森川智之プライベート・コレクション

「LIVE PASTEL COLLECTION」昼の部


「LIVE PASTEL COLLECTION」昼の部
日時: 2003年3月30日(日) 14:10〜16:30
場所: 日本青年館大ホール
出演: 森川智之、堀内賢雄、中原茂、小杉十郎太、鈴村健一、山口勝平、成田剣

インターコミュニケーションズドラマCD 100タイトル発売&ラジオ・パステルコレクションOA 100回記念イベント。
断っておきますが、「ボーイズラブの」イベントです。 発言も行動も、ボーイズラブ関係の内容が満載です。というか、すべてがそう。 ぼかしてレポートするのは無理なので、レポートでもボーイズラブ用語連発です。 苦手な方は、あらかじめご注意ください。

量的なバランスの関係で、昼の部のレポートは主に段取りを中心に、 感想や特記事項、気付いたこと等は、夜の部のレポートに書きます。


「ボーイズラブ」のイベントだけあって、そっち方面の用語や発言が満載。 最初に「こういうのもあり」と宣言されてしまったので、みんな暴走する暴走する。 あからさまに書くのはまずそうな内容や、まずくなくても気恥ずかしい内容もあり、 ずいぶん端折らせてもらっている。森川さんの言動は、全体的におとなしめ。

前説
テープによる前説(後説も)は、「異国色恋浪漫譚」の伊藤健太郎と諏訪部順一。

オープニング
正面のスクリーンに、 インターコミュニケーションズ(前身のジャラン・インターナショナルも含む)の出した歴代のCDが、 次々と映し出される。ということは、100枚ちょっと、ということか。

「眠れない熱い夜、ありませんか」の決め台詞に続いて、 「ライブ・パステルコレクション」のタイトルコール、 「ラジオ・パステルコレクション」のナビゲーター森川智之登場。
森川さんの衣装は、チャコールグレーのスーツに、鮮やかな青のシャツ、 シルバーの短めのネクタイ。なんかどこかで見たような気がする、と思ったら、 檜山さんがとてもよく似たようなシャツとネクタイをしていたことがあったんだ。 確か、「Animation Film Festival '98」東京会場だったかと思う。 黒い靴。ちょっと長めに伸びた金髪に、眼鏡はなし(最後まで)。

「このイベントは少々ボーイズラブの要素を含んでいます。 苦手な方はご注意ください」というお断りをまずしてから、 「公開録音や60分スペシャルのときのパターン、だったりして」。
その言葉のとおり、それぞれのオープニングに乗って、歴代のナビゲーター登場。 「賢雄さんとダブルナビゲーター」「ではこの3人でトリプルナビゲーターで」、 などというところまで一緒。でも今回は、それでは終わらない。 3人揃ったところに、「Welcome to Hotel Entertainment」のコールとともに、 小杉十郎太登場。ここまでは、前もって告知されていた出演者なわけだが。
「このイベントはドラマCD 100枚記念であることも忘れるな」と可愛らしい声がかかり、 客席中央の扉(舞台に向かって右側)から、鈴村健一登場。客席通路をぐるっと回って、 舞台に上がる。とりあえず、ここではこれで全員みたい。

トーク(その1)
舞台には椅子が出され、着席する。舞台下手から、森川、堀内、中原、小杉、鈴村。 ここで「BLとパスコレについて」についてのトークを始める。森川さんが司会。
堀内「森川が司会をやってくれるから、俺たちは気楽にやればいいんだね。」
森川「今ここは僕が司会しますけど、後はそれぞれ、ね。」
イベントに対する意気込み、会場に男性はいるか、などをトークしていると…。

三木眞一郎ビデオ映像
スクリーンにビデオ映像で、三木眞一郎が。
「行きたいけれどみなさんも知っているだろう事情によって行けません。」
映像が終わってひと息ついたところで、鈴村くんが、「もし三木さんも来てたら、 もっとすごかったんじゃないですか?」と言うのに、 間髪を入れず「俺はそうは思わない」とツッコミを入れる賢雄さん。 それを待っていたかのように、再度三木さんのビデオが始まり、 「鈴村、お前、いいこと言う」。 賢雄さんの「段取りかよ」というツッコミは、どうも台本に書いてあったらしい。

