森川智之プライベート・コレクション

「いばらの王-King of thorn-」初日舞台挨拶


「いばらの王-King of thorn-」初日舞台挨拶
日時・場所: 2010年5月1日(土)  14:45〜15:00(12:50上映回終映後) シネマサンシャイン池袋
16:30〜16:50(13:45上映回上映前) 角川シネマ新宿
登壇者: 花澤香奈、森川智之、片山一良監督

池袋は、上手の前扉から最前列の前を通って、 新宿は、上手中央の扉から客席内の通路を通って、ステージに上がる。 どちらも1メートルくらいのステージ上だったので、足元までよく見えた。
立ち位置はどちらも、下手側から、司会、森川、花澤、監督。 司会者のすぐ隣りだったからか、他の人より細かいやりとりがあったように思う。 特に花澤さんと監督が暴走し始めると、司会側になって事態を収拾しようとしたり。
舞台挨拶の進行はほぼ同じ、途中の質問は一部違った。 プレスが入り、フォトセッションがあったのは新宿のみ。 どちらも挨拶は15分程度、新宿はフォトセッションぶんの時間がプラス。

衣装
衣装は、森川さん(と、たぶん監督も)は、2回とも同じ。 花澤さんは、池袋は淡いイエローのショートパンツ、新宿はオレンジのミニワンピ。
森川さんの衣装は、短めの丈の黒のジャケット、 テーラードの襟の縁にベージュでパイピングあり。 インナーは黒にグレーで羽根のプリントのTシャツ、 襟ぐりが大きいからタンクトップかも。ストレートのブルージーンズ、黒の革靴。 クロスのシルバーチェーン、チェーンがもう1本、先はインナーの中に。 右手首にシルバーのバングル、左手首に腕時計、黒縁眼鏡。

はじめにひと言
「戦って戦って、戦い尽くしました。もう何も心残りはありません。 今日は天候に恵まれて、初日を迎えることができ、 たくさんのみなさんと会うこともできました。 是非みなさん楽しんで帰ってください。」

初日を迎えた感想、完成した映画を観た感想
「収録が昨年の8月で、スタジオに行ったら、絵もバッチリ入っていて、 片山監督の心意気が感じられました。駄目出しがキツくてたいへんでした。」
片山「え、ほとんどスルーでオッケーだったでしょ?」
森川「いやいや。ここはこう、もっともっと、って言われました。」
片山「それはありました。」
「たいへんだったんですよ、命を削るような収録で。喉が保つかな、 ぐらいのハードな収録だったので、是非そのへんのところを観ていただければ。」

[キャストに]役との共通点、相違点(池袋)
花澤「弟がいます。兄弟愛は似てますね。絶対助けます。」
片山「弟にしてくれ、って言うわけじゃないからね。」
花澤「弟にしてくれ?」
森川「監督が弟? えー? 誰も信じませんよ。」
片山「半ズボンはかないと。」
森川「次の新宿は半ズボンですか?」
片山「えー。途中で買ってく。」

森川「まったく共通点はありません。あんなに強くはないです。」
司会「頼り甲斐とか。」
森川「頼り甲斐ですか。……困っちゃいますね。 そういえば、怪物に頭を噛まれて振り回されてましたけど、普通死にますからね。」
片山「そこはツッコまないところです。」
森川「あの丈夫な首が欲しいです。」
司会「違いは、丈夫さじゃないですよね?」
森川「丈夫さですね。体力が明らかに違います。」
司会「肉体美は?」(←なんて素敵な質問(笑)。ちなみに司会者は女性)
森川「え? どんな質問ですか、それ。 マルコはすごいですけど、僕は見せられるボデーではないです。」
司会「いやいやいや。」
片山「じゃあ、新宿は上半身裸で。」
花澤「私、嫌ですよ、上半身裸と半ズボンの間なんて。」
森川「このズボン(花澤さんのミニキュロット)借りればいいんじゃない?」
花澤「これ、サロペットなんですけど、大丈夫ですか?」
片山「サロペット履くの?」
森川「(司会に)もう止めといたほうがいいよ。」

