Toshiyuki Morikawa Private Collection - Sotto Zutto with Dom-men Festival
森川智之プライベート・コレクション
「森川智之20周年トークライヴ そっとずっと
with 丼メン祭り 第1杯目」
- 「森川智之20周年トークライヴ そっとずっと with 丼メン祭り 第1杯目」
- 日時: 2007年7月7日(土) 17:40〜20:15
- 場所: かつしかシンフォニーヒルズモーツァルトホール (東京・青砥)
- 主催: HEAVEN'S DOOR (森川智之オフィシャルファンクラブ)
- 出演: 森川智之、宮田幸季
- ゲスト: 寺島拓篤
- 前説は、森川・ウイリアム・アクセルくんが担当。声は宮田くんにそっくり。
影ナレなのか、適当に客席をいじりつつ、かわいらしくて、強引で、わがままで、
無意識に自分が受け容れられることを知っている子供らしさを充分に表現している。
- 第1部:「そっとずっと」 (17:40〜18:55)
- ・歌〜トーク
- 舞台には、わりと素朴な花でボリュームのあるスタンドフラワーが6つ。
衣装は、黒の無地のTシャツ、黒のスリムジーンズ、
黒に白のラインと白い紐のスニーカー。カーキ色の半袖のシャツ襟ブルゾン、
両胸にポケットあり。前はボタンを全部開けている。Tシャツはジーンズにイン、
ベルトのバックルはシルバーの額縁タイプ。右腰には、
シルバーの細いチェーンに赤い石や円形の飾りの付いた、
ウォレットチェーン…じゃなくて単なる飾りチェーンのような。
黒の大きな石の周りにシルバーの、お馴染みのペンダント。
黒縁に暗いオレンジ色のサングラスを、歌の間だけかけている。
歌:「そっとずっと」
歌い終わった後、とりあえずひとりでトークする。
この「そっとずっと」は、「20周年をお祝いするトークショー」らしい。
「いつまでお祝いしてるんだ、って感じですけどね。」
「今年はずっと大晦日まで、お祝いしますよ。」
赤坂プリンスホテルでのディナーショーは、赤プリ史上5本の指に入る、と、
ホテルスタッフに言われた、と、ちょっと自慢した後、宮田くんを呼び出す。
- ・質問コーナー
- 「まずいもの好きです」と紹介された宮田くんが、司会進行を担当。
宮田くんは柄のあるTシャツに、ブルーのチェックの丈がかなり長い半袖シャツ。
お腹のあたりのボタンをひとつだけ止めている。
出てきた椅子に座り、宮田くんが森川さんにインタビューする。
「20周年おめでとうございます」の挨拶に始まり、
しごく真面目なインタビューコーナーなのかなあ、と思ったら(笑)。「20周年を迎えて、
いろいろ苦労もあったと思いますが、僕のことをどう思いますか」、「20周年を迎えて、
いろいろ苦労もあったと思いますが、丼メンの活動の心意気を」などなど、
毎回毎回「20周年おめでとうございます」の挨拶から入ったうえで
(森川さんはそのたびに腰を浮かしてお礼の挨拶(笑))、明後日のほうにボケまくり。
しかも、森川さんが戸惑っていると、「じゃ、次の質問」と、どんどん流す。
森川さんが「全然答えてないけどいいの?」と問い返すほど。
20周年記念ということで、ディナーショーの話に。
「準備もいろいろたいへんだったと思いますが、料理はおいしかったですか」。
「幸季に言われたくないな。赤プリだよ。フランス料理のコースで、特Aだよ。
幸季はBからC、ときにはDだよ。Dって、デッドゾーンのことだよ!!」
100円ショップで続いて買った塩羊羹を、宮田くんが(マ)のスタジオで配った話も。
全然まともなインタビューにならないまま、宮田くんが客席に降りて、
会場からの質問を受け付ける。
質問「座右の銘は何ですか。」
森川「左も右も0.1です。」
宮田「じゃあ、次の質問は?」
森川「え…。答えてないけど、いいのかな。」
宮田「大丈夫でしょう。左右の目ですよね。間違ってません。」
森川「でも…。」
宮田「じゃ、何ですか? 座右の銘。」
森川「けっこうあるんです。えーと。」
宮田「わかりました。『けっこうある』、ですね。」
これであきらめたのか、だんだん宮田くんのペースに乗せられてきたのか、
