森川智之プライベート・コレクション

「セイント・ビースト 六周年記念感謝祭」


「セイント・ビースト 六周年記念感謝祭」
日時: 2008年5月11日(日) 昼の部:14:35〜16:45/夜の部:18:10〜20:20
場所:有楽町よみうりホール
出演: 森川智之、櫻井孝宏、宮田幸季、吉野裕行
ライヴゲスト:きただにひろし
司会:寺島拓篤、羽多野渉

構成と全体の印象
構成は基本的に1回目と2回目は同じ。
司会進行の担当がいるので、4人はずっと舞台にはいるのだが、ゲスト感覚。 振られたら話す、という感じ。4人が(それぞれのキャラとして)担当でないところ、 特にナレーションやお知らせ周りはすべて司会進行がやるので、出番としては、 このふたりがいちばん多かったような印象。

昼の部はお互いにペースがつかめていないのか、なんとなくよそよそしく、 進行も固い感じを受けたが、 夜の部は先輩たち(四聖獣)の後輩(MCたち)いじりもキレを見せ、 後輩たちも頑張って食いついていっている様子がテンポもよく、 かなり面白くなった。
相変わらずやりたい放題なセイント・ビーストだが、四聖獣の4人は基本的に真面目で、 アドリブは炸裂するがあまり脱線はしない。 そのうえ、ちゃんと進行のことを考えている(というか、 進行させることにいっぱいいっぱいの?(笑))司会進行担当がいたので、 夜の部ぐらいに遊びが入ってちょうどいい感じになっていた。 昼の部はちょっと遊びが少なすぎた感じ。 森川さんをはじめ、四聖獣たちは、ちゃんと仕切る担当がいたこともあり、 いい具合にお客さん気分でリラックスしていたようにも思う。

立ち位置(座り位置も)は、舞台下手から、司会進行卓に羽多野、寺島。 それから、森川、櫻井、宮田、吉野。 ドラマやエンディングでは、司会のふたりも卓の後ろから前に出てくる。 エンディングはきただにひろしが、寺島と森川の間に入る。

森川さんの衣装
昼の部:
白のサテンの長袖シャツ、前は開けている。襟とカフスは大きめ。 両襟とも、石の入ったピンで止めてある。ピンホールカラーのような感じだが、 前は開けてあるので、カラーピンではない。
インナーは黒かグレーのような色に、たぶんラメの入ったタンクトップ。 黒のちょっと光沢のある素材のブーツカットパンツ、 右腰に明るいシルバーのジャラジャラしたウォレットチェーン、3連。 シルバーペンダントのトップは小さめのクロス。黒革のブーツ、 鋲がいっぱい飾りについている。メッシュが入ったような茶髪、黒縁の眼鏡。
エンディングでは、サテンのシャツの前を、下3つぐらい止めていた。
夜の部:
白地に赤と黒、銀ラメのラインの入ったのチェックの長袖シャツ、 袖は肘ぐらいまでまくり上げている。インナーは黒のVネックTシャツ。 明るめのブルーのストレートジーンズ、両足太ももの前側に、 シルバーのコーティングのような光る素材が吹き付けてあって、 斜めにラインが入っている。 右腰のウォレットチェーンはやっぱり3連でジャラジャラだが、色は黒。
ペンダントと靴は昼と同じ。黒縁の眼鏡。髪は昼よりもハネが大きい。

オープニング(挨拶)
まずは司会進行の寺島・羽多野登場。
ひと言ずつキャラクターでの台詞の後に、四聖獣の4人が登場する。

昼の部はまず、簡単に自己紹介(役名と名前程度)の後、 「6年間を振り返って」というテーマでの挨拶。森川さんは、
「小学生でいえば、もうそろそろ卒業ですか(司会のふたりが最初に出てきたとき、 6年といえば小学生が卒業する、と言ったネタを受けて)。 (急に司会のふたりに向かって)俺を追い出したいのか!? 居座ってやる!!」
「あっという間の6年だったけど、でも、このメンバーを見ると、 まだ6年、って感じがするね。あの頃はまだみんな、おむつ履いてたよね。」
確かに、森川さん以外はまだ、名前を聞いても「誰?」っていう人が多かった。 今からでは考えられない…。さらに、よっちんの挨拶のとき。
吉野「何といってもまだ、20代だったね。」
森川さん、よっちんに向かって手を上げてアピール。
吉野「あっ!!」
森川「もう40代だよ。居座ってやる!!」

