[お断り]
このレポートは、「森川智之」を中心に書いてあります。
特に面白かった発言等を除いては、原則として森川智之がからまない限り、
他の人のことは、あまり書いていません。
全体のことについては、他の「最遊記」サイトのレポートをご覧ください。
原作もアニメもよく知らないため、ほとんど予備知識がありません。
固有名詞などは間違っている点もあるかとは思いますが、ご容赦ください。
ただ、その程度の予備知識でも、たいへんに楽しいイベントでした。たぶん、
原作やアニメをご存じの方は、とてつもなく面白かったのではないか、と思います。
また、森川さんの発言以外は、誰の発言か記憶が曖昧なところが多々あります。
スペシャルビデオ映像(レポート中で「○」印を付けたもの)と、
キャスト声優のトークで進めるイベント。全体の流れはあるけれど、
あまり制約のある感じではなく、くつろいだフリートークが楽しめた。
会場の大宮ソニックシティ大ホールは、2500人収容の、かなり大きなホール。
もちろん、2階席にも観客はいっぱい。ステージから客電のついた客席を見ると、
本当にびっくりするらしい。(でもパシフィコ横浜大ホールの半分なんだけど。)
正面に大きなスクリーン。ソファが3つ、正面と舞台上手はそれぞれ3人掛け。
舞台下手はひとり掛けで、周りにはビデオセットの機材が置いてある。
両側に、ソファに座った人が映像が見られるように、モニタが用意されている。
○オープニング映像
司会は、紅孩児(コウガイジ)役の草尾毅。
ちょっと固いながらも軽妙なトークを披露していると、影マイクで三蔵の声が
かかり、三蔵役の関俊彦が、これ見よがしにビデオテープを持って登場。
持って来たビデオテープは、「三蔵中心に作ったプロモーションビデオ」で、
本編映像からセレクションした画像を、オープニング映像として構成してある。
それでは、と、舞台中央のソファに座ったふたり、関さんが足を流して、
しなを作った座り方で草尾さんにしなだれかかったとたん、会場から大歓声が。
関「いや、だって、こうやって(足を広げて)座ると、お行儀悪いじゃない。」
○三蔵用のプロモーションビデオ
「ゴキブリみたいなやつがいないと気持ちいい」などと、
プロモーションビデオについてトークを続けていると、
悟浄の声に続いて、悟浄役の平田広明登場。
○パロディビデオ「霊感商法」
三蔵、数珠を騙して売ろうとしてつかまり、監禁されているところを見張り中の、
悟浄との会話。決め台詞は、「焔に売りつける」。
最後に、焔のネックレス?のアップに「←これですね」のテロップ。
○悟浄用のプロモーションビデオ
○パロディビデオ「漫才師の憂鬱」
カウンターで酒を飲みつつ、東京からの漫才師を待つ上方漫才師、悟浄と八戒。
なぜか関西弁(いや、「上方」漫才師だからか)。
そこに登場した「東京から来た漫才師」は、
悟浄と同じ声の「おすぎ」(何故〜?(笑))しゃべり。
○紅孩児一行のプロモーションビデオ(4人)
影マイクで焔(ホムラ)の声がかかり、森川智之登場。
衣装は、黒の無地のTシャツ、いつもの黒の光沢のあるパンツ、黒の革靴、
黒のレザー地のような光沢のある素材のブルゾン、前ファスナーは開けている。
サングラスをかけているが、お得意の眼鏡に磁石でくっつくタイプ。
出てきてすぐにはずしてみせる。
草尾「最遊記、どうでした?」
森川「漢字が読めませんでした。
『焔達(ほむらたち)』っていうのを、最初、『エンタツ』って。」
関「そう読んだ人がいましたねー。」
草尾「終わってみてどうですか?」
森川「こういう役って、やってるようでやってなかったんですよ。
最後、僕、気持ちよく。いい顔してたんで、いいかな、と。」
草尾「ちょっと気になったんだけど、そのビデオテープは何?」
森川「これは、昨日、徹夜で編集したんですよ。嘘ですけど。
みなさん、プロモーションビデオ作ってるじゃないですか。僕らも、焔たちも。」
草尾「あ、漫才師。」
森川「いやいや。エンタツじゃなくて。」
○焔たちのプロモーションビデオ(3人)
関「焔さ、ジーパンはいてんの?」
「着物にジーパン」だの、さんざんな言われようをする焔。
主題歌を歌っている、徳山秀典が登場。
舞台中央の3人がけのソファに、舞台下手から、関、徳山、平田、森川、草尾の順で、
5人が、身体を縮めて座る。とてもかわいい。
○徳山秀典のミュージッククリップ
「なんで綺麗なプロモーションビデオの後に観て違和感がないの?」と、
もっともな感想をもらす面々。
しかし、3人がけのソファに男5人はやはり窮屈なようだ。
