森川智之プライベート・コレクション

「JOLLY ROGER LIVE 2003 in CLUB CITTA'」


「JOLLY ROGER LIVE 2003 in CLUB CITTA'」
日時:2003年1月25日(土) 昼の部:14:20〜16:20/夜の部:18:40〜20:50
場所:川崎CLUB CITTA'
ゲスト:石川英郎

SET LIST

昼の部夜の部
1.TAKIN'
2.天翔SPIRIT
MC(挨拶)
3.Endless Dream
4.GARDEN OF EDEN
MC(昼はここでメンバー紹介)
5.GIVE IT TO ME STRAIGHT
6.CUTTIN' OUT
MC(アルバム「JOLLY ROGER」について)
7.JOLLY ROGER
MC(アクセルについて)MC(メンバー紹介)
8.In the SKY(アコースティック)Instrumental〜MARIA
9.Instrumental〜MARIAI LOVE YOU
-MC(「LONG」のこと)
10.I LOVE YOULONG
MC〜石川英郎登場
11.三日月の夜〜石川英郎退場
12.C.C.
13.Naughty Boy
14.BREAK AWAY(メンバー紹介)
MC
15.JOLLY'S PARTY TONIGHT
アンコール
-MC
16.The end of...(アカペラ)
MC(「LONG」のこと)-
17.LONGDREAM OF CRADLE(アカペラ)
18.Rock to the TopIn the SKY(アコースティック)
-MC
19.-Rock to the Top

BAND MEMBERS

Guitar佐藤誠
池本"MAGU"貴之
BassJIMMY前田
Drums広瀬充寿
Chorus広瀬充寿/佐藤誠/池本"MAGU"貴之

COSTUME
昼の部:
黒のタンクトップ、黒のパンツ、黒い靴。黒のエナメルジャケットに、 クロスチョーカー2つ(ちょっと長さと大きさが違う)。
「MARIA」の前のInstrumentalのときに一度引っ込み、衣装替え。 インナーはそのままで、上着だけ、紺地に赤とベージュの大柄な花模様のシャツ (「JOLLY ROGER」のジャケット写真で着ているもの)に着替える。 アンコールのときもそのまま。
夜の部:
黒のパンツ、黒い靴、黒のレザーブルゾン。 インナーが白のTシャツ、胸に模様あり。クロスチョーカーは昼の部と同じ。
同じく「MARIA」の前のInstrumentalのときに、 昼の部と同じシャツに衣装替え。
アンコールのときには、花柄のシャツはそのままだが、 インナーが色違いの黒のTシャツに替わっていた。

MC

MCの中から、印象に残ったものをいくつか。

「JOLLY ROGER」のレコーディングはすごかったよ。(広瀬さんに)すごかったよね。 (広瀬さんが「会わなかったね」と言ったのに応えて)そう、全然会わなかったね。 一緒にアルバム作ってるのに。あっちのスタジオでオケ作ってて、 こっちのスタジオでレコーディングしてる、みたいな。

「I LOVE YOU」が、アクセルくんのことを歌った歌なんだよ。 「ゆりかご」だと誤解している人、多いみたいだけどね。
後半を聴けばわかるけど、「耳を傾ける」とか「ドアを見つめる」とかあるでしょ。 飼い主の足音を今か今かとじっと待ってる様子なんだ。 でも実際のアクセルくんは、そんなもんじゃないけどね。もう玄関ガシガシだし。

アクセル? 連れて来てないよ。(「今度のおまえらに連れて来て」と、 客席からかかった声に対して)ペットOKのホールがあればね。
今日連れて来て、ここ(最前列の仕切りよりステージ側)に放しておこうか、 とか言ってたんだけどね。でも、たいへんなことになっちゃうから。 彼はきっと、みんななんかよりずっと高くジャンプするよ。

「LONG」は、MAGUが作った曲なんだけど、 (MAGUさんに)あんな歌詞が付くなんて思ってなかったでしょ? 僕はとても気に入ってる曲なんだけど、 アルバムを作るときには候補の中からどれを収録するか、 っていうのを選ばなきゃいけなくて、けっこうギリギリのところにいたんだ。 全体のバランスとかあるからね。 結果的には、すごくいい位置にすっぽりはまった、って感じ。
昔から応援してくれてた人も、最近ファンになってくれた人もいるだろうけど、 みんな今ここにいるんだから、これから先もそれは変わらないよね、 僕もみんなも皺が増えていくかもしれないけど。俺たちもじっちゃんになるけど、 お前たちもばっちゃんになる、そんなときまでよろしく、っていう歌なんだ。 だからみんなと一緒に歌えたらいいな、と思って。

「UNDERGROUND-MAN」っていうのは、歌詞カードに書かれているのと、 OKテイクの歌詞が、少し違っています。 途中で「間違えちゃったよ」って言ってるんだけど、あれは僕の素の声です。 それをスタッフが、「いいじゃない、これ」ってOKにしちゃったんだよ。
2時間ぐらいで作った曲なんだけどね。…真に受けちゃ駄目だよ。 (後ろから「でも本当じゃん」というツッコミあり)

「JOLLY ROGER」では、曲の間に、僕、いろんなこと言ってます。 たぶんみんな、まだ気が付いてないだろうと思うけど、 「お湯わかして」っていうのも言ってる。音量大きくして聴くとわかるかな。

