森川智之プライベート・コレクション
「おまえらのためだろ!」第12弾 昼の部
「2000年問題対策いいんかい!? としこ&のぶこフォーエバー」
- 森川智之・檜山修之の「おまえらのためだろ!」第12弾 昼の部「2000年問題対策いいんかい!? としこ&のぶこフォーエバー」
- 日時: 1999年12月19日(日) 13:00〜15:50
- 場所: はまぎんホールヴィアマーレ (横浜・桜木町)
- 主催: HEAVEN'S DOOR (森川智之オフィシャルファンクラブ)
- 出演: 森川智之・檜山修之、陶山章央・石塚堅
- ゲスト: 結城比呂
林原めぐみの「さすがだなあ」と思ってしまう達者なアナウンスで始まった、
「おまえらのためだろ」横浜編。
- ・おまえら娘+1
- としこ・のぶこのテーマ曲に乗って緞帳が上がると、舞台の上には3つの影。
両側は言わずと知れた見慣れた姿形。真ん中は、細い〜。とにかく細い。
シルエットで浮かび上がる腕の細さなど、
そんじょそこらの女の子には太刀打ちできない。
逆光のまま、リズムに乗らない踊り(と言えるのか?)を繰り広げる3人。
やがて、真ん中の華奢な女の子を残して、両側はこっそり袖に消える。
スポットが当たり、新メンバー(?)ひろこの全容が明らかに。
ピンク色のロングドレスに白いレース。半袖のフレヤースリーブから
細い綺麗な腕が伸びている。
セミロングの金髪を両側でお下げ髪(編んでないけど)のように結び、
リボンをつけているが……そのメイク、先輩に教わったでしょ。
ひとりでしゃべっていたひろこが、としことのぶこの不在に気がつくと、
会場通路からとしこ・のぶこが登場。客席中程の通路でトークを繰り広げる。
衣装は、いつもの白いロングドレスに、としこは赤、のぶこはピンクのレース。
のぶこ「あの新人。あの子、ちょっと生意気よね」
としこ「ひとりだけピンクでね」
のぶこ「ところで、タイトルにあった、『フォーエバー』ってどういうこと?」
としこ「永遠。永遠に続く、ってこと?」
のぶこ「安らかにお眠みください? どっちかしら」
うだうだとトークを続けるうち、舞台のひろこから声がかかる。
ひろこ「ちょっとぉ。あたし、待ちくたびれちゃった」
3人プラス会場で、「ルルルラララおまえら娘」を大合唱。
なんか、歌詞がめちゃくちゃだったですけど(笑)。
歌いながらとしこ・のぶこも舞台に戻り、幕。
- ・陶山章央・石塚堅の前説
- 注意事項はすぐに終わってしまい、いつもどおりに段取りの悪いトーク。
陶山さんが、韓国旅行に行ったとき、向こうで実銃を撃って来た、と、
うれしそうに話す。ハンドガンだけでなく、マシンガンも撃ったらしい。
しかも、モデルガンを持って来ていて、「これと同じ銃です」。
陶山「今まで生きてきた中で、1番か2番ぐらいに幸せな2秒半でした」
マシンガンは、30発・2秒半・6000円、だったそうな。
- ・オープニング
- 林原めぐみの、「やっぱりね、結城比呂もこうなっちゃうのよね」という
タイトルコールに続いて、森川智之と檜山修之登場。衣装は、
森川: 黒の丸首セーター(トレーナー?)、
真っ赤に黒の縁取りのある襟のあるベスト(23区かな?)、
前はファスナーだがとめていない。いつもの黒の光沢あるパンツ、黒い靴。
頭はまだらな緑。
檜山: 黒のシャツ、黒いパンツ、黒の丈の長めのジャケット、黒い靴。
やわらかくウエーブした髪は結んでいない。ちょっと長めかな。
髪も黒いし、本当に黒ずくめだな。
檜山「こんにちは。ようこそいらっしゃいました」
森川「ということで、2000年問題ですね」
檜山「キミ、早いな。自己紹介ぐらいしろよ」
森川「えー、檜山修之です」
檜山「むちゃくちゃ、コテコテだな」
森川「遠くから見れば、似て来たしね」
檜山「似てねえよ。お前、いったい、いつの間に髪が緑になったんだよ」
森川「今さっき。一瞬で」
檜山「今朝、楽屋で見たときにはまだ金髪だったぞ。なんで今、緑なんだよ」
森川「いけね、髪の色、みんな期待してるんだった」(スプレーで吹き付けるしぐさ)
