森川智之プライベート・コレクション
「おまえら外伝」花組の部
- 森川智之・檜山修之の「おまえら外伝」花組の部
- 日時: 2003年12月27日(土) 12:00〜14:05
- 場所: 京都教育文化センター
- 主催: HEAVEN'S DOOR (森川智之オフィシャルファンクラブ)
- 出演: 森川智之・檜山修之、林原めぐみ(声の出演)
- ゲスト: 矢尾一樹、石川英郎
- ・プロローグ
- アダムズファミリーのBGMが流れ、影マイクでのふたりのトークから始まる。
なつかしい。チケットの写真ぐらいなつかしい。
森川「今回、3回あるからね。」
檜山「ペース配分を守らないと。」
森川「花組は、ゲネプロみたいなものだから。」
会場「ええー。」
森川「あ、喜んでるね。」
- ・オープニングトーク
- 林原めぐみのタイトルコールに続き、「はい、どうも〜」と言いながら、
ふたりが舞台に登場。おふたりの衣装は、
森川: ベースは3回とも同じ。レザーパンツ、黒の靴。
ジャケットは全部前を開けている。インナーは3回目だけ違う。
魚の形をしたシルバーの細かい細工の大きめなペンダントトップ、太めのチェーン。
右手首には、シルバーと黒レザーが交互になったブレスレット。
眼鏡・サングラスはなし。花組の部のジャケットは、生成のシャツ襟。インナーは、
ブルーグレーの濃淡の横ストライプに英字の入ったプリント(少し右上がり)の、
黒の丸首セーター? Tシャツ?(厚手に見えたが、はっきりとはわからず)
檜山: 黒のTシャツ、黒の長袖ジップアップブルゾン、
ファスナーは途中まで上げている。レザーパンツ、黒の靴。
赤い石を銀色の針金でぶらさげた感じのペンダントトップ、ベージュの革ひも。
檜山「つい、拍手しながら出て来たんだけど、ますますお笑いみたいだな。」
毎回必ず雪話。
森川「外は雪でね。もう少しで凍死するところだった。」
檜山「昨日の夜来たんだけど、駅からホテルまで乗ったタクシーの運ちゃんに訊いたら、
すごいこと言ってたよね。『明日、地獄、地獄』。」
森川「ホテルに着くまでずっとその話だったね。『地獄だよ、明日は』。」
森川「今回は、『おまえら外伝』ということで、
いつもの『おまえら』とはひと味違うトークが、
既に展開されているわけですけれども。」
もちろん、会場からは、「同じ」という声しか起こらない。
それでは立ち位置を変えてみよう、と、森川さんが上手、檜山さんが下手に。
が、斜めに向かい合っていたまま移動するので、
ふたりとも、45度の角度で外側を向いて話し始める。
檜山「なんか落ち着かないね。」
落ち着かないとか、そういう問題ではなかろう?
