森川智之プライベート・コレクション

「おまえらのためだろ!」第9弾 夜の部
「ぶっちぎりデラックス!!」


森川智之・檜山修之の「おまえらのためだろ!」第9弾 夜の部「ぶっちぎりデラックス!!」
日時: 1998年12月20日(日) 17:00〜20:30
場所: ビプランシアター (東京・新宿御苑前)
主催: HEAVEN'S DOOR (森川智之オフィシャルファンクラブ)
出演: 森川智之・檜山修之 (石塚堅がアシスタント、陶山章央も最後だけ)
ゲスト: 矢島晶子

夜の部「ぶっちぎりデラックス!!」はクリスマススペシャル、 時間が許す限りのロングライヴ。
いつもは2時間半ぐらいのステージだが(昼の部もそうだった)、 このステージは結局3時間半の長丁場。でも、全然長いと感じませんでした。 終わったときには「もう?」っていう感じ。

前説
昼の部に続いて、石塚堅が担当だが、今回はあっさり。

オープニング
歌:「青の時代」(KinKi Kids)
檜山さんのマイクコードがからまってしまい、 最初の1フレーズは森川さんがひとりで歌うことに。 ふたりのハーモニーがとても綺麗。

夜の部の衣装は、
森川: 黒のタンクトップ、黒の光沢のあるパンツ、黒の編み上げブーツ。 ゲームショウのときにも着ていた光る素材が二重になったようなパッチワーク風作りの、 かなり豪華なジャケット。前は止めている。最近はいつも普通の縁なし眼鏡だなあ。
檜山: 黒(だと思うけど、違う色、茶色や紫に見えたりもした。 ライトのせい?)のベルベットのスーツ、黒い靴、アイボリーのマフラー。 前を開けていたのに、スーツの下に何を着ていたのか、覚えてない。 黒いシャツかセーターだったと思うけど。ごめんなさい。 やっぱり赤いゴムがとてつもなくキュートでぷりちー。

クリスマススペシャルなので、トークもクリスマスの話を中心に。
「クリスマスといえば、ありがとうございます、ドリームキャスト」
森川さんの言葉に、檜山さんは、「来たな」という顔。
檜山「それ、ものすごーく一部限定のお礼じゃないか」
「うちの仕事場にはテレビがあって、洋画のチェックとかに使うテレビなんですけど、 その前に、プレイステーションでしょ、セガサターンでしょ、ロクヨン、 スーパーファミコン、で、新しいドリームキャスト。もう、いっぱいあってね、 コードがすごいんですよ。ここ(とステージ上を指す)なんてもんじゃないですよ。 どれがどのコントローラだか、わかんないぐらいこんがらがってるんです。 だから、ひとつのゲームをするのに、すごく時間がかかるんですよ。わかります?」
森川「だからね、是非、コントローラをワイヤレスにしてほしいですね。 そうすれば、マイコントローラを常にポケットに」
檜山「ちょっと待てよ。うちでやるのに、コントローラを全部ポケットに入れるのか? それもプレイステーションとか、セガサターンとか、スーパーファミコンとか、 いっぱい。ガンマンみたいじゃないか」
森川「だから、是非、みんなで働きかけてね、ワイヤレスに」
客席「重いんです」
森川「え?」
客席「スーパーファミコンでワイヤレス出てるけど、重いんです」
檜山「え、出てるの? そういうことはもっと早く言ってよ」
森川「なんか、無理矢理オチつけられちゃったみたいだね」

