森川智之プライベート・コレクション

「アンジェリークメモワール2001」昼の部


「アンジェリークメモワール2001」昼の部
日時: 2001年7月7日(土) 14:30〜16:30
場所: パシフィコ横浜国立大ホール
出演: 速水奨、堀内賢雄、岩田光央、関俊彦、立木文彦、岩永哲哉、私市淳、森川智之、成田剣
特別出演: 高橋直純、宮田幸季

[お断り]
このレポートは、「森川智之」を中心に書いてあります。 特に面白かった発言等を除いては、原則として森川智之がからまない限り、 他の人のことは、あまり書いていません。
全体のことについては、ライヴビデオを観てください。


当日は、例年の「七夕」がそうであるように、梅雨の一日、 予報では雨のはずだった。
とりあえず森川さんが晴れ男、という自信だけはまだ揺るがないので、 天気予報が何と言おうと絶対に大丈夫、という、 根拠があるのかないのかわからない確信を持っていたのだが、 やはり「晴れ男説」がしっかりと裏付けされる天気となった。 帰りに見た横浜の夜空は、おぼろ月だったし、 星まで見えたかどうかは微妙なところだが (特に横浜のあのあたりは地上の明かりが多くて、普通でも星を見るのは難しいと思う)、 晴れ男の面目役如、といったところである。
織姫と彦星も、無事逢瀬を楽しめたのならよかったのだけれど。

パシフィコ横浜は、キャパシティが4200〜5000だが、3階には客を入れていない。 ということは、参加者は4000人ぐらいかな?

前説
前説および場内放送の担当は、 リュミエール(飛田展男)、ランディ(神奈延年)、マルセル(結城比呂)。
リュミエールが「想像もつかないような恐ろしいこと」って言うと、本当に 恐ろしいんですけど(笑)。本当に恐ろしいことが起こらなくてよかった。

タイトルコール
『アンジェリーク』(ジュリアス)
『メモワール2001』(全員)
「ようこそ、お嬢ちゃん。また横浜にやって来たぜ」(オスカー)
どうもこのタイトルコールは、ナマだった模様。

オープニング
幕が上がると、ステージ後方に壇があり、スタンドマイクが並んでいる。 台本を手に持った出演者がその前に立つ。
前列下手側から、森川智之(エルンスト役)、立木文彦(ヴィクトール役)、 岩永哲哉(セイラン役)、私市淳(ティムカ役)。 後列下手側から、堀内賢雄(オスカー役)、速水奨(ジュリアス役)、関俊彦(ルヴァ役)、 岩田光央(ゼフェル役)。右前に少し離れて、成田剣(アリオス役)。 この立ち位置は、ライヴドラマのもの。
順に、自己紹介を兼ねて、キャラクターで短い語りを披露する。 ジュリアス、エルンスト、ゼフェル、ティムカ、オスカー、ルヴァ、 セイラン、ヴィクトール、アリオスの順。 それぞれ、「アンジェリークトロワ」のいろいろな場所をバックに、 キャラクターの映像が映し出される。
エルンストのバックは、アルカディア全体図。語りの内容は、
「王立研究院主任、エルンストです。あなたの瞳に輝く星々は、謎めいて美しい。 楽園の名を持つ大陸、『アルカディア』。 その中にある、『荒野』と名付けられた地も、見事に発展をとげました。 あなたの育てた地を、共に見守ることが、私の喜びです。」
といったもの。

森川さんの衣装は、黒の浅いVネックの織りで横ストライプの柄が入ったセーター、 黒の光沢のあるパンツ。深い紺地に白と赤の大輪の花柄の変わり生地の長袖シャツ、 前ボタンは2つぐらい開けて、胸元(といってもセーター)が見える。 カフスは止めてなくて、手を下ろすと手首より長く手を隠してしまうのがかわいい。 黒に赤茶のスプレーをかけたような色のまざったショートブーツ。 眼鏡は、薄いブルーの色のついたサングラスタイプ。
他の人の衣装は、ビデオで確認のこと。昼・夜で衣装替えのあった人もいた。

