森川智之プライベート・コレクション
「おまえらのためだろ!」夜の部
「隠密毒舌童子」
- 森川智之・檜山修之の「おまえらのためだろ!」夜の部「隠密毒舌童子」
- 日時: 2001年4月22日(日) 17:30〜20:10
- 場所: はまぎんホールヴィアマーレ (横浜・桜木町)
- 主催: HEAVEN'S DOOR (森川智之オフィシャルファンクラブ)
- 出演: 森川智之・檜山修之、陶山章央、石塚堅
- ゲスト: 岩田光央
- ・前説
- 陶山章央・石塚堅が前説を担当。といっても、今回は時間延ばしの必要がないので、
さらっと。ネタは昼の部と同じ、スーちゃんのジャグリング中心。
- ・林原めぐみの前説
- 「ゲストが出て来ても、拍手しなくていいですからね。
手、疲れちゃうからね。」
- ・オープニング?
- 突然現れた、花柄のキャミソールドレス、
プラチナブロンドのロングヘアーの美人(!?)。
本人が名乗ったところでは、「ドラッグクイーン・みつこ」とのこと。
会場に降りて、観客をいじりながら、ひと回り。なんと、素足にビーチサンダル。
「としこ、のぶこ、出ていらっしゃいよ」と呼ぶうちに、舞台下手から、
森川・檜山登場。ふたりともとしこやのぶこではなく、普通の格好をしている。
森川: 胸に赤のプリントの入った黒いTシャツ、グレーの織模様のベルベットのパンツ。
深い紺地に白と赤の大輪の花柄の、ちょっと立体的な変わり生地の長袖シャツ、
前ボタンは2つぐらい開けて、胸元が見える程度。黒い靴。
檜山: 黒いTシャツに、えんじ色のコールテンのシャツ襟ブルゾン、
前ボタンは2番目ぐらいまで止めている。ジーンズ、黒い靴。
舞台に上がっても暴走するみつこ。「今まで出た誰よりもいちばん綺麗でしょ」と、
今までのゲストの名前を挙げて客席に同意を求めるが、
保志くんの名前だけなかったのは、意図的なのか、単に忘れただけなのか。
「お嬢さん」「もしもし」と呼びかける森川・檜山を相手にせず、
「Tonight」を歌い踊るみつこに業を煮やした森川さんが、
「スタッフ、スタッフ」と呼ぶと、上手から男性スタッフがふたり登場し、
みつこをひきずって退場。
檜山「お前、あんな人、呼んだの?」
森川「いや、全然呼んでない。
『おまえらのためだろ』海外事業部も、彼女はリストに入ってない。」
檜山「ハイテンションのコーナーと間違えてるんじゃない?」
- ・オープニングトーク
- 森川さん、前説で陶山さんが使っていたジャグリングのボールを持っている。
森川「さっき、うちの弟子の陶山がやってたじゃないですか。ジャグジー。」
檜山「ジャグジーは、風呂やん。」
森川「陶山がやってるのを見て、練習してみたんですけど、できます。」
と自信たっぷりに宣言する。でも、観客はきっと誰も信じていなかった(笑)。
いろいろと能書きを述べつつ、投げ上げたボールは、
思ったとおり一度も森川さんの手に戻ることなく、どんどんどん、と床に着地。
相方の冷たい視線に小さくなりながら、
「これ、もう、返さなきゃ」と袖にボールを返しに行く森川さん。
檜山「できてないじゃないか。(客席に)拍手してるこっちもこっちだよな。」
森川「こないだ、誕生日だったじゃないですか、僕。」
檜山「こないだ、って、もう3か月も前だろ。」
森川「淋しい誕生日だったんですよ。前日、檜山に電話したんですけどね。」
檜山「ああ、電話、もらった。」
森川「誕生日だから、何か連絡あるんじゃないかな、って思ってたんだけどね。
26日の夜の7時、空いてるか、みたいな。でも、なかなか電話が来ない。」
檜山「だって、電話する気、ないもん。」
森川「だから、俺から電話したの。」
檜山「そう言えば、来たね。思い出した。」
と、そのときの電話を再現する。
森川「プルルルル、ガチャ。」
檜山「はい、もしもし。」
森川「もしもし。俺、俺。」
檜山「あ、森川?」
森川「俺、明日、誕生日なんだよ。」
檜山「ああ。んで?」
森川「いやいや。明日、誕生日なんだよね。34。」
檜山「おめでとさん。で、何か用か?」
森川「え?」
檜山「何か、用か?」
森川「いや、あの。別に何もないんだけどさ。」
檜山「じゃあ切るわ。ガチャ。」
森川「ツーツーツー。」
それでも、当日になったら、家でみんながパーティを準備して待ってくれている、
とケナゲに信じていた森川さん。
森川「家帰ったら、真っ暗ですよ。どっかで場所借りてみんなで集まってるんだ、
って思ったんだけど、留守電にも携帯にも何も入ってなくてね。
淋しい誕生日でした。何してたの? 26日。仕事してたの?」
檜山「仕事してたかもしれないね。」
森川「これだけ長いことコンビを組んでるだから、
相方の誕生日ってのは大切にしなきゃね。」
檜山「自分のときはそこまで言うけど、お前、8月25日、何かしたことあるか?」
森川「8月25日は、おめでとうって言ったでしょ。」
檜山「ねえよ。ほとんどねえよ。」
森川「仏教の世界だからね。」
檜山「やかましい。なんで仏教だと誕生日がないんだよ。」
森川「『ハッピーバースデー』とか、ないんだよ。」
檜山「だから、キミは祝ってないでしょ、俺の誕生日。」
森川「誕生日プレゼントもあげただろう。」
檜山「何のプレゼントだよ。全然もらってないぞ。」
森川「『おまえら』も今年で6年目だね。僕も歳取るよね。もう34ですよ。どうする?
