森川智之プライベート・コレクション

「ネオロマンス・ライヴ HOT!10 Countdown Radio II ROCKET★PUNCH! 2」


「ネオロマンス・ライヴ HOT!10 Countdown Radio II ROCKET★PUNCH! 2」
日時:2007年11月11日(日)
1st:14:05〜14:40・14:50〜15:25・15:35〜15:50・15:50〜16:40・16:45〜17:05
2nd:18:35〜19:15・19:25〜20:00・20:10〜20:25・20:25〜21:10・21:15〜21:35
場所:YOKOHAMA BLITZ
出演:2HEARTS(立木文彦&森川智之)・岩田光央・GRANRODEO(谷山紀章&飯塚昌明) with BLOODY RUBY
スペシャルゲスト: 神奈延年

SET LIST

1st2nd
小野大輔の前説(録音)
GRANRODEOパート
休憩(10分)
岩田光央パート
休憩(10分)
神奈延年パート
1.ギャンブラー!
2.H.P.D.-happy days-こころ咲き誇れ
MC
3.wanderer(メンバー紹介)雨音のRegret
MC
4.約束の地へDearest You
朗読(コント)
5.ALL MY LIFE
6.Brand-New Future
アンコール
7.ROCKET★PUNCH!テーマ(仮)〜メンバー紹介
MC〜挨拶
8.僕たちのAnniversary
カーテンコール
-出演者全員で手をつないでお辞儀

BAND MEMBERS

BLOODY RUBY
Guitar飯塚昌明(ジョニー)
近藤尚如(ヒッサ)
Bass瀧田イサム(タッキー)
Drums市川義久(イッチー)
Keyboards高山淳(ジュン)
Piano川勝陽一(カワッピー)
Chorus宮崎達也

但し、GRANRODEOは別セット
Guitar飯塚昌明
Bass瀧田イサム
Drums長井"VAL"一郎

COSTUME
1st:
立木:
焦げ茶のジャケット、途中で脱ぐ。臙脂に縦ストライプのシャツ、ジーンズ。 黒の革靴、黒のキャップ。
アンコールでは、黒のROCKET★PUNCH!2Tシャツ、ボトムはそのまま。
森川:
黒の蛇皮模様の長袖シャツ、前は開けている。 黒のタンクトップ、裾はパンツにイン。 黒の膝丈レザースパッツ、ベルトも黒で、バックルは燻した感じの四角いもの。 黒のふくらはぎまでのウエスタンブーツ、膝頭からふくらはぎまでは生足。
右腰には赤の石が入って飾りのついた、3連の細いウォレットチェーン、 だと思っていたのだが、 長めのペンダントかジュエリーベルトをいくつかのベルト通しに通して、 下げているだけのように見える。 ああいうふうに付けるウォレットチェーン(じゃなくて単なる腰飾りだが)もあるのかな。 ペンダントは細いチェーンを何重にもジャラジャラに付けている。 小さなクロスのトップがついているものも。 右手首には、黒革にシルバーの飾りの付いたブレスレット。
黒のテンガロンハット、左側のツバには、赤い石のピン、 シルバーのチェーンが下がった飾りが付いている。 最初のMCの後、「wanderer」のイントロで脱いで、それからは帽子なし。 黒の大きめのサングラス。
アンコールでは、黒のROCKET★PUNCH!2Tシャツ。ボトムとアクセサリはそのまま。 右の二の腕(ちょうど半袖から見えるあたり)に2HEARTSロゴのタトゥー。 サングラスはなし。

2nd:
立木:
白の長袖カットソー、黒のパンツ、黒の靴、黒のハンチング。
アンコールのROCKET★PUNCH!Tシャツは、オレンジ。
森川:
黒のタンクトップ、胸にはドクロをあしらった模様のプリントあり。 上着はないので、肩から腕はむき出し。右二の腕のタトゥーがはっきり見える。 白レザーのハーフパンツ、カーゴ風にポケットが付いているが、 そのラインに鋲がたくさん打ってある。鋲には赤っぽい色が付いているように見えたが、 照明の加減かも。白のソックス、黒と白のハイカットスニーカー。
クリーム色のテンガロンハット、1stの色違い。赤い石のピンも同じ位置に。 2ndでは最後まで(アンコールも)帽子は脱がなかった。 アクセサリ類(ペンダント、ブレスレット、ウォレットチェーン)は1stと同じ。 サングラスはなし。
アンコールでは、オレンジのROCKET★PUNCH!2Tシャツ。色合いがかなり派手なので、 白のハーフパンツとだと、まるでリゾート。