檜山「そうなのか」
森川「みなさんのおかげで、僕は来年は、ヤバイです」
檜山「何が」
森川「髪の毛が」
檜山「それがお前の2000年問題か」
森川「しかし、前説のふたり、ネタが少ないね」
檜山「でも、お前が作った構成台本上は、5分としか書いてないんだよ」
実際には、10分近くしゃべっていましたよねえ。
森川「これは、ネタを5つやれ、ってことだよ」
檜山「俺とお前のトークのとこには、40ってあるけど」
森川「40、ネタ仕込んでますから」
檜山「ええっ? 俺、40もお前さんのネタ、聞いてないよ」
- ・トーク
- 昼の部のテーマは「西暦2000年問題」。
森川「コンピュータの誤作動で、電気やガスや水道が止まる。お通じも止まる」
檜山「それは2000年問題じゃないよ。不健康だ。
でも2000年になったとたん、みんな便秘になったら恐いな。
俺たちのどこにコンピュータチップ入ってるんだよ」
森川「知らないんですか? 人間には、コンピュータ、入ってるんですよ」
檜山「どこに」
森川「そのコンピュータをクリックすると、2000年問題はクリアです」
檜山「ずいぶん簡単だね」
森川「両手の人差し指をまず見てください。指紋がありますか?」
檜山「たぶんね。昔ヤバいことして、焼いてなければね」
森川「右巻きですか、左巻きですか」
会場から「見えない」という声が上がると、すかさず、客電がつく。
さすが「おまえら」の照明スタッフ。
檜山「これがライヴの醍醐味だね」
森川「右巻き左巻きは関係ありません(おいおい)。
胸にコリコリっていうのがありますね。それを、ダブルクリックしてください」
檜山「両方の人差し指で同時にやるからダブルクリックなのか?」
森川「決してドラッグアンドドロップでは」
檜山「ドラッグアンドドロップって何?」
森川「ハイアンドスロー」(意味不明…)
檜山「ハイアンドスロー? 高くて遅い? なんだそれ」
森川「家に帰って、おじいちゃんおばあちゃんにもやってあげてください。
あんまり強くやりすぎると、コリッじゃなくてボキッっていくんで、
そのへんは気をつけて」
森川「俺ね、ちょっと鼻声なんですよ」
檜山「なんか、やってきたんだろ」
森川「これね。(と腕に注射する真似をする)」
檜山「違う、違うだろ。お前、ここまで来て、点滴とか言うなよ」
森川「クスリを。こういうやつですけど(と手のひらに乗せたものを鼻から)」
檜山「そりゃマリファナだよ。鼻から吸うんじゃねえよ」
森川「ちょっとやりすぎて、鼻が荒れて」
檜山「そりゃ確かにあれは。って、違うだろ、お前」
森川「クスリ買ったんです、鼻にシュッシュッて。
注意書きには、1日に3〜4回、ってあるんだけど、僕、40回ぐらいやっちゃった。
次の日たいへんでした。鼻の粘膜が取れちゃってね。鼻から鼻水ではない何かが」
檜山「鼻血?」
森川「血じゃない。どっかの湧き水みたいな、すごい澄んだ、六甲のおいしい水」
檜山「言うと思った」
森川「しかたないんで、ティッシュを鼻に詰めてね。
そのまましばらくすると、ティッシュの先から、濾過された水が」
檜山「量が多すぎて、ティッシュでは防ぎきれなくなったんだ。決壊だ」
森川「そっから、もっとおいしい水が、だらだらだらだら」
檜山「あれじゃないんだから、水道の蛇口につけてる」
会場「浄水器!」
檜山「それ」
森川「半日ぐらいでおさまったんだけどね」
檜山「ちょっと疑問があるんだけど、聞いていい? 飲んだのか? それを」
森川「何を」
檜山「濾過された水を。お前、『おいしい』って言ったよな?」
森川「おいしくてね」
檜山「飲んだのかっ!」
森川「おさまったのはいいけど、今度は鼻声で。
テレビとか御覧になってれば、そろそろ鼻声の僕が現れますから」
檜山「収録からオンエアまではだいたい1か月ぐらいだから、年明けぐらいかな」
森川「『ダーマ&グレッグ』見ててもらうと、そのうち鼻声のグレッグが」
- ・葉書コーナー
- 森川「(袖のスタッフに向かって)葉書いただけますか?
