森川智之プライベート・コレクション

「S.S.D.S.春の診察会」


「S.S.D.S.春の診察会」
日時: 2005年4月23日(土) 昼の部「白衣の秘密」15:50〜17:55/夜の部「白衣祭り」19:10〜21:15
場所: 中野サンプラザホール(東京・中野)
出演: Dr.HAYAMI(速水奨)、新田和人(高橋直純)、沢登達哉(松本保典)、 君島究(檜山修之)、ミヒャエル・シューマイヤー(森川智之)、 バウム・クーテヘン教授(関俊彦)、ブラディ・トランシルヴァニア(堀内賢雄)、 日下真一郎(千葉進歩)
ゲスト(夜の部のみ): KERO☆YUKI(福山潤)、大張正己、まさひろ山根
声の出演: 中管制官(中博史)

森川さん、じゃなくてミヒャエルの衣装
白衣はシングル、前のボタンはちゃんと留めている。 黒のブーツカットのレザーパンツ、黒のレザースニーカー。 首からは、IDカードとピンクの聴診器。胸ポケットにはペンを挿している。 この胸ポケットのペンは、夜の部の最後には、みんなチカチカ光っていたけど、 別のに差し替えたんだろうか。
ちょっと短めの金髪おかっぱ(かわいい(笑))、ヘッドセットマイク。 でも昼の部の再診では、ハンドマイクを渡されていた。壊れたのかな。 「刹那の英雄」を歌うのかと思っちゃったよ。
白衣の中は、昼の部と夜の部で違う。
昼の部:
薄茶と白の細かいストライプのシャツに、パールホワイトに黒の、 幅が一定しない斜めストライプ(いちばん幅の広いパールホワイトは、 かなり広い)のネクタイ。
夜の部:
いつものピンクのシャツに、 若草色とパールホワイトの細い斜めストライプのネクタイ。 なかなか斬新な組み合わせ。

歌のときには、ベビーピンクの羽根のショールを、首にかけている。 長めのしっかりした羽根を使ったショールで、長さやヴォリュームからすると、 「ケダモノたちの聖なる宴」のときのショールと色違いなのではないだろうか。
ちなみにピンクは、ドクターが決めたミヒャエルのイメージカラー。 イメージとちょっと違う気がしないでもないが、 色に合わせてキャラ造形をしたわけではなく、 後からカラー聴診器の色を割り振っただけなので、しかたがないところか。 戦隊ものでピンクの役どころをやってもらえるのは、ファンとしてはおいしい。
歌の間は、聴診器やIDカードははずしていたみたい。

先生方の白衣は、全員同じではない。それはサイズは違うだろうが、 それだけでもないみたい。ドクターの白衣がちょっと違うのは当然としても、 ブラディ先生と沢登先生(確か)がダブル、他の人はシングルの打ち合わせ。 サイズによってダブルとシングルとが違う、というわけでもないみたい。 ミヒャエルと教授は、同じシングルだが、明らかにサイズが違うし。(笑)

概要
ステージ後ろに高い壇、両側に階段、中央にバンドの楽器がセットされている。 基本は、最初のイベントと同様。 最初から最後まで、会場は病院、ステージ上はドクター。 前回から参加の事務長が進行を取り仕切る…はずだったんだが(笑)。

ステージ上の並び順は、舞台下手から、千葉、森川、関、速水、堀内、松本、 高橋、檜山。診察のときには、千葉さんは計算をしに引っ込み、7人で。
相変わらず森川さんと檜山さんは離されて(!?)いたが、そんな距離はなんのその。 だいたいは、 速水さんにツッコミ放題の堀内・関・松本チームを楽しげに見て笑っているが、 お互いがしゃべるときには急に饒舌になるのが微笑ましい。

