森川智之プライベート・コレクション
「第1回声帯杯ドッヂボール選手権」(檜山Side)
「声優グランプリ」誌で連載の「月刊声帯読め!」で、「対決」希望者を募集。
応募した読者を集めて行なわれた読者参加企画、「ドッヂボール選手権」。
対決の様子は、2001年2月号(2001/1/10発売)に掲載されていますが、
わずか1ページの誌面では明らかにされなかった裏話を、
参加した花郁さんが、レポートにしてくれました。多謝。
- 「第1回声帯杯ドッヂボール選手権」
- 日時: 2000年12月2日(土)
- 場所: 東京工学院専門学校体育館
- 主催: 声優グランプリ「月刊声帯読め!」
- 出演(?): 森川智之・檜山修之、読者代表、他
私にとってまさに20世紀最高の思い出となった「読者まじえてドッヂボール杯」。
でも、どれだけ思い出すことが出来るのでしょうか?
う〜ん、まずどっから書こう? (笑)
- ●プロローグ
- まず、「月刊声帯読め!」の担当の方から電話があったのは11月21日。
「ドッヂボール」と聞いて、ちょっとひっくり返った私。
そんな種目書いた覚えはないし、球技は弱いんですけど…。
私の沈黙を察した担当の方が、
「ま…ぁ、森川・檜山と、てきと〜にやっていただければ」。
それでいいのか〜?と内心思いつつ、「でも、仕事も…。じゃぁ明日電話します」。
いざ二人と「対決」と思うと、恥ずかしさのあまり、最初は逃げました、私。
しかし、その後、逃げ場もなく初志貫徹!
数日して、担当の方から「声帯対決」の案内が送られてきました。
当日の日時・会場ほかの案内が書かれてあり、
集合場所は武蔵小金井駅の改札口と書かれてあったのですが、
その後に申し訳なさそうに、「交通費につきましては自己負担にてお願い致します」。
やっぱり、取材費少ないんだ! (笑)
- ●出陣準備
- 日時は12月2日(土)、会場は東京都小金井市にある工学院体育館。
当日まで、何人参加するのかは知りませんでしたが、
集合してみると9人ということで、ちょっとドキドキ。
(外野で楽しようと思ってたのに(笑))
体育館に到着して、それぞれ自由行動。着替える人、トイレ行く人。
担当さんが出してくれた飲み物でのどを潤しながら、「どっちのファン?」とか。
どっちの…? う〜ん、それって…?
そこで担当さんまたまた登場。
「チームのことなんですが、アミダでお願いします」(やっぱり)。
ただ、このアミダが夢も希望もない縦線だけの、下の隠してある紙を外せば、
即、どっちのチームだかわかるというしろもの…(それって、アミダ?)。
単に、時間短縮か、横線入れるのがめんどくさかっただけなのか?
アミダが終わると、またまた担当さんが嬉しそうに紙を渡してくれる。
今回の試合のルールが書いてあり、そこには、「変則ル−ル対決」の文字が…。
「みなさん、ほんとに勇気のある方たちで。
うふふ、声帯といえば、かぶりものですからね。」
どうやら私達は、かぶりものをかぶるという事だけで、勇者にされたらしい。
そんなこんなで、ようやく…お二人登場。
たぶん、みんなドキドキだったけど、あまりにも二人が普通に入ってくるので、
こっちもなんだか、出来るだけ平静を装ってたような気がします。
でも、頭はぼーっとしてて、あ、なんか二人でしゃべってるぞ〜、という感じ。
(二人の会話とかは、あんまり覚えていません。たぶん、緊張してたんでしょうね。
それから、二人に関しての事柄はあくまで私ビジョンですので。)
自己紹介はチームごとで、いつのまにやら、両チームに別れて練習。
檜山さんは眠いらしく、元気がない。それに比べて森川さん元気。
チームの人の名前を覚えて、ボールを投げるたびに呼んでいる。やっぱり、声がでかい。
そして、練習する輪も大きい。実は、このへんから勝負の行方は決まっていたのか?