いただけないようですね」
檜山「もうちょっとしゃべれ、って?」
森川「少人数制でやってますから」
森川さん、袖(舞台のね)を眺めたまま、トークがお留守。
檜山「おいおい。止まるなよ。さっき、40のネタを仕込んだんだろ?
こういうときにそのうちの2、3個、出せよ」
森川「ちょっと待ってください。引き出しが高いところにあって届かないよ」
救世主(スタッフだけど)が現れ、葉書が用意される。読まれた人には、
寄せ書きサイン入りクリスマスカード、「装甲救助部隊レストル」のシール付き。
-
おふたりにとって1900年代の5大ニュースは何ですか。
- 檜山「1900年代ですか。この100年ですか。我々、生まれてまだ32年です。
キミはもう少しで33年になりますけど。70年近く知りません」
森川「いいですよ。この30年ぐらいで。ないの? 赤ヘルブームとかね」
檜山「広島カープ初優勝。あと、少しは真面目なこと言っておきましょうかね。
地域ネタですから。やっぱり原爆落とされたことですね」
森川「今でも怒ってますから。僕が押さえつけてないと、核反応起こすんですよ」
檜山「おい。俺はゴジラか」
森川「僕、ずっと一緒にいますから、けっこう浴びてるんですよ。
キミの、いろんなものをね。僕はいつも冷却水の役目をしてるじゃないですか」
檜山「そうか? けど、俺もお前のこと、いろいろフォローしてるぞ」
森川「これで2つですね。あと3つ」
檜山「自分としては、車買いました。ずいぶん庶民的でセコイな。
それと、真面目な話。やっぱり人類月到達ですね」
森川「はい、そして、最後に」
檜山「恐怖の大王は来なかった。これは100年どころじゃないですよ」
森川「俺はね。第5位。森川智之、セリーグ優勝」
檜山「は? 森川智之セリーグ優勝?」
森川「第4位」
檜山「おい、おい、おい。待て、待て、待て。いつだ、いつだ。
いつ、森川智之っていうチームがセリーグに入った。
セリーグって、日本プロ野球協会セントラルリーグだろ?」
森川「じゃ、もう少し詳しく言いましょう。森川智之37年ぶりセリーグ優勝」
檜山「俺の記憶が間違ってなければ、お前、32だよな。
37年ぶりって、生まれる前に優勝したのか?」
森川「はい、そうです。4位に行きましょうか。森川智之、月面着陸」
檜山「月面着陸って。後でやってくれ。じゃ、第3位」
森川「第3位。こっからがすごいですよ。何も考えてないわけじゃないですよ」
檜山「みんな、そんなことは思ってません。
今、キミが一生懸命考えてる、なんてことはね。全然思ってません」
森川「えー」
檜山「集計出ましたか?
