森川智之プライベート・コレクション

「LIVE PASTEL COLLECTION 2004」夜の部


「LIVE PASTEL COLLECTION 2004」夜の部
日時: 2004年3月20日(土) 18:10〜20:25
場所: 日本青年館大ホール
出演: 森川智之、堀内賢雄、中原茂、檜山修之、成田剣、森久保祥太郎、三木眞一郎、小杉十郎太、宮田幸季(ビデオ出演)

インターコミュニケーションズ10周年・「ラジオ・パステルコレクション」150回記念・ 「裏ラジオ・パステルコレクション」半年継続記念イベント。
断っておきますが、「ボーイズラブの」イベントです。 発言も行動も、ボーイズラブ関係の内容が満載です。というか、すべてがそう。 ぼかしてレポートするのは無理なので、レポートでもボーイズラブ用語連発です。 苦手な方は、あらかじめご注意ください。

とてもまとめにくい(理由は最後に)。 あちこちに小ネタ満載だったので、それを拾うのと、森川さんの発言を中心に。 他の人のエピソードも、いろいろあったのだけれど、 全然まとまりがないので、申し訳ないけど割愛。ごめん。 とか言いつつ、実は森川さんの見せ場は、とても少なかったんだけど。

構成は昼の部と同じ。トークの内容はもちろん違うが、今回は、 「ボーイズラブ探偵団」も、昼と夜では内容が違った。 出演者が一部違うから、というのではなく、続きものの感じ。
他は、告知トークを含め、段取りはほとんど同じ。 なので、昼の部と同じところは、断りなく省略しています。 昼の部のレポートも併せてご覧ください。


前説
昼の部と同じく福山潤が担当。
後説は昼・夜とも同じだったと思うが(確信はない)、前説はバージョンが違う。 夜の部は、微妙に関西弁。(本人の言によれば、大阪出身とのこと)

オープニング
だいたいは昼の部と同じ。森川さんの衣装も同じ。 「BLは好きですか」と客席に呼びかけるのに、「ここでしか言えませんからね」。
「いつものパターン」で、中原茂・堀内賢雄が登場するが、 賢雄さんは登場時に、客席に「お嬢ちゃん」と呼びかける。
森川「ちょっと違う。それは、明日やってください。」
そりゃ、聖地横浜では「ネオロマンス・フェスタ」やってますけど。(笑)

DVDを持って来させた「スタッフ」は、夜の部は檜山修之。
檜山「オープニングは黒のスーツで、って言われたんで、着てきましたよ。 パシリですか。僕はパシリのために黒のスーツを着たですか。」
髪がさっぱりした、という指摘に、
檜山「春毛に生え替わりました。首筋が寒くて、風邪引きそうです。」
森川「うちのアクセルも、春毛に生え替わってますよ。」
檜山「俺はアクセルと一緒なんだ。」

ボーイズラブ探偵団
椅子に座っているのは、エンド・オブ・ワールド。 トゥルー・ラブ・ハンターも登場するが、ふたりとも段取りがめちゃくちゃで、 全然話がかみ合わない。
そこに、シャドー・オブ・ラブ祥太郎が後ろ扉から登場。 また必殺技のカルトクイズで攻撃しようとするが、「なぞなぞ」と言われる。
森久保「なぞなぞじゃない。なぞなぞは朝しか出さない。」

結局誤解が解け、3人でハケたところに、キラキラしたBGMに乗って、 ビューティフル・ミラージュ登場。 シャドー・オブ・ラブのお目当てがラブ・サンダーだとわかって、安心した様子。
そこに、またまたヒーローBGM付きで、ブレイブハートが、 「ここに見参」と叫びながら、後ろ扉から一気に走って舞台に駆け上がる。

どうも、ビューティフル・ミラージュはエンド・オブ・ワールドが好きで、 ブレイブハートはビューティフル・ミラージュが好きらしい。言い争ううち、 成り行きでふたりが戦うことになったところに、「やめろ」と探偵長登場。
探偵長の衣装は昼と同じ。夜の部は、ここから最後までずっと、サングラスは なかったような(ちょっと自信なし)。
檜山「カイザー、止めても無駄だ。 お前が俺を失いたくない気持ちは、会場のみなさんもよく知っている。」
もちろん、会場は大爆笑。檜山さんがいなくなったら、私たちも困る…。
「でも俺は、ビューティフル・ミラージュを愛してしまったんだ」という ブレイブハートに、「なんだと」と驚いた後、決心したように、
森川「(会場に向き直り)今後のイベントは、俺ひとりでやる。」
……それは、檜山さんにすがってでも、思いとどまったほうが…。(爆)

そうこうするうち、ノーブルローズが現われ、エンド・オブ・ワールド、 トゥルーラブ・ハンター、シャドー・オブ・ラブも合流する。そこでなんと、 エンド・オブ・ワールドはブレイブハートが好きだという事実が判明する。
舞台上を追いかけ回し、追い詰められたブレイブハートは、会場に降りてまで逃げ回る。 追いかけるエンド・オブ・ワールド、何故か「ロミオ〜」。 それ、「ケメオ」じゃないですか、次女のなりこさん。