前回からのお約束どおり、それぞれの台本には、違う色のリボンがついている。 堀内賢雄は赤、速水奨は黄色、岩田光央はグレー、立木文彦は臙脂、 岩永哲哉は紫、私市淳はオレンジ。森川さんのリボンの色は、白と水色。

ライヴドラマ「アルカディアの旅人 パート1」
ナレーションはマルセル役の結城比呂。 今回は、9人全員でひとつのドラマを演じる。

守護聖たち4人に、教官・協力者4人が合流し、アリオスに出逢って別れるまで。 アドリブかと思った台詞までしっかり台本に書いてあったらしく、 ずいぶんくだけた台詞が多い。ゴミの分別はきちんとしたほうがいいです。(爆)
森川さんの台詞、人差し指を立てて「ピンポン、正解です」がかわいかった。 岩田さん、身体を動かしての演技も大熱演。
最後は、ゼフェルが前に出て来たところで、 「ライヴドラマパート2に、つ・づ・く(はぁと)」(by マルセル)

挨拶
MCは、女性ナレーター、「たきざわかおり」さん。
ドラマの立ち位置からそのまま全員前に出て来て、一列に並ぶ。 舞台下手側から、森川、堀内、立木、速水、岩永、関、私市、岩田、成田。 あらためて、森川さんから順に紹介してもらい、ひと言ずつ挨拶する。
森川さんの挨拶は、「今日のステージの抱負」と言われて、
「どうもこんにちは。久しぶりなのでがんばります。」
トップバッターでいきなりだったからか、ものすごーーく無難なコメント。

インフォメーションコーナー
会場限定企画のセティンバーオークション、ジュエリーコレクション、 「愛蔵版アンジェリークトロワ」「遙かなる時空の中で2」などの紹介。
「遙か2」の紹介映像に続いて、高橋直純(イノリ役)、宮田幸季(流山詩紋役)が登場、 大写しの映像を見ながら、「遙か2」のキャラクター紹介を行なう。 ふたりともさわやかに、息の合ったトークを繰り広げる。とても気持ちよい。

そこに、堀内・関・私市の3人がトークに加わる。 私市くんは、「僕はこっちのほうが近い」と遙かチームと一緒に立ち、 先輩ふたりに冷ややかな視線を浴びる。初めてなのに(だから?)、大胆だなあ。
賢雄さんが、「ゲームやったことある?」と質問すると、 ふたりとも、やったことはあるらしい。
宮田「やっぱり自分のキャラが気になりますね。」
直純「女の子の気持ちって難しい。最初は誰もひっかからなかったんですよ。」
「ひっかからなかった」って、そんな正直な。(笑)
堀内「俺はジュリアス狙いだね。」

重大発表として、「OVA決定」を告げた後、 発売したばかりのヴォーカル集「君恋ふる歌」を紹介し、その中から1曲を披露。

高橋直純「太陽の背中」
歌うほうも聴くほうも慣れて来たのか、「ノリ」のポイントをしっかり押さえ、 正統派アイドルのステージングで、舞台いっぱいを使って走り回る。

トークタイム 七夕スペシャル
アナウンスはリュミエール役の飛田展男。 「今日は年に一度、遠く離れた恋人たちの願いがかなう日です。 あなたは短冊にどんな願いごとを書きますか?」

舞台に、岩永哲哉、速水奨、関俊彦の3人が登場。 七夕ということで、遠距離恋愛についてのトーク。速水さんは経験者とか。
客席前方の扉から、上手側から森川さん、下手側から成田さんが、 短冊の下がった七夕の笹を持って登場。客席を通って、舞台に上がる。 短冊には、出演者の願いごとが書かれている。それを読み上げつつ、トーク。

