森川智之プライベート・コレクション
2HEARTS「Brand-New Future Premium Live」
- 2HEARTS「Brand-New Future Premium Live」
- 日時: 2007年8月26日(日) 17:05〜19:25
- 場所: 原宿アストロホール
- 出演: 2HEARTS(立木文彦&森川智之) with BLOODY RUBY
■SET LIST
1. | Brand-New Future |
2. | こころ咲き誇れ |
3. | 賽を振れ |
| MC |
4. | Dearest You |
| MC |
5. | 永遠の夏 |
6. | wanderer(メンバー紹介) |
7. | Two my self |
| 特別企画、長いMC |
8. | 夢のありか〜realize your dream〜 |
| MC |
9. | 雨音のRegret |
10. | ギャンブラー! |
11. | H.P.D.-happy days- |
| MC |
12. | ALL MY LIFE |
| MC |
13. | 風の歌をきけ |
アンコール |
14. | MOON VENUS |
| MC(ROCKET★PUNCH!2告知) |
15. | 約束の地へ |
ダブルアンコール |
| MC(バンドメンバーをひとりずつ紹介しながら呼び入れる) |
16. | EVER FREE |
17. | Brand-New Future(イントロでトーク仕立ての煽りあり) |
■BAND MEMBERS
BLOODY RUBY |
Guitar | 飯塚昌明 近藤尚如 |
Bass | 瀧田イサム |
Drums | 市川義久 |
Keyboards | 高山淳 |
Piano | 川勝陽一 |
Chorus | 桜拓人 |
■COSTUME
- 本編:
- 黒のテンガロンハット。2曲目ぐらいまではちゃんとかぶっていた。
脱いだら髪がおかしな形に膨らんでいるのを気にして、
一度逆立てるようにしてから落ち着かせていた。全体的にふわふわ。
外ハネはセットだったのか、わりと残っていたが、
汗が回った頃からはすっかりストレートに。
黒の薄手の生地にシルバーのラメで模様が入った長袖のシャツ、
前ボタンは留めているのだが、ずいぶん下のほうで、胸元がかなり深くまで見える。
と思ったら、数曲歌ったところで、ボタンを全部はずしてしまい、全開。
胸から腹筋、ヘソまで惜しげもなくさらけ出す。結局本編最後までそのまま。
最初は長袖を手首まで伸ばして着ていたが、
だんだん肘あたりまでまくり上げるように。
黒の薄手の生地(シャツとおそろい?)のスカーフを首に巻いている。
最初はチョーカーかと思ったんだが、後ろにヒラヒラとなびくものがあり、
あれはなんだ、と思っていたら、ヒラヒラは徐々に前に移動。
ほどけてきて巻き直し、ネクタイのように前にたらしてみたり、いろいろやっていたが、
長いMCのときには取ってしまう。
派手なベルト、黒レザーの膝丈スリムパンツ。膝から下はむき出し。
右腰にはシルバーのウォレットチェーン。黒の編み上げブーツ、
ふくらはぎぐらいの丈で、上から少し白のソックスが覗いている。
シルバーの大きめのクロスのトップのペンダントと、
トップのないチェーンをもう何本か(太めのチョーカーネックレスと、
長めの3連ネックレス)。首周りから胸元に太めのシルバーチェーンがジャラジャラ、
といった感じ。
左の胸元に、2HEARTSロゴのタトゥーシール、左手甲に2HEARTSの文字。
黒のサングラス、右手首には黒のバンドの腕時計(?)。
- アンコール:
- 黒のタンクトップ、前にヘンリーネックのようにスリットが入っていて、
ボタンも全部はずしているので、これまた露出度高め。
白の大きなテーラード襟のジャケット。黒のスリムパンツ。
ブーツはたぶんそのまま。サングラスやアクセサリもそのまま。
- ダブルアンコール:
- ライヴ特製Tシャツ。右二の腕外側(ちょうど袖から出るあたり)に、
2HEARTSのタトゥーシール。パンツとブーツはたぶんそのまま。アクセサリも。
サングラスはなし。あれ、頭の上に上げてたんだったかな。
でも、歌のときにもかけなかった。