例によって、最初から断りもなく、全員が役として舞台にいる(一部コーナーを除く)。 というわけで、レポート上も、基本的に役名で。対応は以下のとおり。
速水奨 Dr.HAYAMI(外科部長兼副院長/ついに「AI」を自称、通称「ドクター」)
高橋直純 新田和人(新人研修医/13号医局のアイドル、ボケボケ)
松本保典 沢登達哉(小児科の医師/ときどき幼児モードに突入)
檜山修之 君島究(耳鼻科の医師/プレイボーイのボイス・ウェポン)
堀内賢雄 ブラディ・トランシルヴァニア(血液内科の医師/記憶喪失のヴァンパイア)
関俊彦 バウム・クーテヘン(ユーハイム大学の教授、いつの間にやら13号医局長/AI、通称「教授」)
森川智之 ミヒャエル・シューマイヤー(教授の愛弟子で留学生/思い込みが激しい、通称「シューマイくん」)
千葉進歩 日下真一郎(病院事務長/オーナー命の堅物、通称「事務長」)
福山潤 KERO☆YUKI(ケロユキ/ゲームオリジナルキャラクター、黄色いカエル)

構成は、昼の部・夜の部とも同じ。歌の順番も同じだが、診察内容はもちろん、 ライヴドラマも違う。ゲーム紹介コーナーでは、反応が全然違うのがおかしい。
前回・前々回とおとなしかった(?)ブラディが絶好調。 気のおけない仲間ばかりでリラックスしすぎたのか、 変なテンションになるドクターに容赦ないツッコミ、 それに教授と沢登先生が拍車をかける。 微妙にズレたボケのようなツッコミで事態をさらに引っかき回す教授、 若気の至りか(笑)無邪気に正直すぎる意見を述べて、 実はいちばんキツいツッコミになっている沢登先生、と、 この4人のやりとりを見ているだけで大笑いの、楽しいイベントだった。

本編
・前説
中管制官のプライベートが徐々に明らかに!!(笑)
昼・夜、別に用意された前説に続いて、緞帳の前に事務長が現れ、 ひとしきり会場販売のグッズ等の宣伝をしていく。本編前のサービスか!? 前説から話をひきずりながら、中管制官の開幕カウントダウンへと続く。 今回中管制官のカウントダウンに割って入るのは、前説仲間(?)の事務長。

・「Just true」 Dr.HAYAMI(速水奨)

・出演者紹介
ドクターの歌の間に、ステージ後ろの壇に、ドクター以外の7人が並んでいる。 ひとりずつ、立ち位置の両側から紹介される。中央にスクリーンが下りてきて、 そこに映像を映しながら、なのだが、この映像が秀逸。 それぞれのキャラクターのキーワードが文字でレイアウトされているだけなのだが、 ひとつひとつの単語は普通でも、それが組み合わさるとこんなに面白いのか、 と思うぐらい。中管制官のナレーションも、すごく楽しい。 それに合わせて壇上から下りてきて、階段途中でポーズを取り、舞台上の定位置につく。 もちろん映像(キーワード)もナレーションも、昼の部と夜の部では違う。
シューマイくんは、キーワードがちょっと不発だったかな。ナレーションのほうが 楽しかったかも。「シリアスとギャグのギャップがない」とか。
そして最後に、みんなの後ろを通って、一度引っ込んでいたドクターが登場。

・名刺交換

・自己紹介
ひとりずつ、舞台上手から、簡単に挨拶。昼の部では、 いきなり言った「えー」のヴォリュームに、音響さんも本人も、驚いた様子(笑)。
「ドイツからの留学生、ミヒャエル・シューマイヤーなのだ。よろしく。」
ミヒャエルだと、どんどん声が高くなっていくところがナイスだ。

夜の部は、最初の君島先生のシャウトが素晴らしかったからか、 ものすごくテンションが高い。 いきなり、「シューマイ好きですかーっ」の呼びかけに、 会場が「大好きー」と応えるのをうれしそうに聞き、 手裏剣を投げる真似をしながら、「シュッシュッシュッシュッ」。
「ドイツからの留学生、ミヒャエル・シューマイヤーなのである。よろしく。」
ハイトーンにいっそうの磨きがかかる。(笑)

・Joy三郎記念 聖ラ・フォーレ病院 院歌 「白亜の迷宮」 斉唱
会場とともに院歌の斉唱。歌詞をスクリーンに映してくれたのは有難い。 一緒に歌いながらみんなの様子を見ていられるから。覚えればいいんだけど。