このまま続けてもいいものだろうか。」
檜山「『おまえら』を?」
森川「『おまえら』にしても、もっと大きく考えて。変われる?」
檜山「変わろうと思えばね。」
森川「どういうふうに? そりゃ、変われることは変われるんですよ。
こう変わってほしい、っていうリクエストがあれば、僕は変われるんです。
でも、別にないわけでしょ。ということは、変わってほしくないんですよ。
いつまでも、この青春スターでいてほしいんですよ。」
檜山「お前、自分で照れるんなら言うなよ。」
森川「だから、抱かれたい声優No.1の僕が。お前、No.2ね。この中でね。」
檜山「この中で? 対象がカタシと陶山ぐらいじゃないか。」
森川「カタシは3位だね。4位が陶山。」
森川「よくアンケートであるじゃないですか。抱かれたい声優、ささやかれたい声優。
でも、ささやけない声優。(と檜山さんを見る)」
檜山「失礼だな。俺は、中間がないだけだ。」
森川「ささやかれたい声優。例えば、誰ですか。」
檜山「速水さんかな。俺が、じゃないよ。」
檜山さんが速水さんにささやかれたかったら、ちょっと困ります(笑)。
客席から「森川さん」という声がかかるが。
森川「僕はささやかれたい声優ではないじゃないですよ。」
檜山「じゃあ、何だよ。」
森川「口説かれたい声優。」
檜山「なるほど。」
森川「ささやかれたい声優ってのは、いろいろあるからね。
じゃあキミが女性だとして、ささやかれたい声優No.1になった森川智之が、
この大柄の女性にささやきましょうか。」
と、檜山さんに向こうを向かせ、後から近づいて、その耳にささやく。
「お金貸して。」
森川「ささやく、ってことはそういうことでしょ。」
檜山「それは、飲みに行った席で、『持ち合わせがないから』ってことか?」
確かにささやいた言葉はナイスだった。
けれど、以前は森川さんの「シートベルト」の腕からすぐに逃げ出した檜山さんが、
おとなしく後ろを向いて耳元でささやかせたことのほうが、感慨深かったり。
檜山さん、何があったんですか?
檜山「じゃ、キミ、口説かれたい声優No.1って自称したんだから、口説いてみて。」
森川「シチュエイションを決めていただければ。」
檜山「どういうシチュエイションで口説きたい?」
森川「僕はやっぱり、四つに組んで。がっぷりと。」
檜山「相撲?」
その場で組み合うふたり。どんどん押す、電車道・森川。
というか、檜山さんほうが呆気にとられて押し出されただけ、という感じ。
檜山「お前、全然口説いてないじゃないか。押してるだけだろう。」
森川「じゃあ、口説きましょう。キミを口説くわけですね。」
檜山「俺が口説かれてどうする。」
森川「代わりに。」
と言いつつ、檜山さんを見つめるだけの森川さん。しびれを切らして、
檜山「どうしたいんだよ。」
森川「キミは僕の、目の口説きもわかんないのか。」
檜山「あのさ、声優だよ。声で台詞言ってナンボの商売。目で口説いてどうする。」
気を取り直して、「口説かれたい声優」森川さんの口説き言葉は、
「あなたは、僕を好きですか?」
しかも、檜山さんに「外人?」とツッコまれるようなアクセント。
それに、「外人がこんな流暢な日本語をしゃべりますか」と反撃する森川さん、
矛先を別に向けようと思ったのか、「お前だったら?」と檜山さんに振る。
以前、「俺は口説いたことないから」と、森川さんに振るばかりで、
自分ではこういう台詞を言ったことのなかった檜山さんが、あろうことかすんなりと、
ではないか、照れくさそうにマイクテストをした後に、
檜山ファンがその場に倒れ伏したであろう、とっておきのささやき声を、
マイクに投げかける。
「好きだ。」
森川「ちょっと、情緒がないね。」
檜山「ストレート過ぎ?」
森川「もうちょっと間接的なほうがいいね。」
と、森川さんがお手本にささやいてみせたのは、またまた似非外人口調で、
「あなたは、僕の腕枕で寝れますか?」
檜山「おい。口説くんでしょ? 普通、『眠りませんか』じゃないか?
