森川智之プライベート・コレクション

「おまえらのためだろ!」第14弾 昼の部
「お嬢ちゃん爆笑! 恋愛育成シミュレーションライブ! 坊ちゃんも、」


森川智之・檜山修之の「おまえらのためだろ!」第14弾 昼の部「お嬢ちゃん爆笑! 恋愛育成シミュレーションライブ! 坊ちゃんも、」
日時: 2000年8月27日(日) 13:00〜15:10
場所: abc会館ホール (東京・芝)
主催: HEAVEN'S DOOR (森川智之オフィシャルファンクラブ)
出演: 森川智之・檜山修之、陶山章央、石塚堅
ゲスト: 堀内賢雄

前々から、ゲストが堀内賢雄ということで、 おまえら娘に新メンバーが増えるのかどうか、が話題の的だった。 前もって「ゴムウエストの衣装」を準備しているらしい、という噂も流れ、 それなりに覚悟はしていた、はずである。はずなのだが…。

「おまえら娘」オンステージ
場内が暗くなり、いつもの「おまえら娘」登場の音楽とともに、幕が上がる。 幕の向こうには、これまたいつものように仁王立ちのふたりのシルエット。
衣装は、前回から衣替えした、としこは黄色とオレンジ、 のぶこは赤とピンクのチェックのフリフリドレス白レース付きに、 これまたレース付きの白いエプロン、のようである。髪も、いつもと同じだよなあ。 としこはソバージュ、のぶこは巻き毛に、それぞれリボンを結んでいる。 顔は逆光なのでよく見えない。
と思っていたら、突然ダンサブルな音楽がかかり、ふたりがパラパラを踊り出す。 当然ライトも当たって、顔も見えるが……ガングロ……。(驚)
いつもとは違う意味でインパクトがあり過ぎ。それも、のぶこの踊りはノリノリ。 パラパラってあんなに飛び跳ねながら気合いを入れて踊るものではないと思うけど。 としこはといえば、チラチラとのぶこを見て踊りを確かめながら踊っている。 振り付け、覚えてないんかいっ!!(笑) いったい誰が振り付けたんだ。
ふたりとも、真正面を見据え、にらみ付けるような表情を、一切変えない。怖い。 なんというか、パラパラというよりも、 これから狩りに出かけるアフリカあたりの原住民が、 大猟を祈って踊る踊りを見ているようだ(笑)。 も、もしかして、あのフリフリエプロンのかわいいポケットには、 小さなドクロが入っていたのかも?

1曲踊り切って、客席真ん中の通路まで降りて来たふたり。 おびえる(?)周りをものともせず、そこでトークを始める。
「みんな、色白いわね」などと言っているが、キミらのガングロメイクは、 本当のガングロの子が見たら怒ると思うぞ(笑)。パールの口紅は相変わらず、 喜劇に出てくるオヤジのヒゲみたいに、唇の周り、丸くはみ出てるし。
と、また、音楽が流れ出し、なんと、金髪ロングヘアー、 大輪のハイビスカスをさし、 赤にハイビスカス模様の膝上丈ぐらいのムームーを着た物体、もとい、 人間らしいものが、舞台を往復する。生足だ…。軽やかに踊り、 スカートをまくってグレーのパンツ(ウエストのゴムは黒(笑))まで披露して、 袖に引っ込む。

あまりのことに、呆然と見送る客席。真ん中の通路でトークを続けるふたりによれば、 彼女(?)は、カリスマダンサーの「パラパラけんこ」というらしい。
のぶこ「『パッパラパーけんこ』じゃないの?」
確かに、あの踊りはパラパラとは思えなかったけどね。
のぶこ「これは、シークレットライヴだからね。 今日ここであったことは、誰にももらしちゃ、駄目よ。」
としこ「楽しみねー、インターネット。」
か、書いてしまったけど、大丈夫でしょうか?
としこ「ちゃんと呼び出しましょう。今のは通りすがっただけだからね。」
のぶこ「通りすがり、って、いつもあれで歩いてんのかいっ!」
客席と一緒になって、「けんこ」を呼び出す。 ふたりも舞台に戻り、けんこの踊りに合わせて、3人で踊るうち、幕。

