森川智之プライベート・コレクション
「おまえらのためだろ!」第15弾 昼の部
「クリスマスキャロルを君へ…」
- 森川智之・檜山修之の「おまえらのためだろ!」第15弾 昼の部「クリスマスキャロルを君へ…」
- 日時: 2000年12月24日(日) 13:00〜15:10
- 場所: ヤクルトホール (東京・新橋)
- 主催: HEAVEN'S DOOR (森川智之オフィシャルファンクラブ)
- 出演: 森川智之・檜山修之、石塚堅
- ゲスト: 関智一
会場のヤクルトホールには、なんと花道が常設。それも、とても立派な造り。
開演まで、会場には、静かなクリスマスソングが流れる。
林原めぐみのアナウンス。もう当たり前のようになってしまったので、感動が
薄れているのも事実。もっともっとナイスな前説台本を期待してしまったり。
- ・前説
- 石塚堅登場。やっぱり花道が気になるらしい。
- ・歌
- アップテンポなイントロに乗って幕が上がると、ステージの上には逆光の中に、
おかっぱ頭(?)の男性の後ろ姿。あれ〜、あの髪形? え? でも、あれは? ああーっ。
というわけで、歌い出しと同時にこちらを向いたのは、檜山さん。
ステージの上には、「これが『おまえら』?」と目を疑うような「舞台装置」(爆)。
バルーンアートで、てっぺんに金の三日月をあしらった、金と銀の風船の柱が4本。
そういえば、ロビーにも、トナカイとかクリスマスツリーとか、
バルーンアートのオブジェがいくつか飾ってあったっけ。
曲目は、
檜山修之: 「鼓動のままに」(アルバム「諸行無常」より)
関智一: 「Makin' Better Place」(アルバム「Naked Mind」より)
森川智之: 「The End of...」(アルバム「HEAVEN'S DOOR」より)
トークなしで、ひとりずつ入れ替わって、1曲ずつ。
智一くんは、何回も歌詞を忘れ、ひたすら謝りまくっている。
森川さんは、なんとアカペラ。しーんとなる会場、響く綺麗なハイトーン…。
子守歌のようなラブソングに、胸が熱くなった人も少なくないに違いない。
「The End of...」のカラオケが流れる中、下手から檜山さん、上手から関智くんが、
それぞれバルーンの花を持って登場。
檜山さんが森川さんのぶんも持って来て、森川さんに手渡す。
そのまま3人は花道に出て来て、近くの人にバルーン花をプレゼント。
- ・クリスマス・キャロル
- ステージに戻った3人。3本のマイクが立ち、中央に関智くん、上手に檜山さん、
下手に森川さん。横浜でもやった、クリスマスの教会でカードに書いた、
いろいろな想いを読み上げる、という趣向。
3人の衣装は、
森川: 黒の胸に小さな文字の書いてあるTシャツ、
ワインレッドのレザーっぽい生地のジャケット、黒の光沢のあるパンツ、黒い靴。
Tシャツはパンツの中に入れているらしく、ベルトのバックルが見える。
「クリスマス・キャロル」のときだけは、それにグレーのマフラーをたらしている。
檜山: 黒のハイネック、黒のスーツ、黒の足首までのブーツ、白いマフラー。
関: ベージュのタートル、ベージュのパンツ、
オレンジ色のような茶色の三つボタンのジャケット、短めのマフラーはネクタイ結び。
茶色のスエードの靴。
何気なく、すれちがってしまった恋人どうしが両方、
別々に書いていたり(海外旅行先で熱を出して、そのまま寝込んだのに、
クリスマスになっても彼氏から電話がかからなかった女の子と、
彼女が何日に帰って来るか忘れてバイトに精を出していた男の子、
あのふたりはやっぱり別れちゃったのかな?)。