森川さんも大ボケのまま、フォローを放棄。
質問「金髪にしている理由は?」
森川「今日は何色にしようかな、って考えながら。(かつらを付け替える動作)」
質問「歌詞をどうやって覚えますか?」
森川「(舞台中央のスピーカーを指して)そこに貼ってある。」
- ・アクセルとボクのおしゃべりBOX
- 宮田くんが舞台に戻り、ディナーショーのパンフレットとして制作された、
「アクセルとボクのおしゃべりBOX」に関するトーク。
この中で、20年前にすごく緊張したという話があったので、宮田くんの提案で、
それを再現。宮田くんが蕎麦屋の出前になって、寸劇を始める。
宮田「じゃあ、僕が入ってきますから。」
森川「違うよ、俺が入っていって、挨拶した中に出前がいたんだよ。」
宮田「じゃあ、僕は振り向けばいんですね」
森川「お蕎麦屋さんは、丼…(間)…あ。ドンブリ。つながった…。」
岡持に丼をしまいつつ、森川さんの挨拶を受ける宮田くん。
最初は普通に挨拶する森川さんだが、宮田くんに駄目出しをされる。
宮田「違うな。声に厚みがある。もっとどぎまぎしてる感じで。」
逆に目一杯いい声で挨拶したりしているうち、20年前の声に戻ってもらう、
ということで、ヘリウムガスが舞台に届けられる。
森川「幸季は毎日、これ、何本吸ってから仕事に行くの?」
宮田「秘密です。」
ふたりともヘリウムガスで遊びながら、20年前の初々しいかわいい声を再現する。
もともとヘリウム声と言われている宮田くんでも、ちゃんと声は変わるんだ(笑)。
しかもその声を、ヘリウムなしで真似てしまう森川さんもすごい。
宮田くんの声もどこから出てるんだ、だけど、森川さんもどこから出してるんだ…。
ブックレットにある子供の頃の森川さんの写真が、
ジャイアンツのキャップをかぶっている点にも触れる。
森川家は大洋(笑)ファンのはずなのに?
森川「声優界で横浜ファンなのは、俺と幸季と速水さんだけなんだよ。
普通に、今日勝ったね、って話をするよね。」
宮田「あまり言えないんですけどね。昔、『南海奇皇(ネオランガ)』で、
森川さんに横浜優勝の号外をあげたんですけど、
あんなに喜んでる人は初めてでした。」
- ・アクセルくん成長日記
- 森川さんが、「昨日、夜鍋を食べまして」と言いつつ、自分で書いた台本を、
ふたりで朗読する。単なる朗読劇ではなく、ちょっとした動き付き。
今回の朗読劇を上演するにあたり、森川智之役、
アクセル役のオーディションを行なったらしい。森川智之役には誰がいいか、
という問いかけに、会場からは、和彦さん、滝口さん、立木さん、などの声が。
結局は森川さんに決定。
そして、アクセル役発表。宮田くんは発表に備えて、客席最前列の空席に。
森川「いや、もう既にスポット当たってるし。」
無事に宮田くんがアクセル役に選ばれ、朗読劇開始。
台本の内容は、今まで森川さんが話題にしてきたアクセルくんのお話なので、
特に目新しいわけではないが、アクセルがちゃんと言葉をしゃべることで、
ああそうなんだろうな、と、ふたりの様子を微笑ましく思い描くことができる。
しかし、宮田くんのアクセルは見事だ。ちゃんと犬なのに子供だ。(笑)
「扇風機」扇風機の足元に寝て強にしたり、エアコンのスイッチ入れたりのアクセル
「リハーサル」テレビの前でパパの仕事を妨害するアクセル
「フレンドリー」警戒心を持たず、すぐに玄関に出ようとするアクセル
「病院」病院大好き、玄関マット大好き、なアクセル
「おねむ」パパにお尻をくっつけて寝るアクセル
途中で宮田くんが、「アクセルの気分にもっと近付くために」と、
犬の鼻を取り出して、自分の鼻に装着する。
ちゃんと声には影響が出ないタイプのものを選んでいる。
「100円ショップ?」という森川さん問いかけに、「失礼な。
100円ショップの 5倍ほどしましたよ」。押すとキューキュー鳴る犬の鼻だった。
「アクセルはワンワン鳴かないからね。鳥みたいに、キューンキューン、って。」
「アクセルをペットショップから連れて帰るとき、段ボールに入れて、
タクシーに乗ったんだけど、運転手さんが、『今ペットショップから出てきましたよね?
