森川智之プライベート・コレクション
「森川・檜山のためだシィ」昼の部
- おまえらーズの「森川・檜山のためだシィ」昼の部
- 日時: 2000年1月23日(日) 14:00〜16:15
- 場所: ビプランシアター (東京・新宿御苑前)
- 主催: HEAVEN'S DOOR (森川智之オフィシャルファンクラブ)
- 出演: 森川智之・檜山修之
相変わらず舞台の上には何もない。
客席は、最後に「おまえら」でビプランシアターを使ったときには、
通路にまで全部補助椅子が出ていたのだが、さすがにメンバー限定、しかも半分、
標準(?)でついている椅子にも、後ろのほうや端のほうには空席があるぐらい。
でも、小屋に入ったとたん、「ここが『おまえら』なんだ」と思ってしまった。
- ・オープニング
- なつかしいビプランシアターの舞台に出て来たふたり、衣装は、
森川: 黒にプリントのTシャツ(絵柄はたぶんエアロスミス)に、
からし色のような色がベースの、いろいろサイケな柄が入った厚手のシャツを、
前は開けて羽織っている。いつもの黒の光沢ある生地のパンツ、黒のスニーカー。
頭はオレンジ色。眼鏡はかけていない。
檜山: 黒のハイネック、黒のベルベットのスーツ、上着の前は止めていない。
靴も黒のブーツ。髪は、肩よりだいぶ長くなっているが、結んではいない。
森川「『おまえらのためだろ』のようで『おまえらのためだろ』ではない。
雰囲気も全然違うしね」
檜山「いや、どう見ても一緒だろう」
森川「ちょっとゴージャスに」
檜山「年末の12弾よりはずいぶんグレード下がったぜ」
森川「でも、みなさんのリクエストに応じてやってるんですよ。狭いところで」
やっぱり、ビプランシアターに思い入れのある人は多かったんですね。
いつも前説を担当してくれる陶山章央も石塚堅もいないから、ということで、
おふたりが直々に前説をしてくれた後、なんと、こんな企画が。
森川「『おまえらのためだろ』よりかは、一歩二歩下がって」
檜山「後退してどうする。前へ行け、前へ」
森川「僕らが一歩二歩近づいてね。せっかくですから、我々と面通し」
檜山「面接じゃないんだから」
森川「顔と名前が一致しなかったりとか、名前と顔が一致しなかったりとか」
檜山「同じじゃないか」
森川「ここで、出席を取ります」
提出した名前のカードをもとに、ひとりずつ名前を呼んで、それに返事をする。
100人近くいるのに全員の名前を覚えられるとは思わないけれど、ほんの少しでも、
自分の名前を呼んでくれて、自分ひとりを見てくれるのは、概ね好評だった様子。
なんだかんだと話題が広がるときもあって、30分近くかかってしまったけれど。
- ・トーク
- 森川「どうでしたか、年末は。僕は2000年問題で忙しかったんですよ。
『Y2Kは森川の肩にかかってる、頼むぞ、森川』って。
世界各国からサンタクロースが電報とか、どっと来て」
檜山「サンタクロースが電報打つのか?」
森川「年末は自分の部屋で、おこたに入りながら」
檜山「全然忙しそうじゃないじゃないか」
森川「忙しいですよ。紅白見ながらネジ巻いてましたから」
檜山「何のネジ?」
森川「2000年に向けてのネジ」
檜山「キミ、ネジ式だったんだ」
森川「紅白の後半がきっかけで、巻き始めないと間に合わないから。
で、くるくるくるくる巻いて、行くトリ来るトリ、じゃない、
『行く年来る年』見ながら、2000年になったとたんに、スイッチ押して。
で、2000年迎えて、次の仕事は、初日の出」
檜山「え? 仕事?」
森川「そうですよ」
檜山「時給は?」
森川「時給じゃないですよ。年俸ですから。
2000年ミレニアムだからね、初日の出、見た人いますか?」
会場で手が上がったのは数人。
森川「あれ。俺が持ち上げたのに。サングラスかけて、よーく見てくださいよ。
『2000』って書いてある。下のほうに、『by森川』って。ぐあーっ、って。
(と持ち上げるしぐさ)」
檜山「お前、力持ちだねえ」
森川「そのあと、次の仕事は、元旦の新聞を印刷しないといけないから」
檜山「遅いな。初日の出の頃には、もう配ってるぞ」
森川「こうやって。(と、謄写版のように、インクを入れて1枚1枚刷っている)」
檜山「プリントゴッコじゃないか。そんなので刷ってたら、6年かかるぞ」
森川「刷り上がったのを読みながら、初日の出も持ち上げて、お茶で一服。
僕が淹れるお茶は、茶柱、何十本も立ってるから」
檜山「それは、お茶の入れすぎだろう」
森川「お茶をすすりながら、届いた年賀状を見ていると、電話がかかって来るんです。
『森川くんのおかげで、無事2000年も』。ブッチホン」
檜山「絶対言うと思った」
森川「で、1月6日からいつもどおりアフレコに行ってるんですけどね」
檜山「年俸、いくらなんだ?
