森川智之プライベート・コレクション

BLACK VELVET 3rd LIVE「THE DEAD SWING」


BLACK VELVET 3rd LIVE「THE DEAD SWING」
日時: 2010年11月7日(日) 昼の部:15:10〜16:55/夜の部:18:40〜20:35
場所: CLUB SEATA (東京・吉祥寺)
出演: BLACK VELVET

SET LIST

昼の部夜の部
1.Drive me crazyBleed
2.bad monkeys summit
3.Wack head to the blue sky
MC(Greeting)
4.Dead man swing
5.Knockin' on the hell's door
6.Coma
Drum Solo(かどしゅん・ita-shin・pros・Kc)
pros Time(同上)Keyboard Solo(同上)
MC
7.白昼夢(久保田誠人)Love Me Tender(コンラッド)
8.revivestellar
MC
9.Lie(新曲)
10.crows in the dark(新曲)
MC(2010ブラベル重大ニュース)
11.Gimme Gimme Gimme -love and venom-
12.Bring me back hell yeah!Drive me crazy
13.BleedBring me back hell yeah!
Encore
MC-
14.roar
-MC
15.-Bleed

BAND MEMBERS

Vocal Toshiyuki
Guiter Kazuya
Bass pros
Keyboards ita-shin
Drums かどしゅん
DJ/Guitar tadd
Support Member
Guitar Kc

COSTUME

Toshiyukiのみ。(すみません)
黒のスリムパンツを、黒のブーツにイン。 パンツは、昼の部はわりとぴったりのスキニータイプ、夜の部はストレートに近い感じ? 右腰には、白か薄いグレーに黒の水玉? スカル模様?のスカーフをたらしている。 シルバーの鋲がいっぱいついたベルト。
トップは、昼の部はくすんだ赤(臙脂に近い)の染めの半袖Tシャツ、 ピースマークや「PEACE」という文字入り。 夜は黒にゴールドの紋のような模様の入った半袖Tシャツ。
太いチェーン、大きなクロストップのシルバーペンダント。ロケットはTシャツの中。 右手首には赤の細いブレス(ミサンガっぽい?)と、チェーンブレス、かと思ったら、 パワーストーンみたいな石が入ってるみたい? 左手薬指に黒いリング。
両腕や首筋などにタトゥーいろいろ。右腕には大きく「吉祥寺」と書いてあったが、 タトゥーにしては文字が全然デザインじゃなかったから、きっとその場の落書き。 右手の爪全部に白のマニキュア。
昼の部は開演前にカットしてもらったらしく、セットが間に合わなかったのか、 かなり短くなった髪が汗でぺったり。夜の部では綺麗に盛ってもらっていた。
アンコールでは、昼夜とも、ライヴTシャツに着替えていた。他は同じ。 夜の部ではさらに、頭にグッズのマフラータオルを巻いていた。


MC
MC等の中から、印象に残ったものをいくつか。 どっちの公演だったかや順番は、よくわからなくなったものもあるので、適当に。

新曲について。
Toshiyuki「めっちゃカッコいいよ。 Kazuyaが曲作って、taddが詞書いて、みんなで演奏して、僕が歌って。 前の曲作った後、今度はかっちょいい曲を作ったろかい、って、 ちょちょいのちょい、と。はははは。俺が言うなよな。俺は作ってないのに。」
pros「じゃ、俺が言いましょうか。」

MCでToshiyukiがしゃべっているとき、ita-shinがピアノでBGMを入れ始める。 それにギターも同調し、にわかにしっとりした雰囲気の出来上がり。
MCはモノローグ風で、「俺もいつか東京に出て、 吉祥寺みたいなお洒落な街に住みたい」と。どういう設定!?(笑)

今回のサプライズ(?)は、ブラベルを始める前からほぼ同じメンバーで演奏していた、 キャラソンだった。このメンバーでのキャラソンというと、久保時か(マ)か。
昼の部は久保田誠人の「白昼夢」。夜の部は、会場にリクエストを訊く。 「Love Me Tender」「Dog End」「Eternal Ring」などの声がかかる中、 こそこそと耳打ちしながら打ち合わせ。「じゃ、やってみますか」の言葉を合図に、 「Love Me Tender」が始まる。

prosのコメントが、珍しく(笑)観客に素直に受け容れられた瞬間。
prps「映画とか出たいですね。」
tadd「個人的にでしょ。」
pros「ライヴ以外にも、みんなの近くにいられるようなものを作りたい。」
これは拍手ものでしょう。でもその結果が、動画パンフやPVになる気もするけど。

