森川智之プライベート・コレクション

「おまえらのためだろ!」昼の部
「萌え〜っ! おかえりなさいませぇ〜おまえらカフェへ(ハート)」


森川智之・檜山修之の「おまえらのためだろ!」昼の部「萌え〜っ! おかえりなさいませぇ〜おまえらカフェへ(ハート)」
日時: 2006年7月16日(日) 13:40〜15:55
場所: メルパルクホール (東京・芝公園)
主催: HEAVEN'S DOOR (森川智之オフィシャルファンクラブ)
出演: 森川智之・檜山修之、陶山章央、石塚堅、めぐっち(声の出演)
ゲスト: 岸尾大輔、鈴村健一、吉野裕行

ホールのロビーの飾り付けは、「おかえりなさいませ」と書かれたゲート。 裏側から見ると(帰りに見る方向)、「行ってらっしゃいませ」になっている。

めぐっちの前説

「萌え〜っ! おかえりなさいませぇ〜おまえらカフェへ(ハート)」
幕が上がると、ステージには、メイド服に身を包んだかわいい(?)メイドさんが3人。 黒のパフスリーブ、ミニのギャザースカート。 スカートの裾と袖口に白のレースが付いている。 白いレースの付いたエプロン、胸には「おまCafe」と書かれたハートマーク。 黒のニーハイソックス、頭にはカチューシャ型のヘッドドレス。
下手から、よしこ、としこ、すずこ。

としこは、カツラなしの地毛。 見事な金髪に、顔も腕もとても色白で、フランスのアイドルみたいだった。 いつものようなメイクではなく、えらくきちんとかわいく作っていたからだろうか。 ピンク色の頬、ぽっちりと赤い唇。
すずこ(鈴村くん)は、もう堂に入っている。 いろんな意味でのバランスがいちばんいいのは彼。 胸も入れてたし、背も高いから、ワンピースがひときわミニだった。
よしこ(吉野くん)は、 わざと男っぽく作っていたんだろうけど(サングラスとか無精髭とか)、 華奢な体つきと綺麗な顎のライン、スリムな立ち姿はため息もの。

3人で客席と、「おまカフェじゃんけん」を始める。会場をわかせる工夫もあり、 なかなか楽しいゲーム。としこの捨て身な負けん気(というとかわいいけど、 実際には本当のメイドカフェでは絶対にあり得ない、度肝を抜かれる演出)も、 後々まで脳裏に残る妙なテンポのかけ声も、「おまえら」ならでは、なのか?
3人が客席を通って後ろ扉から退場した後、同じく後ろ扉から、オタク兄妹登場。
おまカフェに来た兄妹に、としこが、おまカフェじゃんけんで敗退。 兄妹が袖に拉致された後、またまた会場とじゃんけんで遊ぶうち、 メイド服に着替えたオタク妹、だいこが登場する。
だいこも一緒にひとしきり遊んでから退場すると、誰もいなくなったステージに、 何故かやっぱりメイド服のオタク兄登場。 ボソボソと投げやりなおまカフェじゃんけんを始めるが、 いつの間にやら熱くなり、絶叫するうち幕。

だいこ(岸尾くん)がかわいいのにびっくり。途中でカツラが取れてしまったのだが、 たぶん地毛のほうがかわいかったと思う。特にとても長いとも思わないのだが、 やわらかそうな巻き毛が、かわいくメイクした顔を縁取り、本当の女の子みたい。
美人だと有名だという、のぶこが見られなかったのが残念。きっときちんと作れば、 すごくかわいいのぶこが出来上がったことだろう。

フロントトーク

トーク
舞台の上には、黒い柱の上に白いハートが乗ったオブジェが4つ。
おふたりの衣装は、
森川: 黒の半袖シャツ、シルバーのいろいろな模様が前身頃に飛んでいる。 前は止めていて、インナーの黒のタンクトップがギリギリ見えるくらい。 大きなクロスのペンダントトップが見え隠れするあたりまで、前を開けている。 生成のパンツ、白の革靴。左手首に腕時計。
檜山: 白の半袖のTシャツ、襟ぐりと袖口が黒との二重になっている。 前と首の後ろに、黒の和柄プリント。ダメージのジーンズ、茶の革靴。