立木さんの衣装は、すみません、ほとんど覚えてません。
帽子をかぶってサングラスをかけてて、黒っぽい服、ということぐらいしか。
あと、アンコールでは白い上着、ダブルアンコールがライヴ特製Tシャツ。
ほとんど情報なくて申し訳ない。
■MC
MC等の中から、印象に残ったものをいくつか。
- 今回のライヴは、「プレミアムライヴ」。
立木「『プレミアム』って辞書で調べたら、割増金とか手数料っていう意味でした。
でも、僕らの場合は、今までを倍返しで。」
フーミンが、ベストアルバムを買った人に。
立木「チュッ。」
森川「じゃ、俺も、チュッ。MCのときだけは、チューハーチュのトチで。」
立木「(あやすように)ボク、ボク、どこ行ってきたの〜?」
森川「(爆笑)ちょっとギリギリです。」
トシの胸を見て興奮するフーミン。
森川「楽屋でも興奮しっぱなしですよね。」
立木「スタジオではなかなか見られないからね。」
森川「スタジオではこんな格好してません。ま、たまには。まだ改造中なので。」
立木「本当、どんどん中身が見えてくるみたいな感じだよね。」
森川「(会場の声に応えて)『よく見せて』? アホか。
じゃ、お互いに。なんかヤバい集会になってきました。」
途中、ステージからはバンドがハケ、ふたりだけに。
森川「ここからは、楽しい楽しい…。」
立木「特別企画。」
森川「え? と、特別?」(←何を言い始めるんだ、という、いつもの)
立木「特別企画ですよ。今までやったことないもん。」
森川「長いMC、っていうことですけどね。」
特別企画の「2HEARTSクイズ」。
会場に挙手させて答えを訊くが、正解しても別に何もなし(笑)。
- 第1問(立木):
- Q. 2HEARTSのファーストアルバムのジャケット写真が撮影された場所は?
- A. お台場
- 森川「本人たちはオーストラリアのつもりだったんだけどね。」
- 第2問(森川):
- Q. 2HEARTSが今までに発表した曲数は?
- A. 18曲
- 第3問(立木):
- Q. フーミンがタイトルを考えた2HEARTSの曲は?
- A. Two my self
- もともとはユニット名として、フーミンが考えてきたもののはず。
- 第4問(森川):
- Q. 「EVER FREE」は何のゲームソフトのイメージソング?
- A. 三國無双III Empires
- 「ALL MY LIFE」の歌唱指導。
立木「これをずっと、永遠に気が済むまで。」
森川「朝までやるよ。」
あっという間に最後の曲。
森川「時間が過ぎるのはとても早くて。」
会場からは当然、「えー」というブーイング。
森川「延長? じゃ、ちょっと待って。
(電話するしぐさ)あ、すいません、ウーロン茶400個。」
森川「みんなと久しぶりに会って、たったこれだけの時間で…。」
立木「すべての物語を完結できるか。」
それを聴いたトシ、フーミンに先を促して自分は引っ込む。
立木「(困ったように)振られちゃったよ。」
森川「いやいや、何か面白い話が出てくるのかと思って。」
立木「俺、マジだから。」
フーミンの話は、マジもジョークも、どこから来てどこに行くんでしょう?
立木「プレミアムライヴだけど、ビールではプレミアムビールとかありますけど。」
森川「ドライじゃなくていいんですか?」
立木「いいんです。アサヒスーパードライじゃなくても。でも、挑戦し続けます。」
結局オチはそっちか、と思ったら、なぜか決意表明。オチは?(笑)
でも、何に挑戦するんだろう。まさか、「ドライライヴ」? (←なんだそりゃ)
最後の最後、「Brand-New Future」のイントロで、
たぶん最後の挨拶の代わりのつもりなんだろう、
リズムに乗せてひと言ずつ決め台詞を交互に。
テンポとかブレイクとか、あーなんかあの曲を思い出させるなあ(いや、
曲調はあの曲より全然脳天気で、チャラチャラしてたけど)、と思っていたら、
同じことを思った40ちゃいもいたようだ(笑)。40ちゃいの2回目で判明。
1回は8小節ずつ。7小節目の頭にブレイクが入り、その後に決め台詞(?)を言う形。
それまでの6小節は、好きなことを言っていいようだが、
ちゃんとしゃべったのは最初だけ。
あとは「決めに何を言うか考える」時間になった模様。
立木「今日はよく来てくれたね。JAL? 全日空? どっちで来たの?