前説
前説は、陶山章央と石塚堅のコンビ。陶山さんは、3つのお手玉のようなボールを、 ジャグリングして現れる。落とさないように一生懸命で、何もしゃべれない。 前説はカタシくんがひとりでやって、陶山さんは「そうそう」とうなづくだけ。 次の「サクラ大戦」の出し物のために練習中らしい。 フィニッシュに失敗して、ボテボテでジャグリングを終了し、会話に加わる。
石塚「みなさん、よく食われずに残っていましたね。今日の楽屋は、たいへんでしたよ。 いつにも増して恐ろしかったですからね。」
としこ・のぶこのメイク落としは、いつにも増して時間がかかっているらしい。 まあ、あのガングロメイクだからねえ。
スタッフに来た質問の葉書から、 「葉書を読まれたプレゼントに、打ち上げ参加券が欲しい」という話に。
石塚「打ち上げですか? 夢は大切にしたほうがいいですよ。 そんなにいいもんじゃありません。」
陶山「そお?」
石塚「檜山さんは、とりあえず、プライベートでは手は出しませんけどね。」
会場「手を出すって、どういう意味での『手を出す』ですか?」
期待した(?)ような話ではなく、プライベートではなぐらない、ということらしい。
陶山「飲んでるときは、なぐらないよね」
石塚「え? あ、いや…」
陶山「え、なぐられること、あるの?」
言葉を濁すカタシくん。いいのか? 大丈夫なのか? そんなこと言って。(笑)
陶山さん、「じゃ、僕はこれからサクラの稽古に行って来ますから」。 これは本当だったらしい。夜の部のエンディングにもまた顔を出してくれたけど、 打ち上げにも行かず、何度もとんぼ返りだった模様。お疲れさま。

オープニングトーク
林原めぐみの「賢雄さんの言うことは半分以上が嘘」というアナウンスで、 本編の始まり、始まり。

出囃子に乗って出て来たふたり。衣装は、
森川: 白いTシャツ(胸にちょっと字が書いてあるみたい)、 ショッキングピンクに近いようなどピンクの半袖のシャツ襟付きウエスト丈ブルゾン、 前ファスナーだが全部開けている。黒いパンツ、黒い靴。金髪、眼鏡。
檜山: 黒いTシャツの上に濃い青のデニムの半袖シャツ、前ボタンは止めて、 ウエストはズボンの中に入れている。黒い光沢のある生地のパンツ、 バックル付きベルト、コンビの靴。髪はちょっと短くなってるかな。
ふたりとも、顔がキラキラと光っている。ガングロメイクのラメが取れないらしい。
「カタシ、ひどいこと言ってたな。プライベートではなぐらない、って、 仕事ではなぐってるみたいじゃないか」と檜山さん。 「ま、ツッコミが入り過ぎて、しまった、と思うことはあるけどね」。

ちょっとしゃべったところで、なんとなく落ち着かない様子のふたり。
森川「ねえ、なんか、遠くない?」
マイクスタンドがおまえら娘の立ち位置だったため、いつもの距離と違う。
檜山「そうだね。なんか、届かないな、と思った。」
森川「そうだよね。どうも、入らない(と頭の後ろをどつく)な、って。」
ふたりで同時にそれぞれのマイクスタンドを持ち、両側から真ん中に移動して来る。 こういうときの息の合い方、というか、ほぼ対称に動く様子とか、絶品(!?)だ。
右手を伸ばして、手に持ったマイクの先が森川さんの頭に当たることを確認して、
檜山「そう、この位置だね。」
森川さんもちゃんと頭を少し出して受け、確認した模様(何を?(笑))。