『寝れますか』じゃ、我慢退会じゃないか。」
森川「難しいな、日本語って。」
難しくありません。(こういう意味では、ね。(笑))
舞台装置のバルーンに目をやりつつ。
檜山「風船って、すごいね。これは、どこで…」
森川「ふくらますか?」
檜山「いや、馬鹿が。美術の人と知り合ったか、ってことだよ。」
森川「彼と彼女、どっち?」
と、バルーンのカードを指す。彼はスペード、彼女はハート。
檜山「これはキミとお知り合いじゃないでしょ。」
森川「彼とは最近だけど、彼女とはもう長い。」
風船は、片付けるのが簡単、とのこと。大きな舞台装置でも、割ってしまえば、
紙袋におさまってしまうぐらいのゴミになる、とか。
確かに、それは、便利かもしれない。
恒例、どれぐらい遠方から来たかという話に。
以前、オーストラリアからいらした方もいましたね。
「金沢」という声がかかったのをきっかけとして、
檜山「金沢ってのは、キミの田舎だよね。俺は行ったことないんだけど。」
森川「そう。金沢って、すごいですよ。前にも話したけど、
お味噌汁の中にキュウリが入っているんです。入ってますよね?」
と、金沢から来た男性にと確かめるが、「キュウリは、
まだ見たことないです」という返事。びっくりした顔で立ちつくす森川さん。
檜山「おい、言っとくけど、あの人はキュウリを見たことがないわけじゃなくて、
味噌汁の中の具としてのキュウリを見たことがない、ってことだからな。」
森川「ああ、そうか。俺、一瞬、あの人、おかしくなっちゃったのかなと思った。」
檜山「森川家だけなのか?」
森川「うちだけかなあ。じゃあ、焼きそばでご飯を食べられるか。」
檜山「最近、そばめしというのが流行って来たよね。」
森川「そうなんだよ。あれ、俺が言ったから流行りだしたの?」
檜山「それは違うでしょう。」
森川「森川家では、食卓に、大皿にソース焼きそばが乗っかってて、
白いご飯の上に焼きそばを乗っけて食べるんだよ。」
その話、前にもありましたね。台湾の庶民の食事を思い出しました。
檜山「うちでもやったよ。」
森川「なんだ、うちだけだと思ってた。」
檜山「ラーメンライスと一緒でしょ。ラーメンが焼きそばになっただけ。」
森川「お前んちは、夕飯がラーメンライスなの?」
檜山「お昼。焼きそばだけではお腹いっぱいにならないときに、
前の日の残りのご飯を一緒に食べるから。」
森川「にゅうめんもありますね。あと、最中(もなか)の中に具が入っていて、
お湯をかけて崩して食べるの。知りませんか。金沢ではあるんですけどね。」
森川「今、焼き肉ブームでしょ。陶山とかと行ったことあるけど。
焼き肉にも生きてきた文化というか、家庭の諸事情とかあるでしょ。
僕は焼かないんですよ。」
檜山「ナマに近いですね。こいつは、カルビを持って、ザッ、ザッ、パクッ、
ですからね。しゃぶしゃぶじゃないんだよ。」
森川「陶山が隣りに座ってると、あいつは後輩だから、肉を置く係、
と俺は思ってるでしょ。でも、あいつは、自分のを焼いてると思ってる。
網にもテリトリーがあって、この部分に置いてある肉は自分の食べる権利がある、
と思ってるけど、僕にはそれがないんですよ。網は全部僕のもの。
でも、肉は焼いちゃいけないんです。危険なんですよ。」
檜山「焼かないほうが危険なんじゃないか?」
森川「コゲは癌になるんですよ。だから、陶山が置いたらすぐ食べちゃうから、陶山、
『僕全然食べられないです』って。」
檜山「本当に焼かないよね。」
森川「焼かないね。ミノとかね。」
ミノまで焼かないと聞いて、客席がザワザワする。
檜山「ほら。普通、そうだろ?」
森川「キミたち、どうするんだよ。大きい災害が来たとき、生きて行けないよ。
地球が滅亡に近づいたときにね。」
檜山「そんなときに焼き肉食ってる場合かよ。」
檜山「肉は焼かないし、寿司屋行ったら貝ばっかり食うし。」
森川「新宿に貝の専門店があるんですよ。今度行ってみようかな、と。」
檜山「今度連れてってよ。場所、教えて。」
森川「うん。おごってくれる?」
檜山「俺がおごるの?」
森川「うん、たまにはね。後輩にはおごってるんでしょ。」
檜山「確かに、カタシとかに声をかけたときには払いますよ。
でも、どうしてキミにおごらなくちゃいけないんだ。」
森川「お世話になってるんだから。お寿司でいいから。」
檜山「お寿司でいいから、だ? 小僧寿司ならいいよ。」
森川「いやいや。回るのは、ね。」
檜山「小僧寿司は回らんぞ、別に。」
森川「小僧が回ってるんじゃないの?」
