森川智之プライベート・コレクション

「アンジェリークメモワール2001」夜の部


「アンジェリークメモワール2001」夜の部
日時: 2001年7月7日(土) 18:00〜20:00
場所: パシフィコ横浜国立大ホール
出演: 速水奨、堀内賢雄、岩田光央、関俊彦、立木文彦、岩永哲哉、私市淳、森川智之、成田剣
特別出演: 高橋直純、宮田幸季

[お断り]
このレポートは、「森川智之」を中心に書いてあります。 特に面白かった発言等を除いては、原則として森川智之がからまない限り、 他の人のことは、あまり書いていません。
全体のことについては、ライヴビデオを観てください。


なお、全体の構成等は、昼の部と夜の部は同じです。 昼の部と同じ部分は省略しますので、昼の部のレポートを参照してください。

前説
前説担当は、昼の部と同じく、飛田展男、神奈延年、結城比呂。同じ録音。

タイトルコール
『アンジェリーク』(ジュリアス)
『メモワール2001』(全員)
「ようこそ、お嬢ちゃん。」(オスカー)
この後、口々にキャラクターで「ようこそ」の言葉をかける。
こんなあたりも、昼に比べるとかなりリラックスしている感じ。

オープニング
キャラクターの短い語りで自己紹介。内容は昼の部と同じ。
森川さんの衣装も、基本的には昼の部と同じ。 夜の部の歌のときだけ、衣装替えがあったけれど、その詳細については後述。

ライヴドラマ「アルカディアの旅人 パート1」
内容は昼の部と同じ。が、台本は同じでも、ただでは済まない役者ばかり。
森川さんの「ピンポン、正解です」は、夜の部になってさらにバージョンアップ。 「ピンポン」で人差し指を立てるのは変わらないが、 「正解です」でちょっと眼鏡に触れて、メガネ上げを披露。 森川さんはメガネキャラをやることが多いけれど、 それぞれのメガネの上げ方をちゃんと把握しているのかな? 巽のときには、ちゃんと両レンズの下側を押し上げていたけど。

挨拶
あらためて紹介と挨拶だが、森川さんは今回もトップバッター。紹介を受けて、
森川「はい、モリモリです。」
MC「今日のイベントの抱負などを。」
森川「抱負ですか? きっちりやりたいと思います。」

インフォメーションコーナー
昼の部と同じインフォメーション。高橋直純と宮田幸季も登場し、 いちだんと元気よくキャラクターを紹介する。トークもさらにリラックスし、 聞き間違いもネタにしたりして、とても楽しそう。どっちがツッコミ?(笑)

そこに、今回も、「決していじめに来たわけじゃないよ」と言いながら、 堀内・関・私市の3人がトークに加わる。このメンバーは何か意味があるのかなあ。 夜は別のメンバーかと思っていたのだけれど。
今度のチーム分け(?)は、初出場の宮田・私市チームと、大阪にも一緒に行った、 常連の高橋・堀内・関チーム。
関「私市くんを最初に知ったときにも、少年ぽい声にびっくりしたんだけど、 直ちゃんの声を聴いて、その声にもびっくりして、今日宮田くんを聴いて、 まだこんな声の男がいたのか、と。」
宮田「関さんと4年ぐらい前に一緒に仕事したことがあるんですけど。」
堀内「忘れてたよ、この人。 楽屋で、『誰、あのヘリウムを吸引したみたいな人』って言ってたから。」
関「言ってませんよ。」

