森川智之プライベート・コレクション

「ネオロマンス・フェスタ5」横浜


「ネオロマンス・フェスタ5」横浜
日時: 2003年7月5日(土) 昼の部:13:35〜15:40/夜の部:17:35〜19:45
2003年7月6日(日) 昼の部:13:35〜15:40/夜の部:17:30〜19:45
場所:パシフィコ横浜国立大ホール
出演: 堀内賢雄、飛田展男、関俊彦、立木文彦、私市淳、森川智之、高橋直純、宮田幸季、中原茂
5日のみ: 置鮎龍太郎
6日のみ: 田中秀幸

概要
構成は大阪と同じ。でもどんどん、アドリブも歌のパフォーマンスも、 エスカレートしていく。朱雀コンビは、事前打ち合わせバッチリで、 毎回違ったネタを披露。公演時間も少しずつ延びて行っていたような。
ドラマの話や設定等は、DVDなどでお楽しみください。
アナウンスやナレーションは、速水奨と岩田光央が担当。司会は久遠一。

舞台上の立ち位置は、基本的に、舞台下手から、森川智之、立木文彦、高橋直純、 私市淳、関俊彦、置鮎龍太郎、宮田幸季、飛田展男、中原茂、堀内賢雄。 6日は、関俊彦の立ち位置が変わり、田中秀幸、関俊彦の順。
森川さんの風邪は、ずいぶんよくなっていたようだが、 スモークがすごくて(客席にまで真っ白になるほど立ちこめていた)、 何度か咳き込んでいた。 マイクスタンドの高さ調節に手間取ったり、他の人のアドリブがツボに入ったか、 台本で顔を隠してしまったり(そのせいで髪がハネたりもした)、 そのぶん自分のアドリブもいつもよりちょっと多めだったり。

大きな流れは、4回とも以下のとおり。

横浜のカーテンコールは、大阪の夜の部をそのままデフォルトにした感じ。 6日には、幕が上がったときにみんながポーズを取っていたりして、進化している。 森川さんのソロパートでは、直純くんが綺麗なコーラスを聴かせてくれる。 森川さんも意識して、ちゃんと直純くんのとなりに行ったり、呼び寄せたりして、 ふたりでポーズを取りつつ。ライヴならではの、素敵なパフォーマンス。
しかしこの「僕たちのAnniversary」、もしかして特製? だって、飛田さんと宮田くんが同時にパートを持っているバージョンはないはずだもの。 ベースはオリジナルのようだが(三木・井上のパートがあった)、 宮田くんのパートのみ、スプリング・ライヴ・バージョンに入れ替えた(?)のかな。
楽公演(6日夜)のみ、この後さらにもう1回、カーテンコールあり。 「僕たちのAnniversary」のカラオケに乗せて、みんなに何度かお辞儀をして、終わり。 降りた幕に、レーザーで「See you again」の文字が映し出されて、各回終了。

森川さんの衣装
ベース:
黒の無地のTシャツ、柄はなかったと思う。襟ぐりが、 ハイネックというほどではないけれど、かなり詰んだ感じ。 袖口から袖が見えていなかったので、たぶん半袖。 黒のびろうど風の生地で変わり模様入りのパンツ、黒に赤を散らしたようなブーツ、 太めの飾りチェーンのネックレス。と思っていたら、あれ、ネックレスじゃなくて、 チョーカーだったんだ。後ろが革ひもだった。少し長めに付けていた感じ。 左手首には、赤い細めのバンドの腕時計。
上着:
「H2O」を歌う回(5日昼と6日夜)は、ベージュの麻のような素材のロングコート。 5日夜は、黒のウイングカラーの長袖腰丈シャツジャケット。 6日昼は、黒の、背中と右前身頃に大きな星形のパッチワークの入ったコットンシャツ。 いずれも前は開けている。
サングラス:
大きめのサングラスを、かけたりはずしたり。
5日昼は、たぶん最初はかけてなくて(ここは実は自信がない)、 トークからエンディングまでかけていて、アンコールではまたはずしていた。
5日夜は、最初はかけていて、トークでははずしていたが、 「夢のありか」からまたかけて、アンコールの途中ではずしてポケットへ。
6日昼は、最初はかけていて、トークから後はなし。
6日夜は、最初はかけていなかったが、「H2O」を歌うときからかけて、 エンディングの挨拶後に、はずしてポケットへ。


