージョン) (DVD) 2012/3/30 S.S.D.S. 2011秋もたっぷり診察会 (ライヴ・バージョン) (DVD) 2013/3/31 S.S.D.S. 2012とことん診察会4 (ライヴ・バージョン) (DVD) 2004/7/7 Super Stylish Doctors Songs Seven Vitamins [歌:聖ラ・フォーレ大澤分院聖歌隊] |
備考 | 「Super Stylish Doctors Story」のミヒャエル・シューマイヤーとしての曲。 |
たぶん、「Super Stylish Doctors Story」のシリーズを始めるにあたって、
その舞台となる「JOY三郎記念聖ラ・フォーレ病院」の「院歌」として、
ドクターが書き下ろしたんだと思う。「分院での診察」と銘打ったイベントでは、
出演者・観客が一緒に斉唱する習わしとなっている。というわけで、
そのイベントにたびたび出演している森川さんも、その斉唱に加わっている。
本来、ミヒャエルが歌ってもいい曲なのだが、オリジナルには参加していない。
イベントで一緒に歌っている姿は、ライヴDVDに収録されているが、
特に声が聞こえるというわけではない。注意深く聴いて……も、どうだろう。
なんとなく聞こえるような気もしないではないが、気のせいかも。
そんな状態なので、歌声を楽しむとか、そういう曲ではないことは確か。それよりも、
イベント自体を楽しむついでに、その世界観と奇妙にマッチしたこの曲の斉唱に、
一緒に加わってみるほうが楽しいかもしれない。映像を観てもらえればわかると思うが、
回を重ねるにあたって、先生方のパフォーマンスもパワーアップしているようだ。