森川智之プライベート・コレクション

「AT-Xアニメフェスタ」


「AT-Xアニメフェスタ」
日時: 2001年9月8日(土) 14:30〜18:00
場所: 東京・笹川記念会館国際ホール
主催: SKY PerfecTV! アニメシアターX
出演: 「フィギュア17」高橋ナオヒト監督、矢島晶子、折笠富美子、井上喜久子/ 「コスモウォーリアー零」ドクターシリアル・西岡、森川智之、竹本英史、井上喜久子、 KAORI
司会: おたっきい佐々木

会場の笹川記念会館国際ホールは、講演会などによく利用されるホール。 椅子の背が高く、前の席の背中には、 新幹線の座席のようなテーブルが取り付けられていて、 まさに「メモしなさい」と言わんばかりの環境。おかげで(?)、 入場時にもらったチラシなどの入った袋の裏が真っ黒になりました…。

タイムテーブル
14:30〜14:40「フィギュア17」第1話〜第3話ダイジェスト上映
14:40〜15:30「フィギュア17」第4話上映
15:30〜16:10「フィギュア17」スタッフ・キャストのトークショウ
16:10〜16:20休憩
16:20〜17:10「コスモウォーリアー零」第1話・第5話・第6話ダイジェスト上映
17:10〜17:40「コスモウォーリアー零」スタッフ・キャストのトークショウ
17:40〜17:43AT-X秋の新作ラインナップ
17:43〜17:55記念グッズプレゼント大会
17:55〜18:00エンディング
このうち、森川さんが登場したのは、「コスモウォーリアー零」のトークショウと、 プレゼント大会〜エンディングのみ。このパートだけ、後にレポートする。
「フィギュア17」のトークショウの出演は、高橋ナオヒト監督、 矢島晶子(椎名つばさ役)、折笠富美子(椎名ヒカル役)、井上喜久子(オルディナ役)。

森川さんの衣装は、黒に細いシルバーの線の格子が入った長袖のシャツ。 蓋のある胸ポケットの上と、背中の切り替えライン中央に、赤い地に、 左2/3ぐらいが白、残りの1/3ぐらいが黒の文字が入ったロゴがついているが、 ブランドを読み取るのには失敗。プラダスポーツではないか、という意見もあったが、 ロゴがちょっと違うみたい? 情報求む!!(笑)
その、おろしたてっぽいシャツのボタンは、カラー以外は全部きちんと止めて、 すそは外に出している。カフスもきちんと止めているが、白のGショックは見えている。 白に近い色の蛇柄のスリムパンツ、グレーのスニーカー、サングラス。

「コスモウォーリアー零」スタッフ・キャストのトークショウ
出演: ドクターシリアル・西岡(スーパーバイザー、シリーズ構成)、 森川智之(ウォーリアス・ゼロ役)、竹本英史(ヤング・ハーロック役)、 井上喜久子(レディ・エメラルダス役)、KAORI(レ・シルビアーナ役)
司会: おたっきい佐々木

椅子が6脚。舞台いちばん下手側に司会のおたっきい佐々木。 ドクターシリアル・西岡、森川智之、竹本英史、井上喜久子、KAORIの順で呼び出され、 この順に下手側から着席して、まずは自己紹介。森川さんの自己紹介は、
「ウォーリアス・ゼロ役の森川智之です。34歳です。 (後の人たちに)年齢は言わなくていいですよ。 何を言えばいいですか? あ、普通に自己紹介。森川です。」
これを受けたのか(?)、最初からえらくくだけた雰囲気で始まることに。(笑)
竹本「ヤング・ハーロック役の竹本英史です。28歳です。 (後の人たちに)別に年齢言わなくていいですからね。」
佐々木「ひとり飛ばしてKAORIさんから。」
井上「え、どうして?」
佐々木「オチに持って来たほうがいいかな、って。」
KAORI「レ・シルビアーナ役のKAORIです。3歳です。」
井上「レディ・エメラルダス役の井上喜久子、17歳です。 すみません、よろしくお願いします。」

松本零士のメッセージビデオを上映。 「自分の産んだキャラクター、すなわち私の子どもたち。 彼らの若い頃、成長過程を描いた物語である」という言葉に、
井上「子どもたち、って言われたのには、感動しました。 今度先生に会ったら、おとうさん、って呼んでいいのかな。」

