森川智之プライベート・コレクション

「おまえらのためだろ!」夜の部
「花咲ける肉食女子! 草食おとな店長と共にあらんことを!」


森川智之・檜山修之の「おまえらのためだろ!」昼の部「花咲ける肉食女子! 草食おとな店長と共にあらんことを!」
日時: 2010年1月24日(日) 17:05〜19:30
場所: メルパルクホール (東京・芝公園)
主催: HEAVEN'S DOOR (森川智之オフィシャルファンクラブ)
出演: 森川智之・檜山修之、めぐっち(声の出演)、陶山章央、石塚堅
ゲスト: 浪川大輔、杉田智和

めぐっちの前説

トーク
1階席後方から登場、舞台前階段下でしばらく話してから、舞台上へ。
おふたりの衣装は、
森川: 黒のパーカー、背に白で一面に顔の絵のプリントあり。 インナーは白に赤青のプリントのTシャツ。ボトムやアクセサリーは昼の部と同じ。 黒のスリムパンツ、紫の靴紐の黒スニーカー。黒縁眼鏡。 いつものクロスペンダントと、もう1本チェーンが見えているだけ。
檜山: 黒のドルマンスリーブのニットカーディガン、 上下逆さまにでも着られるような感じのもの。 黒の、前襟から前身頃全体がドレープになっているカットソー、 黒Tシャツの上にレイヤードなのかフェイクなのかは不明。 黒パンツを黒ブーツにイン、でもカーゴパンツのようにゆったりなので、 ニッカーボッカーズみたい。白のベルト、左手首に黒のバンドの時計。
檜山さんの衣装は、森川さん曰く、「神父さんみたい」。前回のカンフー着は、 既に寝間着になっているとのこと。外で着たのはあの1回きりだったとか。

いつもの、「ふたりそろって、おまえらの、ためだろ!」をやる。
檜山「なんとなく手は上がるようになってきたけど、声は全然出てないな。」
森川「恥ずかしいんだね。」
檜山「恥ずかしいんじゃなくて、呆れてるんじゃないか。」
客席から「もう1回」と声がかかり、やり直すことに。
檜山「やり直してこの程度かっ!!」
森川「(客席に)だってさ。」
檜山「次回に持ち越しということで。」

以前から言っていた「おまえら本」の話をするが、客席からの反応が少ない。
森川「『おまえら』はライヴだから、本にしてもしょうがないのかな。」
檜山「言い始めてからかなり経つから、俺たちを、 狼少年ならぬ狼中年だと思ってるんだよ。」
森川「少年って言われたら、自分の中でテンション上がった。」
檜山「少年じゃねえよ。お前、明後日で43だろ?」
会場から、「おめでとう」という声と拍手が起こる。
檜山「みなさんに拍手をしてもらうために、今日『おまえら』やったんですよ。」
森川「やるならちゃんと1月26日にやりますよ。平日? 私が旗日にします。」
檜山「狼中年。できもしないことを言うな。」
森川「ごめんちゃい。」
ネタは山のようにあるから、と、昔話を始める。まずは、第1弾の話から。
檜山「第1弾のゲスト、昼の部は陶山、夜の部は三木眞一郎。 余談だけど、陶山と三木眞一郎は同い年だからね。」
会場からは、ええー、という驚きの声。陶山くんの年齢ネタはいつもこんな(笑)。
森川「なんかすごいね。世界不思議発見。そういうネタが山のようにあるからね。」
檜山「15年やってるからね。」
森川「当時からチケット代、変わってません。 『声グラ』で他のイベントのチケット代見て、 あれ、『おまえら』2回観られる。」(←客席から喝采)
檜山「値段抑えてるから、これ。(と、バルーンの舞台装置を指す)」
森川「みんな、『おまえら本』に興味あるみたいだね。」
「欲しい」の声と拍手が上がるのを聞いて、
檜山「拍手したからには買ってもらいますからね。」
森川「みんなに電話するから。オレオレ、って。」
檜山「新手のオレオレ詐欺か。」