堀内「僕がもし『遙か』に出るとしたら、あれをやりたいね。」
宮田「詩紋ですか?」
堀内「それはちょっと。じゃあ、あんた、オスカーやるか? 『お嬢ちゃん』って言うんだぞ。」
宮田「賢雄さんが、『イノリくーん(かわいく)』って言ったら。」
堀内「『イノリくーん』(高い声で)。」
さすが、伊達にキャリアは積んでいない。宮田くんも覚悟を決めたのか、
宮田「『お嬢ちゃーん』(詩紋の言い方そのまま)。」
堀内「じゃあさ、あんた、ルヴァできる?」
高橋「ルヴァですか? 『ゼフェル〜』(そっくり、うまい)。」
堀内「簡単にできるんだね。」
関「ルヴァは、おばさんじゃないんだから。」
堀内「高橋くんの役を関くんに教えてやって。」
高橋「『燃えろ、火炎陣!』みたいな感じですかね。」
関「『燃えろ、火炎陣!!』(さすが、往年の熱血主役)。」
堀内「私市くんがやることないよ。何にしようかな。」
宮田「藤姫。」
私市「女の子?」
宮田「あかねちゃんでもいいよ。『詩紋くん、行くよ』とかって。」
私市「『詩紋くん、行くよ』(裏声で)。」
高橋「キワモノか。」
私市「誰かフォローしてくださいよ。お願いしますよ。」
堀内「これ、フォローできないよ。」
私市「そんな。アンジェリークチームなのに。」
MC「はい、お助け隊が参りました。」
ナイスだ、おねえちゃん。

MC「重大な発表がある、ということなんですけど。」
堀内「俺たちの取り替えっこCDが出るってこと?」
私市「俺、女の子ですか? ツライなあ。」
「OVA決定」の発表後、「君恋ふる歌」を紹介し、その中から今度はこの曲を。

宮田幸季「白夜のひまわり」
両手でマイクを胸の前で持って、ゆっくりと歩きながら歌う姿は、 まるで女の子みたい。それも、ふた昔ぐらい前のアイドルの、ね。 詩紋だと思うと、すごくかわいいんだけど。

トークタイム 七夕スペシャル
舞台には、堀内賢雄と私市淳。 笹を持って上がって来たのは、上手側からは岩田光央、下手側からは立木文彦。

「歌詞を覚えられますように」堀内賢雄
岩田「賢雄さん、歌詞カード見ながら歌ってるじゃないですか。」
堀内「あれは置いてあるけど、保険なんだよ。ないと不安になるんだ。」
「みなさんが幸せでありますように」岩田光央
「ひとつめ。パソコンができるようになりたい」私市淳
「ふたつめ。歌がうまくなりたい」私市淳
堀内「同じ。」(と、握手を求める)
私市「思いますよね。(立木さんに)どうやったらうまくなるんですか?」
立木「とんでもないです。何がですか?」
堀内「うまいじゃないですか。」
立木「好きなだけですよ。」
「みっつめ。泳げるようになりたい」私市淳
「森川氏とデュオグループを組み、ドームツアー」立木文彦
会場からは、期待の歓声が上がる。
立木「夢は大きく。せっかくパシフィコ横浜でやらせてもらえたんだから、 ドームでやって、また凱旋でここに戻って来て、みんなで楽しむ、と。」
堀内「君の願いってのは、森川とふたりだけが幸せになればいいのか?」
立木「彼はいい人だよ。森川くんは。」
岩田「森川くんはいい人ですよ。」
堀内「ふたりでドーム行って、他の人はどうするんだよ。」
私市「置いてけぼりですか。」
岩田「確かに、ふたりのデュオはカッコいい。」
立木「今、狩人があまり出てないから。」
岩田「狩人。せめて、チャゲアスとかにしましょうよ。 チャゲアスでも古いぐらいですよ。ケミストリーぐらい。何で狩人なんですか。」
立木「新しい狩人をね。」

ライヴドラマ「アルカディアの旅人 パート2」
出番の最後に、右手を大きく広げたポーズをとったため、 他の人たちが演じている間、ずっとそのままのポーズの岩田さん。 「やべ。台本がめくれない」。 それを聞いた成田さん、これまた当たり前のように自然に岩田さんに歩み寄り、 左手に持った台本を代わりにめくってあげる。ちょっと見つめ合うふたり。(笑)