今、キミの頭の中で、小人さんが一生懸命、集計してるんだろうけどね」
会場から「しし座流星群」という声がかかる。そのとたん、
森川「できました」
檜山「あのさあ、森川さ。お前、そこまで安くないだろうな」
森川「第3位。し…(自分で吹き出す)、しし座流星群、つかまえる」
檜山さん、呆れてツッコみもしない。
森川「第2位。しし座流星群、今年は見えず。第1位。森川智之、生まれる」
檜山「人類にとって幸か不幸か不幸か不幸か、わかんないですけどね」
-
次の商品は「2000年問題の必需品」とあるんですが、必要だと思いますか。
「重いものを楽に動かせる強力ウインチ」「わんわん吠える大型防犯番犬くん」
- 森川「2000年を迎えるにあたって、何かそろえてます?」
会場からいろいろなものが挙がる。
森川「みなさん、的からはずれてますね。まず、保険証のコピー」
檜山「コピー?」
森川「だって、保険証は、おとうさんおかあさんが」
会場「まだ扶養家族なんですか?」
檜山「『フヨウ』って、要らない、ということ? 『不要』」
森川「あとは、お菓子」
檜山「缶詰とかじゃなくて? お菓子なの?」
森川「缶詰は、高いですからね。300円までね」
檜山「おい。森川家の2000年問題に対する予算は、300円か」
森川「あと必要なものは、着替えですね。洗濯できませんしね。
ちゃんと名前を書いておいて」
檜山「キミは修学旅行にでも行くのか?」
森川「着たやつは臭いので、それを入れるビニール袋も必要ですね。あとは、しおり。
何号車に乗らなくちゃいけない、とか、詳しく書いてあります。後ろのほうには…」
檜山「はい、気を取り直して、次の葉書行きましょう」
-
巷で大流行の動物占いで、森川さんはペガサス。
- 檜山「12の動物の中で、唯一バッタもん。存在しない、羽根の生えた馬」
- ひとことで言うと、謎多き天才自由人。
檜山さんはライオン。ひとことで言うと、よいしょに弱い頑固な王様。
- 檜山「なんか、当たってるような気もするな。僕、よいしょに弱いんですよ。
今日、ここに車で来たんですけど、それを聞いたとたん、陶山と石塚が、
『檜山さん、乗ってっていいですか』。普通、逆だろう。後輩が先輩を、ね。
でも、よいしょされちゃって、乗せましたよ」
森川「こうやって、やさしさをお客さんにアピールするいやらしさ」
檜山「やかましい」
森川「これで、お客さんの70%ぐらいは、『檜山さんってやさしいんだ』」
檜山「わかった。じゃあ、お前はもう乗るな」
森川「えっ?」(「しまった」という表情(笑))
檜山「俺の車に二度と乗るな。お前にはやさしくしない。絶対に乗るな」
森川「あの車のエンブレムは、俺が彫ったんじゃねえか」
檜山「やかましいわ。人の車に傷つけんな」
悪気があって言ったわけじゃないから、また乗せてあげてね、檜山さん。
- ペガサスから見たライオンは、「嫌いじゃないが、偉そうな態度が気に入らない。
まあ、威張らせておいてやるか」。
ライオンから見たペガサスは、「こいつ、いつも自分勝手な行動しやがって。
こういうやつは放っておくのがいちばん」。
- 檜山「(葉書を書いた人に)すいません、作ってません?」
-
今年は「カリスマ」という言葉が流行りました。
おふたりにとって、カリスマと呼べる人物は誰ですか。
- 森川「まず、カリスマって、どういう意味ですか?」
会場「超人間」
森川「え? 蝶人間?」(と、両手をひらひらさせる)
檜山「虫じゃないか」
森川「人間を超えた人、っていうことですね」
檜山「人に影響を与える何かを持っている人のことを、カリスマって言うみたいですね。
歴史上の人物では、ヒトラー、ナポレオン、織田信長。
決して江戸時代の呉服商をカリスマ呉服商って言いませんけどね。
