[お断り]
このレポートは、「森川智之」を中心に書いてあります。
特に面白かった発言等を除いては、原則として森川智之がからまない限り、
他の人のことは、あまり書いていません。
全体のことについては、他の「最遊記」サイトのレポートをご覧ください。
原作もアニメもよく知らないため、ほとんど予備知識がありません。
固有名詞などは間違っている点もあるかとは思いますが、ご容赦ください。
ただ、その程度の予備知識でも、たいへんに楽しいイベントでした。たぶん、
原作やアニメをご存じの方は、とてつもなく面白かったのではないか、と思います。
また、森川さんの発言以外は、誰の発言か記憶が曖昧なところが多々あります。
第1部に比べ、出演者たちもリラックスして来たのか、盛り上がる。
草尾毅の司会も、雰囲気に慣れて来たのか、客席を盛り上げるコツをよくつかんでいる。
随所にリラックスしたがゆえの(?)楽しい発言などもちりばめられ、
出演者の口数も多い。森川さんも、昼の部よりはるかにたくさん口を出していた。
舞台上の装置等は、第1部と同じ。
レポート中で「○」印を付けたものは、放映されたスペシャル映像。
○オープニング映像
なんと、舞台中央のセリから、司会の草尾毅(紅孩児役)と悟空役の保志総一朗が、
ふたりでポーズを取りながら迫り上がって来る。
○悟空用のプロモーションビデオ
「悟空はかわいいって言われるんですけど、
これを見るとカッコいいんですよね」という話題から、会場に、
「悟空がカッコいいと思う人〜」(会場「は〜い」)
「悟空がかわいいと思う人〜」(会場「は〜い」)
「でも本当は三蔵のファンだという人〜」(会場「は〜い」の大歓声)
このオチは、草尾さんや石田さんにより、
後に何度も繰り返されて(三蔵が八戒になることもあったけど)、会場をわかせる。
トーク中に声がかかり、八戒役の石田彰が登場。
石田さん、舞台上手の袖から姿勢を低くして中央のソファの裏に走り込む。
もちろん、走っている姿は、客席からはまる見え。何が起こるんだろうと見ていると、
ソファの後ろから、自分で身体を伸ばしつつ、「せり上がり」を演出。
石田さんの持って来たビデオは、何やら、話の展開が妖しい。大丈夫だろうか。
○パロディビデオ「風邪」
ベッドにうずくまる三蔵の部屋に、悟空が入って来る。
お見舞いに桃缶を買って来たらしい。煙草に火をつけた三蔵に、
「吸うなら言ってよ。俺が火をつけるから」「お前に火を付けてほしくない」
「俺にきつく当たりすぎじゃん。もしかして、俺のこと好きなの?」
…「出ていけ」「なんで? ふたりで一緒に出て行こうよ」。
○八戒用のプロモーションビデオ
曰く、「美しい」「心が洗われる」「しっとりアダルティー」。
石田「これは、日頃の行ないの差かな。」
そこに、保志くんが、「八戒の真の姿」のビデオを持って来る。
○パロディビデオ「芸人の憂鬱」
バンジージャンプで目立ちたいからといって、
ゴムをトイレットペーパーにすりかえたため、怪我をした悟浄と、
彼に包帯を巻いている悟空。それを見ながら、ねちねちとからかう八戒。
「バンジージャンプより笑いが取れるものがないか、
探しに行って来ます」と部屋を出る八戒、ぼそっと、「負けませんよ」。
○紅孩児一行のプロモーションビデオ(4人)
草尾さんのリードで、手拍子でノリながら鑑賞する。
「紅孩児、俺もビデオを持っている」という声がかかり、森川智之登場。
出てきたとたん、テンション高く「みなさん、元気ですか」と呼びかける姿は、
焔とは似ても似つかない、と思う。
第1部と同じ、黒の無地のTシャツ、いつもの黒の光沢のあるパンツ、黒の革靴、
黒のレザー地のような光沢のある素材のブルゾン、前ファスナーは、
第2部は途中まで閉めている。磁石型サングラスを、またはずしてみせる。
草尾「モリモリは器用だから、いろんな役をやるよね。
自分では、どんな役がいちばん得意ですか? 森川智之といえば。」
森川「うーん。攻めて攻めて攻めまくる。」
心なしか、観客の歓声が、色が違って聞こえるんですけど。
草尾「最遊記のキャラクターで言えば?」
森川「焔だね。エンディングの幸せそうな顔を見られたので、よかったです。
あとは、僕は、劇場版を。座席で。」
石田「ああ、お客さんとしてね。」
森川「舞台挨拶、あるの?」
石田「あるかもしれない。」
森川「そのときは、いちばん前で観てるから。」
草尾「じゃ、一緒に、いちばん前で観よう。」
森川「あれ? 出るんじゃないの?」
草尾「舞台挨拶はないよ。舞台挨拶はやっぱり、石田くんと保志くんとふたりで。」
石田「とてもじゃないけど、保志くんとふたりでは、仕切れません。」
草尾「保志くん、振って振ってっていうオーラを発してるのに、
振ると詰まるよね。」