森川「でね、おねだり声優として」
檜山「お前、開き直ったな」
森川「男のおねだり声優は、僕ですよ。で、女性は、白鳥由里ですよ」
檜山「ちょっと待て。男の代表がお前で、女性の代表が、白鳥か。 どっちもアーツビジョンじゃないか」
森川「ねえ。アーツビジョンも大きくなりましたね」
檜山「そういう話じゃないだろう」
森川「大事に使わせてもらいますよ、ドリームキャスト。 でも、ソフトがついてなかったんで」
檜山「おい、お前、まさかソフトくれ、って言うんじゃないだろうな」
森川「え? だからね、ソフトは、お年玉で自分で買います」
檜山「偉そうに言うな。当たり前だろう」
客席「森川さん、お年玉もらってるんですか?」
森川「え、くれるの?」
檜山「いや、森川智之は32にもなってお年玉もらってるのか、っていうことだよ。 もらってるとしたら誰からもらってるのか、 だいたい普通は甥っ子や姪っ子とか親戚の子にお年玉あげるほうなのに」
森川「そういうところには行かないから」
檜山「行かないなら、どうやってお前がもらうんだよ」
森川「親元に、旧正月が過ぎたあたりに、行ってね。 そしたら、『お前、これ、取っときなさい』って」
檜山「それは、お年玉っていうより、 『お前、生活に困ってるんじゃないか』って感じじゃないか」
森川「え、俺、そんなに困ってるように見える?」
檜山「いや、そのしぐさがさ。お前、税務署行くときにはボロ着る、って言ってたけど、 親元行くときにもボロ着てるんじゃないだろうな」
森川「税務署行くときは服を考えて行きますよ。ボロ着てね、メイクして。 学生みたいな感じで。大学院行ってます、っていう」
檜山「おい、どうする。 今、お前が『大学院』って言ったとたんに、みんな『えー』って顔してたよ」
森川「みんな、僕のこと、色眼鏡で見てるね。色眼鏡。 ね、『色眼鏡』って、どんな使い方?」
檜山「『色眼鏡』ってのは、例えば、 『森川みたいなやつが大学院に行ってるなんて信じられない』っていうような、 そういう、自分の思い込みを持って見ることだよ。あながち間違ってないだろ」
客席「合ってる」
森川「みんな、僕より頭いいね」

森川「クリスマスプレゼントでいちばん思い出のあるものは?」
客席「橇」
檜山「そうそう」
森川「別に、寝ている間に剃り込み入れられたとかじゃないんですけど」
檜山「それはソリだ」
森川「俺ね、昔、高校生の頃は、体育会系だったから髪が短かったんだよ。 今、こんなに髪を伸ばしてるのは、その反動だね。俺、アメフトやってたから」
檜山「アメフトと髪は関係ないだろう」
森川「そんなことないよ。アメフトのヘルメットって、 うちのヘルメットは銀色だったんだけど、それをカチッてかぶって、夏、練習してると、 フラフラになるんだよ。一度、友だちが、ヘルメットのてっぺんに穴が開いてるんで、 そこに温度計を突っ込んで計ったら、60度あったんだ。 だから、アメフトも、髪を短くして空気抵抗を少なくしたほうが」
檜山「空気抵抗というより、蒸れないように、だろ」
森川「クリスマスの話だったのに、なんでこんな話になったんだ。 あ、お前が『ソリ』って言ったからか」
檜山「お前が振ったんだろう、『橇』って言われたのに」

森川さんが姿勢良くふんぞり返って言った言葉に、
檜山「なんだよ、偉そうに」
森川「いや、なんかね、ジャケット着るとこうなるんだよ。 ジャージ着ると、なんとなく、こうなるんだけどね」
と背を丸めて姿勢を崩す。
森川「姿勢が悪いと、生徒指導の先生に、背中に物差し入れられなかった?」
檜山「あった、あった」
客席「L尺入れられた」
檜山「L尺? L尺って、こうだろ? こう、横に出てるのか?」
と、頭の横に棒のある様子を示す。
檜山「でも、大きな三角定規とかあったけど、あれはないだろうな」
森川「でっかい分度器とかね。あれは、飛ぶんだよ」
檜山「投げたのか」
森川「4階の窓から校庭に、ね」
森川「でも、窓といえば、あの、黒板消しを。ほら、黒板消し器ってあったじゃない。 なんであるのかわからない、ウィーン、って」
檜山「ああ、あの、うるさいばっかりで全然吸わない」
森川「上が白で下が緑色の。で、全然吸わないから、しょうがないから、 窓を開けて下の壁にバンバンバン、って。 そしたら下の教室から先生が『こらーっ』って」
檜山「で、クリスマスなんだよ」
森川「あ、学生時代の話をするんじゃなかったね」

森川さんが思い出に残っているクリスマスプレゼントは、
「自転車もらったんだよ。小学校4年ぐらいのとき。サイクリング車でね、 5段変速ぐらいだった。自転車なのに、ウインカーがついてるんだよ」
檜山「ああ、それで、ライトが、何て言ったっけ、車みたいに、 閉じてるのが開くやつ」
客席「リトラクタブル」
檜山「それ。俺らが子どもの頃って、ちょうどスーパーカーが流行ったからね」
「でね、そのウインカーやライトのために、電池を入れるわけですよ。 それが、単一か単二の電池を、5本ぐらい入れるから、すごく重くてね。 何のための5段変速だ、って感じでしたね」