・ラジオ体操
事務長の口上と号令で。
相変わらずみんなの動きがおかしくて最高。ラジオ体操と言われたとたんに、 みんなが始める準備体操もどきも楽しい。関さんなどはたぶん、 舞台稽古のウォーミングアップ用柔軟体操セットじゃないかと思う。
ミヒャエルはドイツ育ちだからか、動きを覚えていないらしく、 いちいち隣を確かめている。 ちょっと余裕が出てきたら、隣りにいる事務長をかまいまくり。 そんな事務長は事務長で、号令でいっぱいいっぱいだった様子。 読み方の間違いを指摘するドクターの言葉も、いまひとつ理解できていないほど。 彼こそが体操で身体をほぐしたほうがいいのでは、と思えるぐらいガチガチ。 当然、ミヒャエルのアピールに応える余裕もなし。

しかし、ひとりだけ体操をしていない事務長を、恨めしそうに見つめる人続出。
ドクター「事務長はやらないの?」
日下「前回で懲りました。」
「いちばん若いのにいちばん息が切れてる」とか言われてましたっけ。
沢登「(息を切らしながら)今度はラジオ体操の前に、準備体操やりましょうよ。」

夜の部での教授はえらくはしゃいでいて、跳躍のときに両手両足を広げ、 大きな仕草でぴょんぴょん跳んでいる。それに気付いた隣りのミヒャエル、 ほとんど後ろ向きになりつつ、教授のほうを向いて、それに対抗する。 顔が後ろを向いているので見えないが、表情もすごく面白かったのではないだろうか、 それを見ながら大笑いする教授。体操が終わっても、顔が真っ赤。

・診察その1
昼の部の診察は椅子が出てきていたが、夜の部は椅子なし。立ち位置は同じ。

・音楽による癒し/サウンドメディカルチェック(その1)
中管制官の紹介で。相変わらず秀逸なナレーション。

「glorydays」 新田和人(高橋直純)

「アイガワカルナラ」 ブラディ・トランシルヴァニア(堀内賢雄)

・ドラマ
昼の部「湯煙情話」(←実はまたなんかひねりがあるのかも)
立ち位置は下手から順に、沢登先生、君島先生、日下事務長、新田先生、 ミヒャエル、ドクター、バウム教授、ブラディ先生。
沢登、君島、新田、ミヒャエルが、 日下に連れられて温泉旅館に到着したところから始まる。 沢登先生は、ためらう間もなく幼児キャラでドラマに突入している。 ミヒャエルが意外に優秀なところを垣間見せつつ、
ミヒャエル「和人、まずは温泉なのだ。裸のつっつき合いなのだ。」
ドクター、教授、ブラディは、先に到着しているという設定。 温泉でのんびりしているAIたちのところに、騒がしい集団が飛び込んでくる。 沢登、新田、ミヒャエルが飛び込んだ温泉は、なんと水風呂。AIたちには、 お湯である必要はないのか。思わず沢登先生が正気に戻るほど。
ミヒャエル「(何故か低めのいやらしい声で)全員オールヌードだ。」
と、すごく楽しそうなシューマイくん。
そこに君島と事務長、ブラディも到着、ミヒャエルに水風呂に突き落とされる。 「裸のつっつき合い」と言いつつ、みんなをくすぐったりつっついたり。 楽しそうな様子に、ドクターたちもついつい参加する。 ブラディが教授のボタンを見つけてつっついたら、放電用のボタンで、 生身の人間たちは、当然そのまま水を介して感電する。 ぷかー、と浮いている彼らを横目に、AIたちはのんびりと杯を傾けるのであった。