今のカリスマ店員って、そういうことでしょ」
森川「カリスマ美容師なんて、無免許でしたけどね」
檜山「別に、カリスマ免許はありませんからね」
森川「(会場に)カリスマ免許持ってる方、いらっしゃいますか」
檜山「いや、持ってねえって。ないって言ってるだろ」
森川「私はまだカリスマ2級です、とかね」
檜山「検定があるのか、カリスマに」
森川「カリスマライセンス持ってます、とか」
檜山「F1ドライバーじゃないぞ」
森川「俺らも、基本的にはカリスマですか」
檜山「多少は人に影響を与えてるのかもしれませんけどね」
森川「なるげく人に迷惑をかけない程度に、人を超えよう」
- ・ゲストコーナー
- ゲストの結城比呂を呼び出す。結城比呂の衣装は、
ダークレッドの襟の立ったブルゾンに、
ショッキングピンクのベルボトム風パンツ、厚底靴。
髪は、おかっぱ、というか、肩の上ぐらいで切りそろえてある。前のほうが長め。
結城「(座りながら)よっこいしょ」
檜山「あんた、そんなことをオンマイクで言わんでもいいでしょう。
そんな、ピンクのズボン履いて」
森川「いいなあ、ピンクのズボン」
結城「いいでしょ。さわる?」
森川さんが結城さんの膝から太ももあたりをさすると、会場のあちこちから、
「さわり方がいやらしい」の声。
檜山「気持ちいいぐらいのブーイングだね。今、このへんから、『触るなっ』」
結城「え、触るなって言ってくれたの、男の子?」
実際には残念ながら(?)女の子でした。
森川「僕はそういうふうに言われると、応援だと思いますからね」
檜山「森川智之ってのは、悪口は応援に、応援は素直に応援にとるからね」
結城「とっても健康的な人ですね」
森川「プラス思考でね」
檜山「少しはマイナスにもなれ」
-
心に残っているいちばんのクリスマスの思い出は何ですか。
- 結城「クリスマスの思い出は、檜山くんと一緒に過ごしたことかな」
森川「えー? キミたち〜」
檜山「(マジで戸惑っている様子)え?」
結城「檜山くん、聞いてる?」
檜山「いつ?」
結城「クリスマス。飲んだじゃない。いろんな人たちと」
檜山「ああ、ああ、ああ、ああ。ありましたね。4年ぐらい前に。
酔っ払った平松晶子の電話で」
結城「呼びつけちゃったんだよ、檜山くんを」
檜山「クリスマスイブに、飲んでるから、って電話がかかって来て、行ったら、
ぐでんぐでんに酔ってる平松晶子と、へべれけの白鳥由里が、『あー、本当に来た』。
ふざけんな、お前ら」
森川「んで、ふたりで一夜を」
檜山「ふたりというか、大勢ですけどね」
森川「大勢で行った、とか言いながら」
檜山「お前、聞いてんのか、人の話を。
自分の都合のいいとこだけ、ピックアップするんじゃねえよ」
森川「帰りは、『お客さん、もう2時間経ちましたよ。延長しますか』」
檜山「お前、よく知ってんな。
どっちだよ。お前が利用してんのか、お前が電話してんのか、どっちだ」
森川「両方ですけどね」
-
森川さんと檜山さんのおふたりのことをどう思いますか。第一印象は。
- 結城「森川さんと最初に会ったのは、『若草物語』」
森川「違う。もっと前に会ってる。『若草物語』が長かったけど」
と、えらく世間話に花が咲く。
結城「あのときから、イメージ変わらないんだよね」
檜山「僕は、マイトガインにゲストに来たときだと思うんですけど。
不思議なことに、本名で活動なさってたときの名刺を持ってるんですよ」
結城「渡した覚えはないんだよね」
檜山「もらった覚えもないんだ。最初に会ったのがマイトガインで、
そのときにはもう結城比呂さんだったんだよね」
結城「まだ持ち歩いてるんだよね」
檜山「だって、面白いんだもん、あの名刺。処分するのもったいなくてさ」
結城「僕、その前に、タバックの廊下ですれ違ったのは、覚えてるんですよ。