檜山「俺は、何だろう」
森川「もらわなかったの?」
檜山「親からはもらってたけど。大きいものは何だろう」(考え込む)
森川「いつぐらいまでもらってた?」
檜山「小学校ぐらいまでかな。中学に入ったらもらわなくなった気がする」
森川「うちには中学までサンタさんいたよ」
客席に向かって「まだサンタさんいる人」と問いかけると、 小学生ぐらいの女の子の手が挙がる。
森川「ああ、まだサンタさんがいそうな年齢ですね。 今年はサンタさんに何をプレゼントして欲しい?」
女の子「わかんない」
檜山「わかんないか」
森川「でも、わかんないよ」
檜山「なにが」
森川「いまわかんなくても、帰る頃にはあれが欲しい、とか言ってるかも」
檜山「ああ、そっちの『わかんない』ね」

葉書コーナー
読まれた人へのプレゼントは昼と同じ。「どこがデラックスなんだろう」。

小さい頃、みかんを食べ過ぎて黄色くなり、病院に行ったことがあります。 みかんの食べ過ぎに注意しましょう。
檜山「俺、病院には行かなかったけど、黄色になったことはあるよ」
森川「俺、夢の中で緑のおじさん見たことはあるね」
檜山「それとみかんは関係ないよ」
国際A級ライセンスをお持ちの森川さんこんにちは。
檜山「お前、何の国際A級ライセンス持ってるんだ?」
森川「オールマイティに。全体的にフォロースルーな」
檜山「すべての乗り物の助手席には誰でも乗れるんだぞ」
森川「でもF1には助手席ないですからね」
檜山「お前、F1に乗る気か?」
森川「親がね、言うんですよ」
檜山「何て」
森川「いつも夢は持っていなさい、って」
素晴らしいご両親ですね。
森川「夢は、F1レーサー」
檜山「はいはい」
森川「パイロット」
檜山「はいはい」
森川「バスの運転手」
檜山「はいはい」
森川「電車でGO!」
檜山「そりゃゲームだ」
「僕ね、最近自転車買ったんですよ。夜中に、急に、自転車に乗って仕事に行きたいな、 って思って。で、ディスカウントストアに行って。 最近はいろいろあるんですね。スプリングがついたのとか」
檜山「マウンテンバイクな。ガタガタしたところを走るから」
「それで、結局、21,800円のママチャリを。乗り慣れてるほうがいいし、 あれ、カゴがついてるじゃないですか。マウンテンバイクはカゴがないからね」
「でも、自転車いいんですけど、人が乗せられないでしょ。だから、 『どっか行こうよ』っていうのがないから、いつもひとりサイクリングなんです。 ちょっと淋しいな」
「でも、僕が自転車乗ってる姿、笑えますよ」
檜山「じゃ、今度見に行くよ」
森川「あ。い…いいよ」

おふたりはとうとうボーイズラブ系のCDで共演しましたが、感想は?
録りはずいぶん前だったとか。
檜山「事務所もパニクってね、製作会社に確認したんですよ。 で、最初に訊いた言葉が、『本気ですか?』」
森川「俺は、聴いたよ。完パケって、できたやつをね。 対談するっていうから、その前に。お前は、車の中で聴いたんだろ?」
檜山「いや、まだ聴いてない」
檜山さんが聴く時は来るのだろうか。
「僕、ウォークマンで聴きましたよ。あれ、ウォークマンで聴くとやばいね。 歩きながらどんな顔をしてただろう、って思っちゃう」などと森川さんがしゃべるうち、 檜山さんが、マイクを持ったまま気のない相槌を打ちながら、 どんどんステージをはずれ、客席内の通路まで出てしまう。 マイクコードがいっぱいいっぱいになったところで座り込み、 ひとしきり話が終わったところで、戻って来る。
檜山「終わった?」
森川「何かあったの?」
檜山「お前、ずいぶん熱っぽく語るな」
森川「僕は聴きますよ、パイオニアだから。 最初は『プラチナ』だったんですけどね」
檜山「あ、作品名か。びっくりした。 最初プラチナで、だんだんパイオニアになるのかと思った」
そりゃいったい何なんですか、檜山さん。
このCDは、通販のみの販売だが、予約が5000枚入っている、とのこと。
森川「すごいね。続くんじゃないの?」
檜山「原作も人気があるんだって。『切り札』っていうの?」
森川「でも、大冒険なキャスティングだね」
客席「(大きく頷いて)うん」
森川「『うん』って…」
檜山「いや、俺も大きく頷くからさ」