……あ、ワンピースで来てる人、いる。」
森川「どうもありがとう。みんなのおかげでライヴ大成功。
……今日、俺をずっと見てたろ。」
立木「この感謝をどうやって伝えようかと、いつも考えてるけど。
……また頑張っちゃうぞ。」
森川「何て言おう。え、何て言おう。……アンタ、あの娘の何なのさ。」
飯塚「(呆れたように)知らないんじゃないの?」
立木「世代が違うと思うよ。」
意外と知ってる人は多いような気もするけど。有名で印象的な曲だし。
立木「……今度は俺、楽器やろう。」
(フーミンに、今何て言ったの?、と訊いた様子。聴き取りにくいのかな。)
森川「……みんなと風呂入りてえ。」
立木「……風呂入りたい、俺も。」
森川「何じゃ、そりゃ!!」
最初に言ったのはあなたでしょうが(笑)。
森川「みんな、本当にどうもありがとうね。……ありがとう、Thank you。」
そして最後の曲に突入!!
最後に、バンドメンバー7名と2HEARTSの計9人が、ステージ上に並び、
手をつないでお辞儀。
小さなステージにいっぱいだったが、それでも一列に全員が並んだのを見て、
森川「こんなに並ぶなんて。ここでネオロマもできるな。」
オマケ: 素敵な言葉をピックアップ。
森川「俺、2HEARTSのメンバーなのに、2HEARTSの歌で元気付けられてる。」
立木「俺たちは今日、最高の祭りをやってるよね。」
■IMPRESSIONS
最初から全開で飛ばしてる。ステージ上をところ狭しと走り回り、ぐるぐる回るトシ。
フーミンも負けずに動き回る。
が、さすがに全力で歌いながらフルセットのステージを動き回るには、
日頃のトレーニング不足のようだ。フーミンは途中で無理をするのをやめ、
おとなしく歌に専念、トシがひとりで駆け回っていた。ふたりとも40代とはいえ、
数年の歳の差と、体育会系を持続しているかどうかの違いだろうか。
声のほうも、さすがにこれだけアップテンポや張る歌ばかり続けると、メロメロ。
あのフーミンでさえ、高音が出にくくなっている。
勢いでもっていけるシャウト系や張り上げるサビはいいのだが、
やわらかく綺麗に伸ばす音は、てきめんに影響が出る。特に「約束の地へ」では、
地声で張り上げられる高さをわざと裏声で細めに歌う部分があり、
普通に声が出るときに歌っても難しいだろうなあ、と思える音だけに、
こんな状態では、ほとんど声が途切れてしまっていた。
曲調の流れを考えると、このセットリストはなかなかいい感じなのだが、
日頃2時間半も歌い続けていない人たちにとっては、
ハードルの高い歌が後半に多かったように思う。
聴かせる歌はもうちょっと前に持ってきて、
後半は勢いとパワーで乗り切れる曲にしたほうが、
ヴォーカルのアラは見えにくかったかも。
とかいっても、その場にいれば、もうそんなことはどうでもいいんだが。
その場では、ただただ、眼前に繰り広げられるエキサイティングなステージと、
耳に飛び込んでくるパワフルな音に釘付け。こんなことは、後から反芻して思うだけだ。
なので、多分に思い込みやら願望やら懸念やらが振りかけられているので、
話半分に。
「風の歌をきけ」では、ヴォーカルの音取りが、伴奏の音とずれてしまう場面も。
ジョニーが心配そうにちらちらと見るほど。
たぶん、音響の関係に自分自身の興奮もあってか、
モニターの音(というか、自分の声)が聴き取れていなかったのではないだろうか。
もともと音程のしっかりした歌い方の人ではないけれど、伴奏があるときには、
こういうハズし方をしたことはなかったので、よっぽどのことだったんだろうと思う。
次のフレーズに入ったときから持ち直して、
それから後はそれほどひどくなることはなかった。
それでも全体的にコーラスの微妙さとかが気になったので、
ステージ上の音響があまりよくなかったのでは。
持ち時間の少ないジョイントと違って、トークの時間はふんだんにある。はず。