左利きだけど、左利き用のグローブは高いからと右利き用のグローブを買ってもらって、
スポーツは右利きになってしまった男の子(森川さんの実話?)。
夏の「音物語」であった、仔犬のタクローと野良犬のコージローの後日談
(タクローもコージローも人間の言葉は話さない、さすがにふたりとも犬の飼い主、
という見事な鳴き声)。タカノリくんがタクローを呼びに来て、
コージローにも声をかけたときの、万感を込めたひと吠えが素晴らしい。
他にも何枚か、いろいろな想いの詰まったカードたちを紹介して、いったん幕。
- ・めざせ、ノッポさん
- 出囃子に続いて、いつものオープニングトークが……始まらない。
流れたのは、「ノッポさん」のときの曲。あれ〜?と思っているうちに幕が開き、
ステージには、いつもの「ノッポさん」コーナーよろしく、絵を描いているふたり。
森川さんは、マフラーをはずしている。中に着ているのは、
胸に小さな文字の入った黒のTシャツだった、ということがここでわかる。
森川さんの絵は、ナンバープレートに「ホ」と書いた車(左ハンドル)を、
森川さんとおぼしき男の子が、窓から半身を乗り出しつつ運転している。
助手席の窓からは……女の子?らしき人物が、
これまたやっぱり半身を乗り出している。
檜山「『ホ』って何だよ。」
森川「あ?(絵を見直す) これは、間違えました。『ポ』です。」
檜山「『ポ』って…(思いついた様子)、あっはははははは。」
本当にうれしそうに大笑いする檜山さん。
檜山「おい、おい。『ホ』だったら、『ホルシェ』じゃないか。何だそれ。」
檜山さんの絵は、誰がどう見てもサンタさんが、肩に何かかついでいる。
檜山「これの、この部分です。」
と、肩にかついでいるものを指す。
森川「太鼓?」
檜山「何だよ。叩いてないじゃないか。」
森川「もしかしてそれ、サンタクロース? これじゃ、目が見えないじゃない。」
檜山「目が見えないキャラ、いっぱいいるじゃん、俺たちの業界。」
ノッポさんのお題は、「クリスマスプレゼントに欲しいもの」だったらしい。
森川「キミは、サンタクロースが欲しいのか?」
檜山「サンタクロースがいれば、プレゼントいっぱいもらえるじゃん。」
その発想、「魔法で願い事をひとつだけ叶えてあげる」と言われて、
「魔法が使えるようになりたい」というのと一緒だよねえ、檜山さん。
森川「サンタクロースも付いて来ちゃうよ。ずっと、1年中いるんだよ。
働きもしないで。扶養家族になっちゃうよ。」
森川さんの「ホルシェ」の助手席は、マブい箱乗りをする彼女、らしい。
檜山「何がうれしくて、ホルシェで箱乗りしなきゃいけないんだよ。
シャコタンにして、竹槍マフラーとか付けてるのか?」
森川「いいね。オプションで付けよう。箱根行ったりとかするときに。」
檜山「行くなっ、そんなとこ。その前に免許取れ。」
- ・オープニングトーク
- というわけで、やっとこさオープニング。
いつもとは違う、舞台上のバルーンアートを見渡しながら。
森川「こんなに予算使ってね。1個、いくらすると思います?」
檜山「いくら?」
森川「1000ルーブル。」
檜山「ここはフランスかよっ!」
確かに、舞台装置がこれだけある「おまえら」は初めて、じゃないだろうか。
檜山「『おまえら』も、もう15回目だけどさ。
初めてだよ、スタッフと顔合わせのとき、『美術』って紹介されたの。」
森川「ねえ。俺、『5』って答えちゃった。」
檜山「誰もお前の成績なんか聞いてないよ。」
森川「みんなに聞いたけど、僕だけだったよ、『5』。」
檜山「何段階評価で?」
森川「5段階。」