森川「基本的に、保志くんのトークって、台本にないから。」
草尾「事務所の先輩・後輩じゃないですか。」
森川「(保志くんを指して)先輩なんですよ。」
保志「ええ〜?」
森川「うそうそ。」
草尾「保志くんから見たモリモリは、どうなの? モリモリから見た保志総一朗は?」
森川「口説かれました。」
話がヤバいほうに流れそうだったのか、あわてて戻して、ビデオに話を持って行く。
森川「1部とまったく同じなので、さっきの紅孩児のように、ノリ良く。
バイブレーションをかけて観ていただけると、より楽しくなると思います。」
○焔たちのプロモーションビデオ(3人)
主題歌を歌っている、徳山秀典が登場。
第1部と同様、正面の3人がけのソファに、舞台下手から、
保志、徳山、石田、森川、草尾の順で、5人が身体を縮めて座る。
○徳山秀典のミュージッククリップ
徳山くんは、三蔵をやってみたいらしい。悟空はテンションが高いから、と。
石田「八戒はテンション低いですよ。」
徳山「でも、石田さんだからできる、っていうところがあるから。」
三蔵役の関俊彦と、悟浄役の平田広明も登場。
関「僕も、徳山さんをやってみたい。」
手に持ったビデオテープを、草尾さんに見つかって。
関「さっき、悟空が三蔵に『煙草の火を』っていうので、受けてましたけど。」
草尾「関さん、もしかして、悟空もやってみたいとか?」
関「いや、俺は攻めだから。」
またなんか色の違う大歓声。(笑)
関「あれは、まだ序の口でした。ここに、三蔵と悟空の、真の愛の姿が。」
ほえ〜。
○パロディビデオ「三角関係」
「風邪」の続編(?)。去ろうとする三蔵を呼び止める悟空。戻って来た三蔵に、
「照れてんのか? 年の差なんて、気にしなければいいじゃんか」。
三蔵、焔に、「おい。こいつに何を吹き込んだ?」
「何も。三蔵、悟空にはお前の輝きが必要なんだ。
俺はあいつの太陽にはなれないようだからな」。
「妙なことを考えるのはやめとけ」と言う三蔵を見つめながら、悟空のモノローグ。
「三蔵は何を言ってるんだろう。そんなに年の差が気になるのかな。
みんながいるから照れてるのか」。三蔵、立ち去りながら、「嫌な予感がする」。
「年上の人に甘える台詞って、どうしてあんなに自然に言えるわけ?」と、
相変わらずイジメられる(?)保志くん。それをかわそうと思ったのか、
保志「焔、なんかすごい、マジでしたよね。」
草尾「焔の台詞は、本物?」
森川「みんな、録ったんでしょ? 俺、呼ばれてないもん。びっくりしちゃった。」
確かに、自分の声が聞こえて来たとたん、すごく驚いた様子だった。
○パロディビデオ「ヘアーバンドをどうぞ」
倒れ伏す悟空に、「立つんだ、悟空」と八戒。悟浄が近づくと、急に起きあがり、
襲いかかる。「今の悟空は、マイクタイソンもメじゃない」。
闘う悟浄の腕に噛み付く悟空、そこに「そのまま押さえておけ」と声がかかる。
悟浄、「咬まれてんだよ」とツッコむうち、悟空の頭にぴったりと輪がはまる。
「ぴったりだ。しかし、どうしてヘアーバンド?」と訝しがる悟浄の前に、
「情けないな」と女の人降臨。「あ、あのときのヘアーバンド屋さん」。
○真・NGメドレー
内容は第1部と同じ。
第2部も、第1部と同様の大抽選会。プレゼントの内容もほぼ同じ。
全員じゃんけんの目測は、今度はちょうどいいぐらいの十数人。
森川「たけちゃん、今度はいいカンジだよ。」
最後にひと言ずつご挨拶。今度は草尾さんも、間違えずに「SPRING ILLUSION」と。
それぞれ「私事ですが」を付け、個人的な活動の紹介などをするのが習わしに。
でも、「ないんです」という人もいたけど。(石田さんだ)
森川「卒業生です。でも、また呼んでください。パート2でも、回想シーンとか、
ありますよね。劇場版盛り上げて、テレビシリーズの2を作ってください。」
森川さんの「私事」。
森川「私事ですが(笑)。ラジオ、明日からやるんです。
『ラジオ・パステルコレクション』っていう番組で、ひとりでやります。聴いてね。
あと、明日、日曜洋画劇場『セブン』で、ブラピをやります。」
「ブラピ」に、会場から感嘆の声が上がる。
○劇場版予告映像
最後はやはり、出演者全員によるサインボール投げ。
今度も、森川さんは本当に楽しそうにボールを投げている。
最初から、2階席に投げ入れるのに情熱を燃やしているようで、
躍動感のある綺麗な身体の動きと、子どものような楽しそうな表情が、とても印象的。
この回も、投げたボールのほとんどが2階席まで届いていた。
やっぱりメインは主役の4人で、森川さんはあくまでもゲスト、という感じだったので、
森川さん自身もかなり控えめになさっていたけれど、
このサインボール投げが見られただけでも、
森川ファンとしては、行った甲斐があったというもの。