制作の背景から、上映されたダイジェストにも多く取り上げられた、 ガン・フロンティアのシーンに話題が移る。 ゼロとハーロックが初めて酒を酌み交わすシーンだし、 シルビアーナもエメラルダスもいたところだし…。
森川「いいですね。こないだ、最終話の収録のとき、話をしたんですけど、 男と男、というかね。『ハーロック、お前は男だ』。」
竹本「『いや、ゼロ、お前こそ男だ』。」
森川「『いやいや、お前が男だ』。」
竹本「『いやいや、お前のほうが男だ』。」
森川「『お前は男か?』」
竹本「『お前、ちょっと男か?』」
森川「『俺もちょっと男だ』。うらやましいですね。 敵同士なのに、初めて酒を酌み交わして、ここまで語り合えるのは、 男から見てもカッコいいですね。」

「他にも魅力的なキャラがいましたよね」という振りに、森川さんが答えたのが、 「大ステーキ牛」。ガン・フロンティアに登場した、巨大で凶暴なホルスタイン。
竹本「それがいちばんですか。」
森川「僕の中ではけっこうインパクトがあったんですよ。それから。」
と言いかけたところで、喜久子さんが「ヒロイン…」と言いかけるが、 聞こえなかったかのように、
森川「実はタケポン(竹本さんのことらしい)は、 ハーロック以外にも役をやってるんですよ。」
竹本「実はこれ、初めて明かすんですけど、ハーロックって兼役なんですよ。」
森川「え、あっちが本役?」
まだオンエアになってないから、ということで、「秘密」になりそうになるが。
竹本「言葉をしゃべりもしない。クエッ、クエッ。」
KAORI「でも、ちょっとしゃべってましたよ。」
竹本「いつもハーロックのこのあたりに(と、肩の上を指す)。 実はハーロックは全部、あれがしゃべってるんです。」
佐々木「あれがいっこく堂で、ハーロックは人形なんですか?」
森川「道理で、ハーロックがよくしゃべるな、と思いました。」
井上「最初、音響監督さんが、鳥の声を誰にしようか、って言ったとたんに、 スタジオの中でみんなが、クエッ、クエッ、ってやり始めたんですよ。 その中で、タケポンが。」
竹本「クエッ、クエッ。」
井上「『今の。今の誰?』って。」
竹本「『はい、飼い主です』って。」

「他にもいるでしょ。トチローとか」とやっと話を是正。
井上「あと、ヒロインの綾ちゃん。」
久川綾は、「宇宙戦艦ヤマト」を見て声優を目指した、というぐらい、 松本作品には憧れがあった模様。その久川綾からのFAXを、井上喜久子が読む。 久川綾の文面の問題なのか、井上喜久子の読み方の問題なのか、は、 よくわからないが(たぶん両方問題(笑))、最初からすべりまくり。 「今日はイベントに出席できなくて、 申し訳ありませんだみつおはナハナハ」に至っては、
森川「それ、綾ちゃん、酔っ払って書いてたんじゃないの?」
後半は、松本作品に対する久川綾の想いが感じられる、真面目な文面だった。

「『コスモウォーリアー零』○×で何でも答えちゃおう」のコーナー、 ということで、出演者ひとりひとりに、○×の札が配られる。

現場の雰囲気は、みんな仲が良く楽しい。
全員○

自分のキャラクター以外に演じてみたいキャラクターが実はある。(役者向)
○:森川・KAORI、×:竹本・井上
森川「僕、ハーロックやってみたい。」
佐々木「鳥はいいですか?」
森川「鳥はいいです。」
KAORI「私もハーロック。鳥もセットで。クエー、クエー。」
佐々木「西岡さん的には、どうでしょう?」
おもむろに無言で「×」を上げる西岡氏。

今後の展開を自分が楽しみにしている。
全員○

今後の展開の重要な秘密を知っている。
○:西岡・森川、×:竹本・井上・KAORI
本当に知っていそうな西岡氏は別にして、「○」を上げた森川さんに集中砲火。
竹本「何知ってるんですか? 『(ハーロックの声で)何を知ってるんだ』。」
森川「なんとなく。ちょっと盛り上げようかな、と。どうですか、西岡さん。」
西岡「まだ録ってない話があるんですよ。」

