森川智之プライベート・コレクション
グループ満天の星第6回公演「ラブアニマル」
- グループ満天の星第6回公演「ラブアニマル」
- 日時: 1998年7月3日(金)〜7月5日(日) 全5ステージ
- 場所: 東京・大塚ジェルスホール
あくまでも「森川座長に関することを中心とした」レポートです。
今回の公演での森川座長の役割は、パンフレットによれば「演出」のみ。
お得意のハートウォーミングなお話か?と思いきや、
スリルとサスペンス満載の、えらく社会派な作品でした。
でも、パンフレットにも名前は出ていないかったのですが、途中、
人質となった教室の生徒たちがラジオを聴いている場面で、
アナウンサーとして森川さんが声の出演。
高めの声のなめらかなナレーションが、緊迫感を増していました(ホントか?)。
それと、もちろん、開演前と終演後のアナウンス。そういえば、
第5回公演の開演前アナウンスは、檜山さんと掛け合いだったんでしたね。
さてさて、以前の某ライヴで、「小屋にはいますから声をかけてください」と、
ご本人もおっしゃっていた、「会場でのナマの森川座長」。
残念ながら今回は、森川座長は、お仕事で遠征中とのことで、欠席続き。
本来なら、終演後の受付で、
プレゼント当選者へのプレゼンターをつとめる予定になっていたようですが、
ギリギリまでお仕事ということになり、「間に合わないかも」という噂も。
かろうじて会場に到着されたのが、最終日、
それも楽の公演もずいぶん進んでしまった頃(のはず)。
それでも、最終公演ではプレゼンターをつとめられ、
元気なお顔を見せてくださいました。
でも、座長さんは、今回の公演、結局ナマでは観られなかった、ことになるのかな?
(長髪好きの鈴としては)残念ながら、髪をちょっと切られていたように思えました。
前髪は伸ばしているようなんだけど、後ろが短くなっていたような?
濃紺の薄手の長袖ジャケットを着てらしたことしか覚えていません。すみませぬ。
久しぶりに森川さんのお顔を拝見できて、舞い上がっていたようで、
注意力がお留守になっていたようです。
いらしたのがほんのちょっとの間だったので、ものすごく簡単なレポート、
ここでおしまい。
[特別付録]
公演を観た人にしか楽しめない(かもしれない)、
カーテンコールでの、プレゼントコーナーの変遷。
公演を観ていない人のための基礎知識その1: 登場人物一覧
役者 | 役名 | 性別 | (役の) 年齢 | 備考 |
室園 丈裕 | 石森 章一 | 男 | 33 | 主役。地球環境研究所から「ラブアニマル」を持ち出した元研究員で、爆発をくい止めようと必死に努力する。生きることをあきらめない、タフでワイルドないい男。 |
平沢 綾子 | 松本 望 | 女 | 22 | 手塚エスパー教室の生徒。マドンナ(?)。石森に共感し、その強さに自分も未来への望みを取り戻す。 |
田口 聡 | 手塚 大 | 男 | 28 | 子供の頃にマスコミを騒がせた超能力少年。今はエスパー教室の経営者兼講師。 |
麻生 まどか | 水木 真由美 | 女 | 26 | 手塚エスパー教室の生徒。結婚願望が強い。空手・テコンドーが得意。 |
中野 和久 | 斎藤 純 | 男 | 28 | 手塚エスパー教室の生徒。田舎で牛や豚を飼育している、カントリーボーイ。アイドル大好き。 |
杉本 ゆう | 水島博士 | 女 | 不明 | 地球環境研究所の所長。いくつもの博士号を持つ、天才あるいは馬鹿(石森談)。 |
武田 亜希 | 山田 | 女 | 不明 | 水島博士の側近、シークレットサービス。黒いスーツが素敵な、男装の麗人。 |
二出川 由記 | 里中 | 女 | 不明 | 同上。劇中では動きの演技ばかりで、台詞がない。 |
- 公演を観ていない人のための基礎知識その2:
- 「炊飯器」とか「おかま」とか言っているのは、劇中で、
細菌「ラブアニマル」が入っていて、タイマー付き爆弾を備えている容器が、
1合炊きの炊飯ジャーそっくりなため。
- ・1回目(7/3夜)
- 出演者が次々に挨拶した後、最後に炊飯器を持った室園さん(と望ちゃん)登場。
型どおりの挨拶の後、「さっそくプレゼントの発表に」。
何ごともなくすんなりと「おかま」の蓋を開け、望ちゃんが番号を読む。
「T(ティー)」を「Pと聞こえたから」と言って「テー」と言い直す室園さんや、
ぴあチケットの長い番号に悩まされ、「これ、全部でひとつの番号?