檜山「お前んとこは、『1』がいちばん優秀なのか?」
舞台上のバルーンアートは、全部で4つ。上手側の端から指差しつつ。
森川「カタシ、俺、関、檜山。今日、お持ち帰りだね。」
檜山「これ、持って帰んの? こんなの持ってたら、職務質問されるよ。」
森川「電車には乗れないね。タクシーも、載らないから駄目だし。テクだね。」
檜山「歩くのかっ。」
今回の「おまえら」は、クリスマスイヴ。
例年この時期の開催だが、イヴ当日に当たったのは初めてのこと。
森川「今日は、600名近い、彼氏彼女がいない…」
檜山「それを言うな。それを言うな。」
森川「集まってもらって、ですね。」
檜山「続けるのかよっ。やめろ、って言ってるのに。」
森川「何でクリスマスイヴなんですか、っていう質問をもらってね。」
檜山「何でですか?」
森川「ねえ。何故?」
檜山「いや、俺が聞いてるんだよ。」
森川「日曜日だったからね。この次だと大晦日でしょ。
どっちがいいのか、究極の選択だったんですよ。どうですか、みなさん。」
檜山「なに今さら同意を求めてるんだよ。もうみんな来ちゃったんだよ。」
森川「本当に、彼氏彼女のいない、ね。」
檜山「戻るな、そこに。」
森川「今日は男性少ないので、争奪戦になるかもしれないけど。」
檜山「なんでここでバトル・ロワイヤルしないといけないんだ。」
- ・葉書コーナー
- 読まれた人には、3人のサイン入りのクリスマスカードと、
バルーンで作ったお花をプレゼント。
プレゼントは、最初は檜山さんが客席に降りて持って行く。
今まででいちばん大きい会場ということもあり、後ろのほうの席だと、
行くまでがたいへん。
行くのもたいへんだけれど、待ってるほうも手持ち無沙汰になるらしい。
森川さんが持って行ったりもしていたが、4回目、
会場に降りようとした森川さんを呼び止めて、檜山さんが「じゃんけんしようか」。
自分から言い出したのに負けてしまい、
「余計なことを言わなきゃよかった」とぼやきながら会場を走る檜山さんに、
「早く戻って来てね」と森川さん。そんな、ワガママ言って…。
そういえば夜の部のゲストコーナーでも、関智くんと檜山さんが出払ってしまい、
ひとり残った森川さん、「ひーちゃん、俺、ひとり。淋しいな」。
心細さを訴えるのは、檜山さんに、なのね。
-
森川さん、檜山さん、ゲストの関智一様。
- 森川「俺とお前は『さん』で、関には『様』だぞ。」
檜山「(葉書を書いた人の方向に)風船返せっ!!」
- 我が家のクリスマス自慢をお聞かせください。
- と言ったところに、いきなり林原めぐみの声。
林原「あたしは、スキーかな。小学生の頃からスキーに行ってたんだけど、
昔の8ミリが出て来て、見てみたら、12月25日だったのよ。スキー場、ガラガラ。
今はクリスマス時期のスキー場なんて、芋を洗うみたいなのにね。
時が進むって、そういうことなんだな、って思いました。」
森川「え、林原、来てんの? 来てないよね。録音でした。」
檜山「クリスマス自慢って、特にないな。ケーキ食って、ツリー飾って。」
森川「ケーキを食べた後に、クリスマスツリー?」
森川さんのツッコミだかボケだかわからない発言は、さらっと流される。
森川「昔、うちはパン屋さんだったからね。
おじいちゃんが、ケーキを作って持って来てくれたんだよ。それが自慢ですね。」
檜山「確かに、それは自慢になるね。」
森川さんの嗜好を知り尽くした会場から、「バタークリームですか?」。
森川「もちろん。僕はバタクリ。」
檜山「なんで無理に縮めるんだよ。バッタのクリスマスみたいじゃないか。
それじゃ、生クリームのことは、 『ナマクリ』って言うのか?
