昼の部 | 夜の部 | |
---|---|---|
1. | Knockin' on the hell's door | Bleed |
2. | Dancing with the machine(新曲) | |
3. | bad monkeys summit | |
4. | Wack head to the blue sky | |
MC(Greeting) | ||
5. | Drive me crazy | Knockin' on the hell's door |
6. | Coma | |
7. | Dead man swing | |
Drum Solo(かどしゅん・pros・Kc) | ||
pros Time(同上) | ||
Keyboard Solo(ita-shin)〜(メドレー) | ||
8. | 〜stellar(Piano version) | 〜I still...(Piano version) |
MC | ||
9. | crows in the dark | Lie |
10. | TEN(新曲) | |
MC | ||
11. | Gimme Gimme Gimme -love and venom- | |
12. | Bring me back hell yeah! | Drive me crazy |
13. | Bleed | Bring me back hell yeah! |
Encore | ||
MC | ||
14. | roar | crows in the dark |
15. | - | roar |
Vocal | Toshiyuki | |
Guiter | Kazuya | |
Bass | pros | |
Keyboards | ita-shin | |
Drums | かどしゅん | |
DJ/Guitar | tadd | |
Support Member | ||
Guitar | Kc |
Toshiyukiのみ。(すみません)
黒のスリムパンツを、黒のブーツにイン。シルバーの鋲がいっぱいついたベルト。
右腰には、黒地に白のスカル模様のスカーフをぶら下げている。
トップは、昼の部は赤紫に黒と金のプリントの半袖Tシャツ、
夜の部は胸にユニオンジャック、
背中にはドクロ模様を白でプリントした黒のTシャツ。
ペンダントはロケットのみ、外に出している。
右手薬指にシルバー、左手中指に黒、薬指にシルバーのリング。
右手首にはシルバーのバングルと、赤い紐みたいなのと、もう1本細いブレスレット。
左手首には、ライヴグッズのリストバンド(ワインレッド(笑))。ときどきはずす。
右手の爪全部に白のマニキュア。タトゥはあちこちに。
アンコールでは、昼夜とも、ライヴTシャツに着替え、
頭にはグッズのマフラータオルを巻いていた。他は同じ。
MC等の中から、印象に残ったものをいくつか。
どっちの公演だったかや順番は、よくわからなくなったものもあるので、適当に。
昼の部、ソロタイムの後のバラッドが終わり、他のバンドメンバーが出てくるとき、
カメラが付いてくる。
Kazuya「ちょっとちょっと。テレビ東京さんが付いて来ちゃいました。」
前日のリハーサル現場で「アニソンぷらす+」のコメント録りがあり、
そのときに録り忘れがあったらしい。後で放送を観たら、袖で待機中だったKazuyaは、
一応「終わってから」と断ってはいるが、くっついてステージに上がってきた、
という設定(笑)。ま、ライヴに突撃する、っていう予告もあったし。
Toshiyuki「『アニソンぷらす+』さんは収録なのに、わざわざライヴの途中で?」
Kazuya「前代未聞です。」
告知をさせてもらえるなら、ということで、アルバム発売を告知。そして、
録り忘れた「アニソンぷらす+」ポーズを、メンバーだけでなく観客も一緒に。
そして、カメラが退場した後、
Toshiyuki「さて。アルバム発売するなんて、嘘言っちゃいましたけど。」
オイオイ(笑)。そういえば、
Kazuya「アルバムを出します!」
観客「いつ?」
Toshiyuki「10年後ぐらいかな?」
などというやり取りもあったっけ。実際は7月6日発売。嘘じゃないよ(笑)。
ちなみに夜の部はカメラが来なかったので、アルバムの告知は、今回の役職(!?)