ここで切れるの?」などとまわりに聞き回って、
亜希ちゃんに「俺に訊くな」と言われる望ちゃんが、この後の原型を作ったのみ。
個人的に印象的だったのは、「おかま」から番号を書いたカードを取り出すときに、
室園さんの手が震えていたこと。
やっぱりフリートークは緊張するのかなあ。
後で(5回目でだったかな?)「苦手」とか言ってたし。
2回目以降は、この「取り出す」ときに芝居の要素が入ったからか、
震えてなかったんです。役者って、すごいですね。
- ・2回目(7/4昼)
- 1回目同様、何ごともなくすんなりと「おかま」の蓋を開け…
と思いきや、蓋を開けたとたんにいきなり爆発音と強い照明。
舞台の上の出演者もあわてまくって、
室園さんなど「聞いてないよー」と愚痴る始末。
亜希ちゃんも「びっくりした」と驚くばかりで、博士を守ることを忘れている。(笑)
番号を読む望ちゃんの、必死の発音(「テー」、とかね(笑))が印象的。
- ・3回目(7/4夜)
- 室園さんが「おかま」に手をかけたとたん、劇中でもあった、
赤い照明とキコン、キコン、という警報音。
他の出演者は舞台の端に身を引き、
室園さんが舞台中央に「おかま」を置いて爆発に備える(劇中であったシーン)。
手塚大先生が、
「石森くん、僕は念じているよ」(これも劇中の台詞)と呼びかけるのに、
「じゃあやってくれ」と答える室園さん。
すっかり舞台の再現だわ〜。
室園さんが「おかま」の蓋を開けると同時に、劇中と同じ爆発音と照明。
会場に「2回も付き合わせてしまってすみません」と室園さんが謝った後
(照明が客席を直撃するため、観客の目が眩む)、番号の発表。
- ・4回目(7/5昼)
- 室園さんが「それでは」と「おかま」に手をかけようとしたとき、
博士のシークレットサービス、里中役の二出川さんがいきなり銃を取り出し、
望ちゃんを人質に取って、室園さんに銃を向ける。
NIDE里中曰く、「俺は台詞がなかったんだ」。(場内大爆笑)
室園さんが「おかま」を差し出し、「読むか?」と聞くと、急に声が小さくなり、
「いや、読むのは…」。
同僚のシークレットサービスの亜希ちゃんに「知らなかった」、
水島博士に「もうあなたなんか愛さないわ」と言われ、
「えー、そんなー、はかせー」と言いながら戻る二出川さん。
番号を書いたカードを渡された望ちゃん、二出川さんに「読む?」と聞くが、
やっぱり、「いや、読むのはちょっと」。
このあたりから、ぴあチケットの番号発表の時に、
亜希ちゃんが「嫌がらせの時間です」と紹介するようになる。
- ・5回目(7/5夜)
- さて発表、というときになったら、急に場内に響きわたる銃声。
舞台の上ではどう反応したらいいかわからずおろおろする出演者(笑)。
後での話によれば、スタッフには「何も考えてない」と言われていたらしい。
袖から腕が2本と銃が出て来て、シークレットサービスと銃撃戦になる。
ちゃんと博士を守りつつ、応戦する黒服のふたり、カッコいい〜。(笑)
「スタッフもぐるだったとは」と呆れながら、お約束のように、
爆発音と照明に迎えられて、室園さんが「おかま」の蓋を開ける。
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