森川「2003年、どんな年でしたか。」
檜山「今年はいろいろやりました。ライブやって、本番でも歌詞飛ばしました。
先週の『ときめきメモリアル』なんか、歌詞出てたのに飛ばしたからね。」
森川「どこかわからなくなるんでしょ。矢印出てるとよかったのにね。」
森川さんの話では、ちゃんと覚えてないと、歌詞が出てても歌えないとのこと。
檜山「2003年のキーワードは、『飛ばす』。
これだけ聞くとカッコいいけど、詳しく聞くと情けない話だね。」
森川「僕は、アクセルくんが、病院通いが多くてね。」
檜山「アクセル、一度、犬ドックに行ったほうがいいんじゃない?」
森川「今年は気候がよくなかったらしいんだよ。アクセルは今、
病院にお泊まりしてるんだけど、大きな荷物を用意してると、いたずらするんですよ。
昨日なんか、玄関でもどしちゃって。わざとですよ。」
檜山「芝居ができるのか。」
森川「2003年は、僕にとっては、通院生活。…そういうのありますよね。」
檜山「『通販生活』?」
森川さん、そのボケ、ちょっとビミョ〜。
森川「せっかくだから、林原にも聞いてみようか。」
林原(テープ)「おしえなーい。あんただけには絶対教えない。」
檜山「これだけ? 仲いいね、あんたたち。」
続いて、おふたりの今年の重大ニュース。
森川「僕は、音楽活動を再開して、ソロで大きいところでライブができたことが、
重大ニュースかな。歌から始まって、お笑いで終わる。結局はね。」
檜山「俺は、歌はさっき言ったから。日常的なことで、牡蠣にあたりました。」
森川「歩いてて?」
檜山「なんで歩いてて牡蠣にドンって当たるんだよ。家から送ってきたの。」
森川「貝類って、あたるとたいへんなんだよね。あたったことないけど。」
檜山「まず吐き気が来て、ずっとがまんしてたんだよ。」
森川「もったいないからね。」
檜山「おさまったら、下に来る。あとはトイレが友だち。休みでよかったよ。」
森川「せっかくだから、林原にも聞いてみようか。」
林原(テープ)「すごかったの。すごくてしゃべれない。」
檜山「よっぽどすごいことがあった、ってことだけわかったな。」
- ・葉書コーナー
- おふたりとゲストのサイン入り色紙に、
森川さん・檜山さんからそれぞれプレゼントが付く。
「セイント・ビースト」のポスターが2つ、
「ときめきメモリアル」のコースターが2つ、計4名様。
-
私がいちばん忘れられない「おまえら」は、「スプーン1本持ってきてください」。
なんと私は、本当にスプーンを曲げてしまいました。
- 森川「みんながスプーンを持ってきて、僕が気を送ったんですよ。
プラスチックのや、フォークを持ってきた人もいましたけどね。
もう1回やりますか。僕は気を持ってますから。」
檜山「俺は眉唾だから。お前が『気』?」
-
森川さんと初めて握手できました。
そのときの感触は、ざらっとしていて、ゾウのようでした。
- 檜山「ゾウのようでした、という表現が、俺的にはツボだね。」
森川「今度は、脂でギトギトにしときますよ。」
次の葉書で、プレゼントを持って行った檜山さんと握手した葉書の主に、
森川「檜山の手、冷たいでしょ? 冷たいよね。」
檜山「そんなフォローないだろ。俺が人間的に冷たいみたいじゃないか。」
森川「あなた人間だからいいけど、俺、ゾウだから。」
ナニゲにすごく気にしてるみたい。後でも、「大きいってことかな」とか、
いろいろと自分に言い聞かせていたが、そのたびに檜山さんに否定されていた。
-
印象に残っているのは、パラパラけんこさんの勝負パンツ。
- ということで、専用楽屋で専用ヘアメイクを連れてきたはやこを始め、
歴代の「おまえら娘」の思い出を語る。
檜山「すぎこと杉田は、正直いって、俺、区別がつかないんですけど。
どっちもスカートをはいてたような気がする。」
-
ディナーショー、エスコート付きはもうやってもらえないんですか。
- 檜山「昼間なのにディナーショー。」
森川「エスコートに1時間かかって、疲れちゃってね。」