そして今回のテーマ、草食男子と肉食女子。
森川「(会場を見回して)これだけ肉食女子がいて。」
檜山「ちらほらと男性が見えるが、草食か?」
森川「帰りには骨と皮になってるよ。」
檜山「ちょっと待て。食物連鎖が完全に逆だ。肉食が多くてどうするんだよ。」
森川「肉食女子が増えてるのは、バランスですよ。男が弱くなれば女が強くなる。」
草食男子とは、夜になると出てきて、コンビニで、ビールやツマミじゃなくて、 甘いものを買う。恋愛にも全然興味ないらしい。
檜山「受け身?」
森川「好きな人はできるらしい。でも、告らない。」
檜山「向こうから言ってくれるまで待つんだ。」
森川「私待つわ、いつまでも待つわ。」
いや、「待つわ」の彼女は充分肉食だと思いますが(笑)。たぶんアピールしてるし。
草食男子は、会社でも出世欲がない。 ライバルと戦って、自分が上に上がって、家や車を買おうとか、そういう物欲もない。 貯金はするらしい。物を買わずに貯め込むから、デフレになる。 草食男子が増えるのもよくないね。とのこと。
森川「草食男子が増えてる理由には、バブルが関係してるらしいよ。 バブル絶頂の頃は、頑張ればいいが思いできる、っていうのがあったじゃない。 今の世代は、バブルを知らないから、競い合って、っていうので育ってない。 ゆとり教育で、平等に、平和に、って教育されてるから。」
檜山「なるほどね。ゆとりを見直そう、っていう動きはあるらしいね。 会社の週休2日制をやめよう、とか。でも、猛烈のほうに逆戻りするから、 それはいかんだろう、っていう意見ももちろんあるんだけどね。」
森川「我々の業界はみんな肉食ですよ。食わなきゃやられちゃうから、若い子に。」
檜山「鳥海あたりが狙ってますよ。後から浩輔が、前からスズが。」
森川「まだ両サイド空いてるから。でも、この野郎(右手で殴る)ってやったら、 ここ(右肘の下)に、保志くんがぶらさがってたりして。」
檜山「前野あたりも来てるぞ。」
森川「保志くんの足元には、梶くんが。」
アーツビジョン内の食物連鎖ですか?

葉書コーナー
読まれた人へのプレゼントは、出演者のサイン入りバルーン。

私の会社に草食男子がいますが、やはり彼氏にするなら肉食な部分も欲しいです。 時に草食、時に肉食な、ハーフ男子がいいです。
檜山「要は雑食ってことですね。これが本音じゃないですか。」
森川「草食ってから肉食えばいいんだよ。普通の状態です。」
檜山「人間は、野菜、サラダで入って、肉を食う。」
森川「普通です。」

私の思う草食男子とは、虫も退治できない軟弱な男子です。
森川「虫、駄目です。コックローチ。やつらは年々強くなるからね。 昨年使ってたヤツ、今年はもう駄目なんです。」
檜山「あいつら、猛烈な勢いで進化するから。」
森川「バージョン上がってくからね。」
檜山「アップデートするんだよ。もうそろそろ2010年版が出る。」
ふたりとも詳しくなりましたねー(笑)。用語が正しく使われている。 でも、普通ソフトウェア等は、2010年版は2009年に出ます。
森川さんは、「ゴ」の付くやつだけが駄目で、他は大丈夫らしい。 虫に混じって蛇の話も出たが、森川さんは足のないのは苦手とか。でもミミズはOK。 小学生のとき飼育係で、雷魚の餌に土を掘り起こしてミミズを捕ったから。
檜山「蜂は怖いよ。スズメバチには立ち向かう勇気はないね。 手を刺されたことあるから。指を刺されたのに、痛いのは肩だった。 その先は麻痺してて。グローブみたいな手になっちゃった。」
森川「(檜山さんの腕を指して)これ、2本目?」
檜山「何言ってんだ。キン肉マンに出てくる悪魔超人じゃないんだから。」
森川「アンパンマンでもないんだ。」

