森川智之プライベート・コレクション

「LIVE PASTEL COLLECTION 2004」昼の部


「LIVE PASTEL COLLECTION 2004」昼の部
日時: 2004年3月20日(土) 14:10〜16:30
場所: 日本青年館大ホール
出演: 森川智之、堀内賢雄、中原茂、成田剣、森久保祥太郎、三木眞一郎、宮田幸季、檜山修之、小杉十郎太(ビデオ出演)

インターコミュニケーションズ10周年・「ラジオ・パステルコレクション」150回記念・ 「裏ラジオ・パステルコレクション」半年継続記念イベント。
断っておきますが、「ボーイズラブの」イベントです。 発言も行動も、ボーイズラブ関係の内容が満載です。というか、すべてがそう。 ぼかしてレポートするのは無理なので、レポートでもボーイズラブ用語連発です。 苦手な方は、あらかじめご注意ください。

とてもまとめにくい(理由は、 夜の部の最後に)。 あちこちに小ネタ満載だったので、それを拾うのと、森川さんの発言を中心に。 他の人のエピソードも、いろいろあったのだけれど、 全然まとまりがないので、申し訳ないけど割愛。ごめん。 とか言いつつ、実は森川さんの見せ場は、とても少なかったんだけど。


前説
テープによる前説(後説も)は、「極妻のススメ」の福山潤。

オープニング
昨年と同じく、正面のスクリーンに、インターコミュニケーションズ (とジャラン・インターナショナル)の歴代のCDのジャケットが、 次々と映し出される。ちゃんと昨年より増えていて、130枚超。

これまた昨年と同じく、「眠れない熱い夜、ありませんか」の決め台詞に続いて、 「ライブ・パステルコレクション2004」のタイトルコール。客席の後ろ扉から、 森川智之登場、客席を通ってステージへ。
昨年は、客席の後ろから出演者が登場したときに、2階席から見えなかった、 という不満があったからか、今年はずっとカメラが入って、 正面のスクリーンにその映像が映し出されている。もちろん、客席後ろ扉付近も。
森川さんの衣装は、チャコールグレーのスーツ(織りで縦ストライプ)、 黒いシャツ、グレーにシルバーで大きめのバイアスチェックの入ったネクタイ、 黒い靴。サングラス。
「BLは好きですか」と客席に呼びかけ、さらに「いつものパターン」で、 順次、中原茂が右前扉から、堀内賢雄が後ろ扉から登場。

スクリーンには、 昨年の「ライブ・パステルコレクション」を収録したDVDの映像が映る。 それを見つけた森川さんが、ほら、とふたりを呼ぶと、映像が消える。 それを何回か繰り返した後、
森川「僕、遊ばれてんのかな。」
堀内「リハーサルではこんなにうまくいかなかったよ。」
無事映像をつかまえるが、同じ3人のシーンで、似たような黒いスーツのため、 今の映像なのか、DVDなのかがよくわからない。 賢雄さんは、しきりに衣装のことを気にしている。 自分がしゃべっている映像だったので、「アテレコしなきゃ」と言いながら、 適当なことをしゃべる中原さんに、ちょうど自分に映像が切り替わった森川さん、 「進行に戻りましょう」。ナイスフォローだ。

「売り切れる前に買いに行かないと」とあわてる森川さんに、 「持って来させる」と言う賢雄さん。 呼びかけに応じて、DVDを持って、左前扉から、成田剣登場。
堀内「エンド・オブ・ワールド様をパシリに使っちゃった。」

ボーイズラブ探偵団
昨年と同じく、舞台の上には後ろ向きの肘掛け椅子がひとつ。 テーマ音楽に乗って、探偵長の声が流れ、椅子に座った金髪の人物が手を動かすが、 髪形が微妙に違う? 口上が終わり、椅子かた立ち上がったのは、森久保祥太郎。 BL探偵団BLACKのアジトを乗っ取りに来た、シャドー・オブ・ラブ祥太郎、 必殺技は「カルトクイズ」。でも誰もそうは言わない。「なぞなぞ」とばかり。

名乗らないまま、マント姿の三木眞一郎が登場する。 対決したところに、トゥルーラブ・ハンター賢雄が登場、森久保・三木が退場する。 ひとりになったトゥルーラブ・ハンターのもとに、やっと探偵長登場。
探偵長は、黒のロングタキシード、白いスタンドカラーのドレスシャツ、 黒地に白の細かい模様のタイ。黒い靴。ヘッドセットマイク着用、台本。
堀内「カイザー、どうしてここへ。」
森川「お前が呼び出したんだろう。 エンド・オブ・ワールドもラブ・サンダーもいないから、 飲みに行くのに付き合ってくれ、って。」
堀内「それどころじゃない。知らないヤツにアジトを乗っ取られそうだ。 ひとつだけわかるのは、なぞなぞを言ってたぞ。」
森川「カルトクイズじゃなくて?」