森川さんは、横浜でも、「H2O」。5日昼は、トリをつとめる。 間奏での「みんな、大好きだよ」コールは、ぐっとは来ても、 曲の内容とはちょっとそぐわなくないか、と思いはしないでもないのだが、 エンディングの「I miss you」で、 自分の胸を2回叩きせつなげに手をさしのべる振り付けと、 最後の最後にささやく、もっとせつなげな「I miss you」は、悩殺モノ。
今回は、「Twinコレクション」が出たばかりということもあって、 立木さんが新曲を歌うだろうから、デュエットは聴けないだろうな、と思っていたら、 5日の夜のトリで、いきなり「夢のありか」のイントロが聞こえて、 思わず棒立ちになってしまった。間奏でのハイトーンシャウトも健在の、 何度聴いても聴き飽きない、素晴らしいデュエット。歌詞は間違えてたけど(爆)。
さらに今回は、最初に「メモワール2001」で聴いたときに、レポートでも、 「歌い終えたとき、にやっと笑って、 がっしとガッツポーズのように手を握り合ってくれたらよかったのに」と書いた、 そのシーンが実現。最高のものを見せてもらった。 でも、「思い残すことはない」とは言わない。 もっともっと、何回でも、いろんなバージョンを聴きたいよ。

歌われた曲は、
5日昼:
オープニング:「燃え上がらずにいられない」堀内賢雄
「喪失のモザイク」中原茂
「TOGETHER〜道なき道を進め〜」立木文彦
「夜籠りの夢」宮田幸季
「H2O」森川智之
5日夜:
オープニング:「蒼い魂の龍巻」高橋直純
「星の指輪 -Shining Star-」私市淳
「幸せのタペストリー」飛田展男
「市場にて」関俊彦
「夢のありか」立木文彦・森川智之
6日昼:
オープニング:「夜籠りの夢」宮田幸季
「市場にて」関俊彦
「幸せのタペストリー」飛田展男
「星の指輪 -Shining Star-」私市淳
「燃え上がらずにいられない」堀内賢雄
6日夜:
オープニング:「喪失のモザイク」中原茂
「千年の約束(ルフラン)」田中秀幸
「蒼い魂の龍巻」高橋直純
「H2O」森川智之
「TOGETHER〜道なき道を進め〜」立木文彦

トーク
5日は宮田幸季、6日は飛田展男(この人選、素晴らしい。 「臨機応変」と「鋭いツッコミ」という、 司会に不可欠な要素を的確にこなせる人を選んでいる)が、久遠一とともに司会を担当。 質問を出して、自分は2つの答えのうち、どちらを選ぶか、について激論を戦わす(!?)、 という趣向。
ひととおり自説を主張した後、最終的にどちらを選んだかを、 手に持った笹の葉(それぞれ赤と青の短冊が付いている)を挙げて示す、 ということになっているのだが、 最後はけっこうめちゃくちゃ(座っている場所とは合っていない場合が多い)。 あの熱心な主張は何だったの、ということも(笑)。
まあ、ある意味、「ディベイト」の趣旨としては正しいわけだが。

5日昼: 「あなたの『過去と未来』、行けるとしたらどちらを選ぶ?」
赤: 過去
青: 未来
未来を選んだのは、飛田、立木、置鮎。他の6人は過去。 が、「5時間後の未来の自分」が歌を歌っているかも、 ということに思い当たった飛田さんが、急に宗旨替え(笑)して、 7対2のアンバランスに。
だいたいまとめると、「過去を振り返りたくない」 「未来は自分で切り拓くものだから知りたくない」という意見に集約される。
「ちっちゃい頃の、かわいいモリモリを見てみたい。どんなにかわいかったか。 どこで間違えてこうなっちゃったか。その境目に行ってみたいですね。 で、後ろから『このっ』ってね(と、自分の後頭部を叩いて見せる)。」

