森川智之プライベート・コレクション
まめ知識
(2011/4/3現在)
思い付くまま、役に立ちそうな知識を並べてみたもの。本当に役に立つのやら。
掲載するテーマの提案等あったら、是非是非ご意見をお寄せください。
■廃盤・生産終了・在庫切れの違い
- 廃盤
- プレスする版自体を破棄してしまうことからこう言われます。
権利関係の問題等(アーティストとレコード会社の契約が切れたなど)で、
販売すること自体に支障がある場合などは、このような措置がとられます。
廃盤になると、店頭在庫も回収され、通常の手段では手に入れられなくなります。
- 生産終了
- 廃盤と同じように、再プレスの可能性はなくなりますが、
店頭在庫の回収は行なわれません。
このため、売れ残っていそうな店をうまく見つければ、店頭で買うことができます。
メーカーに在庫が残っていれば取り寄せも可能かもしれませんが、
在庫があるうちから生産終了と言うことはないと思うので、難しいでしょう。
制作した会社やレーベルがなくなってしまったときも、
生産終了と同じ扱いになる場合が多いようです。
- 在庫切れ
- 単にメーカー在庫がなくなった状態です(もちろん、
店頭在庫は残っている店もあるでしょう)。但し、そうなってしまうと、
再プレスしない限りは、メーカー在庫が補充されることはありません。
再プレスされないまま、生産終了となってしまうケースも、少なくありません。
根強い人気で注文が続くなどすれば、再プレスされる可能性が残っているところが、
生産終了との違いです。
■ドラマCDの流通ルート
ドラマCDの流通ルートには、大きく分けて3種類あります。
- (1)通常のCDショップでの流通
- 音楽CDと同様、普通のCDショップで注文すれば、予約・取り寄せなどが可能です。
ジェネオン・エンタテインメントやキングレコードなどが販売元になっているものは、
このルートで流通します。
- (2)書店での流通
- 普通の書店で購入できます。主に、大手の出版社等が、自社で制作した場合には、
書籍と同じルートに乗せて販売します。講談社・新潮社などのCDブック系は、
このルートになります。多くの場合、ISBNが振られます。
出版社によっては、小さな書店にはルートがない場合もありますので、
書店で出版社とタイトル、わかればISBNを言って、調べてもらうといいでしょう。
大きめの出版社でも、CDは書籍扱いではない場合もあります。
その場合は(3)のケースになりますので、書店に確認してみてください。
- (3)契約店での流通
- インディーズなどで、特定の店にのみ、流通ルートを持っている会社もあります。
インターコミュニケーションズやサイバーフェイズもここに入ります。
コミック系が充実した大きめの書店は、契約している可能性が高いようです。
普通のCDショップ系列は、あまり契約していません。
いわゆるアニメショップといわれる店(いちばん有名なのはアニメイト)は、
こういう会社とも契約している場合が多いうえ、CD流通も書籍流通も扱っているので、
ほとんどすべてのドラマCDを扱っていることになります。
同人誌も扱っているところでは、同人発行のCDも扱っていることもあります。
ネットショップでも、このような特徴を持った店もあります。
但し、一部の製作元では、自社販売ルートのみに限定しているところもあります。
代表的なのが、JUNEのドラマCDです。JUNEのCDは、JUNEの通販でしか購入できません。
また、作品によっては、独占販売契約をしているものもありますので、その場合は、
その店でしか買えません。
■古めのCDを探すとき
とりあえず、CDショップでの流通のCDを前提とします。
まず、発売元と、CD番号もしくは正確なタイトルを調べることから始まります。
それがわからないと、調べてもわからない場合があります。
漠然とした情報から具体的な情報にするためには、
ネット上を検索するなどの地道な方法しかないかもしれませんが。
次には、その商品の状態がどうなっているかを調べます。
廃盤なのか? 生産終了なのか? メーカー在庫切れなのか? まだ在庫があるのか?