小渕恵三からブッチホンかかって来るぐらいだから、さぞかしいいんだろうね」
森川「いい額ですよ。税込みで…」
税込み? (笑)
森川「税込みで、8万いっときましょうか」
檜山「安ー」
森川「いい小遣いですよ」
檜山「安いなあ。太陽持ち上げて」
森川「地球のみなさんのためですから」
檜山「『by森川』って、どう書いたの? 漢字?」
森川「『by』は、彫刻刀で」
檜山「彫ったのか。
地球の全人類が見るんだから、漢字で書いても読めないでしょ。どう書いたの?」
森川「楷書書きで」
檜山「むちゃくちゃ日本じゃないかよ」
檜山「俺は正月は、田舎に帰ってたよ」
森川「みんな、驚かなかった? その頭を見て。
伸びたね。でも、結わかなくなったね。それは、相方の僕を意識してる?」
檜山「全然。お前なんか、これっぽっちも意識してないよ」
森川「赤ライオン、黒ライオン」
檜山「お前、ペガサスだろ。俺、ライオンだけどさ」
森川「ペガサス、笑いますね。人の話を聞いてない、返事している割には」
檜山「うちの弟に姪っ子が生まれまして。名実ともに、僕、おじさんですよ」
森川「おじさん」
檜山「お前に言われると、むちゃくちゃ腹立つわ。でも、赤ん坊生まれると、
家の中が赤ん坊中心になるね。それを目の当たりにしました。
キミが初日の出持ち上げている頃、俺は姪っ子持ち上げてましたから。
そっちのほうが、すげー緊張したけどね」
森川「それは、雄? 雌?」
檜山「おい。(ケリが入る)」
森川「どっち? 男? 女?」
森川さんのボケ(?)の真意がわからず、会場はちょっとざわざわするが、
本気で訊いているとわかって、呆然。(笑)
森川「あ、『姪っ子』ね」
檜山「姪っ子で男、っていうのは、どう考えてもおかしいわ」
森川「ペガサス。全然聞いてないね。動物占い当たるね」
檜山「こいつにペガサスって言ったの、まずいんだよね。普通は反省するのに、
こいつ、『俺ペガサスだから、聞かなくていいんだ』」
森川「あとは、今年の抱負を語ろうではないか、と」
檜山「今年の抱負は?」
森川「そうですね。ホームラン30本、打率3割、盗塁30」
檜山「なかなか走攻守そろった。
って、お前、野球選手か。盗塁30は無理だろう、お前の足じゃ」
森川「加速装置付いてますから」
檜山「その割にはよく遅刻するね。加速装置、使えよ」
森川「あれは、道が混んでて。でも、今年は、こういう、
みんなの集まりみたいなのをやりたいな、と。たまに、ね」
檜山「毎日やってたらえらいことだよ。俺たち、仕事できなくなっちゃう」
森川「あとは、歌とかやりたいね。」(会場から拍手)
檜山「けど、そう言っても、来るわけじゃないのがこの業界だからね」
森川「『やろう』って言った人が、突然いなくなったりするからね」
檜山「俺は、個人的には、健康第一で。最近、身体弱くなったからね」
森川「それは、どの程度? 足腰立たなくなった?」
檜山「いや、立ってるじゃないか」
森川「朝、目が覚めても身体が動かない」
檜山「動いてる、っちゅうに。酒が残る」
森川「食べ物とかも、噛んでも噛んでも喉に通らないとか」
檜山「それは深刻だよ、お前」
森川「大丈夫?」
檜山「大丈夫。食べ物は平気だよ」
森川「電車の切符が、手が震えて自動改札に入らないとか」
檜山「大丈夫、大丈夫」
森川「右と左が、全然、違う…」
檜山「それは緊張してるんだよ」
森川「じゃ、キミは健康に気を付けて、私は歌を、ということで」
- ・質問コーナー
- 会場から質問を募る。
-
おふたりともいろんな役をやってらしたと思うんですけど。
- 檜山「今でもやってますけど。過去形にしないでください」
- 役名や役柄はどの程度覚えているんですか。
思い入れのある作品とかありますか。
- 森川「ずいぶん難しい質問だね」
檜山「ずいぶん哲学的だね」
森川「要するに、やった役をどれだけ覚えてるか、っていうことだよね。
今やってる役しかわからない、とか」
檜山「それは多分にあるな」
森川「仕事の数からすると、すごい本数になるから、これを全部覚えるとなると、