昼の部のテーマは「恋愛」。
森川「恋愛の対象は、普通は異性ですけどね。」
檜山「おい、ちょっと待て。お前は恋愛の対象が同性なのか?」
森川「いや。異性と同性の違いを、ね。」
檜山「俺は生物強くないから、もしかすると俺が知らない職種、じゃないや、 種別があるのかもしれないけど、異性か同性か、だろう?」
森川「いや、恋愛は、男性と女性がいて成り立つものなんですよ。 だから、男性と女性の違いを、この2時間で追究しよう、と。」
檜山「それに2時間かけるのか。で、手始めに、何だ?」
森川「男性と女性の違い。それは、チ○○ンがついているか、いないか。」
檜山さんが森川さんの頭をはたく。
檜山「終わりじゃないか。2時間どころじゃない。2秒で終わりだ。」

森川さんの小学生時代の話。
森川「子どもの頃って、好きな子がいると、興味を引きたくて、 つい、いじめちゃうんだよね。」
客席から「いるんだ、そういうヤツ」という、とても冷静なツッコミ。
檜山「なんか、今のツッコミ、すごい冷めてたな。『いるんだ、そういうヤツ』、 プハー(煙草をふかすしぐさ)、みたいな。場内禁煙だけどね。」
「ついつい、いじめちゃってね。そしたら、泣き出したりしちゃって。 そうすると、女の子たちに、反感買っちゃうんだよ。『○○子を泣かせた』ってね。 放課後、体育館の裏に呼び出されて。『お疲れさまでしたー』って。」
檜山「体育館の裏で『お疲れさま』?」
森川「いやいや、授業が終わって、先生が、『ご苦労さま』じゃなくて。」
会場「『さようなら』って言うんですよ。」
森川「そうか。まんまじゃん。」
檜山「俺たち、普通の世界から離れて久しいからね。」
そういう問題でもないと思うんですけど。
「で、体育館の裏に呼び出されるんですよ。 行きたくないけど、逃げた、って思われると、男が廃るじゃないですか。 だから行くと、女の子が10人ぐらいいて。 小学校4年生ぐらいだと、女の子のほうが背も高くて、発育がいいじゃないですか。 出るとこ出ててね。今の子はね。」
檜山「お前、そんな目で小学生チェックしてるのか?」
森川「それで、女の子たちに、ボコボコにされるんですよ。あーれー。」
と、両手を上に上げ、その場でぐるぐると回る。
檜山「お前、バカボンか? 浴衣着て学校行ってるのかよ。時代劇じゃあるまいし。」
と言いながら、ちゃんと森川さんの(見えない)帯を引っ張ってあげる檜山さん。 もう一度、うれしそうに、「あーれー」と言いながらぐるぐる回る森川さん。

「女の子たちにボコボコにされた僕は、体育館の裏で、さめざめと泣いてるんです」と、 森川さんは、しなを作ってくずおれて見せる。それを見た檜山さん、 「おい、ちょっと待て。同じ泣くにしても、男子なら、こうじゃないか?」と、 これまたその場で体育座りをしてくれる。が、どうしても森川さんは、 「よよよ」と泣き崩れたいらしい。(笑)
森川「そこに先生が通りかかってね。『どうしたんだ?』」(眼鏡に手をかける)
檜山「なんだよ、その取って付けたようなしぐさは。」
森川「『どうしたんだ? こんなところで』。」(バリバリのインテリ声)
檜山「よしわかった、お前、ひとりでやれ。」
と、檜山さんは前のほうに出て来て、客席に背中を向けて座り込み、 自分も見物に回ってしまう。ふたたび「よよよ」とくずおれた森川さんだが、 客席の一部からは、檜山さんが邪魔になったらしく、「見えないー」と文句が出る。
森川「(声のかかった方向に)家でテレビ見てるんじゃないんだから。」
飛び退いた檜山さん、袖の幕の後ろに隠れて、「で、続きは?」とやるが、 今度は檜山さんが見えなくなった檜山さんのファンからブーイング。 戻って来た檜山さん、 「家で娘に、『テレビ見えない』って言われたおとうさんの気持ちがわかるね。」
結局この話は、「見えない」騒動で幕。