トークタイム サマースペシャル
関俊彦、速水奨、成田剣、森川智之、岩永哲哉が舞台に登場。
トークのテーマは、「夏の涼しい過ごし方」だが、差し入れにもらった、 というミラクルフルーツを、みんな思い思いに座り込んで食べる。 種が残り、それを皿に返すのだが、成田くんだけは種まで食べてしまっている。 その後、レモンを食べる。そうすると、甘く感じるらしい。これまた成田くんが、 皮まで全部食べようとしているのを見て、森川さんも皮を口に入れて、もぐもぐ。 すっぱいとか甘いとかじゃなくて、苦いと思うんですが。
速水「で、これが何?」
岩永「夏を涼しく過ごせる、ということで。」
速水「すっぱいほうが涼しいよ。」
岩永「大失敗。」

関「お芝居で使おうかなと思って、田舎から蚊帳を送ってもらったんですよ。 それを見てたら、いろんなことをなつかしく思い出して。」
岩永「蚊帳の入り方、ってあるらしいですね。 思いっきり上げて入ると、蚊が入るから、ちょっとだけ上げてささっ、と。」
関「へえ。今度教えて。」
岩田「いいですよ。いつでも電話してください。」
関「電話じゃわかんないよ。直接会って、見せてもらいたいな。」
速水「じゃ、ふたりで宿を取って、蚊帳を吊ってね。」
岩永「CD、1本、録っちゃうとかね。」
関「そのときには速水さんにも来ていただこう。」

速水「僕は、『暑い』という言葉を1日10回以上言わないようにする。 『あったかい』とか『汗が出る』とか。」
関「それって、すごい暑い感じがするんですけど。」
速水「それは、僕の声が暑苦しいから?」
関「そうじゃなくて。真に迫って暑い、って感じが。」
速水「あとは、体温調節のために、汗をかかないとね。 うちの猫も、おマメのところに、いっぱい汗をかくよ。」
森川「え、肉球のところですか?」
関「肉球にマメできるの?」
速水「肉球のこと、おマメって言わない?」
森川「犬とか猫とか、ここ(手のひらを指して)に汗かきますよね。 汗かくところ、ここしかないから。」

成田「夏と言えば、かき氷を食べながら、海でゆっくりするのが。」
関「海の家に、氷売ってるおじさん、いるよね。そのおじさんになりたいの?」
成田「そうですね。」
関「誰もそのオヤジが、アリオスの声やってる人だなんて思わないよね。」
成田「思わせません。」

岩永「モリモリは?」
森川「俺の、夏の過ごし方? 今年は、犬飼いまして。」
岩永「何ていう名前?」
森川「犬の名前? アクセルくん、っていうんですけど。ラブラドールなんですけど。 それがへばってるんですよ、よだれだらだらで。朝、拭いたりとかして、 たいへんなんですよ。この時期であれだから、これからどうしようかと思って。」
速水「やっぱり、夜中や早朝に散歩するとかね。」
岩永「あと、ペット用の冷え冷えシートとか。」
森川「それは買おうと思ってる。」
関「ラブラドールって、髪の毛、じゃなくて、身体の毛が。」
森川「短いんです。ゴールデンリトリバーは長いんですけど。」
関「見るからに暑そうだよね。」
森川「あれの、短いのです。よく、盲導犬とか。是非僕を介護してほしい。」
関「そのために飼ってるの?」
森川「そうそう。酔っ払って帰ったときには、台本チェックしてくれたり。」
岩永「それ、誰かの奥さんじゃない。」
速水「やめましょう、その話は。」

岩永「僕は、みなさんが食べ散らかしたレモンをここに持ってることですね。」
と、手のひらにレモンの皮を乗せたまま。
関「つらそうだね。」
岩永「昨日、料理してて、手を傷つけちゃったんで、しみるんですよ。」
成田「それは、時間が経つと甘くなるから大丈夫。」

Angelique Music Corner
堀内賢雄「愛としか呼べない」
譜面台と椅子が舞台中央に並べられ、お馴染みの曲。 アップテンポな曲も、華麗な(?)ステップが見られて好きなんだけどなあ。

私市淳「宝石の島」
短冊の願いごとに「歌がうまくなりたい」と書いたあっくんこと私市くん。 キャラクターで歌うのは、歌がうまくったって難しいのに、 最後までしっかり「ティムカで」歌っていたし、真剣な様子に好感が持てた。