MC

時間も短かったこともあり、MCも少ない。前回よりさらに少ない。それでも2HEARTSは、 他の2バンドより持ち時間は長かったんだけど、コントをやったりしたから…。
そんなMCの中から、印象に残ったものをいくつか。1stと2ndはぐちゃぐちゃ。

1st・2ndとも、出てきてすぐ「ギャンブラー!」、 そしてそのまま2曲目に行くときに、イントロで(歌以外の)第一声。
森川「Welcome to 2HEARTS Live Show!」

「wanderer」を歌う前、だから1st。
森川「2HEARTSといえば、大人のふたりですが。」
立木「最近、こっちの方向にね。お互い、足して80以上ですから。」
森川「ええ…。 (ちょっと沈黙)それ、リハで話しましたけど、本当に振るんですね。」
立木「あっ。」

会場の声を拾って(2ndで。タンクトップに生腕姿)。
森川「『トシ、セクシー』? (流すように)はい。」
立木「(きっぱりと)俺もそう思う。」

同じく2ndで。
森川「だんだん動きやすい格好になります。」
立木「そう。1枚1枚、やるごとにね。」
森川「(会場の声を広って)『脱げ』? お前たちも脱げよ。」
立木「俺もそう思う。」
森川「じゃ、ちょっと、鍵閉めて。……どんな集会だ。」

森川「2HEARTS的に何か告知があるか、って訊いたら、何もありません、って。」
立木「でも、それが、やる気を起こさせるよね。」
森川「今日のみなさんの反応次第で、どうにかなるかもしれません。 僕らは、来年、また活動したいと思ってます。ということで、まずはアルタ前で。」
立木「そっから始めるんだ。」
森川「ガード下から。」

森川「2HEARTSも、今年で、何年目ですか?」
立木「もう3年過ぎちゃいましたね。」
会場に何年目なのか訊く。
森川「4年? 4年ですよ。4年が多かった。」
「Two my self」が2004年1月発売だが、 最初の「H.P.D.-happy days-」がネオロラジオのオープニングになったのが2003年10月。 いずれにしても4年前後。
森川「いつの間にか、いろいろユニットができてね。何もないところから生まれてきて、 『ROCKET★PUNCH! 2』ですから。『2』があるということは。」
立木「そのうち、ね。」
森川「あれ、ロケットは?」
ステージ上にロケットパンチの飾りが吊ってあり、それにライトが当たる。
立木「これ、動くの?」
森川「『3』になったら、テグスで動くようになりますよ。 予算が増えていくから。」

「ALL MY LIFE」前に、コントとしか言いようのない朗読が入る。 森川さんとと立木さん、それぞれにそれぞれにストーリーがある。 立木さんは、彼女に振られて傷心のときに出逢った女性に一目惚れ。 森川さんは、ラスベガスに社員旅行中(半分は自腹)、 婚約者に婚約指輪を買って帰る約束をしている。
朗読の途中で、ときどき台詞を飯塚さんに振る。 猫の鳴き声とか、傘を差し掛けてきた女性とか。 飯塚さんもネタで応酬、それに森川さんの容赦ないツッコミも。 森川さんのときには、エレベーターで一緒になった金髪美人。
1stでは、
森川「金髪美人、ひと言。」
飯塚「(似非外国人風)あなたも金髪ね〜。」
森川「キモッ。」
2ndでは、
森川「金パツの美人、ひと言。」
飯塚「(右耳の後ろで髪をかき上げながら)なんですか、こら、森川。」
森川「なんで俺の名前を知ってるんだ。」
飯塚「金パチの美人でした。」
森川「……。ごめん、気付かなかった。後で楽屋で泣いてくれ。」
そのままひとしきりストーリーを進め、「ALL MY LIFE」につなげる。