檜山「始めたときにはヘロヘロだったね。」
森川「出てくるものも、ディナーじゃなかったしね。
ディナーショーじゃなくても、何かやりたいですね。朝食会とか。」
檜山「何時から?」
森川「6時からオープン、8時45分ラストオーダー。」
始発で間に合う時間にしてくださいね、お願いだから。
- ・ゲストコーナー
- 昨夜、湯葉の店に森川さんが案内する、ということで行ったら、
全然違う店に連れて行かれた、という話をしているうち、客席から、
コートを着て鞄を持った矢尾一樹と石川英郎登場。「遅刻した客」を演じていて、
大騒ぎの中、席に座ったところを、ふたりに舞台に呼び寄せられる。
おふたりの衣装は、
矢尾: バスケットウエア、なのかな? 真っ赤に水色のラインが入っている。
上着は半袖(インナーには長袖のTシャツを着ている)、
いろいろなチームのロゴワッペンがべたべた貼ってある。
ボトムは両脇がスナップではずれるタイプ。裾のあたりに「NBA」。
その上にコートを着て登場。
石川: 黒のTシャツ、ジーンズ。
最初は、それに黒のフェイクファーのテーラード襟のショートコート。
「暑いから」と着替えたのは、
黒に銀のようなグレーでストライプ模様がプリントされたジップアップブルゾン、
ファスナーは胸元まで。
矢尾さんの趣味が蛇皮グッズ集め、ということから、
バリのお土産屋にあった蛇のオブジェの購入話をひとしきり。
ちょっと危険な部分があるので、詳細は省略。
矢尾さんの衣替えは12月1日。今年は11月30日まで短パンだった、とのこと。
森川「矢尾さんは、遠くから見ても、一発でわかりますよ。」
石川「俺、目悪いんですけど、眼鏡かけてなくてもわかりますよ。色で。」
普通の会社員が、夏、長袖のスーツを着て暑そうにしているのと見ると、
自由な服装のできるこの仕事でよかったな、と思う、という話から、
声優業界でも、先輩からジーパンや髪の毛のメッシュで叱られた話を、
石川くんと森川さんが披露。とすると、短パンにビーチサンダルの矢尾さんは?
「俺が声の仕事を始めた頃、午後からの仕事が多かったんで、朝プールに行って、
ちゃんと仕事着の短パンとビーサンに着替えてから行ってたんだよ。
言われましたよ、それが仕事に来る格好か、って。だから、鞄から出して、
広げて見せました。これが普段着の短パンとビーサンで、これが仕事用です、
って。それから何も言われなくなりました。」
森川「矢尾さんが牙城を崩してくれたから、俺や三木がこんな頭できるんです。」
急に、「今気付いたんですけど」と前置きして、石川くんに、
森川「靴がかぶってる。」
石川「こないだ、『ワイルドアダブター』の収録で、色違い着てましたしね。」
森川「買う店が一緒なんですよ。矢尾さんは? 決まってるんですか?」
矢尾「いや、全然。車運転してて、お?、と思ったら、すぐ車止めて。」
森川「車で走ってるときに目に飛び込んでくるような、目立つ服ですか。」
矢尾「昔はイベントが多かったから、光ってるものは買っとけ、みたいな感じ。」
衣装の話になると、檜山さんが静かだ…。
葉書を読まれた人へのプレゼントは、サイン入り色紙の他に、
石川くんは「ワイルドアダブター」のポスター、矢尾さんは「F-ZERO」のポスター。
-
みなさんの重大ニュースは何でしょうか。
- 石川くんは、ワールドカップバレーの会場で、DJをやっていた話。
選手の紹介や、実況や、いろんなことをやらないといけないらしい。
石川くんとしては、かなりの不満があったようで、それが噴出する。
「全員が黒人の方だったりすると、見ててもわからないんですよ。
でも、スパイク決めたら、それについても言わないといけない。」
森川「見てたらわかるじゃん。『あの人、決めましたっ』。」
「表彰式で、メダルをかけるときに選手を紹介するんですけど、
誰が誰だかわからないんですよ。ジャージ着てるから、背番号も見えないし。
だから、名簿通りに並ばせてくれ、って頼んだのに、見たら、背の順に並んでる。