今日みんなの顔と名前を覚えるよりたいへんかもしれないよね」
檜山「だいたいレギュラーものは覚えてるね。
単発ものは、忘れちゃうことがけっこうあるね」
森川「ひとつの仕事で、いろんな展開するのは、けっこう覚えてるね。
単発だけだと、名前だけ言われても思い出せないものはある」
檜山「特にキミは洋画多いから、そうなるだろう」
森川「洋画、全部覚えてない」
檜山「全部忘れんなよ。少しは覚えてろよ」
森川「例えば、映画のタイトルになってるのが自分の役名だったら覚えてるよ」
檜山「『ゴジラ』」
森川「だって、俺、ゴジラじゃないもん」
檜山「お前、ずっとゴジラだ、って言ってたじゃないかよ」
森川「ふたつぐらいつながると、思い出すね」
檜山「あと、デビュー作は覚えてるね」
森川「デビュー作ね。僕、いつデビューしたかわかんないんだよね」
檜山「初レギュラーかな。初めてのでかい役とか」
森川「それは、キャラクターがでかい役?」
檜山「いや、身長じゃねえよ」
森川「初めてレギュラーでやってるな、って思ったのは、『ダッシュ四駆郎』」
檜山「やっぱりずいぶん古いね。
俺は『コロリン』のシンドロームだね、初レギュラーだから」
森川「『コロリン』?」
檜山「『コロリン』って、マイナーな教育テレビの番組だったんだけどさ」
森川「『コロリン』っていう響き自体、似合わないね。
教育番組っていうのも似合わないね。そこでもう方向転換したの?」
檜山「なんでやねん」
森川「あれになったの? いつも『フンッ』ってやつ」
檜山「ああ、飛影? あれは、違う意味で覚えてるよ。台詞ねえんだもん。
役者って、台詞多いほうがいいんですよ」
森川「できればね。台詞ないと、本番中、スタジオで寝ちゃうんですよ」
檜山「それは問題ですけど」
森川「本番中、寝ちゃうベテランさんがいるんですよ。自分の出番になると、
パッと起きるんです。すごいな、と思うでしょ。
でも、よく見てると、たまに自分の出番を通り過ぎちゃうんです」
-
どこかで気に入った女の子に出会ったとき、どうやってゲットしますか。
- 森川「首根っこつかんで」
檜山「とりあえず後ろから、うりゃー。そりゃ、犯罪だろう」
- まったく知らない子じゃなくて、共演者とかスタッフとか。
- 森川「そういうときには、『今度デートしよう』と」
檜山「デートまでは最初から言わなくても、『飯でも食おう』とかね」
森川「飯食った後、手つないで、チュッ、ってやって」
檜山「早いなあ。さすが加速装置の男」
森川「飯食った後、じゃあ、お勘定、って」
檜山「今度はずいぶん細かいなあ」
森川「最初だから、割り勘で。
『あ、やった、スタンプカードもらっちゃった。また来ようね』」
会場から「うまいっ!」の声と拍手。
檜山「そこか。今、ずいぶん話がわき道に逸れてるな、って思ったら」
森川「すごくファミリーじゃないですか。
『いいなあ、森川くんって、スター気取りじゃないなあ』」
檜山「2つに分かれるぞ。そっちに行くか、『ずいぶんセコイなあ』か」
-
ボーイズラブで印象に残っている共演者や、これからやってみたい人がいますか。
- 檜山「ずいぶん鬼畜な質問だね。お前さん、多いよね」
森川「それで食べてますから。
俺、攻めが多いけど、受け手の人、それぞれ。全然違うね」
檜山「お前さん、やられたことあるの?」
森川「あるよ。もう、引っかき回されましたよ。死ぬ思いでした」
それってこないだの、「危ない」シリーズの2枚のことかなあ。
森川「受け手によって、感じる瞬間が違うの。ひとり突っ走る人もいる」
檜山「そういうのってあるよね。格闘シーンでも、殴り殴られなんだけど、
若本さんってのは殴りまくりだからね」
森川「若本さんは、性質悪いのは、どんどん殴っておいて、『かかって来い』。
もうちょっと僕らに隙間をくれよ」
檜山「そういう役者さんってのはいますね」
森川「これからやりたい役者ってのは、いっぱいいますね」
檜山「若本さん」
森川「若本さんは、なんか武器が必要ですね。
役者が限られてるじゃないですか。だから、新しい人を、ね」
-
初詣には行かれましたか?