松本零士先生の秘密を知っている。
全員○
端からその「秘密」を聞いて行くが、KAORIさんは「ごめんなさい」、 竹本さんは「嘘です」。悪あがき(?)をしたのはこのふたり。
井上「ちょっと違うんですけど、松本零士先生の名刺を持っています。」
森川「(驚いて)いつもらったの?」
井上「ずーっと前。」
佐々木「17歳ですよね。」
場内も舞台も、大爆笑。ナイスツッコミ。
森川「実は、松本先生の帽子は…。」
それって、AT-Xの情報番組で言ってたネタですか?
森川「(思い付いたように)あ、うちの親父と同い年。昭和13年ですよね?」
西岡氏が明かした、本当の「秘密」は、西岡氏自身がここにいること。 本当は松本先生が来るはずだったが、後になってダブルブッキングが判明。 それで西岡氏が来ることになった。
森川「松本先生は、ご自分でスケジュールを管理されてるんですか?」
西岡「『他人に管理されるのは大嫌いじゃ』とおっしゃって。」
実際に管理できるのは3日ぶんぐらいだから、こういうことがよく起こるんですよ、 とのこと。あ、これ、内緒なんだったっけ?

発売予定のCDやDVDなどを告知した後、最後にひとりずつ挨拶する。
「あと3本、最終回に向けて盛り上がって来てますので、楽しみにしていてください。 あと、僕、エンディングが大好きで、深夜、眠い目をこすりつつ見てます。 ちょっと胸キュン、みたいな感じなんですけど。音楽もいいし。 これからDVDも出ますので、ラックにスペースを作って待っていてください。」
立って挨拶をしたのだが、相変わらず右手が手持ち無沙汰らしい。 最初腰にかけられた右手は、シャツの裾をひっぱり、後ろに回され…(笑)。 カワイイ。
ここでもいちばん飛ばしてくれたのは、喜久子「おねえちゃん」。
井上「エメラルダスの役が決まったとき、すごくうれしくて、コスプレしてみたい、と。 今日も、顔の傷だけは入れようかと思ったんですけど、マネージャーさんに、 それだけはまだやめて、って言われたんで。」
森川「それだけは『まだ』、っていうことは、いつかやる、っていうことですね?」
井上「衣装を着られたら、そのときに。」
いつかそんな機会が来るのでしょうか?

記念グッズプレゼント大会
入場時に配られた番号による抽選会でプレゼントされたものと抽選した人は、
「フィギュア17」サイン入りポスター10名井上喜久子
「フィギュア17」サイン入りテレフォンカードセット3名折笠富美子
「フィギュア17」サイン入り台本3名矢島晶子
「コスモウォーリアー零」サイン入りポスター10名KAORI
「コスモウォーリアー零」サイン入りクオカードセット3名井上喜久子
「コスモウォーリアー零」サイン入り台本3名竹本英史
松本零士サイン色紙3名森川智之
バンダイビジュアル賞デジタルカメラ1名高橋監督
AT-X賞DVDプレイヤー2名西岡氏
SKY PerfecTV!賞チューナーセット5名西岡氏

入場者は、(番号から推察するに)500名程度(?もうちょっといたかな?)。 けっこう高確率だったかも。 特に、松本零士のサイン色紙などは、ファンには垂涎の逸品だったような。
佐々木「これ、俺、欲しいです。自分の名前書いて入れておけばよかったな。」

エンディング
舞台下手から、高橋ナオヒト監督、矢島晶子、折笠富美子、井上喜久子、 ドクターシリアル・西岡、森川智之、竹本英史、KAORI、の順で並び、 この順でひと言ずつ、挨拶をしてエンディング。 森川さんのひと言は、イベントの雰囲気に合わせて、おとなしく(?)。
「コスモウォーリアー零を応援してください。よろしくお願いします。 最終回に向かって、盛り上がっています。 今後、どういう展開になるかわかりませんけれど、末永くゼロと付き合ってください。 今日はどうもありがとうございました。」

全体的にハメをはずすこともなく、落ち着いた感じのイベントだった。
トークショウなどの時間は、実際には予定よりかなり押していたにもかかわらず、 慌ただしい感じはなく、ゆっくり話を聞かせてくれた、という印象が残った。 やっぱり、終演時間は、予定よりも30分押したけれど、ね。


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