森川智之プライベート・コレクション

「S.S.D.S.2007秋の診察会」


「S.S.D.S.2007秋の診察会」
日時: 2007年9月29日(土) 昼の部「白衣がまぶしい」 14:10〜16:15/夜の部「白衣がアヤシイ」 18:30〜20:40
場所: 中野サンプラザホール(東京・中野)
出演: Dr.HAYAMI(速水奨)、沢登達哉(松本保典)、君島究(檜山修之)、 ミヒャエル・シューマイヤー(森川智之)、バウム・クーテヘン教授(関俊彦)、 ブラディ・トランシルヴァニア伯爵(堀内賢雄)、 日下真一郎(千葉進歩)、スチューデント・KERO☆YUKI(福山潤)
声の出演: 中管制官(中博史)

森川さん、じゃなくてミヒャエルの衣装
白衣はシングル、前は止めている。ファッションショーのときだけ前を開けていた。 ピンクの聴診器を首からかけている。黒のスリムジーンズ、黒の革靴。 ベルト(ファッションショーのときに見えた)も黒。
両方の回とも、前半(デュエットまで)は、ピンクに細い白のストライプのシャツ、 似たようなピンクに細い白の斜めストライプの入ったネクタイ。 後半(本編最後の診察から)は、襟の白い、茶系の縦ストライプのシャツ、 黒に赤のストライプの入ったネクタイ。
髪の後ろがぴょこんと立っていて、ひよこのしっぽみたいでかわいかった。

概要
舞台セットは、ステージ後ろに高い壇、両側に階段、中央にバンドの楽器。 基本は、いつものイベントと同様。最初から最後まで、会場は病院、 ステージ上はドクター。KERO☆YUKIも白衣。事務長は、今回も背広。

立ち位置は、舞台下手から、千葉、福山、堀内、檜山、速水、松本、関、森川。 例によって、最初から断りもなく、全員が役として舞台にいる。 というわけで、レポート上も、基本的に役名で。対応は以下のとおり。
速水奨 Dr.HAYAMI(次期院長候補だったはずなんだが/通称「ドクター」)
松本保典 沢登達哉(小児科/ときどき幼児モードに突入(でも今回は特にはなし))
檜山修之 君島究(耳鼻科/プレイボーイのボイス・ウェポン)
堀内賢雄 ブラディ・トランシルヴァニア伯爵(血液内科/記憶喪失のヴァンパイア)
森川智之 ミヒャエル・シューマイヤー(ドイツからの留学生/思い込みが激しい、通称「シューマイくん」)
関俊彦 バウム・クーテヘン教授(ドイツが誇るAI、ドクターの親友)
千葉進歩 日下真一郎(病院事務長/オーナー命の堅物、通称「事務長」)
福山潤 KERO☆YUKI(黄色いカエルだったのだが、ティーチャー・クレイの弟子に)

構成は、昼の部・夜の部とも同じ。歌の順番は、1曲目の、教授のソロ曲と、 沢登・伯爵のデュエット曲が交換になっただけ。 でも、診察内容はもちろん、ライヴドラマも違う。
森川さんは今回も、超音波ボイスが冴えて、とても楽しそう。 でも、立ち位置が相方さんと離れてしまったうえ、いちばん端っこだったので、 なんとなく外から眺めているふうなことも。 でも、けっこう果敢にツッコんでいっていたような。 特に事務長には、キャラでツッコみやすいらしく、バシバシ容赦がなかった。 あの声なので、よく通って耳に届くのもうれしい(笑)。
自分のイベントじゃないと周りをよく見ていられるんだな(笑)、と思ったのは、 ドラマなどで立ち位置を変更するとき、他の人に場所を教えたりしていたこと。 かと思えば、歌などであちこち移動するとき、いちいち檜山さんのいる場所を確認し、 近くに行ったり、ここで見ていたほうがいいんだな、というふうに距離を取ったり、 など、常に飼い主の場所を確認しつつ走り回る犬のようで、微笑ましかった。 飼い主のほうは頓着せず、自分の思うように動いていたふうなのに(笑)。

本編
・前説
担当は、いつもの声の出演・中管制官と事務長、そしてドクター。

・昼の部:「疾走」 バウム・クーテヘン教授(関俊彦)/夜の部:「Viva La Fiesta」ブラディ・トランシルバニア伯爵(堀内賢雄)&沢登達哉(松本保典)