デンキネコ
スクリーンに、「デンキネコ 日本列島改造計画」の予告編が流れ、 インターコミュニケーションズ初のDVDを紹介する。モノクロ3DCGアニメ、 みんな同じ顔(に見える)ネコたちの話。出演した森川さんと賢雄さんが、 アフレコの裏話などをすると、他の3人が「俺は出ていない」と口をとがらせる。

トーク(その2)
森川・中原が、「ちょっと用事があるから」と退場、 残った堀内・小杉・鈴村の3人でトーク。 実はふたりが着替える間の「つなぎ」らしい。
「いちばんからみやすい人は誰?」と鈴村くんに質問したおじさんコンビ。
小杉「俺は石田彰くん。」
堀内「あんたには訊いてないよ。」
小杉「三木くんもやりやすいね。」
堀内「俺はスズケン。スズケン、ナリケンね。」
と、そこから、成田さんがマイク前でオーバーアクションな話など、 ひとしきり成田談義に花が咲く。 思えばここで、成田さんが来ていることに気付くべきだった。
鈴村「小杉さんは、かわいい声の人が好きですよね。」
堀内「十郎太は、小さくてかわいい人が好きなんだよ、男でも女でも。」
鈴村「僕はどうですか? 鈴村も愛してやってください。」
堀内「じゃあ、愛の告白してみな。」
鈴村「(せつなげに)僕を抱いて。」(会場騒然)
堀内「ふざけんな。」
鈴村「だって、今日はこういうのあり、って言ったじゃないですか。」
小杉「(顔を真っ赤にして)もっと出し惜しみしろよ。」

ボーイズラブ探偵団
舞台中央に、背もたれの高い両手肘掛け椅子。後ろ向き。 背もたれの上から、金髪の頭がちらっと見える。 「ボーイズラブ探偵団」の紹介(録音)が流れ、それに合わせてポーズを取る後ろ姿。
立ち上がり、前に出て来た森川探偵長は、襟・肩・ポケット口にサテンを使った、 黒のロングタキシード。白いスタンドカラーのドレスシャツに、 黒地に細かい白の水玉模様のタイ。靴も黒だったはず。 ヘッドセットマイク着用、台本を持っている。
会場のいちばん後ろの席にあった、 ゴンザレスの「おきてがみ」(「少し字が上手になったかな」と言われた、 素敵な文字(笑))には、「パステルネームあべあべさん」の疑問で、 「ボーイズラブにとっていちばん大切なことは何?」。

探偵長が悩んでいると、客席中央の扉(舞台向かって左側)から、山口勝平が、 「弟子にしてくれ」と登場。探偵長の回想によれば、昔、 弟子を取ったことがあったらしい。その弟子は、スズケンくん。 「探偵長、どうしてもわかりません」という泣き言を、探偵長が一喝。 泣きながらスズケン退場。

探偵長から「おきてがみ」を奪い、 「ボーイズラブにいちばん大切なこと」を探しに出た勝平くん。 「お金」という答えにたどりついたところに、 「愛の狩人、トゥルー・ラブ・ハンター賢雄」登場。むくむくな髭にマント。 「酒」という自説で勝平くんを説得しかけたところに、 「だまされるな」と、カイザー森川探偵長が追い付いて来る。
森川「久しぶりだな、トゥルー・ラブ・ハンター。1年前とは髭が違うぞ。」
酒で痛い目に遭っているだろう、とやりこめられ、 苦しがるトゥルー・ラブ・ハンターのもとに、 同じくマントと髭の「愛の電光石火、ラブ・サンダー十郎太」が加勢に現れる。 彼の主張は、「欲望」。
ふたりのチープな攻撃に応戦している探偵長のもとには、白の燕尾服で、 赤い薔薇をくわえたノーブルローズ中原。「相手を思う気持ち」。