なんか、茹でてない栗みたいだな。」
-
サンタクロースをいつ頃まで信じていましたか。信じなくなったきっかけは。
- 森川「(ぼそぼそと)僕は、今でも信じていますよ。」
檜山「なんで、伏し目がちに自信なげにしゃべってんだよ。」
森川「(相変わらずぼそぼそと)信じてないと、枕元には来ないから。」
檜山「誰が?」
森川「プレゼントが。でも、サンタが来てくれた、と思って目を開けたら、
じいちゃんがいたら、怖いね。」
会場「今でも枕元に来るんですか?」
檜山「じいさんが?」
ナイスだ、檜山さん。というか、この流れだと、そうしか反応できないか。
檜山「俺は、小学校3年ぐらいかな。プレゼントを発見しちゃったんだよ。」
森川「キミが小学校3年だと、ダッコちゃん人形とかね。」
と言ったとたんに、オブジェの風船のひとつが大きな音を立てて割れる。
檜山「お前がくだらないことを言うと、風船が割れる仕組みになってるのか?」
しかし、森川さんからは声がない。身体を直立不動で硬直させたまま。
必死で檜山さんを凝視し、手に持った風船が細かくふるえている。
その風船を手で押さえる檜山さん。
森川「びっくりしたー。俺、こういう突然の音は駄目なんだよ。」
リハーサル中にも、ひとつ割れたらしい。
檜山「お前、本当に犬みたいだな。犬もさ、散歩中に急に大きな音がすると、
立ち止まって身体つっぱって、きょろきょろするよな。」
森川「何の話、してたんだっけ。」
サンタクロースを信じなくなったきっかけ、です。
森川「僕は本当は、
クリスマスプレゼントに自転車もらったときに気が付きましたね。」
檜山「どうして?」
森川「だって、枕元に置けないだろ。親が、何で知ってるのかわからないけど、
『玄関見てごらん』。見たら、もう住所も書いてあるんだよ。」
-
もしイヴの日がお休みだったら、何をしたいですか。
- 森川「世界一周。」
檜山「できるかっ! 1日で。」
森川「じゃあね。夜景の綺麗なお店に行って、観光案内。」
檜山「観光案内?」
森川「夜景の綺麗な店で、外を見ながら、あそこが東京ドームだよ、とかって。
高級フランス料理の店。ワインをテイスティングできるお店なんですよ。」
と、格好をつけて。
森川「『いらっしゃいませ。こちら、1963年の…』。」
そのまま停止。「飲んだことないから」、ワインの銘柄が出て来ない模様。
森川「『下町のナポレオンでございます』。で、匂いをこうやって楽しんで。」
コルクやグラスに注がれたワインの香りにうっとりしている表情。しかし、1963年産の、
37年物のワインでは、枯れてしまって、そんなに楽しむような芳醇なものではない、
ということをご存じですか? 森川さん。(笑)
森川「馬の蹄と、胡桃の香りと、土のなんとかが、絶妙な…、とか言いながら。」
檜山「ちょっと待て。今の、胡桃とかはいいけど、馬の蹄って、何だ?
馬の蹄の匂いを嗅ぎ分ける能力があるということは、馬の蹄の匂いをよく知っている、
ということだろ? 本当かよ。」
森川「で、『素晴らしい』とか言うと、ソムリエが注ごうとするから、
『いやいや、いいんだよ。明日仕事だから』。」
檜山「頼まないのか。頼めよ。」
森川「『いい、こんなのいい。高いから』。」
檜山「無茶苦茶言うなよ。嫌な客だな。次行こ。」
-
みなさんは飲んだらどうなっちゃいますか。人格変わっちゃいますか。
- 檜山「こないだ、飲み過ぎて記憶なくなっちゃった。
日本酒を飲んだまでは覚えてる。
寝た記憶はあったんだけど、翌朝、他のことを全然覚えてないんだ。初めてだよ。」
森川「こないだ、お前、飲み会で寝てたよね。廊下で大の字になって。」
檜山「それは嘘だよ。廊下で大の字になって寝るのは、保志総一朗だ。」
森川「僕、保志くんに、告白されたんですよ。」
檜山「あれ、お前だけじゃないよ。」
森川さんが語る、保志くんの愛の告白。
「Radio最遊記」でも紹介された話の詳細はこちら。
「帰りの電車の中で暴れてね。同じ事務所は僕しかいなかったんで、途中で降りて、
タクシーで送ってったんだよ。そしたら、タクシーの中でもうるさくて。
『明日の仕事大丈夫なのか』『明日は夕方からです』。