「(ごめん、忘れた)、ほがらかに」速水奨
実は速水さんはもうひとつ書いてました。「蛇口から生ビール」
「織姫と恋をしたい」関俊彦
「大きな冷蔵庫が欲しい」岩永哲哉
「豊かな老後を過ごせますように」成田剣
「優勝おめでとう、横浜ベイスターズ(98年)」森川智之
未だにあの喜びが忘れられないのね、森川さん。 速水さんと一緒に観戦に行った話を持ち出し、バーボン持参の話などで、 ひとしきり盛り上がる。 「スタンドでも後にダンサー引き連れてるの?」というツッコミが、 たしか関さんだったと思うけど、ナイスだった。

ライヴドラマ「アルカディアの旅人 パート2」
ナレーションは同じくマルセル役の結城比呂。
ゼフェルが前に出て来たところからなので、後壇にあったゼフェル用のマイクは、 右前に出て来て、アリオスと並んでいる。

岩田光央と成田剣の会話で始まるが、成田さんが、真剣な顔をして台本をめくっている。 明らかにどこかわからずに探しているのが見て取れる。 自分の台詞を言ってしまい、成田さんの台詞を待つ岩田さん、「ページわかる?」 それに、取り繕う余裕もないらしく、いかにも自然に自分の台本を差し出して、 ページを教えてもらう成田さん。何事もなかったかのようにドラマを続けるが、 岩田さんのほうが笑ってしまい、台詞が言えなくなる。
どうにか調子を取り戻し、とりあえず無事にドラマを終え、台本に沿って、 一足先にアリオスは上手へ、他のメンバーはゼフェルを最後に下手にハケる。

トークタイム サマースペシャル
アナウンスはリュミエール役の飛田展男。 「これから、夏本番です。さわやかに、あるいは情熱的に楽しむ、夏の素敵な過ごし方。 こっそり教えてくださいね。」

今度のトークは、立木文彦、岩田光央、私市淳、岩永哲哉、堀内賢雄。 トークのとっかかりは、 当然のように真剣な顔で台本をめくっていたアリオスのこと。(笑)

トークのテーマは、「夏の涼しい過ごし方」。
堀内「深夜の2時にお墓に行く。」
そりゃ涼しいかも。そこから発展して、賢雄さんのトークが冴える。 それに岩田さんがツッコんで、大騒ぎ。立木さんの黒部ダム発言から、 岩田さんが「Project X」で泣いた話まで、話題は広がる広がる。 広がったまま、まとまる前に、MCにぶち切られて、トーク終了。

Angelique Music Corner
マルセルのアナウンスはシンプルに、 「Are You ready? Angelique Music Corner」

関俊彦「空曜日」
相変わらず安心して聴いていられる。
「ルヴァで」だと思うんだけれど(それにしてはちょっと早口だったけど)、 短い語りを入れてくれた。「ここにいらっしゃるみなさん、ひとりひとりが、 私にとっての織姫です。素敵な想い出になりますように。」

速水奨「白夜」
期待していた人が多かったのではないかと思うのだが、今回はダンサーなし。 私もやっぱり、ちょっと残念だったかなあ?

成田剣「TEMPEST〜夏の嵐〜」
エンディングで「帰ろうかと思いました」って言ったけれど、 帰らずに最後までちゃんと歌ってくれたのがうれしかった。
成田さんは、歌を歌うのはもちろん、イベント自体が初めて、とのこと。 いきなりでこんな大舞台はたいへんだったと思うけれど、きっとみんな、 成田さんのこと、大好きになったと思う。いろんな意味で。 トラウマにしないで、また歌ってください。