猿ですか?』だって。『いや、犬です、ほら』、って。」
「ときどき寝ぼけて、ワン、って鳴くときがあるんだよ。
びっくりして飛び起きて、今の誰?、って、自分で一生懸命探してたりするんだ。」
- ・歌
- 宮田くんが退場、ひとりでディナーショーDVDの告知の後、歌を披露する。
ディナーショーで評判がよかった曲、と紹介されたのはこれ。
といっても、ディナーショーで歌った曲は、どれも評判がよかったらしい。
歌:「Love Me Tender」
ディナーショーでも最後に歌ったこの曲を、また最後に。
「歳取ってくると、若くなってくる。角がとれて、カッコつけなくなってくる。」
「うちのおじいちゃん、万歳しながら死んでいったんですよ。親戚集めて。
幸せもんだね。僕もそうやって死にたいです。」
歌:「LONG」
最後に、「次は丼メン祭り、僕のおもちゃ箱です」と紹介して、幕。
- 第2部:「丼メン祭り 第1杯目」 (18:55〜20:15)
- ・登場
- 2階客席に宮田くん…ならぬ、聖丼メン大学小料理学部準講師、メンまずみ登場。
各地の名産丼を訊いて回る。この場は、丼メン祭り夏期講習らしい。
そうこうするうち、聖丼メン大学全学部名誉教授、丼タコスも1階客席から登場。
丼タコス教授(声は森川さんに激似(笑))は、紫のアフロにピンクのカーラー付き。
丼メンマークを顔のそこここに描いたメイク、黒縁の丸めがね。衣装は、
赤に模様の入ったTシャツ、ベージュに茶色の模様のミディ丈フレアースカート。
その上に、裏地のようなテレテレの生地で作った、
薄紫のようなピンクのような丈長のちゃんちゃんこを羽織っている。
背中と左胸に丼メンマーク入り。足首までのソックスと、クリーム色のサンダル。
メンまずみ準講師は、黒のアフロにブルーのカーラー、ベージュのTシャツ、
モスグリーン(カーキ)のプリーツスカート、水色のちゃんちゃんこ。
同じく、足首までのソックスにサンダル。
- ・第1時限(校歌斉唱)
- ふたりとも舞台に上がり、「聖丼メン大学校歌」を斉唱する。
どっかの校歌をそのまま持ってきて、一部の歌詞を置き換えたような、
いかにもな校歌なんだが、「高等学校」とか歌っている。
まずみ準講師にその点をツッコまれた丼教授、「高等な学校ということよっ」。
しかし、客席(学生?)を指して「ゾンビ」という歌詞はどうなんだ(笑)。
教授の「校歌、覚えましたか」の言葉に、会場からの「えー」が綺麗にユニゾン。
このあたりから、たぶん意図したわけではないだろうが、
ツッコミのいない舞台に対する客席からのツッコミが、
見事にそろった「えー」に集約されるようになる。
- ・第2時限
- 教授と準講師、それぞれの考えた丼レシピを披露。
メンまずみ準講師の丼は、名付けて「初夏七夕の麺」。
ご飯ではなく、3分茹でたそうめん(揖保の糸)をベースに、蒸し海老、うなぎ、
アボカド、はごろもフルーツ缶詰などをトッピング、わさび醤油で味付け。
丼タコス教授の丼は、1合の米に水100cc、
トマトの水煮とプレーンチーズを一緒に炊き込んだご飯の上に、モッツァレラチーズ、
夕張メロン、生ハム、ハムカツを並べ、マルシンハンバーグを突き立てる。
味付けは、醤油、砂糖、みりん、ウスターソースを各カレースプーン5杯ずつに、
水溶き片栗粉でとろみを付けたもの。
丼の名前は、「シェフの気まぐれモリ丼」とかだったような。
具を紹介するたびに、客席からの「えー」がだんだん大きく綺麗に揃うようになる。
ひと言ひと言への盛大な「えー」に、いちいちレシピを舞台に叩き付ける教授。
それでもめげずに、最後までレシピを紹介し終える。
そして、そのレシピを実際に作った丼、という恐ろしいものまで登場。ふたりとも、
自分で考えたレシピなのに、丼の蓋を開けるのを怖がっているのがおかしい。
勇気を出して蓋を取った「初夏七夕の麺」の感想は、
準講師「彩りを考えたはずなのに、なんか、生ゴミみたい。」
教授「ゴミの日に燃えるゴミを出し忘れたときの、台所のシンク。」