ちょっと大きめのCDショップに行けば、オンライン等で調べてもらえますし、
わからなくてもとりあえず注文を出してみる、
という方法もあります(駄目だったら理由と一緒に戻ってきます)。
そういうお店が近くになかったら、発売元に問い合わせてみるのも一案です。
正しい部署に訊けば、電話での問い合わせにも答えてもらえます。
確かに古い作品は生産終了になっている可能性が高いのですが、
古いから駄目、新しいからOK、と一概には言えません。特にアニメ系は。
なので、すぐにあきらめずに正確な状態を調べてみてください。
- メーカー在庫があれば、取り寄せできますから、何も問題ありません。
注文すれば、手に入ります。
- 生産終了やメーカー在庫切れの場合には、
もしかしたらどこかに店頭在庫があるかもしれません。
近くにアニメ系に強いショップがあれば、そこを探してみるとか、
心当たりのアニメイトに電話で問い合わせるなどで、
うまく見つかる場合もあります。
大手のチェーン店などは、ショップ在庫を持っている場合もあるので、
そこから取り寄せたり、他店から回してもらえることもあります。
オンラインで在庫の検索できるショップなら、相談してみるといいでしょう。
- メーカー在庫切れの場合、うまく再版のタイミングと合えば、
新しく取り寄せできるようになりますが、
ドラマCDである程度時間が経ってしまうと、再版は難しいかもしれません。
- 廃盤のとき、もしくは、上に書いた方法が全部駄目なら、
新品で手に入れることはほとんど絶望的です。
中古でもよければ、中古屋を探すか、ネットオークションでしょうか。
稀に、新品未開封のものを見つけることもあります。
アニメ系に強い中古屋は、東京でいえば、秋葉原や池袋、渋谷などにいくつかあります。
ネットショップとかもありますね。
Amazonのユーズドも、意外と掘り出し物があったりします。
書店流通の場合には、発売元が出版社に、CD番号がISBNに、
CDショップが書店になるだけで、同じ方法で探せます。
その他の流通も、同じような手順になります。
CDに限らず、何か物を探すときには、似たような方法が応用できると思いますので、
臨機応変に考えてみてくださいね。
(逆に、他のものを探す方法が、CDにも応用できます。)
■洋画の吹き替え、ビデオ/DVD版とTV放映版
- ビデオ/DVD
- 基本的に、DVDとビデオは、同じ吹き替えが収録されます。
制作会社が変わったり、役者との契約が特殊だったりした場合には、
一部別だったり、新しく録り直したりする場合もありますが、基本的には同じです。
ただ最近は、DVDの高音質化に伴い、ビデオ版の音源では充分な音質がない場合には、
新たに録り直すことも珍しくなくなってきました。
古くにビデオが発売された作品の「5.1チャンネル化」などには、要注意です。
ビデオ化されたときには日本語版が作られず、
新たにDVD化されて日本語版を収録するときには、
以前にテレビ放映された版が収録される場合があります。
古い作品などは、テレビ用の吹き替えも古く、
お馴染みの役者がやっていることが多いので、歴史的な価値を考慮してのことです。
ただ、テレビ放映はカットされていることが多いので、
ノーカットで収録されるDVDでは、吹き替えのない部分が生じます。
それをどうするかは、制作会社によって違います。
できる限りオリジナルのキャストに合わせて部分的に新録する場合と、
その部分だけ字幕にする場合とかあります。
- テレビ放映
- 地上波でのテレビ放映の洋画は、基本的に、ビデオ版とは違います。
ほとんどの場合、放送する「局」が吹き替えをしている、と思っていれば、
傾向はつかめます。
多くの場合、同じ作品でも、局によって吹き替えキャストが変わります。
別の局のものを吹き替えごと買って来て放送する場合もありますし、
注目の作品などは、時勢に合わせて吹き替えのし直しをしたりする場合もありますので、
すべてが局と関連しているわけではありませんが。
時には地上波でも、ビデオ版をそのまま放送する場合もあります。
それはその放送枠の傾向や、作品自体の権利関係、
放送する局の力の入れ方などに影響される場合が多いようです。
その他の局(WOWOWやCSなど)での放送は、各局の方針によりますが、
ほぼビデオ版の放映となります。
テレビ放映用の吹き替えは、上のビデオ版で述べたケースに当たる場合を除いては、
ビデオ化されません。保存しておきたいなら、放送時に録画しておかないと、
再放送を待つしか方法はないでしょう。
■森川智之の宣材写真
事務所の宣材写真(役者の資料として求められたときに提出するもの)は、
今まで知っている限りで、7種類あります。
- 1987年頃?
- 白黒。かわいらしく笑った幼い感じ。
もしかして、ぬいぐるみ持たされたのって、このあたりのことかな。
- 見られる場所:
「天翔凰〜輪廻転生篇〜 人気声優ヴォーカル・コレクション」のブックレット
(NECアベニュー・NACL-1117・1994/1/21リリース)
- 1991年頃?
- 白黒。上目遣いににらみ付けた、ワルっぽい感じ。
- 見られる場所:
「クォヴァディス・ドラマ/サウンドトラック」のブックレット
(BMGビクター・VOCR-5010・1996/6/21リリース)
- 1995年頃?
- 白黒。男っぽくさわやかに笑った青年風。
縦に模様の入ったカーディガン風のものを着ている。
- 見られる場所:
今どこにあるか思い付かない。似た写真が勝田声優学院の宣伝に使われている。
- 1999年
- カラー。黒のVネックセーターでオレンジ頭。真面目な表情。
- 見られる場所:
「アンジェリークメモワール2000」のパンフレット
- 2003年
- カラー。金髪赤シャツ。
ちょうど「JOLLY ROGER」の頃で、ちょっとロッカーな感じ。
- 見られる場所:
ゆりかもめの、ユニバーサルデザインのページ、音声案内の担当声優紹介
- 2008年
- カラー。黒髪白シャツ。真面目な表情。
頬がふっくらしていて子供っぽく見える。
- 見られる場所:
Yahoo! JAPANで、「森川智之」で検索するとアップで見られる。
- 2011年
- カラー。黒髪、黒縁眼鏡、黒シャツに黒ベスト。
ラフに作った髪で、真面目な表情。事務所を興して新しくした。
- 見られる場所:
自分が代表取締役社長の事務所、アクセルワンのタレントページ
-
こうやってみると、森川さんは、
けっこうこまめに宣材写真を撮り直すほうではないかと思います。ほぼ4年ごと。
ずっと同じ写真を使っている人もいるのに。
宣材写真を撮り直す間隔は、どう決められているのかわかりません。
事務所がガイドラインを作っているところもあるのか、個人に任されているのか、
不明です。
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