・出演者登場
中さんのアナウンスで、ひとりずつ上の壇に呼び出され、前に降りて並んでいく。 登場順は、基本的に両側から交互に、直前に歌った人は最後に。
昼の部:ミヒャエル、日下、沢登、ケロユキ、ドクター、ブラディ、君島、教授
夜の部:ミヒャエル、日下、教授、ケロユキ、ドクター、君島、沢登とブラディ(一緒に)

その後、下手側から順に、挨拶。 たぶん、決められた台詞なんだろうけど(台本見ながら言った人もいたし(笑))、 アドリブ全開じゃないかと思える人も。 昼の部のブラディの名言、「嘘をつくなら最後までつき通せ」はどっちなんだか。
ブラディ「千に3つの真実。」
沢登「3つもあるんですか。」

ミヒャエルの挨拶は、
昼の部
「シュシュシュシュシュ。イッヒリーベ、どこのどいつなのだ? シューマイ大好き。みんな僕のことをシューマイくんと呼ぶのだ。 アキバ系研修医、ミヒャエル・シューマイヤーなのだ。よろしくー。」
夜の部
「みんな、俺に近付くと火傷するのだ。シューマイは熱いうちに食うのだ。 うまいのだ〜。アキバ系研修医、夜のおもちゃ箱、 ミヒャエル・シューマイヤーなのだー。よろしくー。」

・名刺交換
「シューマイです、シューマイです」と、まるで焼売売りみたいな声が、 会場の上空を伝うかのように、遠くのほうにいても響いてくる(笑)。

・Joy三郎記念 聖ラ・フォーレ病院 院歌 「白亜の迷宮」 斉唱

・ラジオ体操
事務長の号令も、かなり慣れてきた感じ。中さんのアナウンスも面白い。 特に夜では、そのアナウンスがきっかけで、事務長をいじるミヒャエルも。
中管制官「それじゃ事務長、昼よりサービスしてください。」
ミヒャエル「よっ。待ってたのだっ。」
日下「ラジオ体操にサービスはありません。きっちりやりましょう。」
ミヒャエル「…なんかつまんない男なのだ。」
日下「じゃあみなさん、ニンジャキャンプやりますか?」
会場からはやんやの大喝采。
日下「無理無理。無理です。マキビシだけでみんな死んじゃうから。」
君島「(訳がわからないといった顔で)ニンジャキャンプ?」
会場、一斉に「えー」のブーイング。
ドクター「えー、だよね。」
日下「君島先生、もう一度CDを聴き直してください。」

・診察その1

・ドラマ
昼の部「地上最強の男」
ウィルスに冒された人類を救うため、自分の吸血因子をもとにして、 決死の思いでワクチンを生み出す伯爵の、涙なしでは聞けない話。
普通のドラマかと思ったら、ブラディの長台詞が始まる。 息をつくための幕間のような、みんなの台詞をちょっとだけはさみ、熱演する伯爵。 あまりの「お当番」に、他の先生方も心配そうに視線を向ける。 君島先生が熱演を讃え、「ブラディ伯爵に拍手」と促すと、会場から、 「カッコいい〜」「素敵〜」などの歓声。
ブラディ「カッコいい、はいいけど、カッコいい、モリモリ〜、って何。」
結局、ワクチン「吸血1号」で人類は救われるが、有機体たちには 牙ができてマトモにしゃべれない、というオチ。フガフガとしゃべる台詞を、 AIのドクターと教授が通訳する。台本を書くのはドクターだから当然(笑)だが、 沢登の幼児モードは教授に…。ご愁傷さま。

夜の部「愛する病院のために」
驚いたことに、ファッションショーから始まる。 白衣を翻してモデルウォークの先生方。 最後に事務長が意気揚々と現れ、「チバンシー」と喝采を受ける。
病院再建のために、いろいろなイベントを企画している。 ファッションショーもその一環だが、モデル代をケチったため、 先生方にはすこぶる評判がよくない。他の企画も、どれもうまくいっていないようだ。 さんざんいろいろな企画の話と、その失敗談を繰り広げるが、 伯爵が出張中に診察代をもらってきたことで、 本来の力を活かした資金集めの可能性に気付く。 結局は医者のアルバイトで、ということになるが、出張費用すらままならない…。
ミヒャエル「やっぱりファッションショーなのだ。ビッグビジネスなのだ。」
沢登「あれは恥ずかしいから…。」
バウム「私はちょっとやりたいなあ。」