陶山さん、久々の「おまえら」はどうですか。
檜山「いません」
森川「陶山はね、やっぱり、横山智佐のことが好きらしいよ。 終わってから来るって言ってたけど」
檜山「リハが終わるの何時?」
森川「いや、聞いてない」
檜山「10時とかだったらどうするんだ?」
森川「待ってみようか。ホールの前で、200人で」

ペナントレースより熱く燃えたおふたりの横浜広島戦ですが、 この勝負を始めたきっかけは何ですか。
ふたりともプロ野球が大好きで、それそれ横浜と広島のファンで、 マイナーチームだから、マイナーどうしで盛り上がろう、というのがきっかけ、 ということらしい。
最初は檜山さんが勝って、「聞くのはタダだぞ」のラジオで、 森川さんがアニメイトの店員をさせられたのが罰ゲームだった。
森川「ライヴとか、多いからね、宣言してからやろう、って」
檜山「それで始めたら、急に横浜が強くなったんだよ」
檜山さん、3回連続の罰ゲーム、お疲れさま。

パソコン通信で、山口勝平さんのラジオ番組の情報が載っていて、 日本シリーズ最終戦で駒田選手の後ろに黄色い馬のかぶりものをかぶった人がいて、 それが森川さんらしい、ということでしたが、本当ですか。
森川「違うなあ。僕、ピンク色だったんですよ。黄色じゃないんです」
檜山「じゃ、この情報と違うのは、馬のかぶりものが黄色かピンクか、 ということだけ?」
森川「ちっと目立ってたかもね。 でも、最終戦ですよ。僕が生きてるうちにもう一度あるかないか、ですからね」
檜山「しし座流星雨か、ベイスターズの優勝か、だもんな」
森川「しし座流星群は家にあるんですけどね」
松本梨香はビールかけにいたらしい。「始球式をやると違うね」。
森川「俺なんか、これだけベイスターズファンだ、って言ってるのに、 何にもないもんね」
森川さんによれば、最近、速水奨さんがベイスターズファンだということが判明した、 とのこと。
「で、今度、速水さんと一緒に横浜スタジアムに行こうかな、と。 ヘヴンズドアとSHOWUPの共同でインタビューでも、と考えているんです」
SHOWUP会報はカラーだから、是非メンバーを確保しておかないと。(笑)

最近見た面白い映画があったら教えてください。
森川「見てはいないけど、相方が、どうも」
檜山「俺、出てねえぞ」
森川「主役に似てるらしい『踊るマハラジャ』。 日本語版になったときには、是非キミに主役をやってほしいね」
檜山「それはそれで面白いけどな」
檜山「俺は何だろうな。『タイタニック』は見た」
森川「役作りとしては当然ですね」
檜山「やかましい」
歴史好きの檜山さんは、主人公たちのロマンスよりも、 実話のエピソードのほうに感激したらしい。

トーク
葉書コーナーで、全然クリスマスじゃなかったね、ということから、 なぜかクリスマスを通り越して、ケーキや甘いものの話になる。 きっかけはブッシュ・ド・ノエルだったっけ。
「僕、クリーム好きなんですよ。バタークリームも大好きなんです」
「僕がケーキを食べた後は、スポンジしか残ってないんです。 スポンジに乗ったクリームを、『ああ、うまく塗りましたねー』って、 クリームだけ、さーっと」
檜山「間にクリームがはさまってる場合は?」
森川「それは、ちゃんとめくって」
「スーパーで生クリームとか売ってると、ああ、食べたいなあ、って。 普通は何かに使うでしょ。僕はそのまま食べるんです」
なんか、胸焼けしてくるんですけど。(爆)
「チョコレートも好きですよ。でも、ミルクがいいんです。僕、牛乳駄目だけど、 乳製品は大好きなんで。チーズとか」と言う森川さんに、 客席から、「アンジェリークのCDでビターを要求してました」。
檜山「それはきっと、まだ『ビター』っていうのがどういうのか知らなくて、 とりあえず言ってみただけなんだろうよ」
「焼きプリンは、やっぱりゴディバですね。僕、ゴディバの回し者じゃないですよ。 でも、これだけゴディバ、ゴディバ、って言ってるのに、 ゴディバは何にもしてくれないね」
檜山「それはお前のベイスターズと一緒だよ」