平田「オチはないんですか?」
草尾「落としてください。」
平田「え?」
戸惑う平田さんに、関さんが耳打ち。
平田さん、ソファの端に座る草尾さんを押して、ソファから落とす。
平田「すみませんね、べたべたで。関さんがそうしろって言ったんですよ。」
そこに、悟空役の保志総一朗と、八戒役の石田彰が登場。
○パロディビデオ「温泉へ行こう」
浴槽を汚すから、と、ロンゲ禁止の温泉。髪を切れ、と迫る三蔵に、
それなら入らない、とつっぱねる悟浄。混浴だ、と聞いて、「切りましょう」。
やがて話は、「ラジにいさん」ネタに。会場から「ラジ子さんやって」と声がかかるが、
舞台ではそれが聞き取れない。さんざんあれこれ試したあげく、ようやく伝わる。
ラジ子さんのオリジナルは、石田彰らしい。
石田「ラジ子さんは、おすぎなんですよ。平田さんに、漫才師のをやられたときに、
すごく悔しかった。なんで平田さんに。ちくしょう。」
文章では描写しきれないが、石田彰の「ラジ子さん」は絶品、
ということだけは確か。
○パロディビデオ「続・温泉へ行こう」
髪を切った悟浄、騙されていたことを知り、さらに追い打ちのように、
「エロガッパ」のあだ名を頂戴する。
露天風呂に向かう4人、三蔵も煩悩だらけ(笑)。水着着用は不可、と言うのに、
悟空「水着はやっぱりビキニなの?」「いや、絶対ワンピースだっ」。
草尾「ワンピースといえば。15:00。」
森川さんは何のことだかわからなかったらしく、
「ああ」という顔をした隣の平田さんに耳打ちしている。
「サンジ」と教えてもらって納得した模様。
会場からの「やって」の声に応えて。
平田「どうやって演じ分けているんですか、って言われるんですけど。
誰にも言わないでくださいね。同じなんです。
ただ、頭に『くそ』を付けると、サンジになるんですよ。」
○真・NGメドレー
とても珍しい、「アニメアフレコ」のNG集。ほとんどがかんだり間違えたり、だが、
それぞれリアクションがとても興味深い。本人たちは真剣なんだろうけれど。
来場者に、たくさんのプレゼントが用意されている。
まずは、抽選箱に入った、席番の書かれたカードで、抽選会。
当たるのは、それぞれのキャラクターのサイン入りポスター(紅孩児も)、
焔だけはサイン入りうちわとテレフォンカード。
さらに、サイン入り台本、非売品テレフォンカード、グッズ詰め合わせなど、
豪華プレゼントは、全員じゃんけんで。司会の草尾さん、
10人程度になったところで舞台に上がって来てもらおうと思ったらしいのだが、
目測を誤ってしまい、100人近くが舞台下に。
大汗をかく草尾さんを、みんなでサポートする一幕も。
森川「たけちゃん、いい汗かいたね。」
草尾「たくさんでじゃんけんやっても、あいこばっかりなんだね。」
じゃんけんを勝ち抜き、どのプレゼントを選ぶか迷っている人に、
「台本はインターネットで売れるかな…」とつぶやく森川さん。
その人、台本もらって行ったんですけど。
ネットオークションに出ていたら、森川さんのせいですよ。(笑)
最後に、ひと言ずつご挨拶。それぞれ、劇場版の見どころなどを紹介する。
草尾さんが「SUMMER ILLUSION」と言ったのを、徳山くんが訂正したり。
森川「僕は、テレビで出番が終わってしまったので。」
草尾「公開されるまでわかりませんよ。」
森川「キープ来てんでしょ?」
草尾「一応ね。」
森川「俺、キープ、バレたの。劇場版、がんばってください。」
おいおい。そんなところでそんなことを。(爆)
「明日から、僕、ラジオやるんです」と、
しっかり「ラジオ・パステルコレクション」の宣伝をする森川さん。
しかも、「ボーイスラブの番組」という紹介付き。
○劇場版予告映像
最後に、出演者みんなで、サインボールを客席に投げ入れる。
ほとんどは1階席にしか届かない。
それを見ていた森川さん、ステップを踏んで助走を付け、
華麗なフォームで2階席に向かってすごい勢いでボールを投げ込む。
これには、2階席が大歓声。素晴らしい投球に、1階席からも歓声が上がる。
森川さんは、といえば、遠くまでボールを投げるのが、楽しくてしかたがない様子。
本当にうれしそうに、ニコニコしながら、力いっぱいボールを投げている。
結局、担当のボールのほとんどすべてを2階席に投げ入れてしまう。
2500席程度とはいえ、2階席までの距離はそれなりにある。やっぱり、
あの華麗なフォームと、鍛えられた肩の賜なんだろう。さすが、体育会系。
少なくとも、このサインボール投げでは、MVPは森川さんだったことに、
きっと誰も異論はあるまい。