葉書コーナー
葉書を読まれた人には、 堀内賢雄・森川智之・檜山修之の寄せ書きサイン色紙(ミニサイズ)と、 「私立荒磯高等学校生都会執行部」のポスター、 久保田役の森川さんのサイン入りをプレゼント。
檜山「それ、お前が主役やったやつか? 他に誰が出てた?」
森川「相棒が、石川英郎くん。」
檜山「ああ、あれか。俺、出てるわ。不良少年A。」
森川「ヤクザじゃないんだから、って言われたやつね。」
檜山「お前はクールにやってるから、メリハリをつけたほうがいいと思って、 ちょっと荒っぽくやったら、『本職じゃないんですから』って。」
「取材の時が困るんだよね。お前はいいよ、仮にも主役だから。 端から、役名とコメントを、って言われて、久保田役の森川、って言えばいいけど、 俺は、不良少年Aの檜山です、って。しまらないよね。」

葉書を読まれた人にプレゼントを届けに行くのは森川さん。届けに行っている間、 進行が止まるからか、パフォーマンスを欠かさないのはさすが。
最後には、「おみやげ」とかいって、 京都でインパクト王になった「みどりのおにいさん」を連れて来る始末。 相変わらず全部緑色のジャージ姿。檜山さんにも「季節感ないね」と言われている。 途中でつまづいてコケた(わざと? 本当に?)ときに、 やっぱり緑色のビーチサンダルを壊してしまい、 「ちゃんと直すように」と言われたら、「替えがあります」。
檜山「洋服の替えはなくて、サンダルの替えはあるんかいっ。普通、逆だろ。」
けど、京都から遠征して来てくれたんだね。前回、地元、って言ってたから。
夜の部では、ポスターを聖火のように掲げて階段を昇る森川さんの姿も、 2度も見られた。「同じことを2度やるなよ」って、檜山さんにも言われたのに。

セクシーだと感じる色のアンケート、というのがあって、女性はピンクでした。
森川さんのどピンクの上着を見る。「僕は、セクシーなんです」。
男性は、紺でした。制服のイメージがあるのかもしれませんが。
檜山さん、自分の紺色のシャツを見る。「偶然だけどね」。
おふたりがセクシーだと感じる色は何ですか。
檜山「俺はピンクだったんだけどね。お前が着てるから。」
森川「何故か、鞄に入ってたんですよ。」
檜山「しかたないなあ。じゃ、白とピンクの間ぐらいの色。」
会場「森川さん、白も着てますよ。」(下に着ているTシャツが白)
森川さんの上着の前を開いて、中のTシャツを確かめる檜山さん。 怒りのやり場がない、といったふうに、乱暴に上着を戻す。
森川「(うれしそうに)なんだ、ひーちゃん(はあと)。」
檜山「腹立つなあ。お前がピンクなんか着てなければ、 こんなややこしいことにはならなかったんだよっ。」
森川「僕は、網ですね。」
檜山「それは、織り方じゃないか。色だよ。」
会場「スケスケ。」
森川「それ、もらい。スケスケ。」
檜山「色だよ、色。36色の色鉛筆にあるような色だ。 スケスケ色なんて、あるわけないだろうっ。」
森川「じゃ、肌色。」
一瞬納得しかけた檜山さん、すぐに気が付いて、蹴りを入れる。
森川「それじゃ、黒かな。」