檜山修之
歌:「AHHHHH!」(久保田利伸)
歌い終わって呼び出した森川さんに、「どこで練習したの?」と問われ、「車」。 窓を閉めていても音はもれるので、信号待ちのときに、 歩行者に怪訝な顔で見られたらしい。という様子を実演してくれる。

森川智之
袖に引っ込む檜山さんに「歌詞覚えて歌ったの?」
「すごいね。僕は覚えられなくてね」
「最近の歌は高いです。値段が、じゃないよ。キーがね」
と言いつつ選んだ歌は、
歌:「snow drop」(L'Arc〜en〜Ciel)

石塚堅
出て来たところで森川さんに、「さっき泣いてたの?」 昼に檜山さんにも言われてましたね。
さらに、「True Love」を歌う、と言ったら、「お前、それは難しいぞ」。 うん。我々もそう思う。(笑)
歌:「True Love」(藤井フミヤ)

ノッポを振り返ろう
森川さんが「カレーライスを食べる神谷くん」を描いた絵の写真が送られて来た、 というわけで、「ノッポさんを振り返る」コーナー。 といっても、拡大コピーしたその写真を見て、 「こんなのもあったね」という話をするだけだったような? ちなみに「神谷くん」とは、「蒼き伝説シュート!」の神谷くんです。

今まで描いた絵を思い出して行くと、それぞれ持っている人が会場にいる。
「すごいね。こうやって聞いて行って、全部埋まったら気持ち悪いね」
「今度、全部一堂に集めて、展覧会を、やりません。そんな面倒なことは」
「だから、こういうお便り待ってます」
檜山「それは、第10弾への呼び水、ってことか? 第10弾で何かやろうという」
森川「ノッポさんスペシャルやろうか。全編ノッポさん。それは疲れるね」
檜山「うん、疲れる」
森川「それはやめよう」
相変わらず思い付きで企画を決めるんですねー。

目指せノッポさん
こちらで出た「お題」は、「たれパンダ」、「スーパーマン」、 「クレヨンしんちゃん」、「ペプシマン」(「エッチマン」と聞こえた)、 「チョコボ」などなど。
「緑のおじさん」というリクエストには、檜山さんが待ったをかける。 「ちょっと待って。俺が見たことないから」。そりゃそうだ。

結局、「サザエさん」に決定。これが出たときの檜山さんのツッコミは、 「藤子不二雄の次は長谷川町子を怒らせろというのか」でした。
「これでまたひとり国民栄誉賞を敵に回すことに」と言いながら、 檜山さんが描いたサザエさんは、サザエさんというより、 ドラえもんに出て来る「しずかちゃん35歳」(本人談)でした。
森川さんのサザエさんは、檜山さんに言わせると、 「アフリカの誰かか? 是非、これは、槍を持たせたい」そうです。 森川さんによれば、足先や買い物カゴなど、ポイントは押さえているそうだけど。 確かに、やっぱり、かなり、怖い、と思う。

毎年恒例お絵描きトーク
司会に、サンタクロースの格好をした石塚堅登場。
春の第7弾でもやった、質問に絵を描いて答えるゲームである。 今回は、クリスマスにちなんだ問題。

第1問 小さい頃もらったプレゼントで印象的だったもの
檜山:『「小さな巨人ミクロマン」のおもちゃ』
檜山さんの絵に、思わず感嘆の声がもれる。
森川「ジェット機もらったの?」
檜山「おもちゃだよ、おもちゃ」
森川:『自転車(に乗っているゴキゲンな森川智之)』
自転車よりも森川さんのほうがずーっと大きいんですけど。