このライヴの申し込みのとき、みんなにアンケート取ったんだけど、 「In the SKY」がダントツで1位でした。この曲は、「HEAVEN'S DOOR」より前、 バンドでやってた頃から歌ってた曲なんだけど。いい曲だよね。 歌うたびにそう思う。うん、いい曲だ。

誕生日のプレゼント、どうもありがとう。アクセルにもね。 アクセルにもらった手紙とか、アクセルには読んで聞かせてるんだよ。 こんなこと書いてあるよ、って。 でも、アクセルは全然聞いてないね。そこらじゅう走りまわってます。

石川「初めて会ったのは、高山みなみさんの大阪でのステージの上だったね。 高山さんがTWO-MIXの前のバンドで、原宿のルイードとかでライヴやってたとき、 俺と三木眞一郎が、何故かバックで踊ってたんだよ。まだふたりとも、 全然ペーペーだった頃だけど。それで大阪に行ったとき、いきなり来て、 『森川です』って、『森川ってあの森川さん?』みたいな。真っ黒な格好して。 で、何故か、俺と三木の間で踊ってたよね。振りを合わせて。あれがおもろかった。 あのとき、どうして大阪にいたの?」
森川「全然覚えてない。でもあのとき、ちょっと遊びにおいで、 って言われたから行ったら、いきなりこっちこっち、って。で、これに着替えて、 って衣装渡されて。真っ黒な衣装。俺も何でですか、とか言いながら、 しっかり着替えてるんだよ。で、ステップ、とか言われて教えられて、踊ったね。」
石川「あれが初対面だったね。」
森川「あのとき、すごかったんだよ。ライヴ終わったのが8時半か40分頃で、 みんながお疲れー、とか言ってるとき、俺はその日のうちに帰らないといけなくて、 9時15分ののぞみの最終。そのまま、衣装のまま、汗だくのまま、お疲れさまでした、 って言って、梅田を走って、どうにか乗って。乗ってから、これで帰れる、となって、 新幹線のトイレで汗だくの衣装を着替えて、席に戻って、後は爆睡。 乗ったときは隣が空いてたんだけど、その席との間のほうに顔を向けて眠ってて、 顔に息が当たるんで気が付いたら、向こうもこっちに顔を向けて眠ってて。 目を開けたら、目の前に、俺より大きい顔があったんだよ。 それが、ばんばひろふみさんだったんだ。」
石川「その話、すごいよなあ。」


IMPRESSIONS

昼の部、最初は全然声が出ていなくて、 聴いているほうもどうしようかと思ってしまった。 森川さんもものすごく緊張していたようで、尋常でないほどの汗のかきよう。 その緊張のためもあったのだろうが、これで最後まで歌えるのか、ライヴになるのか、 と、心配してしまった。
「JOLLY ROGER」からの曲をやる頃からどうにか声が出始め、 石川英郎とのデュエットのあたりから、安心して聴いていられるようになった。 出始めるとどんどん出るようになる森川さんのハイトーン。 これで夜の部は、きっと最初から全開になるだろうな、と、安心した。 特に、「Endless Dream」と「GARDEN OF EDEN」が残念だったので、 夜の部で堪能できてよかった。

昼の部は、観客のほうも緊張していたんだと思う。森川さんの緊張がうつったのかも。 お互いに手探り状態で、前半は特に、あまり弾けた感じはなかった。
ところが、夜の部は全然違う。 ほとんどが同じ観客だ、というのが信じられないくらい、最初からものすごくノリノリ。 森川さんもロッカーモード全開で、やっと「ライヴ」らしくなった(笑)。

同じ「JOLLY ROGER」の曲でも、スタジオレコーディングの印象と、かなり違う。 アルバムより、かなりタイトな感じになっていた。 以前の曲と「JOLLY ROGER」からの曲と、 ちょうど半々で構成された流れのせいもあるのかもしれないが、 生でバンドと「一緒に」演奏している、「ライヴ」ならでは、なのかもしれない。 ライヴでの音を頭に置いてもう一度アルバムを聴くと、感想が変わりそう。 アルバムだけでは不安感が拭えなかったのだが、少し安心できたかな。

歌詞はけっこうボロボロ。 でも、先に進めなくなっちゃうわけではないし、ライヴは「ノリ」だから。 20曲もよく覚えたほうではないかと思う。カンペはかなり見てたけど。
でも森川さん、私たちは「じっちゃん」にはなれません(笑)。 (←昼の部で森川さんが歌詞を間違えた)

ノリで持っていけないスローテンポな曲のアカペラは、 もう少し考えてくれるとうれしいかな、などと思ってしまった。 フレーズごとに少しずつベースキーが動いていくのも、 もうちょっと少しずつだったら、もうちょっと気にならないのかなあ、などと。
雰囲気が大切なのはわかるから、雰囲気に浸らせてほしい。是非。

夜の部、アンコールの最後「Rock to the Top」で、 天井から数百の濃淡ブルーの風船が、観客の頭に降り注いだ。
天井のセットに風船が釣られていることは、昼の部から気が付いていて、 いつ落ちて来るんだろう、と気になっていたが、さすがに壮観だった。 幻想的なのはいいが、視界を遮られるのと、 気になって舞台への意識が逸れるのには、ちょっと辟易。
あちこちで踏みつぶされていたようだが、 あれを踏みつぶすのは、技術もしくはピンヒール(笑)が必要なんだよね。


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