ふたりが飲みに行った後、シャドー・オブ・ラブが戻ってくる。 そこにノーブルローズ中原が登場、続いて「兄上、危ない」とかわいい声がかかり、 ノーブルローズの弟、ギャラクシアンローズ宮田が登場してくる。 グレーのロングタキシードに兄と同じく赤い薔薇。 シャドー・オブ・ラブが必殺技で攻撃するところに、三木が加勢に駆けつける。 さらなる攻撃に3人が困っていると、探偵長とトゥルーラブ・ハンターも登場。
追いつめられたシャドー・オブ・ラブが、 自暴自棄になって攻撃をしかけようとしたところに、「待てー」という叫びが。 いかにもなヒーローBGMに乗って、後ろ扉から、檜山修之登場。 ブレイブハート檜山という名前らしい。まんまやん。 赤いマント(赤と黒のリバーシブルのマント、みんな黒を外側にしているのに、 ひとりだけ赤が外側)をなびかせつつ、舞台に上がった姿に、 「直視できない」とひとりつぶやく探偵長。
森川「バスツアーは相当盛り上がったらしいな。」
あなたも行きたかったんですか、森川さん。

入れ替わりに退場した三木をブレイブハートが紹介したところによると、 ビューティフル・ミラージュ三木という一匹狼らしい。
森川「よーし、探偵魂に火がついたぞ。ヤツの謎をあばいてやる。」
「帝王の名にかけて」とポーズを取る探偵長に、「賢雄の名にかけて」と 負けずに見得を切るトゥルーラブ・ハンター。
薔薇をくわえた兄弟が退場し、残った探偵長とトゥルーラブ・ハンターが、 もともとの予定通り、飲みに行こう、ということになる。
森川「ブレイブハートも行くだろ?」
檜山「いや、俺は酒におぼれている暇はない。」
森川「(間髪を入れず)嘘。」
檜山「それでは、また会おう。ブレイブクラーッシュ!」
叫びながら舞台袖に消えるブレイブハート。いいもの聴かせてもらいました。

またまたふたりが残ったところに、エンド・オブ・ワールド剣が登場する。
成田「なんでカイザーが一緒にいるんだ。」
森川「それは、お前もラブ・サンダーもいなかったからだよ。」
堀内「3人で楽しく飲もうよ。」
トゥルーラブ・ハンターとエンド・オブ・ワールドが仲良く退場した後、 ひとり残された探偵長。もう一度「帝王の名にかけて」を決めたところで、
森川「あ、ゴンザレス。なんで出番がないんだ、って? しょうがないよ、メンバーひどい、じゃなくてすごいんだから。いじけるなって。」
と、客席に下りて、会場後ろにハケる。

ビデオメッセージその1
今回来られなかった、小杉十郎太からのビデオメッセージ。 行きたいのに行けなかった、と、切々と訴える。


ビデオの小杉さんに紹介され、賢雄さんがひとりで「Blue」を歌う。

トーク
全員が舞台にそろい、椅子が出てきて、誰も仕切らないトークコーナー開始。 椅子に座るまでもひと騒動、檜山さんに早速ツッコまれている。
舞台上手から、森川、堀内、中原、成田、森久保、檜山、宮田、三木。
森川さんの衣装は、白のシャツカラーのロングジャケット、前は開けている。 インナーは黒のTシャツ、黒のレザーパンツ、黒の靴(スーツのときとは違う)。 飾りチェーンのネックレス。最後までずっと同じ。
三木さんから順にあらためて自己紹介するが、 森川さんは直前の賢雄さんの真似をして、 「堀内賢雄です」とボケてから、「モリモリです」。
賢雄さんが、「ひとりずつコメントを」と言いながら、 三木さんに話を振っているので、賢雄さんが仕切るのかと思ったら、
堀内「司会は森川くんだからね。僕は前振りだけですから。」
森川「え、僕なんですか?」