夜の部は、登場後の自己紹介のときに簡単に挨拶する。森川さんは、
「みなさん、こんばんは。今日はみなさんと一緒に楽しみたいと思います。」
櫻井くんが客席に「3階!」と煽るネタをやるが(よみうりホールに3階はない)、 誰もツッコまない。ぼやく櫻井くんに森川さん、「ここ7階ですよ」。 返しにくいー(笑)。確かに読売会館の7階だけど(地下〜6階はビックカメラ)。

ヒストリーその1「セイント・ビーストクロニクルズ」
セイント・ビーストの物語を振り返るダイジェスト。
小説などから、ドラマCDになっていないシーンを選んで、生ドラマ化。 麒麟のユダ役の石田彰、鳳凰のルカ役の緑川光も、録音で参加。 ナレーションは司会のふたりがつとめる。
少年時代の六聖獣のシーンもあり、舞台上の4人は、かわいらしくやり放題。

ヒストリーその2
「セイント・ビースト」として独立してからの6年間の足跡を、 年表で紹介する。
CDやイベントなどを年代順に追っていくのだが、「ケダモノたちの聖なる宴」で、 森川さんの白に近い金髪・黒エナメルのコート姿の写真が画面に。
森川「どこのバケモノですか。つかまりますよ、こんなの。」
今は黒髪が目に慣れてきたけれど、当時はこれがフツーで当然でした(笑)。
森川「外は中野まつりだったね。」
櫻井「中野サンプラザは、第2会場だったんですよね。」

続いてお馴染み、石田彰と緑川光からのビデオメッセージ。今回はひとりずつ。
緑川さんが一緒にいない石田くんは、なんとなく落ち着かない様子だが、 地味ながらもパワーのあるボケを連発してくれる。緑川さんは、 前回の(Othersの)イベントで仕込みがなかった、と石田くんに言われたので、と、 用意してきたアイテムを次々とお披露目。相変わらず強力なふたりだ。

セイント・ビースト新章「エンジェル・クロニクルズ」お披露目
森川、櫻井、宮田、吉野、寺島、羽多野の順で、 いわゆる宣伝文句を読み上げる。
昼の部はごく普通だったが、夜の部、最初の森川さんが番宣ナレーション風に、 かなり芝居がかって読み上げたため、それからどんどんエスカレートしていく。 最後の最後に回ってきた寺島くんはDJ風で乗り切ったが、 羽多野くんはなんだか誰かを彷彿させる読み方に。 内容よりも読み方が面白くて、会場中大笑い。
森川「全然みんなに伝わってないじゃん。」
羽多野「それを始めたのは森川さんですよ!」
森川「嘘!!」
櫻井「なんか面白そう、っていうことは伝わったと思いますよ。」

新キャラクターの紹介に続いて、ビデオレター。東地宏樹(ロンギヌス)、 小山力也(ピラト)、平川大輔(堕天使ガブリエル)、杉田智和(流星のキラ)。
小山さんがネタバレをベラベラしゃべってしまう。途中から舞台上は、いいのか、 とザワザワ。昼の部では、話のあらすじをほとんど披露してくれた。夜の部は、 適当にカットされていた(笑)。昼夜で衣装を変えていたのは彼だけだったような。
森川「これを撮る前に、東地と一緒に仕事してたんですよ。けっこう困ってました。 本当はあんな雰囲気じゃないです。もっと面白いです。力也さん並みです。」

ゲーム「ランキング当てクイズ」
テーマに添ったランキングのうち、NG順位に当たるキャラを避けて予測するゲーム。 キャラクターは10人、NGは2つ。カードを引いて回答順を決め、2巡すればクリア。 ということは、NG以外は全部当てないといけない、という、わりと過酷な条件。
テーマは昼夜とも2つ、2つめは観客が入場後に会場で投票したもの。

昼の部:
回答順は、宮田、森川、吉野、櫻井。

その1:髪の毛の長いキャラクター(NGは3位と10位)
ゴウ、シン、レイ、ガイ、ユダ、ルカ、ゼウス、ルシファー、タケル、ユリ
吉野くんが2回目にゼウス(3位)を引いてしまう。
その2:先生に似合いそうなキャラクター(NGは4位と8位)
ゴウ、シン、レイ、ガイ、ユダ、ルカ、キラ、ルシファー、サキ、ユリ
宮田くんが2回目にキラ(8位)を開ける。