5日夜: 「好きになってしまった女性には、もちろん…」
赤: 告白する派
青: 告白されたい派
最初は、青・私市、高橋、立木、中原、赤・それ以外の5人、で、 初めてほぼ半々かと思ったら、思い違いをしていた人多数だったことが判明。 結局、青は、堀内、私市、高橋の3人だけで、赤がそれ以外の6人。
なんと、「告白する」派の人は、順に、「どう告白するか」を実演することに。 これは、恋愛ゲームファンとしては、最高のおいしい展開ではある(笑)。 「告白されたい」派が次々と女役を仰せつかるが、「なおこ」(高橋直純)で始まり、 人材不足から(?)、「みやこ」(宮田幸季)まで引きずり込まれる。 事務所の先輩に二枚目声で告白されて「あつこ」(私市淳)がマジで照れる場面も。
「僕は、コクりますよ」と言った我らが森川さんは、唯一年上の「けんこ」に。
森川「ケンケンは、目立ちたがり屋だった。」
宮田「ナレーションは要りません。」
森川「ケンケン、ずいぶん苦労をかけたな。(叫ぶ)好きだー。大好きだー。」
堀内「これ、うるさいよ。」
が。そんな森川さんが最後に挙げた笹の葉には、青い短冊。

6日昼: 「恋人との待ち合わせ、重要な打ち合わせ、どっちをとる??」
赤: 恋
青: 仕事
恋を選んだのは、堀内、田中、私市、森川。 森川さんは、最初からどちらを選ぶべきか悩んでいたようで、スクリーンを眺めながら、 ギリギリまで決めかねていた様子。結局選んだ椅子も、いちばん青に近い赤。
普遍的な命題だからか、名文句も続出する。中でも関俊おじさんの、 「愛は与え合うものだけれど、恋は奪い合うもの」がいちばん強烈だったか。
結局は、どちらも選べない、という、黄色を選びたい人が多かった模様。 田中さんなどは、「まず待ち合わせに行って、ごめんね、重要な打ち合わせがあるから、 と断って、仕事に行く」という、ずるいオトナな黄色。
「僕もどっちかっていうと、黄色というか、玉虫色。 ずっと思ってたんですけど、恋人とはいつも待ち合わせするんですよね。 重要な打ち合わせですよね。変えていいですか? 仕事を取っちゃおうかな。 理想は恋なんですよ。カッコいいじゃないですか。そうやって生きてみたい。 でも、デスクから重要な仕事って言われると、NG出しててもね。」
と、森川さんも、ついに最後には、仕事に寝返り。でも短冊は、赤かったかな?

6日夜: 「あなたがもし、彦星だったら??」
赤: 織姫を連れて恋の逃避行
青: 1年に1度だけ会うことを許してもらう
青に座ったのは、関・立木、それ以外全員赤。「恋の逃避行」という、 ノスタルジックな響きに魅せられた(安易な?(笑))人から、熱く愛を語る人まで。 結局は、好きだったら1年に1回は嫌だ、男なら連れて逃げろだ、というのが、 逃避行組の主張のまとめ。
「僕はもう、ゲッツ。逃避行ですよ。仕事をしてるかしてないか(織姫と彦星は、 恋にうつつを抜かして仕事を忘れ、逢瀬を禁じられた)、っていうのは、 他人の目線じゃないですか。ふたりがよければ、それでいいんですよ。 逃げましょう、みんな(会場に)。今日は、氷川丸が。」
対して、青組の関さんが大演説。
「『逃避行』という言葉に、末の悲劇性を感じてしまうんですよ。 逆に1年に1度、というのは、ずっと永遠に織姫と彦星の愛が続く、ということなんです。 とてもつらい道だけれど、永遠の愛をはぐくむために、 どこまで相手のためにがまんできるか、ということだと思うんです。」
これにはみんな、いたく胸を打たれたようで、大きく頷く人多数。 ところが挙げられた笹の葉は、全部赤い短冊。関さん、あの演説は何だったの?