でも、決して、いい加減ではなかったですね、担当さん!
終わったときに、「こんなに激しくなるとは思いませんでした」と、
感激していただきました。(うん、私もそう思います)
(関係ないけど、マネージャーさんに拾って来てもらったので、
遅刻はしなかった森川さんでした。)
- ●対決!!
- 試合の流れについては、雑誌に載っているとおりで、
試合中のお二人の会話もあんなものだと思います。
かといって、休憩時間はまるで「おまえら」かというと、
二人そろえばそうですが(笑)ほとんど離れてて、
参加者もそんなに若者ばかりではないので(あ、ごめん)キャピキャピすることもなく、
静かに参加しておりました。まぁ、20歳のコンビがちょっと頑張ってくれましたね。
というわけで、ほとんど、二人とはしゃべっておりません。(残念なことに(苦笑))
ほんと言うと、あくまでも取材に参加してるんだな〜と、思ったんですよ。
写真、取られまくりだし、最初の円陣組む所も、やり直し入るんだもの。
握手も「はい、じゃぁ、握手してください」みたいな。
(こ、これが、取材って〜やつですかい)
そこで、あ〜、ちゃんとやらなきゃなぁと思ったんでしょうねぇ。
そしたら、二人のことばかり見てはいられなくなった。試合に集中です。
でも、二人が一生懸命だったから、みんなも熱くなれました。
そのおかげで、もりもりチームの人がボールを受けた時、
転倒してちょっと頭を打ってしまうというアクシデントが。
森川さんはまっ先に駆寄って心配してましたが、無事でなによりでした。
動けるようになった彼女に、檜山さんと二人で、
体育館の隅まで付き添っていったのですが、横たわる彼女の側で安心した二人が、
「おとっつぁん、お粥ができたわよ」のギャグを繰り広げたという話しも。(笑)
試合中で、印象に残っているのは、やはり檜山さんの粘り強さですね。
だって、いつも最後まで残るのは檜山さん。汗びっしょりでした。コートの中、
ひとりで寂しかったろうな〜。ボールがちょっとだけ触れたときのアウトでは、
「あたった? ほんと、あたった?」と聞いたりして、
感覚が鈍くなるぐらい疲れてたようで、思わず明日の仕事の心配も。
(それは…年かも(笑))
森川さんをアウトにした自分のチームの人に、
「今晩、眠れないんじゃないの」と言ってたそうですが、
それは檜山さん、自分が当てたら眠れないって〜こと?
例によって、手首には輪ゴム(黒かな)をしてましたが、使いませんでした。
森川さんは、「もりもりチーム、声だしていこ〜」とか、チームの人の名前を呼んだり、
声を出して楽しそう。チームの人が勘違いでアウトになったときも、
「あ、おまえ〜、ばかっ!」と言いつつ、笑ってました。
おまけに、檜山さんに「ごめんね」「怒った〜?」と言いながら、
思いっきりボールを投げてさらに嬉しそう(ん〜、君たち〜)。やっぱり、
一番楽しく遊んでましたね、真剣に。ボールを投げる姿が、さまになってました。
- ●戦士の休息
- 休憩は試合が終わるたびにちょっとだけあったんですが、
檜山チームは負け続けなので、「あ〜ん、勝ちたいよ」とかいいながら、
ちょっとだらけてその場に座り込む始末。檜山さんも、
「ドッヂボールって、スポーツだったんだ〜」(う〜ん、勝負の世界だね)、
勝って喜ぶ森川さんを見て「こいつ、むかつく〜」(かもね〜)。
森川さんはというと、久しぶりにボールを持って、嬉しいのか、
マネージャー相手にキャッチボール。
いや、だけど、なんでそっちに行く! 森川さん、みんなはこっちっ!