「好みの異性のタイプ」というのに、例えば森川さんは、 「食べ物くれる人」とか書いてますが、もっと詳しく教えてください。
檜山「エサ? お前、犬か?」
森川「『うち来て、ご飯食べる?』とか言ってくれる人がいいじゃないですか。 『料理作るから』って。」
檜山「それなら、『手料理を食べさせてくれる人』とか、 『料理の上手な人』とか言えばいいじゃないか。 『食べ物くれる人』って、飼い主だよ。」
森川「それはお前の感覚で、俺の感覚では、『食べ物くれる人』なんだよ。」
檜山「しっぽ、ちぎれんばかりに振ってるんだろう?」
本当に森川さんにフサフサのしっぽが見えたような気がする。(笑)
檜山「俺はね、そうだな、頭のいい人。学力がある、っていう意味じゃないよ。 頭の回転が速い人。」
森川「頭の回転が速い。ヒヨコの雄雌を見分ける人とか?」
檜山「『速い』しか合ってないじゃないか。」
女の人で、「こういうところが嫌い」というところはありますか。
檜山「電車の中で化粧してる人がいるけど、 あれを見ると、化粧している手を、ガン、ってやりたくなるね。」
森川「煙草かな。吸うのがいけないというわけじゃないけど、マナーがね。」
檜山「それは、女性に限ったことじゃないけどね。 女性の喫煙率って、上がってるらしいね。」
森川「混んでる場所での歩き煙草。 俺、前、ジャケットに穴を開けられたことがあるんだよ。あと、ポイ捨てね。」
檜山「ポイ捨てって、放火と同じだからね。」
森川「いつでも犬が消してくれると思うなよ。」

新動物占いの恋愛傾向です。森川さんのペガサスはストーカータイプ。 檜山さんは小心者のライオン。ひかえめでおとなしい人が好きなので、 押せ押せはよくない。いつの間にか寄り添っている、というのがいい。
森川「僕、ストーカーですから。物陰からずっと見てるんですよ。」
と、顔の前に手をかざし、横から覗くしぐさ。
檜山「それはそれで怖いな。」
森川、何やら書くしぐさ。
檜山「メモるのか。」
森川、急にひざまずき、鍵穴に何か差し込んでいる。
檜山「カギ、開けるのかよ。そりゃ、空き巣だっ。」
森川「今日もたいへんだよ。もしかしたら、後ろ振り返ったら、 僕がいるかもしれないよ。ずっと付いて行くからね。」
会場「いいよー。来て。」
森川「そんなこと、簡単に言ったら、たいへんなことになるよ。」
たいへんなことって、どんなこと? 森川さん。(ワクワク)

料理ができる人とできない人と、どちらが好きですか。
森川「僕は、どっちでも。」
会場「さっきと話が違う〜。」
森川「話が違う? じゃ、できる人かな。でも、デリバリーとかあるからね。」
やっぱり「料理を作ってくれる人」じゃなくて、「食べ物くれる人」なのね。
檜山「どちらかというと、できたほうがいいよね。 それが必須条件になるわけではないけどね。プラスポイントにはなるね。」

めざせ、ノッポさん
「夏の風物詩」をテーマに、1分間で絵を描く。
檜山さんは、風鈴。でも短冊になぜか「氷」と書いてある。(笑)
森川さんが描いたのは、蚊取りぶたならぬ「蚊取りのぶこ」(だと思う)。 顔はのぶこのように見える四本足の生物が、口をがーっと開けたところに、 蚊取り線香が入っている。檜山さんの言うとおり、シーサーみたいでもある。

ゲストコーナー
ゲストの堀内賢雄さんを呼び出して、3人でトーク。 自分たちより先輩をゲストに招くのは初めて、ということで、 多少緊張している、のだろうか?
賢雄さんの衣装は、ダークグレーの3つボタンスーツに、中は白いTシャツ。 そのさりげないところがとてもオシャレでカッコいい。でも顔は光っている…。

最初からバンバン飛ばす賢雄さん。そのとき話している相手に全身を向けてしまうから、 左右にいる森川さん・檜山さんに向かって、ほぼ180度向きを変えつつ、 トークが冴える。
森川さんは、ちょっと引いて、しゃべりまくる賢雄さんを楽しそうに眺めている。 でもついつい話に聞き入って、ホスト側だ、ということを忘れてしまう様子。
檜山さんは、森川のパワーアップ版が来たぞ、とでも思っているのか、 一生懸命にツッコむ隙を狙っているが、そのうち、 放っておいても勝手に話が面白くなる、ということに気が付いた模様。 それからは「ホラ」を助長させるツッコミに徹する。