ごごごご、という地響きとともに、客席後ろの扉から、マント姿の、 「愛の超魔術師、エンド・オブ・ワールド剣」が登場する。
森川「エンド・オブ・ワールド? 世界の終わりじゃん。」
マントのふたり曰く「エンド・オブ・ワールドさま」の主張は、「私自身」。 ものすごい破壊力に、舞台上はタジタジ、客席は大喜び。
そこに、袖から飛び出した「あなたを愛の楽園へご招待、ラブ・パラダイス鈴村」。 探偵長のもとを逃げ出した後、BLを世界に広めていたらしい。 エンド・オブ・ワールドを後ろから羽交い締めにしながら、「探偵長、今です」。 探偵長が正解、 「(ボーイズラブにいちばん大切なものは)ファンのみなさん」を見つけ、 マントの3人組は捨てぜりふを残して退場。

騒ぎがおさまり、去ろうとするノーブルローズ中原に、
森川「先輩、ありがとうございます。地球は救われました。」
山口「そんなに大げさなことだったんですか。」
ラブ・パラダイス鈴村は、さらに布教の旅に旅立つ。
弟子入り志願の勝平くんといえば、
山口「正解に気付かなかった自分がなさけない。 俺、もっと修行して、『あなたにふさわしい男になって』戻ってくるから、 そしたら、あの決め台詞を一緒に言わせて。」
森川「ああ、待ってるよ。あれだな。『帝王の名にかけて』。」
山口「あ、事務所に行ったら、あやしいヤツがぼーっとしてたから、 気絶させて縛って、押し入れつっこんでおきましたから。」(ハケる)
森川「おい、それ、ゴンザレス? 今助けてやるぞー。」(走ってハケる)


歌: 「Blue」堀内賢雄・小杉十郎太

小杉さんの、「やっとふたりきりになれたね」という言葉で始まった、 ミニミニけんじゅうトークライヴ(?)。ちょっと危ない話もまじえつつ。
堀内「実現させたいことは、僕たちのBLだね。俺は実写でもいいよ。」
小杉「俺は、それはやだ。」

トーク(その3)
森川、中原、鈴村が合流。森川さんの衣装は、 黒のタンクトップのすそを黒のレザーっぽいパンツの中に入れ、真っ赤な幅広のベルト。 パッチワーク風に継ぎ目の入った黒のレザーブルゾン、前は開けている。 黒に赤を散らしたような模様のブーツ。完璧に黒と赤(と金髪)のコーディネイト。
司会は中原さんで、「ボーイズラブ探偵団」から登場したゲスト、 山口勝平と成田剣を紹介する。ふたりをまじえて、しばしトークに興じる。

名台詞・モノローグ
賢雄さんの紹介で、ジャケットに掲載されている番外編などからの朗読。 また椅子が出てくる。舞台下手から、堀内、森川、鈴村、山口、成田、中原、小杉。
演じられたのは、
小杉: 「お金」シリーズから
中原・堀内: 「バロック・パール」
鈴村: 「悪魔の論理学2」
山口・成田: 「無敵なぼくら」シリーズから
森川: 「真夏の被害者II」

BL裏話
小杉さんの司会でBL裏話。 といっても、トーク全部がBL裏話みたいなものだけど。

まずは、「初めてのBLアフレコ」。なつかしい話がたくさん飛び出すが、 どうも実際には本人の覚え違いのケースもある模様。裏付けはしっかり取ってね。
堀内: インターの最初のは矢尾一樹が相手。全然緊張しませんでした。
森川: インターの前身ジャランの第1弾、「帝都紳士倶楽部」に出てる。 ドラマを演じられるのがすごく楽しかった。
鈴村: 初めてはひとりで抜き録りだった。相手はたぶん小杉さん。
山口: カセットブックの時代で「舞え水仙花」、心の動きがあって面白かった。
成田: 覚えてない。
中原: 「青の軌跡」、収録が長くかかって夕方から始まっててっぺん越えた。 「青」以外ではそういう役やったことがないから、他にもやってみたい。
森川さん乱入、「僕、飽きた? 他の人がいい? へえぇ〜」。
小杉: 最初は抵抗があった。すごくドラマだな、って思って、考えを変えた。