田野恵ちゃんから、檜山っていういいやつがいるんですよ、
話してると気持ちいいんですよ、って話聞いてて、すっと通り過ぎて、
田野恵ちゃんが、『あれです、あれです、あれです』」
森川「あれあれあれ。あの馬に乗ってるやつ」
檜山「乗ってねえよ。タバックの中で」
-
変わった髪形が増えて来ましたが、結城さんの変化は結城さんの好みですか、
カリスマ美容師の勧めですか、噂のプロデューサKのお達しですか。
- 結城「プロデューサK?」
檜山「あ、武人」
森川「誰、それ。あ、子安ね」
結城「この髪形は好きでやってます。Kは、役柄からはずれるからするなって」
森川「美容師の勧めは?」
結城「それはある。ほとんど任せちゃってるんですよ」
森川「任せてる、ってことは、いつどういう髪形にするか、わからないってことですね。
つるつるにして、後ろに2000とか書いてあったりしてね」
檜山「そういう人は、本当にいそうだね」
結城「ミレニアムの『み』って書いてある」
檜山「『み』見てミレニアムを連想する人もあんまりいないと思いますけどね」
-
今年の夏、某雑誌のグラビアで、キャミソール姿の結城さんを拝見しました。
とても鮮烈な印象を受けました。とても似合っていて、セクシーでした。
いつも雑誌とかで着る衣装は自分で決めているんですか。
- 結城「Weiβのときには、スタイリストさんがいたんですよ。
Weiβのときに使った衣装は、半ズボン以外は選んでもらいました」
檜山「半ズボンは、ヤツの指示?」
結城「いちばん最初から彼の指示だったんです。
設定とか説明されて、比呂くんの役って、半ズボンなのね、イベントとかあったときには、
比呂くんにも半ズボンになってもらうから、って言われて」
森川「アフレコのときも半ズボン」
結城「だから、イベントのとき、って言ってるじゃない。で、それ決まってるの、
って訊いたら、決まってるっていうから、それならしょうがないね、って」
森川「キャミソール着たのは、Weiβがきっかけ、ってこと?」
結城「そうそう。前は普通だった。Weiβでは、半ズボンも、最初、
膝まであったんだけど、人気が出るにしたがって短くしましょう、って。
2年で終わってよかったよ。Weiβ以外は自分でね」
檜山「じゃ、キャミソールも、自分のアイディアってことですね。自前ですか」
結城「自前です。買いました。今もうちにあります」
森川「僕も試してみようかな」
檜山「何を?」
森川「キャミソール。としことのぶこで」
檜山「入るか?」
森川「特注ですよ。簡単ですから。筒にして、腕のところ穴開ければいいから」
檜山「俺の頭の中にあるキャミソールと、
今お前が言っているキャミソールのようなものが、
どうしてもイコールにならないんだよ」
森川「だから、キャミソールって何ですか」
ここでひとしきり、「キャミソールとはどういう形状のものか」という話に。
森川「是非我々も、声優グランプリかなんかの表紙で、キャミソール姿を」
[ここに、正直に思い浮かべたイメージを書いたのだが、検閲により削除。(爆)]
結城「公言しちゃうの?」
森川「結城さんと、スリーショットで」
檜山「いや、すまん。俺は嫌だ。冗談じゃねえよ」
森川「『声優グランプリ』じゃなくなっちゃうね」
- ・めざせノッポさん
- なんと、結城比呂も、ノッポさんをめざすらしい。
ノッポさんに、森川・檜山以外の人が参加するのは初めて。
横浜なので、横浜にちなんだもの、という条件付きでお題を募集。
マリンタワー、氷川丸、赤い靴の女の子、ベイスターズ、などが出るが、
「それぞれの横浜のイメージ(横浜と聞くと思い浮かべるもの)」に決定。
森川さんの「横浜」は、ベイブリッジ。ベイブリッジを走る車の窓から、
気分が悪そうな顔が覗いている。車酔い?