だが。
最初のライヴは持ち歌6曲で、キャラクターソングをアレンジしつつ歌ったのだが、
同じ17曲(ダブルアンコール含む)、時間もほぼ同じはずなのに、今回のほうが、
トークが短かったような気がする。気がするだけかもしれないかもしれないけど、
それぐらい、ノンストップで歌を聴かせてくれた印象だった。
トシとフーミンのトークは、いつもどおり。最初のライヴに比べると、
トシが多少はフーミンの遊ばせ方がわかってきたかな、という感じ。
基本的にはトシが話を進め、フーミンは思い付くままの言葉を口にして、
トシを戸惑わせている。そしてトシも、その戸惑いを楽しむというか、
面白い展開に結びつけるコツがわかってきたようだ。
「Two my self」では、なつかしい振りが復活(?)。
自分で書いた昔のレポートをひっくり返すと、「とても簡単で、象徴的で、
誰にでも一緒にやりやすい、ある意味、理想的な振り付け」とある。
さらに、「なんか体操みたいだ」とも(笑)。
3年半前のライヴをともに経験したのか、その場で初めて見てもすぐに馴染めたのか、
フロアからも多くの腕が上がり、一緒に振り付けに参加していた。
最近の2HEARTSの曲調に慣れた耳だと、ベストアルバム等で昔の曲を聴くと、1枚目の
素朴さを痛感させられるが、こんなところにも。(笑)
良くも悪くも、トシの衣装とハジケぶりにほとんど持って行かれたようなライヴ。
歌としては、フーミンの存在は欠かせないのは当然だが(というか、
フーミン抜きで2HEARTSの音が作れる曲は1曲もない。
フーミンひとりでも数曲はいけそうだけど)、ステージ上で「見せる」という意味では、
トシが目立ちまくりだと思ったのは、森川ファンだから、ではないと思う。
ふたりしかいないから、フーミンが埋もれてしまうことはないけど、
それでも立木ファンにはちょっと物足りなかったかも。
でも、バックのサウンドと同様、2HEARTSの「音」をがっしりと支え、
素晴らしい歌声を聴かせてくれたのは確かだから、勘弁してください。
トークもいつもの立木節全開の、かわいいおじさんだったし。
たぶん、この時間を共有できたことは、ものすごく幸運なことで、
素晴らしい経験だったと思う。いろんな意味で「伝説」になるライヴかと。
後半は声も歌も本人たちもメロメロだったけど、
たぶん後でライヴレコーディングの音だけ聴いたらわからないかもしれないけど、
その「とき」にしか見えない、感じられない、いろいろなものを見ることができたし、
感じることができた。
フルサイズのライヴは、本人たちはたいへんかもしれないけど、でもやっぱりいい。
お腹いっぱいになれる。しばらくの間は、満腹感に浸っていられるから、
多少お腹が空いてきた頃には、またフルサイズのライヴをやってほしいな、と思う。
飢餓感になる前に。おやつじゃなくて、ディナーを、ね。
ちなみに、2HEARTSとしての曲は全18曲。1枚目の「Two my self」が6曲、
「EVER FREE」マキシシングルのc/wが2曲、「MOON VENUS」が5曲(前記c/wの2曲を再録)、
テレビアニメエンディングとそのc/w×2で4曲、ベストアルバム用の新曲1曲。
このうち、今回歌わなかったのは、「Best Partner」(「Two my self」収録)と
「満ち干」(「EVER FREE」c/w、「MOON VENUS」にも収録)の2曲のみ。
オマケ。
グッズ売場には、販促用のメッセージ。それぞれ、模造紙半分ぐらいの大きさに、
絵をまじえつつ。トシは自分の似顔絵(いつもの「としくん」でも「としこ」でもなく、
ちゃんと「トシ」)と、
「タトゥーシールを2箇所貼ってあるから見つけてね」などのメッセージもあり。
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