「ウルトラサードギター」のKcから。
グッズ話。まずはパンフ。
Toshiyuki「正月に撮影しました。やる気満々。今回は、料理に挑戦しました。」
tadd「何故ロックバンドが料理!?」
Kazuya「いいんです。料理でいいんです。」
Toshiyuki「たぶん映像だけだと、めちゃくちゃ料理うまく見えます。
手際いいし。」
ちなみに、インパクトが強かった料理その1、味がないパスタ、pros作。
Toshiyuki「見た目はペペロンチーノで、うまそうなんだけど、味は…。」
pros「入れないといけないものを入れなかったんです、taddが。」
tadd「俺が悪いみたいじゃないか。」
入れ忘れたのは塩胡椒。そりゃ味がないだろう。
客席から起こる「食べたい」の声に、
Toshiyuki「最悪だよ。箸、止まったからね。」
インパクト料理その2は、ita-shinがありもの食材でアドリブで作った、
「ゴマ油とキュウリのニンニク仕立て」。
ita-shin「キュウリがシャキシャキしてるのを、あえて奪ったんです。」
Toshiyuki「キツかったよ。キュウリなのにグミみたいだった。」
そして、Toshiyukiが作ったのは、カレー。
Kazuya「あれがいちばん美味しかったよね。」
Toshiyuki「だって、市販のカレールーを入れたから。」
そりゃ反則だ(笑)。いくら余りものとはいえ。
その他にもグッズを紹介していくのだが。
Kazuya「このリストバンドもヤバいよね。」
Toshiyuki「ヤバいよ。今どき、臙脂ってのが。(失笑する客席に対して)何だよ、
臙脂って言っちゃ悪いのかよ。あ、ワインレッドって言うのか。」
グッズトークは、いつものバラエティコーナー(!?)。それが終わると後半戦に突入。
Toshiyuki「もう折り返しですよ。」
当然のように、客席からは「えー」の声。
Toshiyuki「早い? じゃ、テンポ遅くしてやろうか。」
Kazuya「『I still...』のボサノヴァバージョンとか?」
Toshiyuki「(prosに)練習してたよね。」
pros「シャンソン風『Drive me crazy』、やります。」
すかさずita-shinがピアノを弾き始め、かどしゅんもリズムを入れる。
なかなか面白い。
pros「さっき、Toshiyukiのマイクスタンドでひとりで歌ってたら、
どんどん人がいなくなってったんですよ。」
夜の部にも同じ展開で、今度は「『Drive me crazy』ボサノヴァバージョン」。
でもアレンジは昼と同じ。昼は「シャンソン風」だったのに?(笑)
昼の部よりもしっかり歌い、これをグッズにしよう、という提案まで。
Toshiyuki「これをCDにするんだよ。恥ずかしいだろ?」
pros「ものすごく……気持ちいいです。」
今度のアルバムのアニメイト限定盤には、どうもそれらしきものが付きそう?
アンコールで出てきた夜の部。いきなりギターが「Happy Birthday」を奏で始める。
それにToshiyukiをはじめメンバーが唱和し、ita-shinの誕生日祝い。
スタッフが持ってきたケーキに火を付けようとするのだが、なかなか付かない。
Toshiyuki「酸素が足りないからね。」
どうにか火の付いたロウソクを、ita-shinが吹き消して、サプライズ成功。
彼の誕生日は、4日後の24日。後で書かれた彼のブログによれば、このケーキは、
ニンニク好きのita-shinのための特注ニンニクケーキだったらしい。
Toshiyuki「いくつになったの?」
ita-shin「四捨五入すると40になる歳になりました。」
Toshiyuki「四捨五入って、俺にはキツいな。」
来年は、四捨五入すると……ですもんね。
次のBLACK VELVETは、「MARINE SUPER WAVE LIVE」。Kazuyaが説明を担当し、
Kazuyaのそっくりさんの西岡くんが参加しているユニットや、
正体不明(?)の新ユニットなどを紹介する。
ユニット名だけでもいろいろツッコめることもあり、
Kazuya「面白いことやカッコいいことをやります。」