「寿司」から連想したのか、ど根性ガエルの梅さんの話になる。
森川「あれ、うらやましかったね。中学生なのに寿司食ってんだよ。」
檜山「しかも、カエルまでな。」
森川「いや、カエルを食ってるんじゃなくて、カエルが、食ってるんだよ。」
森川「カエルといえば、こないだ僕、新宿公園でカエルを助けましたよ。
道にいたんですけど、車にひかれたら、つぶれちゃうじゃないですか。
隣が新宿公園だったんで、帰してあげたんです。」
と、野球のボールのように、投げるしぐさをしてみせる。
檜山さん、放物線状にその行方を目で追って、「びゅーん、ベチャ」。
森川「カエル、丈夫だから大丈夫です。でも、回転がついちゃって、
ビュンビュン、回る回る。動物助けたことある?」
檜山「ありますよ、仔猫。溺れてる仔猫を拾って、溝のふちに、
そのままにして帰りましたけどね。飼えないから。」
森川「動物は、かわいそうですからね。」
檜山「こないだ、わんにゃんワールド行きました。犬と犬と犬と猫がいたね。」
森川「俺よっかでっかい犬がいっぱいいましたからね。本当、かわいかったね。
俺はここの子どもになろうかと思ったよ。」
そういえば、「ここの子どもになる」という言葉、久しぶりに聞いた。
いつも子どもの心を忘れない森川さん、ブラボー。(そういう問題じゃないか。)
檜山「すごい馴染んでましたからね。」
森川「でも、街中にあんなでかいのがいたら怖いね。
ゴールデンレトリバーとかが小さく見える。
吠えるとか咬むとかじゃなくて、大きさで怖いだろうね。」
檜山「けど、あそこの犬はおとなしかったね。」
森川「馴れちゃっててね。」
檜山「カメラ向けると、カメラ目線ですからね。」
森川「腕組んじゃったりしてね。」
檜山「犬に腕はないよ。」
森川「犬と散歩できるコーナーがあるんですけど、
1000円払って散歩しないといけないんですよ。
犬飼ってるほうからすると、1000円払って、散歩して来てもらうのにね。」
ふたりも「1000円払って」散歩させてもらって来たらしい。
好きな犬を選ぶことができて、森川さんの選んだのはゴールデンリトリバー、
檜山さんはブルドッグ。
ところが、檜山さんのブルドッグが、全然散歩する気がなかったとか。
檜山「引っ張っても動かない。しかたないから、最後は抱えましたよ。
俺、1000円払って何やってるんだろう、って。」
森川「1000円払ってブルドッグ運んでるんだから。」
と、客席から、「ふたりで行ったんですか?」という声がかかる。
そう、それが知りたかったんだ。
檜山「いやいや。」
森川「ふたりだよ(うれしそうに)。ああ、仕事でね。」
檜山「雑誌に載ってますから。」
- ・葉書コーナー
- プレゼントは昼と同じ、サイン入り仔犬のポストカードと、バルーンの花。
-
洋画の吹き替えのキャスティングって、誰が決めているのですか。
アニメと洋画って棲み分けがされているのですか。
洋画は何度かテレビで放送されますが、そのたびに声優さんが違うのですか。
- 檜山「キミ、最近、洋画で、大きい役やってるね。
俺、『シャンハイ・ヌーン』、観たいんだよ。」
森川「あれ、ジャッキー・チェンは石丸さんなんですよ。」
檜山「で、相棒がこいつなんですよ。」
森川「ふたりがアドリブで戦ってるところが、どう聴いても、
ひとりで戦ってるみたいで。」
キャスティングはもちろん、ディレクターかプロデューサが決める、とのこと。
決して彼らが決めてるわけではありません。テレビで放送されるときも、
前の吹き替えがそのまま使われることもあるし、やり直す場合もあるし。
ビデオ版として録ったのが放送されることもあるし。
森川「そういえば、こないだ、『セブン』でも、ブラピ、やったんですよ。
評判がよくてね。だから、ジーパンのCMも吹き替えようかな。」
-
20歳になって何か変わったことはありましたか。友だちに聞いても、
年金の案内が来るとか、大っぴらに酒が飲めるとか、しか言ってくれません。
- 森川「やっぱり、20歳になったら献血でしょう。」
「20歳」というと「献血」、という連想をするのは、どの世代以前なのかなあ。
檜山「献血する?」
森川「俺は、2回ぐらいやったんですけどね。あの、待ってる時間が嫌だね。
抜くんだったら一気に抜いてほしい。お前は?」
檜山「俺、注射だめだから。」
森川「(鬼の首を取ったように)キミとしたことが、針みたいな小さなのが駄目だなんて。
あの針、先っちょ、よーく見ると穴が空いてるんだよ。」
檜山「穴が空いてなかったら意味がないじゃないか。」