罰ゲームは、吉野くんと宮田くんで「恥ずかしいアフレコ」。 「アフレコ」とは、「アフロレコーディング」とのことで、 宮田くんはあざやかな色の縞、 吉野くんはピンクにチョウチョ付きのアフロのカツラをかぶって、 アフロネタのドラマを、初見で披露する。

夜の部:
回答順は、宮田、櫻井、森川、吉野。

その1:体格のいいキャラクター(NGは2位と7位)
ゴウ、シン、レイ、ガイ、ユダ、ルカ、キラ、マヤ、ルシファー、(1人失念)
吉野くんが1回目にガイ(7位)を開けてしまう。
その2:サラリーマンに似合いそうなキャラクター(NGは1位と3位)
ゴウ、シン、レイ、ガイ、ユダ、ルカ、シヴァ、パンドラ、サキ、ユリ
宮田くんが2回目にパンドラ(3位)を。

罰ゲームが奇しくも昼の部と同じメンバーに。またこのふたりにやらせるのかな、 と思ったら、ふたりが盛大に泣き真似を始める。ふたりをなだめつつ、 「大丈夫、あいつらがやってくれるよ」という言葉に、あわてる司会のふたり。 「先輩が泣いてるんだよ」。「あーららこらら、先生に言ってやろ」に、 森川さんが、「はい、先生です!!」。櫻井くんが、司会のふたりが先輩をいじめる、 と言いつけると、先生はふたりに、「何か言うことはあるか」。 迫力ある言葉に、羽多野くんもたまらず、「罰ゲームやらせてくださいっ。」
森川さんと櫻井くんが、罰ゲームをする寺島くんと羽多野くんに代わって、 司会卓を占拠、罰ゲームの内容を紹介する。
内容は「恥ずかしいアテレコ」。ここでの「アテレコ」は、 台本のあちこちにある空白に、勝手に言葉を当てる「当てずっぽレコーディング」、 とのこと。寺島くんが渋い男、羽多野くんが美女、で大役を果たす。よく頑張った。

ライヴドラマ
立ち位置の順番は変わらず、四聖獣は上手側に、他のふたりは下手側に。
昼の部:「聖獣のしっぽ〜サキの陰謀〜」
夜の部:「毒なる聖獣〜ユリの逆襲〜」

ライヴコーナー
きただにひろしのミニライヴ。歌ったのは3曲。
「聖なるけものたち」(TVアニメ「セイント・ビースト〜聖獣降臨編〜」OP)
「IN FATE」(ゲーム「セイント・ビースト〜螺旋の章〜」主題歌)
「Divine love」(TVアニメ「セイント・ビースト〜光陰叙事詩天使譚〜」OP)

エンディング
司会のふたりに続いて、四聖獣も出てきて、ダニーを含めてエンディング。
昼の部は、よっちんがピンクアフロにサングラスで登場。似合っている。 宮田くんも後でアフロを取り出してかぶっていた。
きただに、森川、櫻井、宮田、吉野の順で感想を述べ、最後に司会のふたりが挨拶。 森川さん挨拶は、
昼の部:
「きただにさんにあっためてもらったのに、エンディングになってしまって。 これから始めようか、みたいに盛り上がってるんですけど。 セイント・ビーストも続いてますけど、これからも応援のほど、 よろしくお願いします。今日は本当にありがとうございました。」
夜の部:
「『天使のしっぽ』から始まって、四聖獣のメンバーも、 当時は僕は年上だったけど、今は横並びになって(周りから『え〜』というツッコミ)。 気の置けない仲間になれたような気がするし。 きただにさんも、ずっと主題歌歌ってくれて。 そして、(司会の若いふたりのほうを振り返って)……誰?」
きただにさんがとても素晴らしいリアクションを返してくれて、大盛り上がり。 みんななかなか森川さんのボケに反応してくれないから、感謝、感謝(笑)。
「新メンバーも増えてきてますから、 これからも末永く応援してくれるとうれしいです。」
夜の部では最後に、森川さんが、 「(司会の)ふたりが本当に頑張りました」と労いの言葉。 「始まる前とは顔が変わった」「大人になった」と口々に言われる司会陣。途中で、 「勉強しなきゃ」「今勉強させてもらってます」という発言も飛び出すほどだったが、 先輩ばかりの中で、大健闘を讃えたい。

最後に、それぞれ自分がサインしたゴムボールをいくつかずつ、会場に投げ込む。 森川さんは数歩下がって助走を付けつつ。遠くまで届くのが楽しいのか、 ほとんどを2階席に投げ込んだのでは。
投げ終わった後、みんなで手を振りながら、幕。

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