夜の部「日独ロボット対戦完結編」(なのだ〜、と、ミヒャエルがタイトルコール)
立ち位置は下手から順に、ドクター、日下事務長、沢登先生、新田先生、 ブラディ先生、君島先生、バウム教授、ミヒャエル。
CDドラマ「愛の解体新書」の続き(!?)。 なぜか君島先生をドイツチームに(1/4がギリシャの血だからか?)、 日独のロボット対決が、ついに完結する。のか?
日本チームは、体長1m20cm、リモコンで動く「愛ちゃん1号(改)」。 もちろん日本の卓球の星がモデル。学習型ロボットらしい。
ドイツチームは、ドイツが誇るテニスの女王シュテフィ・グラフをモデルにした、 「ハイパー・グラフX」。 しかし、最近のテニスプレイヤーの動向はよく知らないのだが、 グラフより新しい女王はいなかったのか。 そりゃ、グラフはパワーテニスで、カッコいいけど。
というわけで、日独卓球対戦が始まる。 ドイツチームは体長8m以上、3人が搭乗して操縦する合体ロボットである。
ミヒャエル「リーダーから各自へ。」
なぜか急に、えらくカッコいいヒーロー声。
君島「だからシューマイ、いつからお前がリーダーなんだよ。」
ミヒャエル「キワム、参加しろ。おい、ヒカル、もたもたするな。」
ブラディ「え、ヒカルって?」
ミヒャエル「急げ、キワム、ヒカル。」
ブラディ「いや、だから、ヒカルって?」
ミヒャエル「ヴァルキリー乗りに冗談言ってる暇はないんだ。思い出せ。」
ブラディ「そうだったのか。私はヒカル。愛、覚えている、かも?」
えーっと。マクロス?(←ロボットアニメ音痴なので、いまひとつピンとこない)
この展開で、相変わらずまともに話が進むはずはない。 「0-15(ラブフィフティーン)」だの、「9回裏」などの単語も飛び出しつつ、 最後はみんなでジュースを飲んで幼児化して、終わり。

・ゲーム「S.S.D.S.刹那の英雄(あこがれ)」紹介
昼の部では、ゲームキャラのビジュアルを見るのが初めてだったようで、 みんないちいち大騒ぎ。ブラディのあまりの美形ぶりには、本人も驚くほど。 中管制官のビジュアルも、本邦初公開。顔を隠す大きなゴーグルをかけているが、 シブくてカッコいい。そして最後を飾るのは、なぜかロボットの絵。
ドクター「このゲームは、ロボット対戦ゲームです。」
え、えーっ。(もちろん会場も舞台上のドクター以外も、みんな同じ反応。)
ドクター「いや、大張監督が、どうしてもロボットを描きたいって言うから。」
とりあえず今回は動かないらしいが、ドイツチームと日本チームのロボットらしい。 手前がドイツ、とドクターが説明したところで、新田先生がぽろっと、 ドイツチームのロボットのほうが大きい、とこぼしたらしいが、 そういうのを聴き逃してくれないのが、このメンバーだ。
沢登「大きいんじゃなくて、手前にあるの。」
君島「何年アニメやってるんだよ。」

夜の部ではゲストとして、KERO☆YUKI役の福山潤が登場。KERO☆YUKIにも、 白衣が用意されている。ダブルの白衣だが、なんと、打ち合わせが逆。 サイズからレディスしか用意できなかったのか、 男女兼用で打ち合わせを間違えたのか? 後で着直してもやっぱり逆だったから、何かあったのかも。
会場からかかる「かわいい」の声に、
ドクター「我々はかわいいって言われたことないよね。」
君島「ギリギリ、新田が。」
ギリギリ、なのか?(笑) 医局のアイドルだったはずでは。
さらに、ヴィジュアルプロデューサーの大張正己監督と、 メカデザインのまさひろ山根もゲストとして舞台に上がる。 もちろん、白衣も用意されている。
みんなでゲームの映像を観て、相変わらず勝手なコメントばかり述べる。 日下事務長がしゃべり始めると、ミヒャエルが、「カンでないね」。 この日事務長は、何かあるたびにカミカミで、特に夜の部はそれをネタに、 みんなにいじられ続けだったが、これもその一環か。
そしてミヒャエル。自分の台詞に合わせて、アテレコを始めるが、 微妙にズレているうえに、カンでみたりもするので、 もちろん君島先生の一喝をいただく。 でもその一喝が妙にうれしそうなのは、ミヒャエルなのか!?
ゲストのおふたりの関係からか、やはりロボットが話の中心になる。
山根「合体したいですね。」
沢登「ケロちゃんと合体するわけじゃないですよね?」
ケロユキ「あれが顔の部分に。」
沢登「えーっ。強そうなのか弱そうなのか、わかりませんね。」
教授「胸のあたりとかに、くっついててもいいね。」
ケロユキ「平面…的なカエルですか?」

・診察その2
夜の部では、ケロユキも、この後の診察に参加する。

・音楽による癒し/サウンドメディカルチェック(その2)
「密室のPassion」 君島究(檜山修之)