「イベントっていいね。俺、お客さん全部の顔を覚えて行くよ。 前から4列目の真ん中の子は茶髪、とかってね。って、できるわけないだろう。」
ちゃんとひとりボケツッコミしてくれるので、檜山さんも楽、なのか? ツッコミどころがわからなくてツッコめないだけかもしれないけど。
「でもさ、ふたりとも、先輩っていっても、俺だから、気楽だろう? これが速水奨だったら、キミたち、たいへんでしょ? 今日も、もしかすると来てるかもしれないよ。 (目の前の舞台の上を指して)そこらへんから、ゴンドラで降りて来るんじゃないの? で、『前座ありがとう』って。」
檜山「大丈夫です、『おまえら』はそんな予算ないから。」

当然、嵐のように駆け抜けて行った、「カリスマダンサー」に話は向かう。
「森川は、『賢雄さんは女装しなくてもいいですよ』って言ったんだよ。 でも、『で、カツラの色ですけど』。うまいよなあ。 『おまえら娘』はクセにならないかもしれないけど、女装はクセになりそうだね。 女の人って、いいね。スカートって、涼しくって。」
檜山「え、そうですか? なんか、スースーしません?」
「どうせなら、と思って、『パンツ見せていい?』って訊いたんだ。当然、駄目、 って言われると思ってたんだけど、『いいですよ、どんどんやってください』。」
ということで、「勝負パンツ」だったんだそうだ……あれが……。

さて、ということで、賢雄さん宛てに寄せられた、質問の葉書を読む。 読まれた人には、ミニサイズの寄せ書きサイン色紙をプレゼント。
賢雄さん、持って来た葉書をトランプのように広げ、森川さんに「引いて」。 引かれた1枚を受け取って覗き込みながら、
堀内「文学歴史の20ですね。」
檜山「見てた人しかわかりませんよ。」
それ以前に、知らない世代も多いと思うんだけど?
檜山さんが引いた2枚目は「科学の15」だったらしい。

以前、陶山さんと石塚さんが、賢雄さんが遅刻する、って言ってました。 そのときの言い訳が、おばあさんが蜘蛛の巣にひっかかってたのを助けた、とか、 アリがおばあさんを運んで行ってたから、とからしいのですが、それは本当ですか。
堀内「先輩がいないところで笑いものにする、ってのが気に入らないね。」
森川「陶山と石塚によく言っておきます。」
檜山「で、この言い訳は本当なんですか?」
堀内「事実です。」
檜山「この場合、事実ってのは、2通りあると思うんですよ。 こういう言い訳をした、というのが事実なのか、言い訳の内容が事実なのか。」
堀内「いいところに気が付いたね。両方事実です。」
と、「蜘蛛の巣にかかったおばあさん」の詳しい話をひとしきり。
森川「最近、賢雄さんを真似て言い訳して、ボコボコにされてるのがいるね。」
堀内「そうだよ。これで通用するようになるには、20年かかるんだよ。」
檜山「修行が必要なのかっ。(笑)」

賢雄さんはご自分からゲストに出してくれ、とおっしゃったそうですが、 その理由は何ですか。
(1)森川・檜山コンビに興味があった、(2)イベントに出たくなった、 (3)ホラ話がたまったので吐き出したくなった、(4)女装がしてみたかった。
堀内「これは、全部だね。 (2)は違うけど、森川・檜山コンビには前から興味があったし、(3)も(4)もそう。」
ということは賢雄さん、やっぱり女装はしてみたかったのね。
堀内「俺が、ゲストに出たい、って森川に言ったじゃない。 そしたら、森川が、『檜山に聞いてみる』って言うんだよ。」
檜山「森川が、『ゲストに賢雄さんを呼ぼうと思うんだけど』って言うから、 思わず、『それは賢雄さんに訊いてみないと』って答えちゃったよ。」
森川さん、ちゃんと状況を説明してから訊きましょうね。