第2問 今年是非欲しいプレゼント
森川さんが、「ちょっと目、黒くしていい?」
「プレゼント」のはずなのにまた「目」があるのか、と騒然とする石塚さんや客席に、 「何か問題でも?」
問題ないんですか?
森川:『カノジョ(プレゼントの箱から首だけ出している)』
森川「このぐらいイカした感じの」
檜山「それ、妖怪人間?」
森川「失礼な。かわいいでしょ。 はっきり言って、僕が描いた絵の中でいちばんかわいいと思う」
確かに、なかなかうまい絵だとは思うけど、
檜山「目があったら、石にされそうだよ」
という意見も頷けるものがある(笑)。
檜山:『タイヤチェーン』
描かれたタイヤの絵を見て、「ああ、タイヤかあ、車買ったから、 いいタイヤが欲しいのか」と客席が納得したところに、 「タイヤじゃなくて、タイヤチェーン」と檜山さん。
檜山「どんなのかよくわかってないから、てきとーに線にしておいた」
都内でも年に何回か雪が積もるときがあるので、そのときのために欲しいそうです。
客席から「タイヤ何インチ?」という質問が。一瞬の間のあと、
檜山「忘れた。後で調べておこう」
買いに行く前に調べるんですよ、ちゃんと。 サイズが合わないと使えないんだから(経験者は語る)。

第3問 自分が演じたキャラクターをサンタさんにしてください
檜山:『飛影』
とってもかわいい飛影。これは、飛影ファンには垂涎の作品かも。
檜山「とりあえず目を3つ描いておけば飛影になるから、よかった」
森川:『グリフィス(馬に乗っている)』
馬に乗っていて長髪だから、グリフィスなんだろうなあ、とは思いました。はい。でも、かわいいことは確かです。馬が。ちなみに、「肩の荷が下りてほっとしている顔」なんだそうです。

クイズ森山修智(もりやまのぶとし)
森川さんと檜山さんがどれぐらいお互いを理解しているか、 気持ちをひとつにできるか、というクイズらしいが、 「そんなの、無謀だ」「最初からわかりきってる」という、 もっともな意見が本人たちから。
でも、そんなことではムーミンサンタはめげない。ふたりも、 「じゃ、これはお互いに見ちゃいけないんだな」と、椅子を離し、背を向ける。
石塚さんは、 サンタの衣装とコーディネイトした(要するに紅白の)ハリセンを用意して来ている。 答えが合わなかったら、それで、「僕が先輩を殴らせていただきます」。

第1問 今年みんなを楽しませたスポーツ
森川:『サッカー』
檜山:『野球』
森川「俺、お前のこと考えたんだぞ」
石塚さんのハリセンは、マイク効果でどれだけ増幅されたのかわからないが、かなり派手な音を立てる。
森川「俺の頭から何か飛んだぞ。ビスのようなものが」
第2問 横浜・山下公園・氷川丸・タイタニックから連想される美女
森川:『のぶ子』(絵で。そっくりでかわいい(爆))
檜山:『該当者なし』
檜山「これ、合わない。絶対合わないけど。でも、該当者なし」
第3問 目玉焼きに何をかけるか
石塚さんに「1回だけアイコンタクトありにします」と言われ、目配せするが、 「わかった」と言った森川さん、あれで本当にわかったんですか? 檜山さんは「わからん」って言ってましたよ。
森川:『ソース』
檜山:『しょうゆ』
この後、客席まで巻き込むが、このテーマは、実は深くて広いのだ。
第4問 1日何も食べなかった後、夕食に何を食べたいか
5択。選択肢は、「味噌汁付きおにぎり」「サンマの塩焼き」「卵豆腐」 「かぼちゃの煮物」「サイコロステーキ」。
森川:『サイコロステーキ』
檜山:『味噌汁付きおにぎり』
第5問 溺れているとき、誰を助けるか
これも5択。選択肢は、「母親」「恋人」「陶山さん」「社長」「相方」。
檜山:『母親』(「人としてこれだろうな」と言いながら)
森川:『恋人』(最初「母」と書きかけるが、 檜山さんの「人として」を聞いて書き直す)
檜山「どっちかだとは思ったんだよ。 あとの3人は『自力で上がって来い』だからな」
森川「俺の場合、『自力で上がって来い』はうちのおかあちゃんだから」
第6問 森川さんが演じるとしたらどの役に自信があるか
選択肢は「ホモ」「ナルシスト」「エロじじい」「動物」「女性(本物の)」。
森川:『ホモ』
檜山:『ホモ』
ようやく一致した答えに、ふたりとも立ち上がって握手を交わす。 意気揚々と石塚さんに歩み寄り、ふたりともが石塚さんをハリセンで叩く。
第7問 檜山さんが飲みに行こうと誘われてうれしい人
「林原めぐみ」「緒方恵美」「森川さん」「社長」「高木渉」。
檜山「おい。これ、誰と飲んでもうれしくないぞ。 全部、俺が最後は面倒見なきゃいけなくなるだろう」
「ま、しかたない、こいつかな」という檜山さんの言葉に、 「『こいつ』? 『こいつ』と来たらこいつだな」と森川さん。
檜山:『社長』
森川:『社長』
お見事。「とりあえず社長なら払ってもらえるから」だそうだ。
第8問 イケてる男性声優
「森川さん」「檜山さん」「三木眞一郎」「速水奨」「子安武人」。
「『イケてる』ね? 『イッちゃってる』じゃなくて」。似たようなものかも。
森川:『速水奨』
檜山:『速水奨』
「調子出て来たな。連続じゃないか」
第9問 大好きな女性声優
選択肢はなし。
檜山「そりゃ合わないだろう」
森川「えー、そんなマニアックなのか?」
森川:『林原』
檜山:『池田昌子』
そういや、檜山さんは、メーテルが憧れの女性なんでしたよね。
第10問 声優界で気の合ういいヤツ
森川:『高木渉』
檜山:『佐々木望』
檜山「渉も出たんだけどさ。やっぱり同郷だから」
森川「望は出なかったなあ。俺、お前みたいに交友範囲広くないから。 俺には渉しかいないんだよ」
最後に叩かれるときに森川さん、「もう歯がガタガタだよ」。ご愁傷様。