・「Save your smile」 ミヒャエル・シューマイヤー(森川智之)&日下真一郎(千葉進歩)
公約どおり、振りを合わせてきているが、真面目にキッチリとやる事務長に比べて、 かなりアバウトなミヒャエル。 事務長より後に振りを始めて、事務長より先に終わってるし(笑)。
歌は、かわいらしく歌いやすい曲で、ふたりの声も親和性がいいので、 派手さはないが安心して聴けた。ミヒャエルの曲はいい曲ぞろいでうれしい。

・「SORAに咲く花」 沢登達哉(松本保典)

・「Please Rain〜赤い花〜」 君島究(檜山修之)&KERO☆YUKI(福山潤)

・昼の部:「Viva La Fiesta」ブラディ・トランシルバニア伯爵(堀内賢雄)&沢登達哉(松本保典)/夜の部:「疾走」 バウム・クーテヘン教授(関俊彦)

・診察その2
みんな、ハロウィンの仮装(カチューシャ)や小道具を持って登場。 ミヒャエルは、赤い角が付いたカチューシャ。ものすごく似合ってる。

診察後、先生方が先にハケ(というか、事務長が追い出す)、 事務長がひとり舞台に残って、セリで奈落に降りていく。

再診
・「Devil Smile & Angel Tears」 ミヒャエル・シューマイヤー(森川智之)
なんとミヒャエルは、女の子ふたりを従えて、迫り上がりで登場。 歌い慣れた曲だけに、間奏のダンス(!?)にも余裕が見えてきた感じ。

・「未来の鼓動」 Dr.HAYAMI(速水奨)&バウム・クーテヘン教授(関俊彦)
導入には、昼の部は沢登先生、夜の部はケロユキの、朗読付き。

・告知(昼の部のみ)
出演者の「知り合いたち」が出る舞台の告知を。

・診察その3

・「デオキシリボ助さん」 Dr.HAYAMI(速水奨)&全員

・「刹那の英雄2007」 Dr.HAYAMI(速水奨)&君島究(檜山修之)

診察あれこれ
適当に記憶に残ったものを抜粋。(ミヒャエル中心)

ミヒャエルに診察票が渡され、読み始めるが。
ミヒャエル「『お悩みをお書きください』。」(←診察票に印刷されている言葉)
ドクター「違うから、それ。」
『いよいよ秋のG1シリーズが始まりました。休み明けのG1馬…。』
ミヒャエル「ジーワンバ? ジーワンウマ?」
『スズカフェニックスはキリで。キリ…。これ、何?』
ブラディ「キリでいいんだよ。」
『夏の……上がりウマ。上がりバ。』
ブラディ「俺が読んだほうがいいんじゃないか?」
ミヒャエル「競馬、やらないのだ。伯爵、どうですか?」
ブラディが自分の予想を繰り広げるが。
ミヒャエル「以前、伯爵が言ったの、駄目だったね。」
沢登「私の知り合いのマネージャーが、ひどい目に遭った、って言ってました。」
今回は、ブラディご推薦の馬が来たみたいですね。次には自慢してくれるかな。

頭の中が真っ白になったらどうしますか。
ブラディ「とある女優さんが、叱られたときにいきなり、もう賢雄さんったら、 って言うんだよ。全然離れたところにいたのに。」
ミヒャエル「よく覚えておくのだ。これから使うのだ。」

涙がこみあげてきます。死期が近いのか、心配です。
先生方でいちばん涙もろいのは、という話に。
沢登「ドクターじゃないんですか?」
ドクター「いつ泣いた?」
ミヒャエル「いつも泣いてるのだ。裏で。」
ドクター「ちゃんと読んでくれないから?」
ミヒャエル「そう。みんなちゃんとやってくれない、って。」

みなさんが十代、子供の頃にやっておきたかったことは何ですか。
ケロユキ「まだ女湯入れますかね?」
ドクター「あれは年齢制限じゃないんだよ。」
ケロユキ「資質ですか?」
君島「周りが許してくれるかどうかじゃない?」
ドクター「自分が変化しなければ大丈夫。」
バウム「目線が動く人は駄目。」
事務長は鉄道の運転手、ブラディは騎手、君島はF1ドライバー、沢登は自転車競技、 など、なりたかった職業を挙げているような話の展開に。 一応、子供の頃からやっていないと無理なこと、らしいのだが。そんな中で、 ケロユキはいろいろな種類のアルバイト、ドクターはなんとピンポンダッシュ、 教授は男子校だったので共学に通いたかった、らしい。そして我らがミヒャエルは。
ミヒャエル「シューマイ食べたいのだ。…今でも食べられるのだ。小金があれば。」
ドクターたちから一斉にツッコまれて、自分でフォロー。
ミヒャエル「十代に戻れたら、お小遣いがほしかった。」
バウム「今だって!!」
ミヒャエル「違う、違う。違うんだよ。お小遣い制じゃなかったんだよ。」
君島「出来高制?」(←いいツッコみだ)
ミヒャエル「出来高…(笑)。1か月にいくらとかもらって、お小遣い帳とか付けて、 それで1か月暮らして。暮らしてないけど。友だちがそうだったから、 うらやましかった。友だちのモリモリが、仕事をし始めたときに、 どんどん飲んでしまって、全然お金が貯まらなかったらしい。 そういうような、えーと。」
君島「計画的な人生?」
ミヒャエル「そうそうそう。そういうふうにやってみたかった。」
沢登「なんか、ちょっと心が痛むんだけど。」
ミヒャエル「ま、プロ野球選手になりたかったんだけどね。」
いやだから、なりたかった職業じゃなくて…。ちゃんと趣旨に添った話だったのに。