「気まぐれモリ丼」には、「なんかニンニク臭い」という感想も。
意を決して、丼の中身を口に運ぶ。無理矢理飲み込もうとするも、
身体が拒否をしている様子。こらえてもこらえても、嗚咽がこみ上げ、
咳き込みながらも、それでも、「おいしい」と言い張る教授たち。
お互いの丼を交換まで。
準講師「おいしい。飲み込めないくらい。」
ようやく丼から解放され、「今日のディナーに是非いかがですか」としめる。
教授「本日のレシピは、次号の『声グラ』に載ります。
でも、何か起こっても、私たちは責任をとりません。」
準講師「自己責任でよろしく。」
- ・第3時限
- 1階席後ろから、ゲストの寺島くんが登場する。普通のジーンズ姿。
舞台にいるふたりを見たとたん、「わ、ゾンビ」。ナイスだ。アドリブかな。
聖丼メン大学に入学したくて、試験を受けに来たのだが、遅刻したらしい。
教授「遅刻は、高木渉と森川智之以外許さないわ。」
寺島くんは寺島くんではなく、オチタスベリくん、とのこと。
急にいい声で「アポロニアス」や「サキ」と呼びかける教授に、
頑張ってそれぞれ対抗する寺島くん、ではなくてスベリくん。ゴウとサキが会話して
いるところに、ひとりだけ仲間はずれの準講師が、
レイになって会話に加わろうとするが、そのまま流されて会話終了。不満
げな宮田くんのふくれっ面がかわいい。
オチタスベリくんの入学試験は、3人がその場で出された料理を食べるのだが、
ひとつだけ激マズ料理がある。それをおいしそうに食べてバレなければ合格。
1回目は、ウニの軍艦巻き、コーラ付き。激マズバージョンは、
カラメルなしのプリンと酸っぱい酢飯、コーラの代わりに醤油入り炭酸水。
当たったのは寺島くん。本当につらそうだった。なかなか口からものがなくならないし。
まずみ準講師は、普通にウニが苦手なので、当たりじゃなくてもキツかったらしいけど。
2回目は、まぐろの山かけ丼。激マズバージョンは、チャンジャにヨーグルトかけ。
ウニのときには、見てすぐにわかったらしいが、
これは、見た目はまったく同じ、と3人で大騒ぎ。
飲み物は、アイスコーヒーとコーラを半々にオレンジジュースを少々の、
「湿布ドリンク」と呼ばれるもの。
それを聞いて、一斉に鼻をカップに突っ込んだまま、動かなくなる3人。
必死に食べつつ、なんだかみんな口数が多いなあ(無理矢理しゃべってる感じ)、
と思っていたら、全員ドカンだったらしい。会場の「えー」も最高潮に。
でも、「もったいない」と最終的には飲み込んだ教授と準講師は、
さすがに既に入学(?)済みなだけはある。
結局、バレちゃったけど、オチタスベリくんは合格。その場にスタッフが出てきて、
衣装を着せてメイク、表彰式に移る。黄色のアフロにオレンジのカーラー、
黄色のちゃんちゃんこ、横縞のTシャツ、クリーム色のプリーツスカート。
靴も脱いで、サンダルに履き替え、自前の眼鏡の上に丸めがねを重ねる。
その格好で再度「聖丼メン大学校歌」を歌ってからハケ、講義は終了したのだった。
- ・エンディング
- 丼メン大学の格好のまま、森川・宮田のふたりが出てくる。声は普通。
宮田「気持ちもお腹もいっぱいです。」
森川「気持ちもお腹もゴロゴロだね。」
寺島くん(同じく衣装そのまま)を呼び出し、告知と感想を訊く。
そして最後は3人で手を合わせ、「ごちそうさまでした」で終了。
この後、3人で会場巡りをするのだが、
その間、「ドンドンドン ドドンメメン」に始まり「まずい」で終わる、
約20秒の歌が何回も繰り返される。
「丼メン祭り」では、開始のときから、主題歌なのかジングルなのかステッカーなのか、
のこのフレーズがそこここで使われるのだが、これがまた、
1年前の悪夢のように、頭の中をぐるぐる回るんだ……(笑)。
- 後説はまた、宮田声のアクセルが担当。かわいい…。
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