「SORAに咲く花」 沢登達哉(松本保典)
昼の部は新田先生、夜の部は教授が出てきて、拾ったかわいい花柄の日記を読む。 「さやかさん」への想いがつづられた日記にだんだんつらくなり、 逃げる先はふたりとも「シューマイくんと」なのは、偶然なのか、 キャラから必然なのか。
そしてその沢登先生は、なんと、舞台中央のせり上がりから登場。うはー。

「Devil Smile & Angel Tears」 ミヒャエル・シューマイヤー(森川智之)
中管制官の紹介ナレーションも楽しい。中でも昼の部、 「彼ほどその場の空気を読むことなくマイペースに生きる男はいただろうか、 否」が最高。
舞台後ろの高い壇上、中央で歌い始め。両脇にダンサーを従え、 サビ前に舞台下手側の階段を下りて、舞台中央へ。間奏では、ダンサーと一緒に、 手に汗握る(笑)振り付けのダンスに参加する。頑張れー。
九段会館では、ミヒャエルよりもカッコいい声で歌っていたが、今回は、 えらくかわいい声での歌い出し。階段を下りる間も、足元を気にしつつも、 歌にはゆらぎがない。なんか秘策でも用いたか?(笑)
やはり夜の部のほうが、表情も動きも、多少は余裕があったみたい。

「疾走」 バウム・クーテヘン教授(関俊彦)

・エンディング
教授以外が三々五々舞台に登場、そのまま雑談しつつ、ハケる。 いつもは引き離されている(?)ミヒャエルと君島も、仲良く何ごとか耳打ちしたり。
暗転時から登場するのだが、夜の部では、 白衣に挿したペンがチカチカと光っていて、綺麗だった。

再診
・「デオキシリボ助さん」
みんな舞台上を所狭しと走りまくり、楽しそうに踊ったりポーズを取ったり 叫んだり。先生たちによれば、「これがいちばん疲れる」とか。
沢登「この後ラジオ体操はないですよね。」

・診察
再診では、事務長も診察に参加。

・告知
キャラから本人に戻り、ひとり3秒ずつ(笑)、それぞれの告知を。
森川さんからは、「おまえらのためだろ!」第25弾を収録したDVDが8月に、 豪華2枚組で発売予定、とのこと。夜の部では、タイトルも明らかにされる。
檜山「俺、聞いてないんだけど。」
森川「今決めました。」
またかよ(笑)。発表されたタイトルは、森川さんの発音によれば、 「このタコが」で、全体的にわりとおだやかめ。
檜山「お前に言いたいよ、『このタコっ!』って。」
後日発表された表記は、「コノ鮹ガッ!」だった。 檜山さんの「っ!」が追加された、のかな。まさに相方との合作だ。

・「刹那の英雄(あこがれ)」 Dr.HAYAMI&新田和人
ドクターと新田先生のヴォーカル。他のドクターたちも、みんな元気に踊る。 今回の振りはさらに簡略化されていて、会場のみんなもそれに合わせる。 「S.S.D.S.」のコールも、息が合うようになった。
夜の部、初めてこの曲を歌うケロユキも、最初はちぐはぐに戸惑っていたが、 近くにいたミヒャエルに教えてもらいながら、すぐに馴染み、様になってくる。 一度飲み込めば、的確で間違えることがない。さすが、若いだけあるなあ。
全員で「それではみなさま、おだいじに」で締めて、幕。

診察あれこれ
適当に記憶に残ったものを抜粋。

聖ラフォーレ病院には、いくつのセクションがあるのでしょうか。
ドクター「東西南北の4つのエリアがあって、それぞれに99号医局まであります。 欠番が、4と13と42。 だから我々の北42エリア13号医局は、非常に希有な存在なんです。」
ミヒャエル「(心配そうに)存在は認められている…?」
君島「いきなり全否定かよ。」
ドクター「私たちは、隠し扉とか、へそくりみたいなものですよ。」
沢登「今まで積み上げてきたものが、無になろうとしているんですけど。」

酔わないお酒を開発してください。
ブラディ「酔わない酒は酒じゃありません。酔うために飲むんですから。」
ドクター「そう? 私は味だけど。」
教授「ほとんどの人は味を楽しむために飲むんじゃないですか。」
ブラディ「いや違う。私は、強度のストレスを発散するために飲むんです。」
教授「急患が入った場合、酔ってるとたいへんなことになりませんか。」
ブラディ「私は1分あれば素面に戻れます。」
教授「どうやって?」
ブラディ「深呼吸です。吐き出すんですよ。はー、はー、は、は、は……。」
沢登「バルタン星人だ。」(確かに「は」がだんだん「ふぉ」になっていた)
思わずみんなの両手がはさみに。(笑)