みなさんの恋愛の失敗談などを聞かせてください。
堀内「ほら、俺が選んだのはいい葉書だろう? ちゃんとみんなが話せるような話題だぜ。」
でもみんな、賢雄さんの嘘、もとい、ホラをワクワクして待ってると思うんだ。
檜山「僕は、相手の気持ちが離れて行くのに、気が付かないんですよ。」
森川「僕は、だいたい相手から振られますね。僕はストーカーですからね。」
堀内「俺は、相手の気持ちの変化に、よく気が付くからね。檜山と反対だね。」
「例えばさ、今は携帯だけど、昔はキャッチホンだったじゃない。 いつもは彼女、誰と電話してても、俺から電話があると、 『おとうさんから電話がかかったから』とかって適当に言い訳して、 すぐに向こうを切っちゃうんだよね。でも、それがさ、そのうち、 『賢雄くんと食事に行けないんだ』って言われるときの理由が、 『金魚にえさをやらなといけないから』。金魚にエサなんて、15秒で済むよ。 麩だったら2秒だ。そう言われたら、ああ、彼女の気持ちは離れて来たな、って。」
森川「それは僕でもわかります。」
檜山「僕でもわかるな、さすがに。」
賢雄「でも、俺はそんなことは言わないんだ。 『そうだよね、金魚にエサをやるのもたいへんだよね、じゃあね』。 男は去り際がかんじんだからね。 もしかすると、大きくなってて、本当に時間かかるのかもしれないし。」
賢雄さんの恋愛失敗談。(すでに、どこかで聞いたこともあるような。(笑))
「ドライヴしてて、富士山が見えたから、 何か誉めることを言わないといけないと思って。 『富士山って、君みたいに綺麗だね』って言ったんだよ。 で、やめればいいのに、地元だから、『富士山って遠くから見ると綺麗だけど、 近くに行くと、山頂のほうとか、岩がゴロゴロしているだけで、 ゴミだらけで汚いんだよね』って言っちゃったんだ。」
森川「だいたい、女性は富士山にたとえられてうれしいのかな?」
堀内「あ、そうか。それがそもそも間違いだったんだね。」

恋愛育成シミュレーションゲーム
3人はとりあえず引っ込み、ゲームを仕切る石塚堅登場。 「これからシミュレーションゲームをします」ということで、会場の希望者を立たせ、 2択で正解した人から、最後はジャンケンで3人を選ぶ。
設問は基本的に「どちらが好きか」で、例えば、
真冬/真夏 (正解:真夏)
2泊3日の北海道海の幸食べ放題/沖縄リゾートバカンス (正解:北海道)
コンサートに行くとしたら、モーニング娘。の最前列/おまえら娘の最前列 (これは怖いですよ。生きて帰れません。by石塚) (正解:モーニング娘。)
犬/パンダ (正解:犬)

舞台に上がった3人に、「グーチョキパーをやってください」、とカタシくん。 1回「グーチョキパー」をやるが、全員がグーを出す。もう一度かな、と思っていたら、 なんと、そのままにして、堀内・森川・檜山の3人を呼び出す。
檜山「最後のジャンケンは何だったんだ?」
石塚「組み合わせを決めるんですけど。」
檜山「じゃ、俺たちでグーチョキパーを決めて、 こっちでもグーチョキパーを決めてもらえばいいんだろ?」
堀内「さすが、段取りの檜山だね。」
3人は、実際にはジャンケンはせず、話し合いでグーチョキパーを決める。 一方、女の子たちはあいこが続き、なかなか決まらない。
檜山「こんなところで時間をかけたくないんだけどなあ。」
カタシくんが仕切らないので、しかたなく檜山さんが口出しして、どうにか決まる。