私はかなり偏食で、朝はがっつり食べますが、夕食はあまり食べません。 たまに夕食を食べると胸焼けがするので、夕食を食べても胸焼けがしないとき、 すごく大人になったな、と思います。
森川「夕食を食べても胸焼けがしないって、それ、若いですよ。 大人になったら、普通に食べても胸焼けします。」
檜山「悲しいな。ホルメンのメンバーが、 数年前までは、この肉はいい肉だからどれだけ食べても胸焼けしないよね、 って言って食べてた肉を食べて、胸焼けをするようになりました。」
森川「うちらだけじゃなくて、もっと若い連中もね。」
ふたりが「大人になった」と思うとき。
檜山「かれこれ20年以上前から立派な大人だけどな。」
森川さんは、最近健康のためにタクシーに乗らなくなったこと。 といっても、5回に1回ぐらいらしいが。
檜山「なるほど。絵に描いたような駄目な大人だな。」
檜山さんはどうしてもマイナス方面に考えてしまうらしい。 その「マイナス」に「零下」を連想した森川さん、「僕、冷え症なんです」と告白。 カイロ、靴下、電気毛布、フード付きパジャマなど、完全装備で寝ても、 寒くて起きるらしい。
檜山「お前、どこで寝てんの?」
会場に冷え症対策を訊くと、あちこちから声が上がるが、
檜山「意外にみなさん、ありきたりだね。お前が異常過ぎるんだな。」
変わった策を、ということで出た案が「ゴ(中略)体操」。足と手をこう……
檜山「何、死ぬ前の? 違う意味で安らかに眠れるね。」

檜山さんが2階席にバルーンを届けに行っている間、森川さんがひとりでトーク。
森川「食べものは変わったね。若い頃は、お寿司屋さんで、中トロとかハマチとか、 脂っこいもの食べてたけど、今は鮪の赤身。みんなはまだ、大トロ?」
それに応えて、口々に好みの寿司ネタを叫ぶ客席。
森川「……俺、お寿司屋さんじゃないから。」
注文されてるみたいで、困っちゃったんだろうな。かわいい…(笑)。

おまえらしゃべり場コーナー
ゲストの浪川くんと杉田くんを呼び出す。杉田くんは、昼とはまた違う制服(?)。 プリーツスカートとジャケット、黒いタイツに、なんとネコミミ。 どうも、「けいおん」のキャラクターのコスプレらしい。「騒音部」と自己紹介。
浪川「ここまで出来上がるのずっと見てたんですけど、すごい時間かかってます。」
立ち位置は、下手から、森川、浪川、杉田、檜山。昼の部とは真ん中ふたりが逆。

司会のふたりが登場、4人は椅子に。ゲストのふたりに、昼の部の感想を訊く。
浪川「杉田くんも、楽屋で一緒にいると慣れるもんですね。 今回は短いんじゃないか、とか、そういう心配までするようになって。」
檜山「それ、長いほう。」
森川「もっと短いときがあったからね。大人になったメルモちゃんみたいな。」
杉田くんは、女装について、
杉田「お客さんがものすごくあったかいんです。」
森川「もう決まり事だからね。」
浪川「次にまた呼ばれることがあったら、俺は何を用意すればいいんですか。」
檜山「衣装は、って訊かれたとき、何でもいいよ、って答えたでしょ。」
浪川「そう、私服でいいよ、って。」
杉田「私服です。」
檜山「何でもいいよ、に対する杉田の答えが、これ。何も頼んでないよ。 『おまえら』の歴史の中でも、こんな格好するのはこいつだけだよ。」