ヌーブラがうまくはずせません。正しいはずし方を教えてください。
ドクター「これは、君島先生だね。」
ミヒャエル「よ、ヌーブラっ。」
君島「ヌーブラじゃないよ。」
沢登「ちなみに、何カップなんですか?」
君島「トップとアンダーの差がないんで、Aカップじゃないですかね。」
そんな真面目な答えをどうしろと(笑)。君子さんのサイズでよかったのに。
君島先生は、「残念ながら」ヌーブラに出会ったことがないらしい。 耳鼻科の先生には縁はないかもしれませんが(笑)。プレイボーイは?
ブラディ「患者さんにも、ヌーブラの方はいらっしゃいますね。」
君島「じゃあ、歴戦のブラディ先生、よろしく。」
と、うまく責任転嫁(じゃないか)に成功。逃げ方のスキルが上がったな。
ブラディ「で、ヌーブラって何?」
さすが、百戦錬磨だ。

ゲーセンの店員ですが、お客さんにプロポーズされました。 お店には来てもらいつつ、プロポーズを断るには、どう言ったらいいでしょうか。
ドクター「『ゲイ専門です』とかは?」(「ゲーセン」と「ゲイ専」をかけた?)
沢登「あらー。」
教授「ひえぇぇーー。」
ブラディ「あなたを見損ないましたよ。」
ドクター、「やっといて」と言いつつ、後ろのバンドの壇に座り、反省の図。
教授「玉手箱の中にドライアイスを入れて渡すとか。開けたら煙が…。」
ブラディ「すいません、あなたもこっちに座ったほうがいいよ。」
教授もドクターと並んで、ちんまりとバンドの壇に座り込む。
沢登「いつから生き残りゲームになったんですか。」
収拾がつかなくなった様子をみて、ドクターが復活してくる。
ドクター「愛想を尽かされればいいんだから、鼻にポップコーンを入れれば?」
ブラディ「ドクター、退場。」
ブラディ先生、最強だ。

ドクターたちは、何かやってみたいスポーツはありますか。
君島「タクシーに乗らずに歩いてます。前は簡単に右手上げてたんですけど。」
と、しっかりと片手を上げてみせる。でも君島先生、それは左手です。
教授「今まででいちばん歩いたのはどれくらいですか。」
君島「3時間ぐらいですかね。」
教授「それは、終電がなくなっちゃったから?」
君島「ああ、たまにありますね、そういうこと。」
ドクター「新田先生は?」
新田「歩いたことですか?」
それは絶対素だろう、新田先生。でもかわいらしくて最高だ。
新田「飛び降りるやつ。」
ミヒャエル「バンジージャンプ?」
新田「いや、バンジーは怖いんで。」
ミヒャエル「スカイダイビングだ。」
ブラディ「それはもっと怖いだろう。」
ミヒャエル「スカイダイビングは、命綱ないよ。」
君島「パラシュートは付いてるよ。付けなきゃ、大規模な自殺だよ。」
ドクター「私は、イルカの調教。あれはけっこう過酷なんだよ。」
君島「最終的には乗るんですか?」
ドクター「そう。イルカに乗った少年。」
一応、会場は笑ってはくれるが、ブラディに「古すぎる」とツッコまれる。 ブラディ先生にまで言われたら終わりです、ドクター。
教授「せっかくですから、私はシャチに乗ってみたいです。世界中の七つの海を。」
ミヒャエル「僕はF1ですね。」
教授「シューマイくんだからか。」
ミヒャエル「(素っ頓狂に)あ、そっか。」
意図的でなかったんかいっ。
ミヒャエル「汗かくの得意なんで。CMで、1レース2リットルの汗をかくって。」
しかしやっぱり、君島先生はいちばんツッコミどころを知っている。(笑)
君島「でもキミ、マシンに入らないだろ。」
ミヒャエル「大丈夫、あれは、ちょっと広げて入るんですよ。」
君島「ヘルメットもかぶれないよ。」
ミヒャエル「ヘルメットは特注で。」