今回のデュエットのパートナーをどう思いますか。
ミヒャエルの事務長評。
ミヒャエル「なかなか面白いのだ。ちゃんと話すと、真面目なのだ。 一生懸命振りを付ける。直前まで練習してるんだけど、ここに来るとできない。」
いや、ミヒャエルよりちゃんとやっていたような…。(笑)
お返しに、事務長のミヒャエル評は。
日下「歌声が本当に素敵です。多少の間違いは何のそのです。」

事務長、君島先生、ミヒャエル先生、どうしたらそんなに細くなれますか。
君島「適度な運動です。あまり食生活は変えていません。」
ミヒャエル「適度な肉。今まで、肉肉肉肉野菜、肉肉肉肉野菜、だったけど、 野菜野菜肉、野菜野菜肉にした。」
日下「適度な睡眠の中における食生活。食事の時間と運動する時間を考える。」
えーと、それは、「規則正しい生活」っつーことでしょうか?

診察の日は雨が多い気がします。ドクターの中に雨男はいませんか。
暗転から照明が付くと、ケロユキが舞台に座り込んで謝っている。
ドクター「アマガエル!!」
バウム「子供のときからそうだったの?」
ケロユキ「子供のときは晴れてたんですけど。 だから、オタマジャクシのときは大丈夫だったんです。」
沢登「ああ、ずっと水の中にいるしね。」
ドクター「日照りのときには重宝されるね。」
ケロユキ「湿った空気になっちゃいましたね。」

奇跡の事故の経験はありますか。
ブラディ「俺が言っても、みんな信じませんから。」
ミヒャエル「頭にカブトムシが刺さった話。」
ケロユキ「おじいさんが蜘蛛につかまった話とか。」
そんなブラディが、「これは本当の話」と前置きして話してくれたのは、 車のドアを開けたら、開けたドアに別の車がぶつかってドアが取れ、 怪我はなかったので、ドアのない車を運転したという話。これはありそう。

心理テストです。 あなたの右斜め後ろに立ってる人物がいます。それは誰でしょう。
ミヒャエルの口をついて出たのは、「バンドの人」。 でもそれは、心理テストでも何でもなくて、単なる事実じゃないか。 みんながきちんと答えきらないうちに、事務長がさっさと読み進めてしまう。
その人物とは、あなたが不審に思っている人物です。
「心理テスト」の面白さはここで終わり。雑談に興じるドクターたち。
日下「え、他の方は?」
ドクターたち「だって、答え言っちゃったから。」
日下「あ、そっか。」(素で気付いてなかった様子)
ミヒャエル「おっちょこちょいなのだ。」
ドクター「じゃ、次。」
ミヒャエル「次、いくのだー。」

先生方の必殺技は何ですか。
上手側から、必殺技を自己申告。
ミヒャエル「シューマイはシューマイ投げ。マキビシもある。忍者オタクだから。」
沢登「私は、『だおだお』、ってやつです。」
ミヒャエル「いちばん自分がダメージ受けるんじゃない?」
君島「諸刃の剣だ。」
ドクター「都合が悪くなるとストーリーを変える。」
最強。誰も太刀打ちできない。
君島「困ったときのボイスウェポン。」
ドクター「でも、音響さん、困ってるよ。」
ブラディ「トマト丸呑み。」
ケロユキ「カエル飛びですかね。やられたら脱皮。」
日下「私は、『願いましてはビーム』です。」
ドクター「まだそれでいくんだ。」
日下「何か新しい必殺技とかありませんかね?」
ドクター「今日、終わったらミーティングしよう。」

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