しかたないから、名簿順に呼んでったんだけど、明らかに違うんですよ。
表彰式に来るような人は、よく知ってるから、会場がザワザワ。」
「ベストブロック賞を発表したら、明らかに身長ちっちゃい人が。
少ししたら、2mぐらいの人が、泣きながら、私、私、って言ってきたんです。」
「韓国の選手とか、名前の漢字が読めないんですよ。
しかたないから、ごにょごにょ、ってごまかしてました。」
矢尾さんは、ロシア人演出家のワークショップに参加した話。
「経験者コースを選んだんだけど、行ってみたら、劇団の研究員しかいなくて。
エチュードやると、だいたい目立つやついるもんなんだけど、いないんだよ。」
「しかも、ロシア人の演出家、ロシア語しかしゃべれないんだよ。
通訳はいるんだけど、全部、辞書で引いたような言葉になっちゃうんだ。」
「実際にお芝居、ということになって、俺がもらったのは『罪と罰』。
俺、両方持ってるんじゃん。お前、俺のことがわかるのか、と思ったよ。」
「でも、実際に始めると、言葉はわからなくても、だいたいわかるじゃん。
だから通訳に通さずにやってたら、『お前、ロシア語わかるのか』。」
「だけど、他のやつら、全然わからないんだよ。
だから説明してやったら、『やっぱりお前はロシア語がわかる』。」
檜山「その演出家は、うれしかったんですよ。」
矢尾「そうだろうね。俺に対しては、ものすごく厳しかった。
初心に返るけど、エチュードやるとやっぱり恥ずかしいよ。
この歳になって、俺、動物とかやっちゃったよ。」
森川「やっぱり蛇ですか。」
矢尾「風呂上がりにやってみたんだけどね。とぐろが巻けなくて。」
-
声優さんは声を大切にすると思いますが、煙草は吸いますか。
- 煙草を吸うのは石川くんだけ。
矢尾さん・森川さんは禁煙組、檜山さんはもともと吸わない。
矢尾「喉に悪いから酒と煙草は、とか言われるけど、控えないよ、全然。」
森川「この業界、喫煙率高いよね。」
矢尾「でも、最近は減ったよ。」
檜山「若いのは減ったね。長尺とかだと、減らないかな。」
- ・「マッテルヨ!」に振り付けを
- 「おまえら」のテーマソング「マッテルヨ!」に振りを付けよう、という企画。
花組では、石川くんに、イントロの振り付けを依頼してあったらしい。
石川くんが用意してきたのは、
「情熱的」「さわやか」「まあまあ簡単」「めちゃめちゃ難しい」の4種類。
檜山「『めちゃくちゃ簡単』はないの?」
森川「見本を見せてもらわないとね。」
石川「難しいやつ? バック転が入るよ。」
森川「やれるわけないじゃん。」
石川「たぶん、ひとりバックドロップになる。」
ということで、「まあまあ簡単」でがんばるふたり。
最後に、なかなか表情豊かな「情熱的」な振り付けも披露してくれるが、
あれは石川くんだからいいんだろう、やっぱり。(笑)
- ・めざせ、ノッポさん
- 「おまえら」名物コーナーが復活。今回のお題は、京都の風物詩「舞妓さん」。
「舞妓さん」と言ったとたんに、石川くんがDJ風に「マイコー」。
描かれた絵は、発表順に、
森川: 顔はのぶこ、寸足らずの浴衣のような着物。番傘ならぬ雨傘?を持っている。
檜山: 写実的、でも未完成。輪郭だけだけど、上手い。
石川: いつもの石川くんの絵。でもちゃんと、日本髪を結ってる。
矢尾: 「Mr.Mikle」と書かれた、白人男性の顔。「マイコー」だとか。
本人はすごく嫌がっていたが、全体のバランスがよく、かなり上手い。
- ・エンディング
- エンディングは簡単に、それぞれの告知。森川さんは「鯖」についてだけ。
そのまま幕が下り、次の公演が迫っていることもあって、すぐに席を立つ人も。
いきなりまた幕が上がり、舞台から降りた4人が客席を握手しながら駆け抜け、
両翼のバルコニー部分を通って、そのまま舞台上部のドアに消えて、花組終了。
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