結局、10問中3問正解で、3割。
森川「駒田の打率よかいいじゃないか」
檜山「うん、プロのバッターとしては一流だ」
おふたりの信頼度(親密度ではない(爆))としてはどうなんですか?

古今東西メリークリスマス
スペシャルゲストに矢島晶子登場。 「クレヨンしんちゃん」のカレンダーをおみやげに持って来てくれる。これは、 「クリスマスソングをリズムに乗って順々に歌う」というこのゲームに参加する、 会場からの3人にプレゼントすることに。
ゲームの説明をする石塚さんの「みなさん、お知りですか」という言葉に、 すかさずしんちゃんの「おしり」というツッコミが入る。 「『ご存じですか』とか『知ってますか』とか言うんだよ」と檜山さん。 敬語は正しく使いましょう、石塚さん。
会場から、男性ひとり、女性ふたり、の3人を、矢島晶子が選ぶ。

森川:「聖しこの夜」
矢島:「サンタが街にやってくる」
檜山:「ジングルベル」
女性(森川チーム):「赤鼻のトナカイ」
男性(矢島チーム):「ホワイトクリスマス」
女性(檜山チーム):「We Wish You a Merry Christmas」
森川:「クリスマス・イヴ」
矢島:「恋人がサンタクロース」
檜山:「あれっ」
というわけで、檜山さんの負け。

ゲストトーク
ゲストの矢島晶子をまじえてのトーク。今年のクリスマスは、 「しんちゃん」の家では、足の臭〜いヒロシがケーキを買って来るんだそうです。
矢島「楽だね、キャラクターでしゃべるのは」
森川「俺たちもそういうキャラクター欲しいね。ないもんね」
檜山「下手すると、全然しゃべらないもんな」
森川さんと矢島さんは、まだ言えないけれど、来年は大きな仕事があるらしい。 檜山さんは関係ないそうだ。
檜山「がんばって。というか、森川の面倒見て。こいつ、スタジオで隣に来るよ。 スタジオで知ってる人探して、つつつつー、と寄って来るんだ。『ガサラキ』でもさ、 俺の隣、席ないのに、隣に来て座り込んでるんだよ。『落ち着く』とか言って」
矢島「かわいいじゃないですか。 でも自分がやられたらちょっと嫌かもしれませんね」
嫌わないであげて、矢島さん。

「VOICE CREW」ロゴ
現在放送中の、森川・檜山がパーソナリティのラジオ番組「VOICE CREW」。 その番組のロゴを収録して、それを番組で使おう、というつもりらしい。
森川さんが私物のDATを持参、「モリカワ・アンド・ヒヤマVOICE CREW」などのロゴや、 サクラの笑い声などを録音する。
今後どのように番組に使われるんでしょうね。