檜山さんは、土曜レギュラーの「ゴーダンナー」が出番がなかったため、 念願叶って出演できたらしい。「ボーイズラブ探偵団」での、 ひとりだけ赤いマントの話題になり、「似合う」とみんなに言われる。
檜山「黒いほうの陣営とは違う人は赤にしてください、って言われたんですよ。」
森川「でも、似合ってたよ。」
堀内「あれ、カッコいいシーンだったのに、 横で森川くんがずっと、吹き出しそうになってるんですよ。」
森川「あんな音楽がかかるとは思ってなかったんで。」
檜山「ああいうBGMが付く役は、いっぱいやってますけど、 生で付くと恥ずかしいですね。」

森久保くんは、やはり「ボーイズラブ探偵団」での登場シーンの話に。
森川「あの登場シーンは、わかんなかったですかね。わかった?」
と会場に訊くが、「わかった」の声が多い。
森久保「俺も金髪だからわかんないかな、と思ったら、 リハーサルで森川さんが、ちょっとちっちゃいかな、って。」

成田さんはもちろん(?)、昨年の包丁の話。
森川「DVDの編集が、たいへんだったらしいですよ。」
中原「だから1年かかっちゃったんだ。」
森川「DVDの成田さんは、ほとんどCGだって。」
成田「今度は半年ぐらいで出るようにしますよ。」

森川さんのコメントは、当たり障りなく。
「これだけの暴れん坊たちが集まって、どうなるか不安ですけど、 幕が上がれば絶対楽しませてくれるので、僕は大船に乗ったつもりでいます。」

朗読その1
森川さんと、三木さんは退場。6人が残って、インターの作品から、朗読。
成田: 「新・無敵なぼくら」から
中原: 「ファントム・ペイン」から
檜山: 「幸せのLEVEL Part.1」から
森久保: 「過激に独占欲」から
宮田: 「キレパパ。」から
堀内: 「恋のためらい愛の罪」から

ビデオメッセージその2
またまた小杉さん登場。テディベアくんの似非腹話術がかわいい。

カウンタートーク
舞台には、カウンター型のテーブルと椅子。端にはワゴンがあり、 いつもラジオの最後で行っているバー、という設定。 マスター代理の阿部さんと、阿部さんはしゃべらないので、通訳の森川さんが 待ち受けているところに、賢雄さんがみんなを案内して現れる。 席は、トークコーナーと同じ。森川さんは立っているが、場所はいちばん下手。
とりあえずオーダーするが、訳のわからないもののハーフ&ハーフとか、 みんな好き勝手なことを言っている。 森久保くんの「いちばん高い酒」が子どもっぽくてかわいかったのと、 森川さんの「幸季は? オレンジジュース?」がナイスだった。 宮田くんには、後で「10年前は中学生だった?」とか言ってるし。 森久保くんのほうが若いのに。ちなみに、出て来たものは、もちろん注文とは全然違う。 ウーロン茶とかだったみたい。

飲み物と一緒に、面白い形のストローが出てきたりして、 みんなそっちで遊ぶのに一生懸命。話している人も気になって、話がお留守になる始末。 結局はテーブルの上に飲み物がこぼれ、てんやわんや。 「台ふきはないか」と言われ、テーブルに口を付けて飲もうとした森川さんは、 もちろん、檜山さんに頭をはたかれていた。
森川「ひーちゃんは、帝王の座を脅かそうとしているらしいじゃないか。」
檜山「いやいや、そんなことないよ。 だって、キミを平気で叩けるのは、俺ぐらいだから。今も叩いたけど。」

ボーイズラブ作品で、からんだことのある人がこの中に、という話になり、 森川さんは、みんなの顔を見渡して、「僕は全員、あるな」。
うーん、成田さんと森久保くんがわからないんですけど。もちろん共演は多いけど、 からんだことってあったっけ? 別にお相手がいたような。 ちなみに、他のメンバーで思い浮かんだのは、
堀内: 「危ない薔薇と百合の園」「藤倉くんと朝香くん」
中原: 「青の軌跡」
檜山: 「エデンを遠く離れて」「BAD BOYS!」
宮田: 「仔羊捕獲ケーカク!」
三木: 「春を抱いていた」「職員室でナイショのロマンス」をはじめ、いっぱい

声優界を舞台にした、「僕の声」の話。 森川さんの他、三木さんと森久保くんが出演している。 森川さんが原作者に声優界の話をした、というのを聞いて、
檜山「お前が監修したのか? 偏った知識を与えてないだろうな。」
森川「そんなことありませんよ。本当のことだけです。5分は遅刻じゃないとか。」
森川さんが演じた黒川が、とてもいい人だ、と熱心に説明するのだが、 台詞を思い出せなかったようで、全然状況のわからない説明に。めでたく、 「もう少しイメージがわくように説明して」という檜山さんのツッコミをいただく。
森川「僕の役はすごくさわやかで、(サングラスを取り)こんな感じなんですよ。 ちょっと本人とは違うんですけどね。」
森久保「みんなあんな先輩だったらいいのにね、って言ってましたよね。」
ちなみに昼の部では、サングラスをはずしたのはこのときだけだと思う。