そうかそうか、でも俺は10時からなんだよな。
そしたら、5分ぐらい経ったら、急に静かになったんで、寝たのかな、って思ったら、
『あにょー』。『何?』『言っちゃっていいですか?』『何だよ』『好きです』。
これはもう、びっくりしましたよ。これ、びっくりしたのは僕だけじゃなく、
運転手さんもびっくりしました。
家の近くまで来て、ふらふらだったんだよ。『好きです』とか言われたから、
俺も降りたほうがいいのかなあ、って。シャワーでも浴びて行こうかな、と。」
檜山「うちに帰れよ、お前は。」
「でも、まだこれからもこういうチャンス(チャンスぅ〜?)はあるだろう、と、
『行っちゃってください』。車の中で、俺と運転手さんと、しーーーん。」
檜山「運転手さんの本音は、『あんたもここで降りてくれ』だっただろうね。」
森川「僕は、記憶がないとかは全然ないですね。
1回だけ、気付いたら横浜の西口にいたことがありましたけど。」
- ・ゲストコーナー
- 檜山さんに呼ばれて登場した関智一、
衣装は「クリスマスキャロル」のときと同じ。
手にはなんと、人形を2体持っている。1体は金髪でピンクの上着を着た「森川人形」、
もう1体は曰く「毛玉人形」(檜山さんね(笑))。高さ30cmぐらいの、
足を投げ出して座った形の人形で、観客からのプレゼントとのこと。
当人たちもくちぐちに、「すごいな」「そっくりだね」。
関智くんも、「そっくりですよね、この髪の毛の感じなんか」と、
充分にボサボサになっている人形の髪を、さらにぐしゃぐしゃにする。
確かに、かわいらしくデフォルメしてあるのだけれど、とてもよく似ている。
関智くんの着目点は、らしいというか、なんというか。
「この人形、すごいんですよ。洋服の下に、パンツもはいてるんです。」
普通、ズボンはいている人形の、そんなとこまで確かめないと思う。
スカートならめくってみる人は多いだろうけど。
2体の人形を花道の先端にディスプレイ(?)したまま舞台に戻り、トークに入る。
まずは、「おまえらのためだろ!バラシ関智一編」。入手困難なんですよ、あれ。
関「サンプルでもらったCDがまだ何枚かあるんだけど、あれは貴重品なんですか?」
森川「うん。貴重品。」
関「じゃあみなさん、Yahoo!のオークション、チェックしといてください。」
関智くんは、勝田声優学院で、森川さんの3年後輩にあたる。
森川さんは後輩を指導していたときもあり、高校生の頃から関智くんを知っていた、
というのも、けっこう有名な話。
森川「僕、授業の時にはムチ持ってましたからね。」
関「女の子に人気でしたよね。」
檜山「女の子にムチが人気だったの?」
-
ヘロヘロQカンパニーという劇団名の由来を教えてください。
- 「当時『ぷよぷよ』が流行っていて、
2個並べたので、自分たちに合う言葉を探していて、
いいかげんなやつばっかりだったので、『ヘロヘロ』がいいだろう、と。
で、これまた当時、『ドラゴンボールZ』というのをやってて、
『ヘロヘロ』にもアルファベットをつけよう、ということになって、
合うのは『P』か『Q』だね、ということになって。で、『ヘロヘロQ』にしました。
別の劇団で『クルクルPカンパニー』という劇団もあるんですよ。
全然知らない人の劇団なんですけど。」
-
森川さんがもたついている隙に、免許を取ってしまいましたが、
そのいちばんの目的は何ですか。
- 関「森川さん、取ってないんですか?」
森川「まだ取ってない。」
関「いつから教習所行ってるんですか?」
森川「え? 俺、通ってないよ。」
関「まだ通ってないんですか。それじゃしょうがないですね。」
森川「免許って、どうやって取るの?」
関「免許は、お金払って教習所に行けば、誰でも取れますよ。
あとはね、飲み屋で裏のトイレで買う、っていうのもありますけど。」
森川「(真顔で)それは、早いの?」
檜山「ちょっと待って。これに関しては、こいつ、シャレじゃないんだよ。」
話を戻して。
関「いちばんの目的は、好きな女の子に、
免許あったらいいね、って言われたからですね。」
森川「乗せられたのか。」
関「僕、高校3年の時に免許取りに行って。10年かかりました。」