森川「選挙の用紙や年金の案内は、それは周りが変わってるんであって、
自分が変わってるんじゃないよね。やっぱり、20歳になったら、
自分が変わんなくちゃいけないんですよ。内面を変えて行かなくちゃ。」
-
どうして、かたつむりのことをでんでん虫と呼ぶのでしょう。
- 森川さんの語る、「かたつむり」と「でんでん虫」の違い。
「人それぞれ、ニックネームがありますよね。『でんでん』を語る前に、
『マイマイ』を語らなくてはいけない。『でんでん』も『マイマイ』も、
実は一緒なんです。で、『かたつむり』が学術用語で、
『でんでん虫』も『マイマイ』も児童語なんです。
『でんでん』は東日本、『マイマイ』は西日本で使われてる言葉なんですね。」
檜山「JRみたいだな。東と西の境界線はどこだ?」
森川「富士川ですよ。」
檜山「静岡県の富士川? じゃあ、広島は西だな。でも『でんでん虫』だよ。」
ところが、客席から、『マイマイ』が学術用語で、『でんでん虫』は、
でんでん太鼓に形が似ているからだ、という指摘が入る。
「学術用語」に目を付けたのはよかったけど、詰めが甘かったね、森川さん。
- ・ゲストコーナー
- 岩田さんの衣装は、昼の部と同じ。心なしか、顔が赤い。ごしごしこすったか?
森川「みっちゃん、寝てた?」
檜山「さっき、すごい人がいたんだよ。」
岩田「俺の夢の中で、花柄のワンピースを着た、セクシーな女性が出て来た。」
森川「でも、係員に止められてたね。」
森川「みつこは別人だから置いとくとして。ああいうメイクは、よくやるの?」
岩田「する、する。最近はやってないけど。芝居でオカマキャラとかやって、
道を踏み外しそうになった。当時は今より3kgやせてたんだよね。
最近はちょっとたぷたぷして来て。中年の色気は出て来たけど。」
森川「みっちゃん、俺らと一緒なんだよね。42年。」
岩田「42年世代、多いんですよ。産めよ増やせよの時代だから。」
檜山「それは違うだろう。」
森川「岩田家がね。」
岩田「岩田家の第3次ベビーブームですよ。兄貴のときが第1次、姉貴が第2次。
3次が俺で、10年後に第4次で妹が生まれて。この妹がかわいいんだ。
今年、結婚しやがんの、ちきしょう。俺、泣くかもしれない。
俺、さだまさしの『親父のいちばん長い日』っていうのが好きでね。」
森川「はいはい。」
岩田「今、うなづいたやつは、同年代だね。
妹が生まれてからの親父を観察している兄貴の歌なのね。
もう、泣くのよ。嗚咽するぐらい。」
森川「芝居心があると、泣けちゃうよね。」
岩田「今、7番ぐらいの気持ちなんだよ。ヤバイの。」
檜山「クライマックス状態。」
岩田「さすがに、うちの親父は、彼氏のことをなぐらなかったんですけどね。
末っ子ってかわいいよね。兄弟いる?」
森川「いるよ。弟。」
岩田「あ、長男。俺、次男。次男は甘えん坊なんだよ。」
森川「みっちゃんは甘え上手だよね。」
岩田「それが、甘え下手なんだよ。最近、甘えることを忘れてるんだね。
うちのかみさんのせいかな。うちのかみさん、俺より甘え上手なのね。
仕事とかでキツくて、甘えたくて帰ったら、『ねえ、今日、私ね』って、
かみさんのほうから甘えて来る。そうすると、なだめているうち、あれ?、って。
それがもう十何年。気が付いたら甘えることを忘れてるのね。」
森川「この業界ね、山口勝平さん。」
檜山「あの人は、スタジオの中でも甘えて来るからね。」
岩田「いいなあ。今度、習おうかな。髪、短くして。『なんかね、なんかね』。」
と、勝平さんのポーズを真似て、甘える練習をしてみる。
檜山「目線を下にして行くんだよ。」
岩田「いいのかなあ、これで。やっぱ、甘えるって難しいね。
どう? 甘える? 彼女とかに。甘えたいタイプ?」
森川「俺は…。」
檜山「甘えないね。」
森川「うん。俺が甘えたら、たいへんなことですよ。でっかいライオンが。」
岩田「でも、ネコ科は甘えるのがイメージでしょ。」
森川「僕は犬だからね。」
岩田「うわー。ハスキー犬タイプ。」
森川「こないだ、『なんか、スタジオにピレネー犬がいる』って言われたよ。」
岩田「ピレネー犬、まで言う。」
お得意の、耳の後ろをかく森川さん。茶髪が跳ね上がって、茶色の長毛種みたい。
檜山「かくな。耳の裏をかくな。」
岩田「それ、思うつぼじゃん。」
森川「せっかくだから、お互いに初めて会ったときの印象を。」
檜山「初めて会ったのは、俺、岩田くんは、『グリーンウッド』だよ。」
それを聞いて、なぜかその場にくずおれる岩田さん。
何か、触れてはいけない過去があったのだろうか?