- 檜山「初詣は宮島の厳島神社に行くですけど、今年は近所の神社に行きました。
昨年、親父と弟がそろって骨折して、歩くのがつらかったから」
森川「蹴り合ったの?」
檜山「親父が事故で骨折して入院してて、退院したすぐ後に弟が骨折して、
同じ病院の同じ病室の同じベッド。看護婦さんに笑われたらしい」
森川「僕は初日の出を持ち上げて忙しかったんですけど、
隣近所の神社に行きました」
- ・めざせ、ノッポさん
- 「いつもの」ノッポさんのコーナーとはちょっと違って、
「ノッポさんを語る」?
森川「ノッポさんって、1分間で描くのってたいへんなんですよ」
檜山「我々、絵の勉強していたわけじゃないですから」
森川「僕は絵心ありますけど」
檜山「絵心? 自称芸術家? 『自称』っていうやつがいちばん胡散臭いんだけどさ」
「ファンレターとかで絵を描いてくれる人とか、いるじゃないですか」と、
美術の成績が常に5だった森川さんが、客席の「絵心」に話を向ける。
まずは、森川さん同様、美術が常に5だった、絵はうまいという自信がある、
という人に挙手を求めると、それでもパラパラと手が上がる。
檜山「けっこういるなあ」
中のひとりに「プロですか?」と聴くと、短大で油絵を専攻している人らしい。
ま、プロに近いわな。
さらに、絵を描くのは好きなんだけど、自分ではちょっとどうかな、
という程度の絵を描く人、にも、パラパラと手が上がる。
全然駄目、絵にはまったく自信がない、という人は、圧倒的に多い。
檜山「ずいぶんいるなあ」
森川「本当に? ねえ、この人たち、僕の絵笑ってたの? ちょっと嫌だなあ」
ううーん、その言い方、超絶キュートだ。目が眩む。
檜山「お前の絵は笑われて当然のレベルだから。あまり気にするな」
気にするな、って、そういう問題なの? 檜山さん。(笑)
- ・冷や汗、逆ノッポさん
- 「そうですか、なるほどね。じゃ、次のコーナー、行きましょうか」と、
思わせぶりに、ふたりが紹介したコーナー。
なんと、「ノッポさん」について話しているときにインタビューした3人、
「絵には自信がある」「好きだけどちょっとどうかな」
「全然駄目」の3人を舞台に上げて、
お題に沿って絵を描いてもらうという、ノッポさん体験コーナー。
お題は客席には秘密で、絵を見て当ててもらおう、という、クイズ企画付き。
いつものノッポさんの音楽がかかっている間、森川・檜山のふたりは客席に降り、
席に座り込んで周りと世間話。ステージでは3人が一生懸命絵を描いている。
3人の絵は、それぞれの特色がよく出ていて、これは企画の勝利だね。
「全然駄目」な男の子の絵は、
森川さんが「お題を出したのが自分でなければわかりません」。
どう見ても「ドラゴンズの帽子をかぶった白いカラス」。
「好きだけど」の彼女の水兵帽で、正解の「ドナルドダック」の答えが上がる。
アヒルっぽくはなかったけど、かわいい絵だった。
油絵のプロは、ドナルドダックを丸焼きにしてしまった(笑)。
ああなってしまうと、アヒルだか七面鳥だかニワトリだか、わからんと思うのだけど。
でも、さすがにうまかったなあ。
- ・森川・檜山の超能力バンザイ
- 「森川智之が超能力者なので」という前置きで、カードを会場に見せ、
書いてある言葉から連想するものを言ってもらい、森川智之がその言葉を当てる。
普通でも3回訊けばわかるらしいが、森川は1回でわかる、とのこと。