檜山「言っとくけど、10年間教習所に通えるわけじゃないからな。」
森川「そうなの?」
関「でも、その10年の間に、3回行きましたから。1回目は仮免でやめて、
2回目はちょうど忙しくなったときで1回も行かずにやめて、最近やっと。」
森川「えっと、鮪の尾頭だっけ?」
関「マグロ…(笑)。『王子とお頭』ですか?」
森川「そうそう。それでやってたよね。」
関「僕の教習風景を盗み撮りして、後ろを岩永さんが自分の車で尾行する、
っていう企画だったんだけど、途中で教官が、『この車追けられてるみたいですよ。
後ろの赤い車が』。」
檜山「だいたい、テツもテツだよな。
あいつの赤い車が尾行に向くわけないだろう。」
-
森川さんと檜山さんのふたりのうち、
関さんが攻めてみたい人、受けてみたい人は誰ですか。
- 関「僕がやられるんだったら、森川さんは淡々と攻めて来ると思うんですよ。」
森川「ちょっと待て。淡々と、って、俺の攻めはすごいんだぞ。」
どう「すごい」のでしょう? (笑)
関「なんか、ねちっこい感じがする。いじめられそうな感じがするんですよ。
それなら、檜山さんに、うわーって、何が起こってるかわからない、
交通事故に遭ったみたいな感じで攻められたほうがいいな。逆に森川さんは、
ポーカーフェイスなところを、攻めながら見てるほうが面白いかな、って。」
森川「俺は基本的に、攻められてみたい。」
関「攻められること、ないんですか?」
森川「あるよ。」
関「誰に攻められたんですか?」
森川「え…えっと。誰に攻められたっけ?(会場に)」
檜山「おいっ。客に訊くな。」
森川「だって、みんなのほうが知ってるんだもん。」
檜山「確かにそうかもしれないが、それでも訊くなっ。」
- ・ゲームコーナー
- ゲームコーナーといえば、カタシの司会。というわけで、石塚堅登場。
「クリスマスプレゼントのためだろ!借り物ゲーム」ということで、
決められたお題に合う人を、3人がそれぞれ会場から舞台に連れて来て、
競い合う趣向。
石塚「勝ち負けの判定は、僕がします。」
檜山「ちゃんと万人が納得できるジャッジが下せるんだろうな?」
石塚「…拍手してもらうことにします。」
そんな弱気でいいのか、カタシくんっっ!!
「有名人に似てる人」では、マイナーながら「ダブのCMに出てくる女性」に似た人が、
会場全体のどよめきを受けつつ、勝利。
でも檜山さんはそのCMを観たことなかったみたいだけれど。
もう1組は「決め台詞を叫んでくれる人」。
- ・インパクト王
- 第16代インパクト王は、付け髭まで付けて、
完璧なサンタクロースの扮装をした男の人に決定。
- ・エンディング
- どんどん大きくなって来た「おまえら」、「来年は武道館を目標に」だそうだ。
おふたりの年末の告知の後、関智一・石塚堅を呼び出す。
それぞれ風船(ガスが入っていて浮くタイプ)を手にしている。
森川さんと檜山さんにも渡して、4人で風船を持ったまま、
「おまえら」のテーマソングを歌う。
歌: 「待ってるよ」
歌いながら風船のヒモを引っ張って遊んでいた森川さん。ツンツンしすぎて、
風船がヒモの先からはずれ、舞台上の照明の間に消えて行ってしまう。
会場の「あ〜あ」の大合唱に、思わず空を仰いで、歌がお留守になる一幕も。
歌い終わると、花道の先端に飾ってあった人形たちを回収。
おふたりはそれぞれミニチュア版の自分を抱いて、関智くん・カタシくんとともに、
会場を駆け回り、握手をしながらのコミュニケーション。
ご本人たちよりも、
腕に抱かれたそっくり人形に興味を示すファンも少なくなかった様子。
自分の手より先に人形の手を差し出して握手させるほど。
あちこちで聞こえてくる声が、人形の人気を物語っている?
森川「御利益? ありますよ。」
檜山「髪、引っ張んなよ。禿げるだろう。」
森川「俺はかわいくないのか。え?」
舞台に戻り、人形たちとともに手を振りつつ、幕。
「クリスマスキャロル」が思ったより長くて、ちょっとトークの時間が
物足りなかったかなあ、という気がしないでもなかった昼の部、とりあえず終了。
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