この会場に来るのに、弟さんの運転する車でベイブリッジを通って来たらしい。
とりあえず、太陽が「なると」だったことを含めて、普通の絵だったなあ。
檜山さんの「横浜」は、ラーメン。ラーメン以外なにものでもない。
結城さんの「横浜」は、おでん。上から、三角・丸・四角が串に刺さっている。
絵を檜山さんに持たせて、ひとつづつ説明して行く。
森川「で、どこで横浜にたどりつくのかな、って」
檜山「昔、横浜でおいしいおでんを食べたとか」
結城「はっきり言いましょう。意味はありません。ただ思い浮かんだんです」
森川「ノッポさん始まって以来、考えさせられるような絵ですね」
檜山「森川以上にシュールな絵が出て来ましたね」
森川さんのシュールさとは全然違うけど、シュールかもしれないな。
- ・クイズ森山修智'99年末スペシャル・おまえらだけが知っている
- 石塚堅と陶山章央を呼び出し、ムーミン石塚の司会で、クイズ大会。
陶山章央、森川智之、結城比呂、檜山修之の4人が、アイマスクをして、
質問に対して、4人の中で誰が適しているか、名前を言ったときに手を挙げる。
アイマスクをしているから、誰がどう答えたかはわからない。
けど、会場の反応で、だいたいわかっちゃったみたいだけどね。
回答の条件として、ひとりだけ選ぶ、パスはなし、自分は選ばない。
第1問 | 顔出しをするにしてもお笑い系だ、という人 |
第2問 | 今日いちばん楽屋入りが遅かった人 |
第3問 | 声優として才能がある人 |
第4問 | いちばん態度が大きい人 |
第5問 | ライバル役で共演してみたい人 |
第6問 | ボーイズラブ系で共演するとき、攻められたい人 |
第7問 | ボーイズラブ系で共演するとき、攻めたい人 |
第8問 | 思いっきり殴ってもいいとしたら、殴りたい人 |
第9問 | 他の3人がビルの屋上から落ちそうになっている。ひとり助けるとしたら |
第10問 | 10年後、けっこういいパパになっていそうな人 |
第11問 | いちばん顔がいい人 |
それぞれの回答は、「おまえら」に参加した人「だけ」が知っている(笑)。
ご本人たちも知らないことを、ここで書くわけには。と言い訳しつつ、
実は、あまりに楽しかったので、すっぱり全部忘れてしまった、ともいう。(爆)
それにしても、ひとりだけみんなの本音を知ることができた石塚さんの、
生き生きしていたこと。「僕、もう、楽しすぎて、どうしましょう」。
- ・クイズ森山修智'99年末スペシャルPART2・おまえらなら知っている
- 会場から、4人がひとりずつパートナーを選び、順々に、本人が作品名、
パートナーがその作品での役名を言っていく。答えられなかったら脱落。
結局勝ち残ったのは、陶山さんパートナー。
- ・我こそインパクト王
- 第11弾から方法が変更になって、心の声でインパクトを与えられる人を選ぶ。
第9代インパクト王の課題は、「2000年1月1日の予言」。
2000年問題で会社に呼び出される、という、SE(システムエンジニア)の男性に。
- ・エンディング
- 森川さんが地元・横浜の思い出話をひとしきり話し、結城比呂を呼び出したところで、
会場で誰かの携帯電話の呼び出し音が。
森川「さっき、林原めぐみが言ったこと、聞いてなかったんですね」
結城「え? 林原めぐみちゃんがどうしたって?」
森川「前説やってたの」
檜山「携帯電話切ってくださいって言ったにもかかわらず、
つけていた、ってことなんですよ。
(だんだん声を荒げて)なんでこんな事細かに説明しなきゃいけないんだ、俺はっ!」
結城「ホント、いつも助かってるよ。檜山くんのおかげで」
森川「たいへん便利です」
檜山「(あきらめたように)よいしょに弱い頑固か」
結城さんは、「Platonic Force Mode」というインディーズバンドを結成。
年内にCDが出るはずだったが、JASRAC関係で手間取って、2月に延期になった。
森川「JASRACって、高速道路巡回してる人たちでしょ」
檜山「それはJAFだろう」
陶山章央と石塚堅も呼び出す。陶山さんは、来年も「サクラ大戦」らしい。
陶山「来年は、TVアニメ、映画、ゲーム、歌謡ショー、ブライダルショー…」
森川「ブライダルショーって何なんだよ」
陶山「みんな、ウエディングドレスとタキシードで」
檜山「え、お前も着るの? ウエディングドレス」
そ、それは見てみたいかも。(爆)
急に会場から、坂本英三を呼び出す。そういえば英三さん、来るって言ってたね。
2/23、英三さんのお誕生日に、「メタル一直線」というアルバムを出すとのこと。
最後に、飛び入りゲストの坂本英三も含めて、みんなで、
歌: 「待ってるよ」
を歌って、幕。
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