今回のホールは約1600人収容。客席を見回した森川さん、
森川「人がゴミのようだ。」
檜山「ずいぶん失礼な言い方だな。」
森川「僕、『ラピュタ』のあのシーンが好きなんですよ。」
檜山「あ、それ、元ネタは『ラピュタ』だったのか。」
森川「何だと思ってたの?」
檜山「キミの頭からわき出したのかと思ってた。 僕は『ラピュタ』観たことないんだけど、劇場用だから長いんだよね?」
森川「僕もそのシーンしか知らないから。」
檜山「そのシーンだけ、って、5秒もないじゃないか。」
森川「頭に『見ろ』が付くんだよ。『見ろ、人がゴミのようだ』、って。 僕、意外に悪役ばっかりやってますけど。」
檜山「いや別に、意外じゃないけど。」
森川「人がゴミのよう、って、まだ言えてないんです。言いたいですね。」
檜山「さっきから何回も言ってるじゃないか。」
森川「ちゃんと、役として、ね。」

檜山さんは「ゲド戦記」の実写版「ゲド」の吹き替え版に出演したらしい。 「ま、主人公は石田くんなんだけどね」と檜山さん。 最近、檜山さんが洋画で担当する役には、 ひとつのパターンがあることに気付いた、とのこと。
「主人公の隣りにいる親友役だけど、役に立たない。足を引っ張るんだ。 見かけはいろいろあるんだけど、ことごとく役に立たない。楽しいけどね。」

そして、前回の「おまえら」の京都からの帰りの新幹線で、同乗のおばちゃんに、 森川さんが慎吾ちゃんに間違えられた事件の顛末を、実演付きで披露してくれる。
森川「僕が進行方向に向かって座ってたんだよね。ニット帽かぶって。」
檜山「森川さんは新幹線弱いんで、絶対僕進行方向にしてくれ、ひーちゃん頼むよ、 って言われるんで、僕は乗り物平気だから、向かい側に座ってる。」
森川さんはいつもどおり下手側の立ち位置で、客席に背を向けて座ってみせる。 間に通路をはさみ、上手側になる通路反対側の席はボックス席にしてあって、 斜め向かいに檜山さんが座っていたらしい。
檜山「名古屋で誰かが乗ったみたいで、ファンが見送りにきてたんだよね。」
森川「それは、ザ・グッバイだよ。」
檜山「それを見て、おばちゃん、この新幹線に有名人が乗ってると思ったんだよ。 俺たちもビール飲んでたけど、おばちゃんもずいぶん酔っ払ってたね。」
森川「僕、ゴミ捨てに行ったんだよね。今日は燃えるゴミの日だ、って。」
檜山「新幹線に燃えないゴミの日があるのか?」
森川「横を通ったら、シンゴちゃん、って呼びかけられた。」
檜山「お前が前を通ったとたん、おばちゃんの目の色が変わったんだよ。」
森川「それからずっと、席に戻っても、シンゴちゃーん、シンゴちゃーん、って。 無視してたけど、おばちゃんが通路を来て、後ろから肩を叩くんだよ。」
檜山さんがその様子を再現してくれる。が、森川さんの下手側を通って肩を叩く。
森川「ひーちゃんごめん、こっちはね、窓の外だから。」
檜山「あ、そうか、通路をはさんで森川、だった。位置関係間違えた。」
新幹線の窓の外を併走するおばちゃん、ではなく、ちゃんと通路でやり直し。
森川「ひーちゃんが、そのおばちゃんに、すいません何ですか、って言ったの。」
檜山「だって、どう考えても失礼でしょ? いきなり見ず知らずの人間つかまえて。 こいつは自分のことだから、面食らっちゃってて、ノーリアクションだし。」
森川「そしたら、香取慎吾ちゃんでしょ、って。シンゴちゃんって誰だろう、 風見慎吾かな、とか言ってたんだけど、蓋を開けたら、香取慎吾ですよ。」
檜山「おばちゃんは、こいつが香取慎吾と信じ込んでるんだよ。俺のことは、 マネージャーだと思ってる。いくら、こいつは香取慎吾じゃない、って言っても、 引き下がらない。最後、僕もキレかかりましたよ。」

檜山「ここで緊急アンケート、協力していただいていいですか?」
檜山さんのアンケートは、「どう贔屓目に見てもいいから、 森川さんが香取慎吾に見えると思う方は手を挙げてください」というもの。 ひとり、ふたり、手が上がる。ちなみに私は、 香取慎吾より森川さんのほうがカワイく(orカッコよく、or素敵に)見えるから、 森川さんは慎吾ちゃんには見えない派(笑)。香取慎吾ファンには申し訳ないが、 あの会場では、そう思って手を挙げなかった人も多いに違いない。
檜山「あ、いるんだ。」
森川「たぶん、髪の毛の色で判別してるんだよ。俺、慎吾ちゃんになろうかな。」
檜山「ここに来てくださってるお客さんは、世間一般の方たちより好意的なんだよ。 その人たちですら、お前が香取慎吾に見えるのは、3人ぐらいなんだ。」
森川「その3人も、俺の頭の色で判断してる。白っぽい頭を見ると、モリモリだ。 もっと目の悪い人は、これ(白いハートのセット)見てもモリモリだ、って。」