正義のブレイブハート、はぐれ者のビューティフル・ミラージュ、 悪に染まったエンド・オブ・ワールドの三角関係に、そんなことは関係ない、 と探偵長は言い切る。これから一緒に幸せに暮らそう、と手を取りあった3人。 正義と一匹狼が、いつの間にか、ビューティフル・ミラージュ眞一郎、 ブレイブハート修之になっている。名字でなく名前になったということは? っていうか、正義の勇者が悪に寝返っていいのか、檜山!!
森川「やれやれ。いいことをしたつもりが、敵を増やしてしまったな。 でも、彼らも楽しそうだから、これからもおせっかいを焼いていくつもりだ。 帝王の名にかけて。」
結局夜の部は、ゴンザレスは名前すら出番なし。

というわけで、今回の新メンバーまとめ。
・シャドー・オブ・ラブ祥太郎
・ギャラクシアンローズ宮田
・ビューティフル・ミラージュ三木(→眞一郎)
・ブレイブハート檜山(→修之)
迎え撃つ(?)レギュラー陣。
・カイザー森川(森川探偵長)
・トゥルーラブ・ハンター賢雄
・ノーブルローズ中原
・エンド・オブ・ワールド剣
・ラブ・サンダー十郎太は欠席
ちなみに、正義側は名字、敵側は名前、という暗黙の了解があるらしい。
ラジオでは、CD「BL探偵物語」とシンクロさせる、ということだったが、 終わってみれば、まったく関係なかった。

ビデオメッセージその1
同じく小杉さんが、行きたいのに行けなかった、と、切々と訴えるが、 スタッフが、「これで終わりです、今から行けば間に合いますよ」。 「本当?」と答え、これから行きますから、とフレームの外に消える。


昼の部と同じく、「Blue」を披露。 が、夜の部は、最初のフレーズを賢雄さんが歌ったところで、 次の小杉さんのパートで、小杉さん登場、ふたりで歌う。
歌い終わったおふたりのもとに、ナビゲーターのふたりと、 最初に紹介された檜山さんが登場。 2組の「相方コンビ」にはさまれた中原さんが、心なしか…。

トーク
全員が登場、トークコーナーに突入。椅子の並び順も、昼の部と同じ。 宮田くんの代わりに小杉さんが座っている。
森川さんの衣装は、黒にシルバーのファスナーをたくさんあしらった、 シャツカラーの長めのジャケット。 広いテーラードでウエストを絞った短めなデザインのとは別のもの。前は開けている。 黒のTシャツ、ウォッシュアウトのジーンズ、黒の靴(英郎くんとカブってるやつ)。 スカルが3つ並んだ、キラキラ光るシルバーネックレス。

昼の部に輪をかけて、ぐちゃぐちゃなトーク。相変わらず誰も仕切らないので、 勝手に発言する小杉さんが仕切る形に。とりとめもない話というのは、 その場で聴いているには、ものすごく楽しいのだが、後から何の話だっけ、 と思うと、これが全然まとまらない。特に、ひとつひとつの話で独立せず、 どんどん焦点が流れていくので、本当にだらだらした感じ。

というわけで、メリハリを付けてくれたのか、引っかき回しただけだったのか、 よくわからないけど、小杉さんに敬意を表して、森川さんはからんでないけど。
小杉さんが、やっと落ち着いたからか、汗だくだったらしい。 それを見た三木さんが舞台の袖からタオルを持ってきて、汗を拭いてあげる。 きゃあきゃあ騒ぐ会場を尻目に、賢雄さんがにやっと笑って、
堀内「眉を取らないようにね。」
さすが、相棒の茶化し方を知っているというか。
小杉「俺、さっき駆けつけてすぐ歌ったんじゃないか。 メイクしてないから、取れないよ。」
三木「なんかすごく緊張しちゃったじゃないですか。」

朗読その1
朗読の演目は、昼の部と同じだが、順番が多少違う。
檜山: 「幸せのLEVEL Part.1」から
堀内: 「恋のためらい愛の罪」から
成田: 「新・無敵なぼくら」から
小杉: 「グレイ・ゾーン」から
森久保: 「過激に独占欲」から
中原: 「ファントム・ペイン」から