「2010ブラベル重大ニュース」コーナー。
スケッチブックを持ち出して、バラエティトークを繰り広げる気満々のKazuyaに、
Toshiyuki「ブラベルは本来ロックバンドなんだからね。みんなに文句言われちゃうよ。 音楽聴きに来たのに、って。これじゃパンフレットと変わんないじゃない。」
Kazuya「やりたいんです。」
バンマスがそういう姿勢なら(笑)。Toshiyukiの息を整える時間でもある、のか!?
というわけで、「2010ブラベル重大ニュース」は、 Kazuyaが持ち出してきたスケッチブックに、 絵とひと言コメントが書かれているのを見ながら。 でも、書かれているのはコメントなので、ニュースの内容が何かは、 絵から読み解く必要がある(笑)。解説がないと、何がニュースなのか不明なものも。

I(昼の部)
第5位 祝!ブラベル部発足
コメント:「部活!? なんで?」
コメントは、手前に描かれた大きな顔からの吹き出し。
Kazuya「基本、お客さんのツッコミを書いてるんですね。」
第4位 死神がメンバーになった
コメント:「中の人がいちばんたいへん」
Kazuya「死神は、新人研修としてやってるらしいですよ。」
第3位 「B's-LOG」にコラム連載
Toshiyuki「次、僕なんです。〆切をぶっちぎりました。 事務所から、昨日が〆切だったんですけど、って電話が来ました。」
好評につき、来年もこのコラムの継続が決まったらしい。
Toshiyuki「これ以上ネタがあるのか。ちなみに、Kcはいないんだよね。」
第2位 かどしゅんはチェブラーシカに似てる
Toshiyuki「髪、切ったんだよね。」
かどしゅん「毛玉ができて、切るしかなかったんです。」
Kazuya「彼は、僕が出会った頃は、真っ黒のストレートのロンゲだったんです。 それがいつの間にかもじゃもじゃになり。」
かどしゅん「Kazuyaも髪長かったよね。」
Kazuya「あ、俺も超長かった。金髪で。」
Toshiyukiは、例によって、いつものメイクさんに先ほどカットしてもらったらしい。 確かに、かなり短くなっている。しかも汗でクリクリ。
第1位 コンサートパンフの立体化、動画化
コメント:「パンチパーマだわ」(描かれている絵は大仏)
Kazuya「我々はついにコンサートパンフをやめて、動画パンフにしました。」
Toshiyuki「メンバーで、スチル撮影が面倒くさい、ってのがいたらしいよ。」
Kazuya「誰だ。俺だ。面倒くさいっていうか。」
車に分乗し、メンバーをシャッフルしたりしながら、遠足みたいに、 牛久大仏まで出かけた様子を収録したものが「コンサートパンフレット」!!
Toshiyuki「牛久大仏まで行って帰ってきて、ただドライブだけ、っていう。」
Kazuya「いやいや、予想だにしないいろんなことが起こって。」
Toshiyuki「そう。筋書きのないドラマがね。迷ったり、迷ったり。」

II(夜の部)
第5位 ita-shinの初イベントは食べもの話
コメント:「食べものの話ばかりだわ」
ita-shin「牛久のネタだと思ってたら、違うんですね。」
Kazuya「初めてインストアイベントに参加して、 何をしゃべるかな、ってみんなが期待していたら、全部食べものの話だった。」
第4位 taddはスタジオで演奏せずに絵を描いていた
コメント:「ミュージシャンじゃなくて、もはやマンガ家だろう」
Toshiyuki「今回のはすべてtaddが描いたんだよね。リハスタで。」
tadd「その日は、楽器を持ってる時間より描いてる時間のほうが、 確実に長かったです。」
Toshiyuki「taddは、絵の勉強したことあるの?」
tadd「それが勉強した絵ですか?」
Toshiyuki「でも、うまいよ。下描きがちゃんと消えてないところがいいね。」
そりゃ、CDジャケットのデザインもやっちゃう人ですからね。
第3位 Kcの私服はいつもビリビリ
コメント:「服がビリビリだわ」
tadd「私服はビリビリにしてるよね。今日は俺がビリビリです。」
taddの衣装は、穴が開いたデザインだったらしい(自分ではよく見えなかった)。 Kcの衣装は、ごく普通(派手だけど)の破れてないTシャツ。
Toshiyuki「taddのビリビリ感は、なんとなくおしゃれな感じするんだけど、 Kcのは、トラックに轢かれたような感じ。」
客席からの「見たい」の声に、
Kc「カバンに入ってます。」
Toshiyuki「マジに答えてるよ。(笑)」
第2位 prosは下ネタばかり
コメント:「下ネタばかりだわ」
Kazuya「インストアイベントで振ったネタが、全部下ネタ。」
何故かprosには、「頑張って」という声がかかることが多い。ここでも。
tadd「下ネタを?」
第1位 Happy Birthday!ブラビ
コメント:ウサミミの絵と「もうツッコむの面倒くさいわ」
ita-shinが「Happy Birthday」を弾き始めて、みんなで合唱。 ロウソク1本のケーキが出てきて、マスコットキャラクター、ブラビちゃんの、 1歳の誕生日ですを祝う。
Kazuya「本当はメンバーが、誰か誕生日だったらよかったんですけど。」