そして今回のメインテーマ、「萌え」と「メイドカフェ」。
森川「こないだ、リサーチしに、秋葉原に行ってきました。 秋葉原も変わりましたね。改札出たら、メイドさんが並んでるんですよ。」
檜山「え? お前、作ってないか?」
森川「作ってないよ。チラシ配りのメイドさんが並んでるんです。」
檜山「ああ。俺、JRの駅員さんがメイドの格好してるのかと思った。」
最近檜山さんの発想は、森川さんを超えてませんか?(笑)
森川「それもあながち間違ってはいないね。きっと、近々あるよ。」
檜山「あるの?」
森川「次は秋葉原萌え〜、ってアナウンスが。」

森川「あらかじめ、ここに行こうか、と、目を付けておいたカフェがあってね。 おまえらの女性スタッフと行ったんだけど。 ご主人様、って言われるのは知ってたんだけど、女の人だとどう言われるか知らなくて。 お嬢様って言うんだね。お嬢様。(舞台袖をちらっと振り返り)ここでは言えない。」
檜山「なんで?」
森川「一緒に行ったスタッフは、お嬢様とは…。」
檜山「ああ、そういうことか。」
森川「あとで殺されますから、これ以上は言えません。」
檜山「それを言うなら、お前もご主人様とは言えないよ。」
森川「ああ、そうだね。おかえりなさいませ、おにいちゃん、だよね。」
檜山「それより、おかえりなさいませ若頭、だよ。」

森川さんによる、メイドカフェ報告。
「俺はカプチーノを頼んだんだよ。そしたら、表面のクリームに、 ウサギさんの絵が描いてある。もう、萌え〜っ、でしょ。」
「女性スタッフは紅茶を頼んだんだけど、メイドさんがミルクを入れてくれるのね。 (かわいく)ストップって言ってください、って。」
「オムライスを頼んだら、ケチャップで絵が描いてある。萌えハートマーク、って。 うわー、ってなった瞬間に、ぱっと見たら、厨房が見えてね。もうわかりますか? 普通のおっさんなんです。メイドの格好はしてないですよ。 普通のおっさんが、萌え、って書いてる。じゃあ、カプチーノも?、みたいな。」

檜山「秋葉原といえば、ヨドバシカメラの上に玩具売場があって、 プラモデルがあるんだけど、ガンダムばっかでした。 あの広いプラモデルフロアにガンダムしかないのにも驚いたけど、 ガンダムってこんなにあるんだ、ってのも驚いた。」
森川「ガンダムカフェ。ガンダムがメイドのカフェってのもいいね。」
檜山「萌え、じゃなくて、燃え、になりますよ。」

葉書コーナー
プレゼントはハート型バルーン、ゲストを含めた寄せ書きサイン入り。

お客様のご要望に声でお応えするカフェなんかどうですか。入り口で奈落が挨拶、 明智警視とじゃんけん、君島先生にシャウトしていただいて、ゆに彦と乾杯。
森川「さっき楽屋で、メイドさんたちと、 お店開こうね、って言ってたんだよ。」
檜山「この希望どおりだと、俺は楽だからいいな。でも、収益は半々ね。」

メイドカフェとツンドラカフェ、どちらが好きですか?(読んだのは檜山さん)
森川「何ですって?」
檜山「メイドカフェとツンデレカフェ。」
森川「ツンドラ?」
檜山「ツンデレって言葉を初めて聞いたのは、作品のフリートークで、 下野紘がツンデレって言ったのに、ツンドラ?、って訊いちゃった。 それは置いといて。ツンデレカフェって、最初は偉そうなの?」
森川さんによるツンデレカフェのメイドは、しまいには客の財布を取り上げ、 「私に貢ぐんでしょ。いくら持ってるの? ちょっと見せなさい。 (中から札を抜いて)1000円だけ残してあげる。1000円あれば帰れるでしょ。」
檜山「それ、ツンデレカフェ通り越して、カツアゲカフェだよ。」
森川「ひーちゃんはたぶん、ツンデレのほうが好きでしょ?」
檜山「俺はツンデレは無理。偉そうにされると、あぁ?、ってなっちゃう。」
森川「じゃ、両方ツンツンしてるから、ツンツンカフェだね。でも、 カフェもいろいろあるよね。ツンデレカフェ、執事カフェ、BLカフェ、えーと…。」
檜山「普通の喫茶店。」
森川「(笑)エクセシオールカフェとかね。僕、好きなんだよ。」
正しくは、エクセ『ル』シオールです、森川さん。
檜山「俺はドトールが好きだな。」