岩田「びっくりしたあ。」
森川「俺も出てたような気がするけど。でも、CDドラマで、
『アニマルなんとか』っていうのがあったよね。」
岩田「『ANIMAL X』? 俺、あれで、檜山くんとやっちゃったんだ。」
檜山「違う違う。俺じゃない。」
岩田「檜山くんじゃなかったっけ?」
客席からの「置鮎さん」の声を聞いて、やはりなぜか「ぶっ」と吹く岩田さん。
森川「それで、主人公やってたでしょ。」
岩田「アニマルみたいなやつね。」
森川「セントラル録音でね。第一印象は、真面目な人だなあ、って。」
岩田「今でも真面目だよ。」
森川「寡黙だった時期ってあるよね。今みたいなハイテンションじゃなくて。
長いのは、『アンジェリーク』だね。」
岩田「あれは、ある種僕の、ビクトリアピーク。唯一カッコいい役だもんね。
ギャルばっかのイベントで、すごかったもん。」
-
某ゲームで器用さを司る守護聖を演じていらっしゃいますが、
私は不器用で困っています。俺はこれに関しては器用だ、ということはありますか。
それと、会場の不器用なお嬢さんのために、サクリアをそそいでもらえませんか。
- プレゼントを渡しに降りたまま、客席でひっかかる岩田さんを追って、
ふたりも舞台から降りて来る。そのまま客席で話し込む3人。
檜山「サクリアって何?」
森川「パワーみたいなもんだよ。」
森川さん、さすがにこれだけ長くやってると、わかって来るのね。
雑談のほうに花が咲き、ろくに応えないうちに時間オーバー。
岩田「まだサクリアも注いでねえのにっ!」
と、大急ぎで岩田さんが注いでくれたサクリア(?)は、
「こっち(右手)で三角書いてこっち(左手)で四角書くの。
こういうこと練習すれば、君も器用になれるよ。」
-
岩田さんはデザイナーをされていたと聞いたのですが、
何のデザインをされていたのですか。
また、なぜ声優さんに転職されたのでしょうか。
- 岩田「グラフィックデザインをやってました。専門学校でデザインを勉強して、
デザイン事務所に入って、主にチラシとかポスターとかね。
芝居をしながら二足の草鞋でした。」
森川「今でも?」
岩田「もう駄目。僕がやってた頃に、ちょうどマックが入って来てね。」
森川「それにハマってれば、ここにいないかもしれなかったんだ。」
-
3人が共演しているのは「エデンを遠く離れて」が浮かぶんですが、
アフレコ裏話とかあったら教えてください。
- 岩田「ラブなシーンがあるじゃないですか。そういうシーンのときって、
他にも人がいたんだけど、スタジオから出されるんですよ。」
森川「俺は、みんなに見ててもらいたいのにね。」
岩田「そういう趣味なの?」
檜山「自分でやってるときはいいけど、やってないときにスタジオにいるのは、
テレちゃうね。洋画のラブシーンでもそうだけどね。」
岩田「そうか、檜山くんってこうやって喘ぐんだ、とか。」
森川「ちなみにみっちゃん、ずいぶん楽してたでしょ。」
檜山「台詞、何個でしたっけ?」
岩田「4個とか5個とか。はっきり言って、ギャラ泥棒。」
檜山「でも、その後のトークでは、すごかったよね。」
- ・お題トークコーナー
- メイ(名?迷?)司会者・石塚堅と、陶山章央登場。
カードを引いて、そのテーマにそってトークする。
サブタイトルが「隠密毒舌童子」なので、「毒舌で」という条件付き。
森川さんに「何かあったら、お前が全部責任を取るんだぞ」と言われたカタシくん、
「お客さんのルールとして、ここで聞いたことは人には言わないように」。
森川「それは無理だろう。もう、オンタイムでインターネットに流れてるよ。」
石塚「危ない場合はイニシャルトークでお願いします。」
森川「誰か編集してくれんの? どこが危ないかわかんないもんね。」
石塚「舞監さんが、時間ですよ人形を出してくれますから。」
岩田「舞監さんは、俺たちの業界、わかってるのか?」
森川「それより、時間ですよ人形は、俺たちを押さえられるのか?」
岩田「その気になれば、割るぞ。」
そんなにカタシくんをいじめないでください。(笑)
- 岩田『私は知っている、○○の秘密』
- 岩田「今、考えたんですけど、誰の秘密も知らないや。」
