森川智之プライベート・コレクション
「第1回声帯杯ドッヂボール選手権」(森川Side)
「月刊声帯読め!」の読者参加企画、「ドッヂボール選手権」。
森川チームだったにゃおさんが、レポートを追加してくれました。多謝。
- 「第1回声帯杯ドッヂボール選手権」
- 日時: 2000年12月2日(土)
- 場所: 東京工学院専門学校体育館
- 主催: 声優グランプリ「月刊声帯読め!」
- 出演(?): 森川智之・檜山修之、読者代表、他
2ヶ月も前の事なので、あやふやな部分や記憶違いの部分が多々あると思いますが、
どうぞお許しください。
- ■前哨戦
- それは、11月21日(火)午後8時過ぎのこと。
通勤に利用しているJR駅のホームで、今まさに電車に乗らんとした時に、
突然携帯電話が鳴り響いたのです。
坦: 「声優グランプリの○○と申します。」
私: 「あ、はい。お世話になります。」
坦: 「声帯対決の※×▽■※▽〜」…全く聞こえない。(涙)
私: 「すいません。ちょうど今、電車に乗ってしまったんです〜。」
坦: 「それじゃあ、後ほどかけ直します。」
私: 「宜しくお願い致します。」
電話の電源を切り、家に帰り着いたが電話はなかなか鳴らない。
生きた心地のしないまま、暫くたってやっと電話が鳴りました。
坦: 「声優グランプリの〜」
私: 「先程は、すいませんでした。」
坦: 「この度は、声帯対決にご応募下さいまして〜(中略)。まず、開催場所ですが、
武蔵小金井なんですけれど、○○市からだと少し遠いですね。」
私: 「いえ、全然大丈夫です。(どこでも)行きます。」
坦: 「それから、種目ですがドッジボールなんです。」
私: 「ド、ドッジボールですか(困)。…大丈夫です。(なんでも)やります。」
何があろうと、何をやらされようと、
「森川さんに逢うんだ」という強い思いにとらわれていた私でした。
- ■当日
- そんなこんなで、『声帯杯ドッジボール大会』当日。
集合場所からタクシーに分乗し、会場へと入った参加者一行。
(中庭の大スクリーンには驚かされました。)
久々の体育館に思わずウキウキしつつ(これは私だけ?スポーツ好きなので)、
各々準備を整えた後、担当さんから諸注意とルール説明が行われました。
(「かぶりもの」…あるのね(涙))
アミダ(?)でチーム分けを行った後、
チーム毎にキャッチボール等で身体を温めていると…。
「森川さん、檜山さんが到着されました!」の声が。
一同の視線が入口に集中すると、
「ど〜も!!」という感じで、お二人が登場されました。
「こんにちは!」と返事をするが、どこかぎこちない私達。
「こりゃ、マズイ」と思ったかは定かではありませんが、
森川さんの「全員集合!!」の掛け声で、全員の緊張が和らいだのは確かだと思います。
(「お前は体育の先生か!」みたいな感じで、
檜山さんのツッコミが入ったのは言うまでもありません。)
そして、森川チーム、檜山チームに分かれ練習開始となりました。
ボールを投げる相手の名前(「モリモリ〜」等)を呼びながら、
キャッチボールをしました。
森川さんは、最初は不安気に一人づつ確かめながら呼んでいましたが、
次第に覚えてくださって、最後の頃には途惑う事なく名前を呼んでくださいました。
そして、「いざ、試合!!」。
試合中の事は余り覚えて無いんです。本当に緊張&熱中してましたね。
覚えているのは、檜山さんの動きが素晴らしく軽やかだった事。本当に驚きました。
「檜山さん、運動神経良いじゃん!」と心の中で呟く私でした。
(ゴメンね、ひ〜ちゃん。)
各試合が終る度に勝利チームの写真撮影があり、
それが終ると休憩モードに入るのですが、
檜山さんは立っていた場所にそのまま座りこんでいました。
(最後まで当たらずに内野で頑張ってましたので、かなりお疲れだったらしい。)
一方、森川さんは動き回ってばかり…。
ボールを持ってマネージャー氏に「キャッチボールしよう!」って誘ったりして。
その姿はまるで、
自分のテリトリーで心置きなく野山を駆けまわっている犬のよう…。
第一・ニ試合ともに森川チーム勝利の後の第三試合。
「このままでは、つまらない」と編集サイドの提案で、
キャプテンに対してハンデが付けられる事に。
それは誌面でも書かれていましたが、キャプテン、つまり「森川さんが当てられたら、
それまでの勝ち数は無し」という冷酷非道なもの。
「イイよ! 俺が当てられなきゃ良いんでしょ?」と、
確かそんな事を言っていた森川さんでしたが、試合開始直後に見事当たってしまい、
「勝ち数2」は海の藻屑と消えてしまいました…。(涙)
そんな悲しい出来事の後に再開された第三試合も森川チームが勝利を納め、