「2階席に当たるとたいへんだよね」といったとたんに、次の葉書の主は2階席に。 「えー、時間が」とブツブツ言いつつ、葉書ネタに突入。

もし女性に食事を作ってもらうとしたら、どんなものがいいですか。
檜山「和食系がいいかな。」
森川「肉じゃがとか?」
檜山「肉じゃが、いいね。」
森川「定番だね。」
檜山「キミは生肉か?」
森川「作ってもらうとしたら、やっぱ、シマウマ、インパラ、ヌーとかね。」
檜山「日本でなかなか手に入らない食材だね。」
森川「一兎を追う者は二兎を得ず。」
何が言いたいんですか、森川さん。(笑)

森川「(手に持ったバルーンを眺め)どうしましょ、2階席。」
檜山「お前さん、告知があるでしょ。それ、やっとけ。俺が行ってくるから。」
森川「ひーちゃん、カッコいい!!」

告知
檜山さんが2階席にバルーンを届けに行っている間に、 森川さんの声優20周年記念ディナーショーの開催告知。 2階から戻ってきた檜山さんも話に加わる。
檜山「俺は来年だな。」
狙ったのか何なのか、 またまた誕生日付近に(ということはもう年が明けてる)計画している、とのこと。 来年なら檜山さんも一緒にやっちゃえ。(笑)

檜山「こないだ事務所で、お前の名前が書いてるチラシを見た。あれは何なの?」
森川「あれは、『Monja』っていう映画で、月島のもんじゃのこと。 大仁田厚さんが監督・主演で、それに友情出演したんだよ。」
檜山「どういう経緯で友情出演?」
森川「リングで会って、なんてね。実際には、共通の友人がいてね。」
と話すうち、会場中程の上手側扉から、深紅の薔薇とグロリオサの大きな花束を持って、 スーツ姿の大仁田厚登場。無造作に持っていたから、そんな目立たなかったけれど、 渡された森川さんが持つと、すごく大きな花束だ、ということがわかる。 やっぱりあれだけの体格があると、派手で大きな花束が似合うなあ。カッコいい。
そんな大仁田さんは、メイドの格好をして走り回る森川さんを目撃して、驚いたらしい。 そりゃ驚くだろう、普通は(笑)。

おまえらしゃべり場コーナー
石塚堅と陶山章央が司会。ゲストの3人を呼び出して、テーマトーク。 舞台下手側には、椅子が5個並ぶ。上手から、森川・吉野・鈴村・岸尾・檜山。
テーマは、「萌え〜」。相変わらずグダグダな司会進行で話が進む。

それぞれの「萌え」は、
よっちん: スズの演技に萌え
スズ: 犬萌え(飼い犬談義をひとしきり)
ダイサク: どういう心境になったら萌えなんですか?
ひーちゃん: 「無敵看板娘」で、語尾にニャが付くキャラクターやってる
この流れから、以前、森川さんも、「な」が「にゃ」になるキャラ (「ビーストウォーズ・メタルス」のジャガー)をやった、という話に。 これについての詳しくは、共演した檜山さんのほうがよく覚えているみたい(笑)。 森川さんはきっと、「たいへんだった」ことしか覚えてないに違いない。
モリモリ: 俺、もういっぱい言ったよ

エンディング
ゲストの3人に感想を訊く。
続いて、「人気声優森川智之と檜山修之がコンビを組んだ」という謳い文句の、 「DEATH GUN」というドラマCDの告知。シナリオ・アフレコは現在進行中らしい。
告知文の途中に台詞があり、森川さんが「台詞があるんだけど」と言うと、 律儀に駆け寄って、真面目にカッコいい声で台詞を読む檜山さん。
檜山「でも、アフレコ、まだやってないよ。」

歌: 「マッテルヨ!」
恒例の会場回りは、檜山さんと鈴村くんが2階席に。 最後にみんなでステージに戻り、幕。

めぐっちの客出しアナウンス

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