グッズ話あれこれ。
Tシャツは最終的に寝間着になるよね、という話に。
観客「毎日着る〜。」
Toshiyuki「洗濯しろ!」

Toshiyuki「シュシュもかわいいんだよね。」
観客「(手首に着けたシュシュをアピールしつつ)かわいい〜。」
Toshiyuki「(イイ声で)着けてるお前がな。」
観客は「キャー」だが、Kcがマジで吹き出す。
Toshiyuki「(Kcに)お前、笑いすぎだ。そんなお前もかわいいな。」

パンフレット撮影で行った、牛久大仏は、とても大きかった。
Toshiyuki「ガンダムよりでかい。」
Kazuya「牛久大仏は120メートルなんだよね。ガンダムは何メートル?」
tadd「18メートル。」(←即答。さすが。)
Toshiyuki「ジオングは? ジオングと大仏は、どっちがでかい?」
tadd「勉強してきます。でもたぶん、ホワイトベースぐらいですよ。」
Toshiyuki「マジで? すっげぇ。」
ちなみに、Wikipediaによれば、ホワイトベースは高さ93メートル、 全長は262メートルとか。ジオングは23メートル→39メートル。

最後の挨拶は、2010年のブラベルの活動はこれが最後、ということで、
「みなさんにとって、2010年がいい年でありますように。 そして、2011年も、ハッピーでシャウティングな年になりますように。」

IMPRESSIONS

今回のセットリストは、コンパクトなライヴハウスで、 それも2回公演なことを考慮してか、全体的にコンパクトで、 ライヴハウス向きのアップテンポな曲が多い。 バラッドは、キャラソンコーナーとその後の1曲だけ。新曲も2曲ともかなりハード。 MCもバラエティコーナーとアンコール以外は、流れの勢いを失わないようにか、 短めでさっさと次のコーナーにいく感じ。
でも、Toshiyukiの息継ぎ(笑)は、 ソロコーナー(Toshiyuki・Kazuya・taddはお休み)とバラエティトークで、 うまく配分されていたように思う。曲数は多くないし、 もっと聴きたかったバラッド等もあったが、全体としてはまとまっていた。

それでもToshiyukiは、夜の部の後半はヘロヘロ(笑)。 だが、ブラベルと2HEARTSのダブル出演だったときの悪夢を考えると、 時期的なこともあってか、全体を通してちゃんと声は出ていたほうだ。 歌詞の間違いとかは、まあご愛嬌として。 しかし、モニターあったんじゃないのか!?(笑)

ライヴハウスとしては大きめとはいえ、今までを考えると、かなり小さめのハコ。 今回の構成がそれを意識したものだった、ということもあるんだろうが、 本来ブラベルのようなバンドは、 こういうハコでのライヴのほうが合っているんだろうなあ、と思う。 メンバーも日頃はそういうところで活動している人も多いし、 こういう場所でのパフォーマンスにも慣れている。ヴォーカルはいざ知らず(笑)。 観客側も、ステージ上の息遣いを身近に感じられるのはうれしいだろう。
それにしても、こういうライヴは、かなりの覚悟と体力がないと、 心底楽しむのは難しいだろうなあ、と思う。でも、自分のスタイルに合わせて、 ポジション取りを間違えないようにすれば、大丈夫なのかな。


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