ビデオメッセージその2
駆けつけた小杉さんに代わって欠席となった宮田くんが、ビデオで登場。

カウンタートーク
とにもかくにも、小杉さんが、飛ばす飛ばす。
夜の部は、駆けつけた小杉さんの苦情(?)で、本当のアルコールが出されたため、 はちゃめちゃ感はエスカレート。グラス1杯のカクテルで目の据わり始めた (特に困った言動をしたわけではない、多分に演技も入っていただろう)森久保くんの、 酔ったときの話や、それに対する三木さんのフォローなど、微笑ましく楽しかった。
内容は、「冬の蝉」収録後(森久保くんは遅れて抜き録りだったのだが、 森川さんが帰った後、三木さんが掛け合いに付き合ってくれたらしい)、 飲みに行ったときの話。どこかで聞いたことがあるな、と思ったら、 「パスコレ」(2003/6/16)で放送した、 「春を抱いていた4」の収録現場インタビューで話していた話だった。 それに、森久保さんが翌日、「全然覚えてないんですけど、 なんだかとんでもないことをしてるかもしれないので、あやまっておきます。 ごめんなさい」というメッセージを、三木さんの留守電に入れていた、 というエピソード付き。

最後に置いて行った「お代」は、たぶん昼の部と同じもの。 檜山さんの傘は、夜の部は森川さんに持たせていた。 マントを着て、トトロよろしくこうもり傘を掲げる森川さんがキュート。 結局賢雄さんのお代は不明。小杉さんもわからなかった。

新刊ラインナップ

朗読その2
森川・三木の掛け合いの朗読は、「冬の蝉」から。 クライマックスシーンもあり、ふたりともかなりの熱演。 特に感情の起伏の激しい役の三木さんは、感極まった様子だった。
最後は、CDにもある空蝉寺に行くシーンで雰囲気を戻すが、急激な切り替えは、 かなりつらそうに見えた。もちろん、芝居はちゃんとしてくれたけど。

エンディング
立ち位置は確か、昼の部と同じ。宮田くんの代わりに小杉さん。
挨拶の順番は、堀内、中原、檜山、三木、森久保、成田、小杉、森川。 三木さんは言葉に詰まり、「『冬の蝉』の後、何しゃべればいいんだよ」。 森川さんの挨拶は、
「寒い雨の中、ありがとうございました。我々は声優なんです。 声で勝負して、今後とも、みなさんを感動させられるといいな、と思ってます。 これからも応援してください。よろしくお願いします。」

サプライズで、インターコミュニケーションズ10周年を記念して、 あらかじめ用意してあったシャンパンで乾杯する。 既にアルコールが入っている森久保くん、追い打ちして大丈夫だったのか!?(笑) でも、舞台上の様子を見ていると、森久保くんが段取りを付けたのかな? 仕切る森川さんがあたふたしてるのに、いろいろ合図していたりした。
もちろん、シャンパンは出演者ぶんしかない。ちっ。一緒に乾杯したかったぜ。

生キャラクター台詞大連発
昼の部と同じ。夜の部のみだった、小杉さんのデータだけ追加。
小杉: 片岡亜久利(グレイ・ゾーン)/鷹倉戒(幸せのLEVEL Part.2)

カーテンコール
特に夜の部だからおまけ、ということはなく。(笑)

楽しかったのは確かなのだが、なんというか、全然まとまりのない雰囲気。 昨年は、細かい気遣いを見せながら、勝手にしゃべりまくる出演者たちを巧みに誘導し、 お疲れさま、でもあなたのおかげでまとまりのあるいいイベントになったよ、 と言ってあげたくなった感じだったが、今年は、三木さんに、 「声優が8人もいるんだから、話つなごうよ」と何回もツッコまれるほど。 その原因は何だったんだろう?
(1)出演者が多すぎた(昨年7人、今年8人+α)
(2)メンバーそれぞれの役割がうまくかみ合わなかった
(3)檜山さんがいたから
どれも多かれ少なかれあるとは思うが、どれぐらいの比率だったか、は、 自分で勝手に考えてみるのも、ひとときの楽しみになるだろう。(ホントかよ)

いずれにしても、昨年感心させられた、ビシッとしたリーダー的な面は、 今年は全然影をひそめていた。他の人が話していても、相づちは打っているのだが、 いまひとつスパッと決まらない。檜山さんの相手をしているときには、 スマッシュヒットが出るのに。メインナビゲーターの立場を忘れてはいませんか、 森川さん。檜山さんは進行してくれませんよ(笑)。
たぶん本人も檜山さんも気付いていないと思うが、檜山さんと話しているときには、 明らかに口調が違う。だいたい、はっきりと断言はできないのだが、イベント2回、 5時間近くの間で、一度でも「檜山」と言っただろうか(紹介するときを除いて)。 なんだか全部、「ひーちゃん」だったような気がするんだけど。
でもそんな森川さんは、大好き。レポート書きにくくても、大好き。(笑)

レポート内にも書いたが、話の焦点がどんどん移り変わるトークは、 こういう、テーマに対する共通点が少ないメンバーで集まったときには特に、 そのときにいちばん面白いポイントに流れていくので、聴いているときは最高に面白い。 でも、全部を再現するのでない限り、何が面白かったかを説明するのは容易でない。
とてもじゃないけど全部再現は無理なので、それはDVDに期待して、 とりあえず、「森川さんはこんな感じだったよ」ということを説明する、 ということをコンセプトに、ピンポイントで拾ってみた。散漫なのはご容赦。


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