[監督に]どのキャラクターに近いか(池袋)
「弟だとティムだけど、ヴェガですかね。ロマンチストな策略家。」

[監督に]花澤・森川を選んだ理由(新宿)
「森川さんは、いろんなことを成し遂げ、非常に安定感があって、頼り甲斐がある、 そういうところに惚れて、選びました。」
森川「(プレスに)記事にしてくださいね。(監督に)本当にありがとうございます。」
片山「オビワン・ケノービとか大好きでした。」
森川「え?(驚)」

アフレコのときのエピソード(新宿)
「女性陣で先に収録してたんですけど、僕が後から行ったら、 みんな戦ってる顔だったよ。 熱気がすごくて、ディレクションルームからも湯気が上がるくらい。 収録前に監督から説明を受けて、ディスカッションしました。 声を発する前に、これだけ話し合いをしたことはないくらいです。」

片山「マルコとカスミの最後のエピソード録った後、自分で順番間違えて、 最後だと思ってオッケー、って言ったら、まだ残ってます、って言われました。」
森川「あのシーンはこだわりましたよね。」

ファンのみなさんにひと言
池袋では、 「自腹の王」についてどんどん脱線する花澤さんと監督にツッコむ余裕(?)もあったが、 新宿でここに到達する頃には、完全に放置状態(笑)。 花澤さんも「マルコがカッコいいから守られたい」と言いながらも、 またまた「自腹の王」に脱線、監督も乗っかるので、森川さんはいなすだけ。 森川さんの番に回ってきたときには、「質問何でしたっけ?」と司会に訊くくらい、 話はハズれまくっている。
ちなみに「自腹の王」とは、 試写会(無料招待、このときは監督と花澤さんのみ)の観客に対して、 「次は自分でお金を払って観てください」という意味で、監督が言い始めたことらしい。 今回の初日舞台挨拶は有料だったので、「今回はみんな自腹の王だね」と。 さらには、自腹でパンフレットを買ってください、に話が発展していた。
「テーマはすごく重かったり、登場人物のひとりひとりが濃いキャラクターで、 見応えたっぷりの作品だと思います。 1回だけでは、まだまだいろんな発見ができていないと思うので、2回目観ると、 違ったところが気になったりすると思うんで、是非観てください。 お友だちや知り合いにも宣伝して、大ヒットさせてください。 よろしくお願いします。今日はありがとうございました。」

片山「1回だけではわからない、という言い方はしません。 1回でわかるように作ってあるんですけど、 見逃しちゃうと気が付かない仕掛けがあるので、 気になるようなら2回3回と、自腹で観てください。」

いばらのオー
池袋では、花澤さんが言いだし、しかも「いばらっぽくする」と。
森川「どういうの?」
花澤「(身体や手をくねくねさせながら)いばらの、オー。」
森川「え? 今、自分でやっててわかんないと思うけど、すごい感じでしたよ。」
花澤「普通に、(まっすぐ手を挙げて)オー、でいいんじゃないですかね。」
森川「自分で振っといて、いいんじゃないの、って。」
新宿では、司会がさっさと仕切って、 客席ともども「いばらのオー」で舞台挨拶終了。

この後、新宿ではフォトセッションあり。写真撮影と、ムービーも。 ムービーに向かっては、動きがないと、というわけで、ニコニコしながら手を振る。
プレスが入っていたのは新宿だけだったのかも。池袋では見かけなかった。 そういえば、両方の回とも花澤さんと監督はフリーダムだったが、 池袋のほうが暴走していたような気がする。 加減がわからなかったからだと思ったんだけど、 実は、開放感からだったのかもしれない。(笑)

最後は登場した扉から退場。


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