Brand-New Futureでは、プレミアムライヴでもやった煽りをもう一度。 適当に覚えてるものだけ。
1st:
森川「『ずっと俺のこと見てたろ』。」(←味をしめたな(笑)。 でも同じネタはなあ…)
森川「『アンタ、あの娘のなんなのさ』。…ははは。知ってるかな。」
立木さんの台詞の前に、
森川「なんかいいこと言うよ。」
立木「『幸せだなあ。僕は、君たちといるときが、いちばん最高なんだ』。」
2nd:
立木「『元気の素、またみんなにあげるからな』。」
森川「いいね。大人だね。」
森川「『言っちゃえよ、俺のこと好きだって』。」
照れたように去りかけるが、それでも耳に手を当てて会場の声を催促。 その衝撃に硬直していたのか、ようやく我に返って、「好きー」と答える観客たち。
立木「『本当は俺もトシのことが大好きなんだ』。 …ユニットってそんなもんだろ。」
森川「『アンタ、あの娘の何なのさ』。…また言っちゃった。」
立木「2回目だ、2回目。」(←3回目です。プレミアムライヴでも言ったから)
森川「反省。」(スピーカーにかけた足に腕を置き、すこしうつむいて)

アンコールの挨拶の仕切りは、またまた森川さん。
森川「ということで、ここで、これからトークライヴです。」
飯塚、谷山、岩田、神奈、立木、森川の順でひと言ずつ。
1st:
「『ロケパン2』、楽しかったですか。『3』があるといいね。ね(上に向かって)。 どっかに聞いてる人がいるんです。今日のみんなの歓声が、届くと思います。 告知を楽しみに待っててください。トシでした。ありがとうございました。」
2nd:
誰かから帽子をとって、と声でもかけられたのかな? 「帽子とると、パイナップルみたいな頭になるんで、 すいません」(ちょっとだけ帽子を上げて見せた)と断った後で。
「『ROCKET★PUNCH! 2』、いかがでしたか。待ちに待ったライヴでしたね。 本当にみんなの顔が、すごいです。すごいっていうのは…。これ以上言えません。 みんな、心に火がついてますよ。ロケットパンチを放ちつつ、 電車に乗って帰ってください。ありがとうございました。 また、『3』でお会いしましょう。」


IMPRESSIONS

1stも2ndも、「ギャンブラー!」のシャウトで始まる。1stはちょっとつらそうだった。 ちょっとかすれ気味なのを、無理矢理絞り出してた感じ。2ndはかなり出てたけど。
でも、全体的に声があまり出ていないようだった。張るのはもちろんどうにかなるが、 裏声で響かせないといけない音がキツい。水を飲む回数も多かったように思う。 特に「約束の地へ」は、森川さんだけでなく、立木さんも高音が出ていない。 4曲目、そろそろ声も出始めて、でもまだ疲れてはいない、という位置のはずなのに。 しかも直前の曲はジャジーでおとなしめ。 本当に声の出しにくい、難しい曲なんだな。

アンコールはまたまた、ツインドラム。カッコいい。
まずはバンドが出てきてリズムで客席を煽り、順番にキャストが登場。登場順は、 GRANRODEO、岩田光央、2HEARTS、神奈延年。登場の紹介は、その次に出る人が 影マイクで、だったのだが、最後の神奈くんのときだけは、紀章くんは既に舞台上。
この間もずっと客席を煽りつつ、全員揃った後は客席との掛け合いで盛り上げた、 このライヴのために新しく作られた「Rocket Punchのテーマ」なんだが。 曲というよりもリズムとかけ声だけ。 よくネオロマライヴで「ビバビバビート!!」とか叫んでいる、あれと同じようなノリ。 なので、「曲」と呼んでいいものかどうか。
バンドのメンバー紹介は、この曲の後に、ヴォーカリストたち5人が、順番に分担して。 1stでは、この後の仕切りのことを考えていたのか、森川さんが自分の番を失念(?)。 アレ?、という雰囲気の後、気付いた森川さん、「忘れちゃいないよ!!」。