檜山「これ、難しいんじゃない? 秘密は誰も知らないから秘密なんだから。」
客席から「奥さん」と声がかかり、「俺のかみさんの何が知りたい?」。
「これは自慢になるかもしれないけど、うちのかみさん、高学歴なんですよ。
横浜に慶應中学の先生やってるおじさんがいるんですけど、
学歴とか気にする人なんで、『どこの高校行ってるの?』『翠嵐高校です』。」
「翠嵐」と聞いたとたんに、客席からかなりの感嘆の声が上がる。
けっこうみんな知ってるんだ。
森川「翠嵐はすごいですよ。横浜ではベストスリーに入る高校。」
岩田「おじさんもみんなと同じような反応だった。それでびっくりして。
後からうちの姉に聞いたら、埼玉でいうところの浦和高校、うちの学区でいう川越高校、
って聞いて、すげえじゃん、って。」
「『俺、馬鹿なんだよね、受験とか、偏差値低くて』って言うと、『あんた、それ、
違う。受験勉強なんか、やれば誰だってできる。あんた、やってないもん』。
重かったね、やってる人だからさ。むかーっ、っとしたけどね。」
檜山「それは俺も、返す言葉ないね。」
岩田「ちょっと自慢してしまいましたね。」
- 檜山『○○と○○は仲が悪い』
- ベテランの方どうしの話。詳細は(アブナイので?)省略。
- 陶山『○○はかなりヘンだ』
- 岩田「サクラ大戦に限定にしよう。Y山ちゃんとかは?」
陶山「いや、ちょっと。」
岩田「怖いんだ。」
森川「智佐? ヘンだよ。ヘンだし、アブナイよ。」
岩田「そうなの? 昔から?」
森川「昔から。智佐と陶山と俺と、夏休みとか友だちのところ泊まり歩いたね。」
岩田「その頃からアブナイ行動とかしてたの?」
陶山「雑魚寝とかしてましたよね。」
森川「男っぽいからね。スカート脱いで、タオル巻いて寝てたからね。
でもこれは、みんな知ってる話だよ。」
岩田「俺にとっては、永遠のアイドルだったんだよ。」
- 森川『はっきり言って○○とは気が合わない』
- 森川「檜山とは、ボケツッコミですからね。
気が合ってるほうがいいのか、合ってないほうがいいのか。」
岩田「じゃあさ、アンジェリークの中では誰?」
客席から上がった「きゃー」という悲鳴のような歓声に、たじろぐ岩田さん。
岩田「俺、なんか、まずいこと言っちゃったかな。」
檜山「ヤバイかもしれない。みんな、息してないよ。」
森川「別に俺は、アンジェの中には何もないね。他の人はよう知らんけど。」
岩田「じゃあ、同じ事務所内。」
森川「みなさんご存じですよ。ひとりじゃなくて、寄り集まったときに、
まったく気が合わない、っていうのが、昔組んだユニット。」
檜山「ちょっと待ってくれ。昔組んだユニットで、同じ事務所って。」
森川「ひとりはもういないけどね。」
岩田「えー、俺、声優のユニットって、WeissとEMUしか知らないよ。」
檜山「声優界のユニットで、スラップスティックの次がこいつら。」
岩田「NG-FIVE? よく考えると、俺、その頃から声優やってるけど、
どこにも属したことないよ。俺が嫌われてるのかな。」
森川「なんで気が合わないか、っていうと、現地集合現地解散だったんだよね。
衣装決めの頃から喧嘩してたんだよ。
でもおそらく、『おまえら』には、遅かれ早かれ出て来るでしょう。」
最終回のエンディングに2分だけ出て来るんじゃないんですか?
- 岩田『○○は将来、すごい声優になってそう』
- 岩田「男性は、森久保祥太郎。」
森川「もうどかんと来てるよね。」
岩田「彼は、もうひとつふたつ、上行くと思う。僕、ファンだもん。
女性では、今すごい新人だけど、確実にちゃんとした声優になる、
っていう子が、小林由美子。彼女、すごく評判がいいんだよ。
少し前まではできなかったことが、今はできるようになってる。
ちゃんと成長してる、ちゃんと声優さんだな、っていう感じかな。」
森川「ちゃんと声優さん、っていうのは大切だね。」
- ・ネタネタアンケート
- チケットを申し込むときの、申込用紙のアンケート。
Q1 森川・檜山のユニット名をつけることになったら?
Q2 「おまえらのためだろ!」のニックネームは?