葉書から。プレゼントのバルーンを持っていくのは杉田くん。
葉書の内容は、「子供だなあと思うとき」。それを受けて、みんなからもらった、 「大人になったと思う瞬間」をまとめたものを披露。1年が過ぎるのが早い、 寒いと関節が痛くなる、などなど。それは大人じゃなくて歳を取…(後略)。 自分より年下の役者さんが出演している、というのには、
檜山「甲子園の野球観てると思うね。プロ野球も。同年齢の現役は工藤ぐらい?」
出演者それぞれの「大人になったと思う瞬間」。まずは浪川くんから。
浪川「モー娘。のビデオ見せてもらったんですけど、名前が覚えられない。 あとは、喫茶店とか好きになりました。無駄にコーヒー飲みに行きます。」
森川「お店とか、ひとりで入れるようになるよね。昔は駄目だったけど。」
檜山「俺たち地方から出てきた人間は、ひとり暮らしだから、 大人かどうかは関係なく、ひとりで飯は当たり前だったけどな。」
森川「え、誰かと一緒に行かなかったの?」
檜山「そういうときもあったけど、ひとりでも行ったよ。っていうか、 相手がいねえから。広島から出てきたばっかりで、友だちもいないときにさ。」
檜山さんの語調がちょっと投げやりに。 ずっと自宅だった森川さんにはわからないだろう、という思いもあったのかも。 荒めの口調にびっくりした浪川くん、
浪川「(ふたりの顔を見比べながら)ちょっと、喧嘩してんの?、これ。」
そういえば、前回の中村くんも、ふたりの応酬に、 「仲いいんですよね?」って訊いてたっけ(笑)。きっと仲いいんですよ、たぶん。
檜山「出て来たばかりの頃は、なると思わなかったホームシックにもなったよ。」
森川「へえ。ひいちゃんがホームシック。全然イメージ違うなあ。」
杉田「仲間に慕われて中心にいる感じなんで、 ひとりで淋しくしてる檜山さんは想像しづらいです。」
森川「そうか、広島から出てきてすぐは、家で泣いてたんだ。」
檜山「泣いてはいないけれど、ちょっと淋しかったね。」
杉田くんは。
杉田「父親の全盛期の年収を上回ったんですよ。いろんな数字と向き合うことが、 大人になるっていうことなんだな、と。体脂肪とか、血糖値とか。」
浪川「(女装の衣装を指して)着れなくなっちゃうもんね。」
杉田「昼間着てた制服が着れなくなったらヤバいな。ときどき着てみないと。」
森川「じゃあ、なるべく『おまえら』に呼ぶよ。」
杉田「フィギュアにしたら、よろしくお願いします。」
森川「え、杉田のフィギュア?」
杉田「顔は俺じゃないですよ。(会場の「えー」の声に)おかしいだろ。」
森川「魔除けになるよ。玄関先に置いておけば。」
檜山「シーサーか。」
杉田「男子制服も作って、そっちは中村の顔とか。」
で、杉田くんの顔の女子とペアなの!?(大笑) どんだけ中村くんが好きなんだ。 会場からの「森川さん作って」の声を拾って、
森川「俺が作ると木彫りだよ。トーテムポールみたいになるよ。」

フロントトーク

「花咲ける肉食女子! 草食おとな店長と共にあらんことを!」
前回の悪夢再び!?
舞台にファン・対抗・リレーが登場。雌鹿・オバンデゴワースが、 今度はバルーンショップを開店するとのこと。店員として雇われたのは、 赤いスーツに金髪の、カール・それにつけてもおやつはニコチンタール(浪川くん)と、 学ランに茶色の髪の、 寅之スケベ・びくっとしたとらのしん(カッキーの真似をする杉田くん)。 いっとき素に戻った檜山さんに、「大ちゃんは何故カールなの?」と訊かれて、 「やっぱり自分の役は恥ずかしいよね」と頷き合う浪川くんと森川さん。 森川さんは自分の役のはずですが。でもそれを漏れ聞いた檜山さん、
檜山「ちょっと待て、お前ら。恥ずかしい? 恥ずかしいのは俺だ!!」
バルーンをバックに芝居を始めるみんな。リレーとカールは伸びる剣を渡され、 「ブーン」と言いながら戦い始める。スケベC3PPPから雌鹿姫を救い出すはずが、 雌鹿に切りかかるアナキンとオビ=ワン。泣き出した雌鹿の醜さに辟易するが、 哀れになったのか、雌鹿をなぐさめるリレーに、このお話の結末を知っている、 と言い始める雌鹿。 リレーだけでなく他のふたりにも迫って逃げられた雌鹿がひとり残り、 最後は逃げた3人の影ナレで、NHKと原作者と綾ちゃんが怒るね、で幕。

エンディング
まずはふたりが出てくる。
檜山「森川、この構成なんとかならんのか。 なんでこの格好のまま、エンディングを迎えにゃならん。」
森川「これが恒例になってますよね。楽しくないですか?」
檜山「楽しいのは楽しいよ。でも、すべての責任を俺に押し付けてるじゃないか。 やらしてんのはお前だからな。檜山が、って言うんじゃねえぞ。」
森川「駄目?」
檜山「ふざけんな。出てもない作品で、ボロクソに言われたくないわ。」

ゲストを呼び出して感想と告知の後、
歌: 「マッテルヨ!」
恒例の会場回り(森川さんと浪川くんが2階席)の後、ステージに戻り、挨拶して幕。

めぐっちの客出しアナウンス

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