- 第1問
- 客席の最初のヒント(?)は、「林原さんの旦那さん」。
それを聞いた森川さん曰く、「俺? 森川智之?」
おいおい。キミの林原めぐみとの結婚願望が強いのは知っていたけど
(ホントかよ(爆))、客席にまでそれを期待しているわけ? (笑)
次のヒントは、なんと、「奴隷」。それを聞いた檜山さん、
「最初のヒント、『林原さんの旦那さん』。次のヒント、『奴隷』。
『林原さんの旦那さん』イコール『奴隷』。ええーーっ?」
そうだよねえ。「ちょっとびっくりした」って言ってたけど、ちょっと?
で、「奴隷」で出て来た森川さんの答えは、「森川檜山」。
「ううーん、とっても近いけど、正解ではないな」と檜山さん。
第1問はそこまででギブアップ。名誉挽回をかけて、もう1問。
ちなみに第1問の正解は、「相方」でした。
- 第2問
- 最初のヒントは「天使の踊り」。会場は納得してなかったような。
森川「キューティクル?」
檜山「そりゃ、天使の輪だろう」
もうちょっと「これならすぐにわかる」というヒントを、と言われて、
「いつも迷惑かけてごめんね」。なかなかいいヒントだが、「踊り」が
足を引っ張るかな(笑)。「としこ&のぶこ」という答えは、いいセンか?
これは当てさせないと、と頑張るが、
次のヒントは「あなた(森川さん)に関係するものです」。
それは森川さんも充分わかっていると思うんだけど。
さらに檜山さんが、
「これでわかんなきゃ、答えを言ってるのと同じだ」と出したヒントは、
「俺よりもお前さんのほうに圧倒的に関係あります。
俺も少しは関係あるけど、お前さんのほうに圧倒的にあります」。
見かねた客席から、「ファーストアルバム」の声が。
「え? 団体名だと思ってた」という声もかかり、
やっと「ヘヴンズドア」が出ました。
- 檜山「以上を持ちまして、森川智之はインチキエスパーでした」
- ・個人コーナー
- 檜山修之
- 椅子を用意して、それに座ってトーク。とっても緊張しているみたい。
歌を歌ってもいいんだけど、せっかくだから、個人的な質問コーナーを、と。
Q:
ビーストウォーズの台詞はアドリブですか? (同じ質問をついこないだ聞いた)
A:
岩浪さんという音響監督がノリのいい人なので、だいたいのラインは決めて、
そのうえでアドリブ合戦ですね。隙を見せたら笑っちゃいます。
ある意味で緊張感あふれる現場ですね。役者どうしの熾烈な火花飛び散る。
Q:
「バナナが」の回には檜山さんは出ていましたか?
A:
僕、あの回には出ていません。
Q:
予告だけなので、収録のときはどうしていたんですか?
A:
出番はなかったんですけど、収録には行ってまして。台本もらって、
おかしいな、出番があると聞いていたのに、なんで出番ないんだろう、
と思ったら、現場で別紙をもらうんですよ。予告とかはね。
Q:
サードアルバムは出ないんですか?
A:
こっちは出したいと思っても、商品として価値なしとレコード会社が思ったら、
出ないんです。今さら自費出版っていうのもどうかな、って思って。
前向きにはやりたいんですけど。レコード会社に、働きかけてください。
Q:
成人式の思い出とかありますか?
A:
新聞奨学生やってたときで、お金を送ってもらったので、
友だちと焼き肉を食いに行ったら、それがまずくて。
まずい焼き肉の印象しかないんですよ。
Q:
イベントの前に服を買ったりしますか?