立木文彦・森川智之「夢のありか」
この歌を聴いてしまっては、申し訳ないけど、他がかすんでしまう。
前々からこのふたりが一緒に出演するなら、是非歌って欲しいと思っていた歌だけに、 暗い舞台の両側にがっしりしたシルエットがふたつ見えて、 イントロが聞こえてきたときには、息が止まりそうになった。 立木さんの衣装が黒のTシャツ、森川さんがカラフルな花柄だったので、 舞台の上も華やかに見える。
ふたりとも声量もパンチもあって、迫力充分。 最初は歓声やら手拍子やらを入れていた観客も、 1コーラス目の後半には、水を打ったようにしーんとして、聞き入ってしまう。 何より、立木さんの歌は別格。サビではアドリブでコーラスを入れ、 広い会場中に、綺麗なハーモニーが響き渡ると、思わず感嘆の歓声が漏れる。
こうやって聴き比べると、森川さんの声は立木さんに比べるとずいぶん細くて、 広がるというより抜けて行く感じだけれど、でも絶対負けてなかったと思う。 かなり緊張はしていたみたいで、周りのことはあまり目に入らず、 歌に集中しているのがわかる(森川さんは、歌うときはたいがいそうなんだけど)。 曲調もあるけれど、コーラスの変わり目などで位置を交換するために、 ゆっくりと歩くぐらいで、ほとんど動かないで歌い上げていた。
歌い終わった後、歩み寄って握手をかわすふたり。充分な手応えに、 ふたりともすごく幸せそうで、見ているほうも幸せになってしまった。

プレゼントコーナー
タイトルアナウンスは結城比呂。
全員を舞台に呼び出し、座席番号で、ゲストひとりにつきひとりずつ、 プレゼント当選者を選ぶ。
MCが呼び出す前に成田さんが舞台に出て来てしまい、後が誰もついて来ないのを見て、 あわてて引っ込む姿が果てしなくキュート。 成田さん、最後まで全部持って行ってしまいましたね、って感じ。

ジュリアス賞・オスカー賞 「アンジェスイング」6個セット
ルヴァ賞・ヴィクトール賞 由羅カイリ「アンジェリーク」コミックス7巻セット
ゼフェル賞 PS2ゲーム「ギタルマン」
セイラン賞 メモワール2001会場限定ポスター・クリアファイル、サイン入り
ティムカ賞 メモワール2001会場限定カレンダー、サイン入り
エルンスト賞・アリオス賞 アンジェリークグッズ詰め合わせ

エンディング
高橋直純、宮田幸季も呼び出して、下手から順に、 全員がひと言ずつ感想とコメント。 宮田、高橋、森川、立木、堀内、速水、岩永、関、私市、岩田、成田。
森川さんのコメントは、
「エルンスト役の森川智之です。本当に今日は楽しかったです。遠いところから、 近所から、来てくれてありがとう。またこういう時間を過ごせるといいな、 と思います。今日はありがとうございました。森川智之でした。」

最後に、「一緒に歩こうよ」を全員で歌って、エンディング。 1階の客席の上を、大きなピンクのボール(直径2メートルぐらい?)が行き来する。
森川さんは、隣の直純くんや立木さんと話したりしながら、終始楽しそう。 最初のソロパートが森川さんなので、一生懸命歌ってたけど、 途中の立木さんとのデュエットパートは忘れてしまったのか、 途中からあわてて参加していたり。

一度緞帳が下がった後、もう一度幕が上がると、カーテンコール。 出演者たちが、思い思いに、ステージの端まで行って客席に挨拶。 最後は全員でステージ中央に戻って、再度緞帳が下りる。

客出しのアナウンスも、リュミエール・マルセル・ランディ。 ランディの元気な「バイバイ」で、ひとまず客席を後にする。

全体的に、かなりコンパクトにまとまった感じのするイベント、というのが印象。 これだけの盛りだくさんな内容を、 きっちり2時間に納めきったMCの手腕はさすが?(笑)
レポートにしてみてわかったのだが、本当に綺麗にまとまって、 逆に特筆するようなできごとやトークもなく(成田さん関連を覗いて(笑))。 なんといっても「夢のありか」に尽きるが、 とても幸せになれたよいステージだった。


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