でも、その肩にしばし、みとれる。あ、肩じゃなくて姿か。
そうかと思うと、突然、檜山さんに後ろからボールを投げる。
(ちなみに、ボールは柔らかいボールを用意して頂いたので、助かりました。)
檜山さんも本気で追い掛けるし、笑い声をあげながら逃げる森川さん。
(も〜、君たちって、いったい〜(笑))
でも、すぐに相手にするのをやめる檜山さん。そして私達に、「俺が、おまえらで、
こいつをどついてるだろう、あれ、3割は本気だから」と吠える。なるほど。(笑)
森川さんはあいかわらず、あっちの方でボールとたわむれてるんだけど、
さすがに檜山さんを中心に全員で輪になって休んでいるのを見ると、
とことことやって来て(「ぼくも、まぜて」という感じ)、
なぜか三度笠で、みんなを扇いでくれました。「はい、10万円〜」。
(でも、こういうとき誰もひーちゃん的突っ込みはできない、ってあたりまえか。)
- ●祭りのあと
- 最後は表彰式。ちゃんと、トロフィーも用意されていて、びっくり。
目録は担当さんが、それぞれに渡してました。温泉一泊旅行?
(いや、ただの入浴剤?)
はしゃぐもりもりチーム、というか、森川さん。
檜山チーム、あいかわらず、床にどへ〜。表彰式なんぞに興味はなく、
「お父さん、お疲れ〜」と肩を揉まれ、「そんな歳じゃな〜い」と檜山さん。
そして、お二人に「お疲れさま」の握手をしていただいて、さようなら。
楽しい夢のような時間は、あっと言う間に過ぎ去ってしまいました。
当然、二人がドアから消えるまで、じ〜っと見つめ続ける私達。
と…ゴン! やってくれました、森川さん。
ドアの場所確認してから、ドアに頭ぶつけるんじゃな〜い!!(笑)
森川さん、出口のそばまで、振り返りながら手を振ってくれていたのですが、
前を向いたとたん、頭をドアにゴンとぶつけました。
(さすがです、森川さん。わざとやって頂いてありがとうごさいます)
というわけで、最後は森川さんのサービス精神旺盛なボケで、
笑いながら二人と「さよなら」することができました。
- ●謎の真相
- 最後に、「月刊声帯読め!」の読者の皆さん。
「おつかれ〜」の集合写真をよ〜く、じ〜っと見てください。
森川さん、目録の他に、何か持ってませんか、右手に。
よ〜く見ると、檜山さんも、あれ〜。ほんとは全員持ってます。
おまけにですね、これはほとんど雑誌では見えないのですが、
森川さんと檜山さんの口からは、白くて長いヒモがたれてます。
(口をたどって行くと、かすかに白い点々に写ってるやつです)
正解は、手に持っているのは麩菓子で、口に含んでいるのはヒモのついた三角飴です。
何で?って、単純に、「これで終わった」と思った時に、20歳のコンビが、
お菓子と飴を配り初めたからでした。(笑)
でも、そのまま集合写真になだれ込もうとは。
それを素直に持ったまま写真におさまる、森川さん、檜山さん、参加者のみんな。
そして、ど〜せ雑誌ではわかんないよ〜、と思ったかどうかはわからないけど、
これまた素直に写すスタッフの方々。ん〜、なんだか、素敵な世界です〜。
(それでも、変です、この写真。口からヒモ、って〜のがね。(笑))
以上、簡単ではございますが、お粗末様でした。
ほんとに会話覚えてなくて、ごめんなさい。そして、参加された他の皆様、
個人個人でほんとうに違う感想だと思いますので、私の勘違いもあることですし、
「そこ、違〜う」と突っ込まないように、お願いしますね。(笑)
時間にして、4時間弱もなかったと思うのですが、あっという間でした。
森川さん、檜山さん、ほんとうにお疲れさまでした。
そして、ありがとうございました。
担当さんは、「次回に繋がれば」ともおっしゃっていたので、
さぁ、次回も応募するぞ〜???
トップページに戻る
Copyright(C)1998-2014