そして、「これからのBLに対する抱負」、ひと言で。
中原: こういうイベントとかやって、もっと広がっていくといいな。
成田: いろいろな人と経験して、純愛を楽しみたい。
山口: ただひとつ、攻めもできるBL声優になりたい。
鈴村: まったく同じことを言おうと思ってました。半々ぐらいになるといいな。
森川: 「背負って立つ」。
堀内: 若手声優をみんな網羅する。
小杉: 1本1本、ドキドキしながらやっていけたらいいな。

ミキシンのインターコミュニケーションズ波瀾万丈・前編
ビデオのミキシン曰く、「つなぎ」。

寸劇
舞台には、テーブル(カウンター)が3つ、それぞれに椅子が2脚ずつ。 奥のカウンターの向こう側にはバーテン、小杉十郎太。カウンターに向かって いるのは、「無敵」シリーズの渉(山口)と露木(成田)、詰め襟を着ている。 右手のテーブルには、「甘い罪のカケラ」の智雪(鈴村)と匡一郎(堀内)、 左手のテーブルは空席。その空席に、バイザーという設定の大きめの眼鏡をかけた カイ(中原)と、三四郎(森川)登場。「地球のバーを訪れた」という設定。
それぞれ、急に他の役になったりしつつ(森川さんは、テープで香藤の声がかかり、 岩城になった)、ずっと声を発しなかった小杉さんが、 狩納になり、無銭飲食のみんなを追い散らした後、 「またのお越しをお待ちしております」で、寸劇幕。

今後のラインナップ紹介

エンディング
森川さん登場、「楽しんでいただけましたか」と確認した後、みんなを呼び出す。 立ち位置は、舞台下手から、成田、小杉、堀内、森川、中原、山口、鈴村。
今日の感想をひと言ずつ。森川さんの感想は、
「TBSラジオは今日が最終回ですが、AM KOBEでは引き続き放送されます。 インターネットラジオも、AM KOBEと同じ時間に更新されます。 ループアンテナを部屋にめぐらすと、 神奈川や東京でAM KOBEを受信できるみたいなので、 ちょっとがんばってみてもいいかな、と思う今日この頃です。 ステージ上、さんさんと太陽が降りそそいでいて、暑いです。これぐらいの熱さで、 BL盛り上がっていきたいので、よろしく。僕たちがついてます。」

生キャラクター台詞大連発
「とっておき」と前置きして、ほんのひと言ずつだが、生台詞の連発。 とりあえず気が付いたキャラクターは、以下のとおり。 聴いたときに思い当たった名前を挙げてみたが、 自分の名前を言ってくれる台詞もあったものの、そればかりではなかったし、 わからないキャラもあったので、間違っているかも。
森川: 三四郎・マキノ(青の軌跡)、岩城京介(春を抱いていた)
堀内: 近衛凱(青の軌跡)、このバランスだともうひとりいたのかな? 匡一郎あたり?
鈴村: 杵島大志(悪魔の論理学)、立花智雪(甘い罪のカケラ)
小杉: 狩納北(お金)、玖珂乙彦(ごはんを食べよう)
山口: 水沢渉(無敵なぼくら)、うさ麦太(真綿の王国)
中原: カイ(青の軌跡)、桂川諭(甘い罪のカケラ)
成田: 露木智司(無敵なぼくら)、辰巳(はめてやるっ)
最後は森川さんの、「けっこう楽しかったぜ、じゃあな」で、緞帳が下りる。

アンコール
一度下がった緞帳が上がり、出演者が手を振って挨拶してくれて、また幕。

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