Q3 「おまえらのためだろ!」の新コーナーに、名前だけを付けてください。
中身は我々が考えます。
そのアンケートをネタにするが、ネタの中心は新コーナー名。
- でたらめくん
- 森川「何でもでたらめを言えばいいわけ?」
檜山「世の中のでたらめを探すんじゃなくて、我々がでたらめを言うんですか。
それはそれで面白そうですね。」
森川「例えば、携帯電話のアンテナが1本の時に、かけようとすると、圏外。」
檜山「2本どころか3本のときでも。それもつながってから。」
- としくん、ひーちゃんの交換日記
- 森川「交換日記、しますか?」
檜山「『おまえら』の中で?」
森川「これが終わって、次の『おまえら』まで。」
檜山「だいたい4か月に1回やってるじゃない。4か月、書きためるんですか?」
森川「毎日交換するんですよ。交換日記っていうのはそうでしょ?」
檜山「でも、キミと毎日会ってるわけじゃないぞ。」
森川「事務所に置いとくとかさ。天気しか書かないとか、なしですよ。」
檜山「あ、ばれた。」
森川「何時に起きて何時に寝る、とか、駄目ですよ。」
檜山「俺の日記、見たことある? まったくその通りなんだけど。」
森川「それは日記じゃないから。ちゃんと書くんです。」
檜山「キミ、日記書いてたの?」
森川「僕は昔、小学校の頃とか、交換日記してましたよ。苦痛でね。」
檜山「交換日記って楽しいものじゃないの?」
森川「女の人には楽しいかも知れないけど、男の人には、書くってのがたいへんでね。
終いには、書かなくなると、怒られるんですよ。説教されるの。
ただ付き合ってるだけなのに、なんで怒られないといけないだろう、って思って。
楽しくないんだもん。」
- 似ている
- 森川「石丸さんと僕が似ている。」
檜山「その『シャンハイ・ヌーン』を見たくてね。」
森川「檜山と、荒野のサボテン。」
檜山「外見?」
森川「醸し出すもの。他に何かある?」
檜山「焼きそばライスとそばめし。」
森川「やや受け。」
檜山「お前は欽ちゃんか。」
- コーナー名から離れて、話はあさってのほうに脱線する。
檜山「数年前、大阪のお好み焼き屋のコースメニューで、
最後に出て来たのがそばめしだったんだよ。
今、冷凍食品でブレイクして、インスタント食品にもなるみたい。」
森川「インスタント食品といえば、びっくりしたのが、
電子レンジで温めるカップラーメン。よく見たら、5分かかるんだよ。
時間かかりすぎ。」
檜山「それ、水入れるの?」
会場「入れる。」
森川「全然意味ないじゃん。そう思いません?」
インスタント食品から、食品の栄養成分表示の話に。
例えはペットボトルに、36キロカロリーと書いてあると、1本分と思いがちだが、
栄養成分表示は100mlあたりの数値であって、1本分ではない、という、
知識を森川さんが披露。
森川「画素数の話、しましょうか。」
檜山「画素って何?」
森川「画素、知らない? デジカメで、何万画素とかってあるじゃない。」
檜山「デジカメって、使ったことないからね。使ってる?」
森川「全然。」
檜山「コンピュータは使ってるよね。」
森川「使ってますよ。自分でIT革命ですから。毎日毎日、外を歩いていても、
ダウンロードしてます。」
檜山「ダウンは、倒れるダウンじゃないだろうな。キミはよく倒れるけど、
道で倒れるからダウンロードって言うなよ。」
森川「人の芝居見たら、インストア。」
檜山「店に入るのか。」
森川「インストールだ。」
檜山「俺、コンピュータわからんけど、それぐらいは聞いたことあるぞ。」
森川「ラジオで勉強したんです。だから今はこんなにペラペラ。」
私は正しいコンピュータ用語よりも、発想森川な言葉のほうが好きです。
- ・エンディング
- ゲストの岩田光央と、石塚堅、陶山章央を舞台に呼び出す。
昼の部と同様、バルーンを持って出て来て、森川さん・檜山さんにも渡す。
岩田「楽しかったですね。いい意味で『ゆるい』イベントっていいなあ。
フラットな自分でやれますね。また呼んでほしいな、って思います。」
客席からの「インパクト王はないんですか」という声に、
森川「インパクト王は、今回ないです。あ、インパクト王は岩田くんですね。」
確かに、いちばんインパクトあったかも。
歌: 「待ってるよ」
またまた、会場を駆けめぐる5人。舞台に戻った後、
用意してあったバルーンをたくさん客席に投げ込む。
いくつも連なったバルーンをもらって帰った人は、
家に着くまでがたいへんだったのではないかな。電車の中とか。
とにかく、しゃべりっぱなしの2時間半。聴いているときには、
あっという間だったけれど、思い返してみると、かなりの量をしゃべっている。
コーナーもトーク中心、歌もなし、だったので、本当にほぼ全部が、
フリートークのかたまり。
特に、オープニングトークが、だらだらと展開する「おまえら」トークの真骨頂。
久しぶりに、「トークライヴ」の原点に戻れたような、満足のいくステージだった。
もちろん、岩田さんの、緩急を心得たトークによるところも大きかった、と思う。
でも、それだけステージの上のおふたりの負担も、たいへんだっただろうと思う。
おふたりはもちろん、ゲスト、アシスタント、スタッフのみなさん、お疲れさま。
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