先生方はお風呂に入ったとき、最初にどの部分を洗いますか。
沢登「お風呂、っていうのはナシですね。」
君島「僕は、頭ですね。」
ミヒャエル「今日、爆発してるよね。」
確かに、君島先生の髪がヴォリュームたっぷりで、出てきたときから驚きだった。
君島「これ、メイクさんの力作です。」
ミヒャエル「今までに見たことがない。」
君島「俺の髪ってこんなに立つんだ、って、自分でもびっくりしてるから。」
教授「頭から順番に洗っていくの?」
君島「髪の毛が抜けちゃうから、髪の毛を洗い流しながら身体を洗うんです。」
ミヒャエル「犬みたいだね。」
君島「将来はまぶしい未来が待ってるんじゃないかな、と思います。」
ブラディ「そんなに抜けるの? 何で洗ってるんだよ。剣山かなんか?」
君島「確かに昔間違えて、バスマジックリンで洗ったことはありますけど。」
さらに医局のアイドル新田先生の爆弾発言から、収拾がつかなくなる。 キーワードは、「真ん中から」(新田)、「センターやや下」(ミヒャエル)。 沢登先生とブラディ先生は左腕、ドクターは右腕、教授は顔、事務長は頭から。

中学生の息子がエロ本を隠しているのを見つけました。 注意したほうがいいでしょうか。
ドクター「シューマイくんが答えるのがいいね。エロ本の隠し方。」
ミヒャエル「昔は、裏山とか。」
教授「隠すんじゃなくて、拾いに行ったんじゃないの?」
ミヒャエル「国道一号線に散乱してた。車をぬって拾って、裏山に運んで。」
ブラディ「野球部で球拾いしてるとき、川にエロ本が流れてきた、っていうんで、 みんなで球拾いやめて、拾いに行きましたよ。」
君島「野球部総出で回収するの?」
ブラディ「だからエロ本ぐらい、当たり前ですよ。」
沢登「エロ本ぐらいで道を誤るんだったら、僕たちはどうすればいいんですか。」
ミヒャエル「そういうのに興味がなかったら、おかしいよね。」
君島「そっちのほうが、先々怖いよね。」
ブラディ「もう1冊重ねておくような親になってほしいね。」
ミヒャエル「なんでこういう話題になると、みんな饒舌になるの?」

口から無意識のうちに黒いものが出ています。何か対処法はありますか。
ブラディ「黒いものって? コールタール?」
ドクター「海苔かな。おにぎり食べたときに、歯の裏にくっついて。」
沢登「口の中に生えてるんですか?」
君島「嫌ですよ、そんな自給自足。」
ミヒャエル「韓国海苔だったら、おいしいよね。」
誰もそんなことを問題にしてません。

ミニスカートは何歳までオッケーですか。
ドクター「30+α歳だよね。αって、いくつなのかな。」
ミヒャエル「大丈夫だね。」
ケロユキ「マイナスかもしれませんよ。30+(-4)歳とか。」
沢登「ケロヨン、ちょっと変だよ。」
一斉に「ケロヨンじゃない」というツッコミが入る。
君島「ケロヨンは別のカエル。」
ケロユキ「それにケロヨンは、緑色ですから。」
ミヒャエル「ね、ケロリン。」
これまた一斉に、「ケロリンじゃない」というツッコミ。 それに「ケロリン」は、カエルですらなくて、鎮痛剤ですがな。湯桶は黄色いけど。 みんなどんどん勝手なことを言い始め、しまいには、 「ケロロ?」とか言い出すやつまで(笑)。
ドクター「素肌を露わにするほうが、肌が綺麗になるよ。」
沢登「僕らもミニスカはいたほうがいいんですか?」
ケロユキ「ミニのスカジャンをミニスカって略しません?」
舞台上も会場も、何を言われているのか理解できず、一瞬の沈黙を生む。
ケロユキ「あ、駄目ですか。」
君島「(怒鳴る)このカエルっ。」
確かに「カエル」なら間違いはないな。

カレシが私よりかわいく泣くんですけど、女として負けてる気がします。
沢登「でも、男としては勝ってるんだから、いいんじゃないですか。」
ミヒャエル「喧嘩両成敗。」
喧嘩だったのか。でも、これがこの日最高にハマった発言だったかも。(笑)

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