いきなり台本が渡され、その場で生アフレコが始まる。
演目は、恋愛育成シミュレーションゲームの、告白シーン。 女の子たちは、「おまえら高校」の1年生。森川さんは、化学の教師、 賢雄さんは、英語の教師。檜山さんは、賢雄さんのクラスの生徒。
場所は、化学実験室。実験にいそしむ森川先生のもとへ、 エチルアルコールに目を付けた(?)堀内先生が訪れるところから始まる。
森川先生は、真面目でちょっと気弱な研究者タイプ。 訪れた女の子の告白に、おどおどしながらも、やさしく受け入れる。
そこに準備室からエチルをゲットした(?)堀内先生も登場。 こちらは女の子の告白を途中で遮り、「そこからは教師の俺の役目だ」。 「お嬢ちゃん」を連発して、聞いているほうが恥ずかしくなるような、 愛の言葉のオンパレード。
そこへ、檜山くん登場。「俺は、前から堀内先生のことが好きだったんだー」。
「俺は、剣道もやってるし、堀内先生を守ってやれる自信がある。」
「ごめんな、お嬢ちゃん(!?)。恋愛ゲームは、告白オッケーは1回だけなんだ。」
失恋して泣き崩れる檜山くんに、「堀内先生は男を見る目がないんです」 (すかさず賢雄さんはその子の前にまわって、文句を言いたそうに顔を見る)と、 女の子が告白。ゲンキンにもすぐさま立ち直った檜山くん、 「さあ、夕日に向かって走ろう」と熱血青春して、幕。

檜山「これは、グッドエンディングっていうの?」
会場「ラブラブエンディング〜。」
森川「これ、アンジェリークのシナリオ書く人が書いたんですよ。」
草薙陀美鳥さんなのかな。どうりで、アンジェリークテイスト。(笑)
森川「僕には書けません。」
確かに台詞が長いものね。「適当にアドリブ」もなかったみたいだし。

インパクト王
森川「今回は、第14代インパクト王を決めるんですけど、 第11代インパクト王は欠番です。いません。」
檜山「数え間違えたのか。これからも埋まることはないから、永久欠番だね。」
やっぱり(笑)。どうもおかしいと思ってたんだ。
檜山「夏だからね。浴衣の人は多いね。」
森川「そうだね。でも、水着はいないね。」
会場「います!」
檜山「え、いるの?」
森川「本当だ。じゃ、キミ、インパクト王。」
というわけで、第14代インパクト王は、ビキニの水着(でも上半身だけ)の女性に。
彼女は、第4代インパクト王でもあったそうだ。
森川「10代前、っていったら、10年前、って思っちゃった。」
檜山「そんなにやってない、やってない。」
森川「1年にひとりじゃないからね。」
檜山「すごいね、水着。言ってみるもんだね。」
森川「ちょっと、目のやり場に困りますけど。」

エンディング
声優グランプリの月刊化に伴い、 「声帯新聞」が10月号から「月刊声優読め!」にリニューアルする、とのこと。 そのための意識調査のアンケートが、客席に配られている。 よかった、打ち切りじゃなくて。
ゲストの賢雄さんと、カタシくんを呼び出すと、カタシくんが賢雄さんに謝る。
檜山「賢雄さん、カタシは夜も出番があるんで、 ボコボコにするのはそれが終わってからお願いします。」
みんなで、「おまえら」のテーマソング。 賢雄さん、手拍子のタイミングぐらいは、覚えてくれたかな。
歌: 「待ってるよ」

最後に、みんなで客席に降りて握手をしてまわるが、 補助席が出ていたりすることもあって通路が狭いうえ、 客が席を立って握手してもらおうと押し寄せるため、自由に動き回れない。 特に賢雄さんはすぐにつかまり、もみくちゃにされてしまう。 無理矢理飛び回っている人もいたけれど、結局はあまり回れず、 舞台に戻って来て、幕。

2時間ちょっと。 いつもよりかなり短かったけど、とても濃い内容で、お腹いっぱいなのか、 全然短いと感じない。あっという間であったことは確かだけれど。


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