受けと攻め、どちらがやりやすいか、という話題で、
森川「受け、攻め、って言えるなんて、気持ちいいですね。」
ほとんどが両方の経験者だが、片方に偏っている人も多い。受けの多い人は、 攻めもやりたい、と言う人が多いが、その逆の話はあまり聞かないなあ。
檜山「攻めのほうが楽だけど、攻めのときは、引き出しがバレるっていうか。 純粋に芝居という意味では、受けですね。」
森川「なるほど。ひーちゃんの場合には、そう思って聴くとより楽しめる、 ということを、自ら暴露したわけですね。」
檜山「そんなもんでしょ?」
森川「え。俺に言うなよ。」

賢雄さんがとても静かで、それに気付いた三木さんが、 「お疲れのようだ」と指摘すると、堀内さん曰く、 「俺は、森川が倒れたときのまとめ役だから」。
賢雄さん、森川さんは相方がいるからぐだぐだなんです。助けてやってください。

さて引き上げよう、とみんなが舞台からハケた後で、 お勘定をもらっていなかったことに気付く。 「ギャラから引いておく」という森川さんの呼びかけに、 みんな焦って戻ってきて、それぞれいろいろなものをお代として置いていく。 大きなものはわかったのだが、小さなものはわからなかった。 (自分では見落としたものも多い。教えてくださった方、サンキュ。)
三木: 赤いジャケット(なんと、モスグリーンのタンクトップ姿に!!! 細い…)
中原: 薔薇の花束(テーブルの上に置いていく)
成田: マント(森川さんに着せかけていく)
檜山: 青い傘(開いて椅子の上に置いていく)
森久保: ○×の札
宮田: くきわかめ?(手渡された森川さんがそう言っていたらしい)
賢雄さんは、不明。(後で「裏パスコレ」でのトークにより、 楽屋にあったお菓子だということが判明する。)

新刊ラインナップ

朗読その2
最初の朗読コーナーでは出番のなかった森川さんと三木さんが、掛け合いで、 けっこう長めの朗読を聴かせてくれる。立ち位置は、森川さんが下手側。
演目は、「PREMIERE-プレミア- 春を抱いていたSPECIAL」から、 「春を抱いていた4」の劇中劇、「インサイド・レポート」。 盛り上げた後に、ちょっとだけ「寝ても・醒めても」で、場を明るくする。

エンディング
みんなが舞台に戻ってきて、ひと言ずつ挨拶する。立ち位置は、下手から、 三木、森久保、中原、森川、堀内、成田、檜山、宮田の順(確か。確信なし)。
挨拶の順番は、堀内、中原、成田、三木、森久保、檜山、宮田、森川。 最後の森川さんの挨拶は、
「今日は、ありがとうございました。 1年ぶりに『ライブ・パスコレ』が帰ってきました。みなさんのおかげです。 いい形で続いていくと、みなさんも我々も、ハッピーになれるのではないでしょうか。 今日は雨の中、足元ゆるいところ、よくたどり着きました。偉い。」

生キャラクター台詞大連発
「恒例の」と森川さんが振ると、「恒例なの?」と檜山さん。 「うん、恒例なの」。
堀内: 近衛凱(ファントム・ペイン)/神谷脩二(恋のためらい愛の罪)
成田: 露木智司(新・無敵なぼくら)/江阪武彰(バイトは家政夫(メイド)!?2)
檜山: 東雲薫(幸せのLEVEL Part.1)/中条涼司(ヤバイ気持ち)
宮田: 鷹司里樹(キレパパ。)/音羽葵(新・無敵なぼくら)
中原: イシス(バロック・パール)/カイ(ファントム・ペイン)
森久保: 浅野伸之(春を抱いていた4)/シキュリール(過激シリーズ)
三木: 由利潤一郎(グレイ・ゾーン)/香藤洋二(寝ても・醒めても)
森川: 本田雪彦(しあわせにできる)/岩城京介(寝ても・醒めても)
最後、香藤の台詞を受けた岩城の台詞の後、「そして僕たちは、 来年もみなさんに会えることを、祈っています。」と締めくくり、幕。

カーテンコール
もう一度幕が上がり、思い思いに手を振りつつ、また幕。

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