A:
買うこともありますし、使い回すこともあります。
借りることと盗むことだけはありません。
Q:
靴の底がいつも新しいんですけど、ステージごとに靴を買っているんですか?
A:
別にこの靴も新しくはないんですけど。イベントとかを、
買うきっかけにすることはあります。ふだんは無頓着なので。
Q:
「リヴァイアス」の2の線と「ビーストウォーズ」の3の線と、
どちらが好きですか?
A:
どっちも好きです。いろんなタイプの芝居ができるのが、
声優の醍醐味のひとつだと思っているので。顔出しだと、見た目に影響されるけど、
声優にはそういうのがないから。いろんな役ができれば。
めざせ、ひとりアフレコ。疲れるだけだな。
Q:
家でボケることってありますか?
A:
ひとりで?
Q:
例えばシャンプーとボディソープを間違えたりとか。
A:
あまりないですけどね。
高校のとき、シャンプーのつもりで浴槽を洗う洗剤で髪を洗って、
泡立たないのでどんどんかけて、「なんじゃこりゃー」と叫んだことがあります。
おふくろがびっくりして飛んで来ましたけどね。
あとは、秋刀魚を食べるときに大根おろしに、
醤油のつもりでソースをかけたことはあります。
- 森川智之
- 森川さんのコーナーは、歌を4曲。マイクの調子があまりよくなくて、
森川さんにはカラオケもあまりよく聞こえなかったみたいだし、
歌いにくかった様子。でも、それもライヴだからね。
「SPIRIT」(「HEAVEN'S DOOR」から)
「The end of...」(「HEAVEN'S DOOR」から)
「MARIA」(「HEAVEN'S DOOR」から)
「Chance!」(「GARDEN OF EDEN」から)
「Chance!」の最後のほうで、ちょっと間違えたんだけど、
そのときのリアクションが、もっっっっのすごくかわいかった。
歌詞を間違えたときのリアクションのキュートさには定評のあるヴォーカリストを、
前から知っているんだけど、彼のそれを凌ぐかもしれない。
見ていて、おかしいとかかわいいとか思う前に、くらくらしてしまった。
- ・エンディング
- 1月26日発売の「声優グランプリ」掲載の「声帯新聞」は、
「おまえら」12弾の舞台裏の写真満載、とのこと。
イベントコーナーでは表を、「声帯新聞」では裏をお楽しみください。
4月2日の『おまえら』13弾は。
森川「京都。殺人旅行」
檜山「原作は、西村京太郎? どっちが亀さんでどっちが十津川警部だ?」
森川「わからんけど、うちらはスケジュール、キツキツだって。
本当はみんなと一緒に鈍行に乗って行きたいんだけどね」
檜山「お前、乗り物酔いするのに、鈍行でいいのか?」
森川「みんなと行けると楽しいんですけどね」
檜山「なかなか難しいですね」
森川「4月だから、桜、綺麗ですよ」
檜山「トークライヴに遊びに来て、あとは自費で京都観光してください」
森川「是非みなさん、徒党を組んでいらしてください」
檜山「徒党を組んでたらつかまるよ」
森川「どっか行くって言ってたよね」
檜山「台湾」
森川「今のうちですよ、お土産、って言っておくのはね」
檜山「よくわかんないけど、台湾でアニメとコミック関係のイベントやって、
声優のゲストが俺らしんだけど、台湾って日本語通じないよな。
どういうトークしろ、っていうんだろう」
森川「それで笑いが取れれば、世界進出」
檜山「国際派声優か。すごいね」
森川「俺は遠くから応援してるから」
森川「2月27日にパシフィコ横浜でアンジェリークのイベントがあるんですけど、
歌を歌わなくちゃいけないんです。今から必死に覚えます」
檜山「お前、さっきの歌、朝から楽屋で覚えてただろ。
それに比べたら、ずいぶんやる気満々じゃないか」
番外編も、この歌を歌って、幕。ビプランシアターには幕はないけど。
歌: 「待ってるよ」
久しぶりのなつかしいビプランシアター。この、ステージと客席の近さ、舞台の低さ、
は、一度体験してしまうと、彼らを身近に感じられて、病みつきになってしまう。
もう本編をここに戻して来るのは無理だろうけど、また何かをやってほしいな。
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