Toshiyuki「我々は面白いとこなんですか、カッコいいとこなんですか?」
Kazuya「僕は、カッコいいと信じてます。」
斎賀さんにカッコよさで負けないように、精進してください、ブラベル(笑)。
3か月半前に、同じハコで行なったライヴと、タイムスケジュール等も同じ。
内容もほぼ同じ。選曲も似ているだけでなく(新曲が入ったのと、
1〜2曲の入れ替えがあった程度)、演奏順もほぼ同じ。セットリストを作るときに、
前回のテキストを流用するのだが、ほとんど直さなくてよかったことに驚いた。
これは、リハーサル初日で、明日にでも本番OK、と言われたのも当然だ。
アレンジだって、そんなに変わってるわけでもないんだから、
リハーサルがほとんど必要のない曲も多かっただろう。
ライヴでやる曲が固定されてしまうのは残念だ。
やりやすい曲、やりにくい曲はあるとは思うが、
アレンジをがらっと変えてライヴ向きにしてしまったり、
この曲がこんな感じに!?、と驚かせたり、いろいろできるのではないだろうか。
DVDパンフで何をやるか考えるよりも、そっちのほうがロックだと思うのだが。
とはいっても、そんなわけだから、全体的に完成度が高く、選曲も緩急付けられていて、
力押しするところあり、聴かせどころあり、で、まとまりよく濃縮された感じ。
中でも、今回初の試みといっていたピアノバージョン。
長めのイントロといってもいいようなピアノソロからバラッドに流れ、
ピアノとヴォーカルだけで1曲まるまる聴かせてくれたのには、
ギュウギュウ詰めのスタンディングであることも忘れて、
うっとりと聴き入ってしまった。アコースティックに限らず、
いつもなら聴けないアレンジを聴けるのは、ライヴの大きな魅力だ。
Toshiyukiは、毎年この時期のライヴでの不安点を克服し、声はとてもよく出ていた。
息継ぎ(笑)を考えたこの構成がいいことを前回でわかったのか、
最後までパワフルに歌いきってくれた。
それでもやっぱり、夜の部の後半はヘロヘロだったけど(笑)。
足はふらふらでも声はちゃんと出ていて、ヴォーカリストの執念を感じた。
前回も全体的にコンパクトで、勢いのよいライヴハウス向きの曲中心だったが、
今回はそれに輪をかけて、トーク(バラエティコーナー含む)もコンパクトになり、
ライヴ全体の時間も少しだけ圧縮気味。
本人たちは、
「ロックバンドなんだからお笑いは減らしてカッコよく」とか言ってたけれども、
フロントマンに2時間×2の間、トークなしでずっと歌いっぱなしでいるパワーがなく、
テレビ番組でも笑いやオチに走ったりしている時点で、それは無理だろう(爆)。
とりあえず話のオチとしてprosをいじるのをやめて、
落としたいならちゃんとオチを付けられる人に振れば、
トークを含めても、もっとスタイリッシュになると思うんだけど。
それがブラベルの求める方向なのかどうかは別として。
ブラベルがやりたいステージがこういう雰囲気なんだろうな、ということはわかる。
しかし、毎回同じでは、「ブラベルの音楽」を楽しみたい層には、
面白味はどんどん薄れていくだろう。このまま続けるのなら、
ライヴハウスでのスタンディングライヴ自体が楽しみな人か、ステージ近くに突撃し、
メンバーに触れた、何かもらえた、などということがうれしい観客にしか、
魅力がなくなってしまうのではないか。前のほうに行けばどんどん音が悪くなり、
場所によっては、スピーカーからの声も聴き取れない。
ステージや音楽を楽しむこと以外も気にしなくてはいけなくなる。
音楽を聴かずに一緒に叫んで踊れればいいなら、ブラベルライヴでなくてもいい。
後ろに下がれば音はいいが、遠くから眺めるだけなら、
ライヴである醍醐味はあまり感じられない。
綺麗な音で聴くだけなら、CDでもライヴ映像でもいい。
もっと、「ライヴに行かないと接することができない」「ブラベルロックの」魅力を、
ガンガンに叩き付けてくれるライヴを期待したい。今日この場にいてよかった、と、
毎回その幸せをかみしめながら帰れることが、
観客としてのいちばんの幸せだと思う。