立木文彦・森川智之「夢のありか」
森川さんの衣装は、この歌のときだけ、花柄のシャツではなく、 黒のレザーの長袖ジップアップブルゾン。その他は同じ。
昼の部の1回だけではもったいない、と思っていたら、夜の部も歌ってくれてうれしい。 2回目とあって、みんな最初から、息を殺して聞き入っている。 サビで盛り上がった後の、ほうっ、というため息のような歓声が、 会場中を魅了したデュエットの素晴らしさを、如実に表している。 最後のコーラスパートは、ふたりで舞台中央に並んで立ち、 見事なハーモニーを聴かせてくれる。衣装が、立木さんが上下白、 森川さんが上下黒だったので、そのコントラストも、目に心地よい。
歌い終えて、にこにこ笑いながら握手。欲を言えば、にやっと笑って、 がっしとガッツポーズのように手を握り合う、だったらサイコーだったのに、と、 贅沢にもほどがあることを思ってみたり。

岩田光央「Da Da Da DYNAMIC DIAMOND」
トリをつとめるだけあって、盛り上げ方も見事。慣れてる、って感じ。

プレゼントコーナー
抽選の方法、プレゼントの内容も、昼の部と同じ。
森川さんのときに、○列、までで席番を言う前にドラムロールが終わってしまい、 「この列の人全部」とみんなにツッコまれて、アセって否定する。 そんなわけない、とみんなわかっているのに、あんなに真剣に焦らなくても。 もう一度、とドラムロールを鳴らしてもらい、今度はものすごく早口で、 席の番号まで一気に言ってしまい、ほっとしたようににっこりした笑顔は、 あどけない少年のよう。(←おいおい。)

エンディング
昼の部と、賢雄さんと立木さんの立ち位置が、逆。森川さんのコメントは、
「エルンスト役の森川智之です。」
堀内「知ってる、っちゅうに。」
「今日は、僕、初めて立木さんと、ステージで歌を歌って、幸せでした。 さっき、立木さんが、ドーム、って言ってましたけど、歌い終わった後、 袖に行きましたら、オファーが来てて。もうマネージャーが交渉してます。 いい感じで、夢ではない、という感じです。」
間。たぶん誰かがツッコんでくれるのを待っていたんじゃないかと思うけど、 これ、ツッコみにくいと思う。案の定、隣を見ても誰もフォローしてくれず、 間が持たなくなって笑い出してしまい、ごまかすように、元気よく。
「ありがとうございました。とても楽しかったです。」

他の人の「ドーム」関係の発言は、
堀内「森川くんと立木の文ちゃんが東京ドームなら、 ワタクシは成田くんと横浜ドリームランドで。」
成田「やりましょう。何やる?」
堀内「何やる、って言われても。帰ってじっくりと検討しましょう。」
立木「今、森川くんが言ったように、8月に実現しそうなので。 場所はどこでやるのかわからないんですけど、歌詞は全編英語です。 楽しみにしていてください。」

「一緒に歩こうよ」では楽しそうに、冬馬由美のパートを、 声色を使って歌ったりしていたけれど、立木さんとのデュエットパートは、 今度はしっかり忘れてしまっていたみたい。

カーテンコールでは、なんと立木さんと腕を組んで登場。 森川さんの腕に、立木さんのほうが腕をからめる組み方。 これは、立木さんのラブコールに森川さんが答えた、ってことなのかなあ。(笑)

昼の部にもまして歓声が多く、 「いろいろあったけれど」アイドルになってしまった成田さんをはじめ、 新たな魅力を発見した人が多かったのではないだろうか。
「夢のありか」もそのひとつ。いや、頭ではわかっていたんだけど、体感できた、 というか。やはり生の迫力にかなうものはない。是非とも、ドームじゃなくていいから、 ライヴを実現してほしいものである。というのが、結局の感想かな。


TOPPAGEトップページに戻る
Copyright(C)1998-2014