挨拶
順番は4回とも、立ち位置順に、登場時は舞台上手から下手(堀内→森川)、 エンディングはその逆(森川→堀内)。

5日昼(登場時):
こんにちは。お元気ですか。よろしくお願いします。 今日は新しいメンバーも増えました。たっぷり心の底から楽しんでください。
5日昼(エンディング):
楽しかったです。大阪ではオープニング曲でドキドキして、 今日はトリで、胃がシクシク痛みます。ありがとうございます、こんな大役を。 楽しんでくれましたか。
私事ですが、立木さんとジョイントで、コーエーからオリジナルアルバムを出します。 決まりました。年内に。
5日昼おまけ:(エンディングの宮田幸季の挨拶で)
直前に挨拶した置鮎さんが、「H2O」の「SOS」を振り付きで真似たのを受けて、
宮田「(歌う)SOS、SOS…(但し、ピンクレディの『SOS』)」
置鮎「何?、それ。」
宮田「森川さんが…。」
置鮎「違うよ。(歌う)SOS…(ちゃんと『H2O』の振り付き)」
宮田「そうでしたっけ。すみません。コント終了です。」

5日夜(登場時):
モリモリです。こん、ばん、わー(ハイトーンシャウト)。 もう、頑張りますよ。何を、って言われると、わかんないんですけど、 すべて頑張ります。新たな世界に旅立ちましょう。今日はぶちかましましょう。
5日夜(エンディング):
久しぶりに「夢のありか」を歌いました。
立木「そうですね。新鮮でした。」
常に新鮮ですよね。いろんなバージョンができたりして。 みなさん、楽しんでいただけたでしょうか。2003年冬に、コーエーさんから、 立木さんと、オリジナルアルバムを出します。ミニアルバムでしたっけ?
立木「大きいミニアルバム。」
みなさん是非よろしくお願いします。モリモリでした。ありがとうございました。
5日夜おまけ:(エンディングの中原茂の挨拶で)
中原「最後に森川くんと立木くんが歌った『夢のありか』を聴いて、 非常に考えさせられました。『夢のありか』って何だろう。 立木くんとは、21ぐらいの頃、一緒に歌ったりしてたんだよね。 僕は19ぐらいのときに、歌をあきらめたんだけど、彼らの歌を聴いていて、 ここにひとつ、『夢のありか』があるんだな、と。」

6日昼(登場時):
みなさん、こんにちはー。元気ですかー(声が裏返るようなハイトーン)。 昨夜、ホテルに帰ってから、中華街に顔を出して、青島ビールを飲んでから、 それから深夜のロイヤルホストで、中華粥を食べました。
千秋楽の昼の部、けっこう統計的にも、いろんなことが起こるような気がするんですよ。 だから、何かが起こるような予感がします。 今日は、楽しんで盛り上がって、灰になるまで、がんばっていきましょう。
6日昼(エンディング):
モリモリです。エルンストです。(「三瓶です」のジェスチャー付き)
楽しかったです。回を重ねるごとに、一体感が強まってきて、 みんなでステージを作っていくんだな、って、肌で感じます。 じわじわとハートに来ています。どうなるんだろう、夜の部は。
久遠さんの言っていたライヴコント、コントになってしまいましたけれど、 楽しめたと思います。今日はどうもありがとうございました。
6日昼おまけ:(エンディングの立木文彦の挨拶で)
立木「森川くんと一緒に歌う、『夢のありか』をリニューアルした、 ラージサイズのミニアルバムを出します。主要都市、札幌から始まって 沖縄まで、デパートの屋上で、リンゴ箱に乗って、営業しますからね。」
ファンも、全国のデパート回らないといけないのか。たいへんだ…。(笑)

6日夜(登場時):
こんばんはー(シャウト)。元気ですかー(シャウト)。うわー(シャウト)。 すいません、空回りしてて。でも、それぐらい気合いが入っています。
大阪から始まって、かれこれ1か月。あ、1か月じゃないや。 でも、あっという間でした。何が起こるかわかりません。 今回の集大成、最終形を、今日これから見せます。
6日夜(エンディング):
何て言えばいいんだー(叫ぶ)。 千秋楽の最後の挨拶、最初にするのは初めてなんで、何て言えばいいのか わからないんですけど、とりあえず、久遠さん、お疲れさまでした。 あっという間に楽しい時間が過ぎてしまいました。 みなさん、楽しかったですか?(イエーイ) うれしい。モリモリでした。
6日夜おまけ:(エンディングの堀内賢雄の挨拶で)
堀内「目をつぶると、みなさんの歓声と、歌がね。『夢の、あ〜り〜か〜』。 思い出すんですよ。でも、快感なんです。うれしいんですよ。」
「夢のありか」歌ったの、昨日なのに。そんなに印象的だったのかな〜。

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