結局森川チームの優勝となりました。
勝てて良かったね、森川さん。これで負けてたら優勝は檜山チームになってしまって、
森川チームの面々から非難轟々となっていた事でしょう。
それ程、燃えてましたからね、森川チームは。(笑)
そして、表彰式。
優勝チームに担当さんから優勝トロフィーの授与がありました。
受け取るのは、もちろんキャプテンの森川さんです。
その後、森川さんからチームのメンバーに優勝記念品を手渡して頂きました。
(握手もして頂きました。)
写真撮影や少しお話させて頂いていたら、
マネージャー氏より「それじゃあ、そろそろ…」とお声がかかり、
森川さんと檜山さんは参加者全員と握手をして体育館を後にされました。
「あ〜ぁ…行っちゃった」とばかりにしばし呆然と二人を見送る参加者一同。
担当さんの「それじゃあ皆さん、帰り仕度をお願いします」の声に促され、
身支度を整え、体育館を後にしたのでした。
- ■ないしょのお話
- 〜呼び方〜
- 森川チームが「何故、名前で呼び合う」事になったのか…。
それは最初の挨拶の時、
チームの一人が「森川さん、何て呼んで欲しいですか?」と尋ねたのです。
すると森川さんは、「それじゃあ、『モリモリ』で」と答えたのです。
また彼女が、「皆さんは何て呼んだら良いですか?」と私達にも聞いてくれたので、
それぞれ自分の呼んで欲しい名前を言いました。
そうしたら、森川さんが「じゃあ、試合中も名前を言い合うんだよ」、と。
そんな流れで、
「森川さんに名前を呼んでもらえる」という幸運が廻って来たのでした。
- 〜服装〜
- 当日の服装ですが、森川さんがGパンに黒のTシャツ、
フード付きのナイロンのジャケット(?)でした。一方、檜山さんはジャージ。
そう、私達参加者の予想を大きく裏切って下さいました。
森川さんは「きっと、ジャージだろう」と思っていたのに…。
できれば、ホイッスルを首からぶら下げて。
そんな森川さんに、
「今日はどうしてジャージじゃ無いんですか?」とチームの一人が聞くと、
「だって、着替えるところ無いって聞いてたからさ〜」…って森川さん…。
「京都までジャージで行ったんじゃ?」とツッコミたかったのですが、
唖然としてしまって…言葉がでませんでした。(笑)
マネージャー氏に拾って貰ったんだったら、ジャージで良かったんじゃ?
見たかったなあ…森川さんのジャージ姿。
しかし、ジャージ姿を見たいとファンに思われる声優さんって、
森川さん位だろうなあ。(笑)
- 〜休憩時の過ごし方〜
- 森川さんはひたすら身体を動かしてました。
マネージャー氏や編集部(男性)の方とキャッチボールをしたりしてました。
投げ方にはアメフトの名残があるような…そんな気がしました。
投げるフォームがすごく綺麗で、「流石…」と関心してしまいました。(笑)
あと、バスケのゴールがあったので参加者でシュート練習(?)をしていたのですが、
そこに森川さんも参加し一緒にシュートしてました。
とても上手で何本も決めていて、
「やっぱりなんでも出来るんだなあ」と改めて関心してしまいました。
- 〜ハンデ〜
- 当初、このハンデはもっと違う物だったのです。担当さんより提案されたハンデは、
「森川さんは利き腕を使ってはいけない」だったのです。
森川さんの利き腕は「左」ですので、
ボールを取るのも投げるのも「右」でやらなくちゃならない…筈だったんです。
う〜ん…今となっては、こちらの方が良かったのかも…。
- 〜優勝記念品〜
- 目録には「カップルでご招待 温泉旅行 二泊三日の旅」と書かれています。
カンの良い方は気が付かれたかと思いますが、つまり「入浴剤」なのです。
どこの温泉なんでしょうね? まだ開けてないので…分かりません。(笑)
この温泉に入る日はくるのだろうか?
- ■最後に
- お二人が登場して試合を進めて行くうちに、
当初感じていた「緊張感」という物はどこかに行ってしまいました。
今では、お二人とドッジボールをしていたのが夢のように感じますが、
あの時はお二人が普通に接して下さったので、
まるで同級生と一緒にやっているのかと錯覚するほどでした。
本当に普通だったんです。きっと、お二人の人柄なのでしょうね。
試合に関する事以外、あまり話した記憶がありません。
それ程、試合に熱中していたんですね…私達。(笑)
でも、とても楽しい時間を過ごす事が出来ました。
20世紀重大ニュースのトップに入りそうな。それ程、楽しい一日でした。
次回も機会があったら、是非参加したいな、と思います。
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