歌とプレゼント

檜山修之
昼からしゃべりづめで、喉が痛いらしい。
森川「何か飲むもの持って来ようか」
檜山「いや、フィニッシュコーワでいい」
と、フィニッシュコーワで喉にコンディショニング(?)。
森川「これでお前のクリスマスプレゼントは、 フィニッシュコーワがいっぱい来るな」
檜山「お前はベビースターラーメンな」
歌:「WHITE BREATH」(T.M.Revolution)
「以前、T.M.Revolutionが出始めの頃、『ぷよぷよ』したことがあるんだよ。 ちっちゃくて、細くて、手に乗るかな、いうぐらい」とトークをしているうちに、 森川さんが、ミネラルウォーターのボトルを持って登場。
客席から「やさしい〜」という声が起こるが、その場で自分で飲み、 それを床に置いて退場。「みんな、森川をよく知らない」と檜山さん。
「飲んだやつ置いてくなよ」と言いながらボトルを取り上げ、 飲もうとする前に一瞬躊躇して、「お前と口合わせるのかよ」。 ひと口飲んでにっこり笑い、「ホモじゃないですよ」。(笑)
歌:「口笛が聞こえる」(「幽☆遊☆白書」から)
今度は無事成功。
プレゼントは「ガサラキ」の下敷きとポスター、各2枚ずつ。

森川智之
プレゼントは、スタクラのスタンプを早口言葉の言える人に、 「サウザンド・アームズ」のマグカップをジャンケンで。
さっさと片づけた後で、
歌:「ピンクスパイダー」(hide with Spread Beaver)
キーもぴったりだし、歌い方も慣れている感じ。高音が素晴らしい。

みんなで「White Christmas」を歌おう
クリスマスなので、200人で「White Christmas」を大合唱。
歌い出しを間違えたでしょ、森川さん。
「White Christmas」の歌詞は有名だから、みんな暗記しているものかと思ったら、 案外そうでもないんですね。 森川さんはけっこう客席を見回していたようだけど(見えたのかな)、 檜山さんは、自分が歌詞カードを見るのに一生懸命だったような。
ちなみにこのときのトークで、おふたりの「明日の仕事」は、 檜山さんは「よいこ」、森川さんは「ゲンシクン」だそうです。

インパクト王
4代目インパクト王は、「飾りが暗い中で光っていて目立った」、ということで、 胸元の開いた豪華なミニドレスを着た「キャンディーズ・リターンズ」さんに決定。

デラックスプレゼント
チケットの半券をサンタクロースのとんがり帽子に入れたものから抽選。
檜山「それからクリームでも出て来るのか?」
確かに、森川さんの持ち方がそんな感じでしたね。
プレゼントは、森川・檜山のプリクラのようなものが文字盤になっている腕時計。 ちゃんと動きます。4名様に。

エンディング
「おまえらのためだろ!」第10弾は、1999年4月4日、東京で開催。 ゲストが何人か来る予定ですが、まだ発表できないそうです。
そして、追加公演に向けて、「紅白歌合戦」で、罰ゲームやります。 紅が森川、白が檜山です。
というお知らせをした後、石塚さんとともに、陶山章央登場。 何やら機関銃のモデルガンのようなものを持って、武装している。 『サクラ大戦』のリハから駆けつけたのだけれど、 衣装は私服で『サクラ大戦』とは関係なし。
陶山さんの機関銃?を取り上げた檜山さん、
檜山「これ、重いな。じゃ、これを陶山からプレゼント」
陶山「(焦って)これ、11万円するんですよ」
檜山「え、そんなにするの?」
確かにしっかりした作りだったけど。レーザーガンかなんかですか?

最後に、みんなで歌って解散、ということになったが、陶山さんは曲を知らないので、 タンバリン担当。石塚さんを交えて3人で、
歌:「Love Somebody」(織田裕二withマキシ・プリースト)

森川「また来年」
檜山「メリークリスマス、そしてよいお年を」

昼の部と合わせて6時間。 見ている我々よりもステージのおふたりのほうがずっとずっとたいへんだったはず。 お疲れさまでした。
スタッフの方も、どうもありがとう。


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