GRANRODEOは、バックバンドのセットが違う。 両方にいるのは、タッキーとジョニー(ジョニーはメンバーだけど(笑))。 みっちゃんのときには、ヒッサにリードギターを任せ、 コーラスの宮崎さんがリズムギターを担当、飯塚さんはお休み。 でも、瀧田さんは出ずっぱり。2ndの最後の挨拶で、飯塚さんに、 「バンド好きでベース好き」と紹介され、特別功労賞をもらっていた。
そういえば瀧田さんは、結局6種類の衣装に着替えたわけだが(アンコール除く)、 1stのGRANRODEOのときのがいちばんカッコよかった(笑)。

今回はトシは、2回とも短パン姿。夏前、神奈くんのライヴで、 「昔短パンで歌ってた」と言われたのにそんなに刺激されたのか、 久しぶりのガンズのライヴで、何か思っちゃったのか。
しかし、1stのスパッツに長袖シャツ、というのはそこそこだと思ったが、 2ndのタンクトップ(肩の部分が細い、 露出の多いタイプ)にゆったりめのハーフパンツは…。 会場から、「セクシー」という声もかかっていたが、セクシーというよりも、 悪ガキというか、息子の昆虫採集に付き合うお父さんというか(にしちゃ、 アクセサリジャラジャラだけど(爆))。しかもアンコールでは、 Tシャツがオレンジ色だったので、ますます真夏のリゾート地にいそうな感じ。 ツバ広の帽子が麦わら帽子だったら、と思うと。
たくさん露出すればセクシーなわけではない。 正直言って、プレミアムライブの露出過多も、 それはそれでファッションとしては悪いわけではないが、 決して「セクシー」だとは思えなかった。セクシーという意味では、 前回の「ROCKET★PUNCH!」のほうに軍配が上がるのにな、と思ってしまうのは、 もしかして、即物的な若さを失ってる、ってことですかね?(笑)

声はかなりキツそうだったが、でも、森川さんの表情は終始とても楽しそうで、 おどけた笑顔を見せたり、 カッコよく会場を煽って当たり前に「俺が最高」の顔をしてみたり、 そしてちょっと照れてみたり。
前回は、どちらかというと、「カッコいい俺」の演出に成功し、 自信たっぷりに観客を煽っている感じだったが、 今回は、もっと普通に自分自身が楽しみ、楽しんでいる様子も、 カッコいいだけじゃなくてふざけたしぐさをするときも、 そして定番の「みんな俺を好き」を気取るときも、 くるくる変わるキュートな表情を惜しげもなく見せてくれた。 頭の上で手をたたきたくても片手にマイクを持っていたので、 自分の頭をペシペシ叩いてみたり、 コントでの楽しそうなツッコミ(あの面子では他にツッコむ人がいないんだけど)、 ステージ上をところ狭しと駆け回り、ぴょんぴょん飛び跳ね、 本当にエネルギッシュな80歳超えコンビ(の片割れ)だった。

GRANRODEOファンも、そして2HEARTSファンも、 フルサイズのソロライヴを経験してしまっただけに、 持ち時間の短さを感じるのは如何ともし難い。ただ前回の経験から、 その覚悟はできていたからか、それを承知で楽しむ術を、観客のほうが会得した感じ。 ああいうライヴに慣れてきた、というか、 覚悟のできた人しか来なくなった、というか。
今回はさらに、「スペシャルゲスト」がコーナーを持ち、 それぞれのバンドの持ち時間はこれ以上削るわけにはいかないから、 結局総時間が長くなる。 1stと2ndの間も休む暇もなく、本当に体力勝負のライヴになってきた。 タッキーが出ずっぱりで特別功労賞かもしれないが、観客にも何か賞を!!(笑)
少しずついろいろつまみ食いも、好きなものばかりならそれはそれでうれしいが、 でもやっぱりいちばん好きなものを、お腹いっぱいに食べたいと思ってしまう。 それぞれで満腹になれるコースがたくさんあって、 自分の好きなものだけ食べに行けばいい、というのがいちばんいいなあ、と、 贅沢を言ってみよう。


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