森川智之プライベート・コレクション
「2HEARTS MOON VENUS発売記念インストアイベント」
- 「2HEARTS -立木文彦&森川智之- MOON VENUS発売記念インストアイベント」
- 日時: 2005年8月7日(日) 15:00〜15:45
- 場所: HMV池袋メトロポリタンプラザ
- 出演: 立木文彦、森川智之
- 司会: 久遠一((株)コーエー)
- ・概要
- 前説と司会は、コーエーの久遠一。
前説含めて25分ちょっとのトークの後、参加者約200名の握手会。
場所は、特に専用のスペースがあるわけでななく、
売場の端にある大型ビジョン(もちろん「MOON VENUS」のPVを流しっぱなし)の前に、
小さなステージが用意され、その前のCD棚をちょっと横にずらしてスペースを作り、
そこに詰め込んだ感じ。当然ながらオールスタンディング。
チケットを持っていないと握手会には参加できないが、左右の棚の横から、
トークイベントを観ることは可能だった。
スタッフはものすごく手慣れていて、狭いショッピングセンターの中にもかかわらず、
入場前からあれだけの人数を混乱なく「流し込んで」いた。握手会は、
スタッフ(もちろん女性(笑))が後ろから腰に手を添えて強制的に流れさせる方式で、
200人の握手を約15分で終了。森川さんも立木さんも、
両手でしっかりと手を握ってくれて、にっこりと言葉を交わす体制になったところで、
手と視線だけ残して身体は移動している、という状態。
ひとり頭数秒で、マトモな言葉を交わせた人のほうが少なかったのでは。
ある意味、ああこれが「アーティスト」の握手会なのかもなあ、とは思った。(笑)
トーク時の立ち位置は、下手から、久遠、立木、森川。狭いステージ上には、
スツールとマイクスタンドが用意してあったが、結局一度も座らなかった。
最初の挨拶はスタンドにセットしたマイクでしゃべったが、その姿勢が疲れる、とかで、
ふたりともマイクをはずしてハンドマイクにしてしゃべっていた。
30cm程度の低いステージだったが、ずっと立っていたこともあって、
後ろのほうからでも顔は見えたのではないだろうか。
ステージは狭いので、本当にすぐのところにいる。手を伸ばしたらさわれそう、
じゃなくて本当にさわれるくらい。森川さんは、
しゃべり始めると相手のほうを見る癖があるので、終始左頬を客席側に向けていた感じ。
ときどきちらちらと、
薄いサングラス(目も見える)越しに視線を巡らせていたけれど。
- ・衣装
- 森川: 黒地に、鮮やかなコーラルオレンジ、薄めのパープル、はっきりした黄色、
の3色の薔薇の花と、グリーンの葉の模様が入った、長袖のシャツ。
コットンかな、しっかりした素材だった。前はかなり下まで開けていて、
素肌に着ていたらしく、インナーは見えなかった。その代わり(?)、
両袖ともちょっと長めのカフスをしっかりと留めていいた。
重たそうな変形ドロップ型(最初は球かと思った)のシルバーのペンダントトップ、
チェーンは細め。すり切れたブルーのジーンズ、
シルバーの細いラインの入った紺のスニーカー、こっちも年期入ってそう。
薄い色(ブルーかグレー)の入ったサングラス。
ブロンドの下に黒がメッシュのように見える髪、いい感じに伸びていて、
とても似合っている。
立木: すみません、よく覚えてません。
黒か深い焦げ茶かに細いストライプの入ったTシャツに、
ベージュのジャケットを着ていたような。それと、帽子と、かなり色の濃いサングラス。
握手会のときには、ジャケットを脱いで半袖のTシャツ姿になっていた。
- ・前説(?)
- 登場前に、久遠さんが、プロデューサーの飯塚さんからのメッセージを紹介する。
「ちょっと長いんだけど」と前置きしつつ、本文は、「今度のアルバムどうよ」。
- ・挨拶
- 立木「暑い中、ようこそおいでくださいました。今日は雨が降るらしいので、
早めに帰りますかね。CD買ってくれてありがとう。」
森川「2HEARTSのトシです。今年の夏はいろんなことがありすぎて、
たいへんなんですけど、その中でも2HEARTSは、いちばんのビッグイベントです。
CDもライヴも楽しんでください。」
森川「ずっとこれ、スタンドマイクなんですかね。つらいんですけど。」
と言いつつ、スタンドの位置や角度を調節する森川さん。
立木さんはさっさとマイクをはずしにかかっている。
森川「あ。はずれんの?」
スタンドにからめてあったコードもはずしてマイクを手に持ち、スタンドは後ろへ。
森川「楽です。」
- ・「MOON VENUS」について
- 立木「前回はお披露目だったんですけど、今回は、バラエティ豊かなんで、
じっくり聴いていただきたいと思います。
歌詞を覚えてくれた人も、たぶんいると思うんですけどね。」
会場はなんとなく、微妙にざわざわ。この日に買った人も多かっただろうに。
森川「本当、歌詞は覚えてきてほしいです。」
でも、覚えてないほうが、間違っても気付かれないんじゃないか?(笑)
- ・お勧めの曲
- 立木「『風の歌をきけ』が、サビを歌ってるとうるうるしてくるんですよ。」
森川「僕的には、『永遠の夏』。フーミンが作詞をしたんですよ。
とてもロマンティストですよね。」
立木「実はね。ガタイの割には。」
森川「歌ってて、メロディと歌詞がぐっときます。」
立木「自分の子供みたいな感じがあるんで、
レコーディングでトシがしっとりと歌い上げてくれたときには、
鳥肌立っちゃいましたね。とにかく今回のアルバムは、トシがいい。」
森川「(照れくさそうに)ははははは。」
立木「トシのヴォーカルではじけてたのが、『ALL MY LIFE』。」
森川「一発録りみたいな感じですよね。もう、いいじゃないか音符は、みたいな。
頭で、『マジで?』って聞こえるんですけど、これ、誰だっけ? バンマス?
タッキーかどっちかだよね。僕らは、いつもあんな感じです。
昨日も2時半まで。たいへんでした。」
久遠「ワインこぼされて。」
森川「僕は、店員さんに、赤ワインを頭からかぶせられました。
(笑)頭からじゃないけどね。バンドメンバーも、仲いいんですよ。」
森川「『ギャンブラー!』が、ここにきて、イントロが…。」
立木「(独り言のように)あれ、俺、たいへんだったよ。腱鞘炎になった。」
森川「え、フーミンだったの? あの早弾き。」
立木「実はああいう特技があるんです。」
あくまでも真顔で言い張る立木さんに、森川さんが逆襲をかける。
森川「あれは是非ライヴで。決してサンプリングなどでは…。」
立木「ははは。早口もできないのに、どうしよう。」
ということは、生で「ギャンブラー!」が聴けるのか? そりゃすごい。
- ・「MOON VENUS」PV撮影秘話?
- 森川「『MOON VENUS』のPVは、5月ぐらいに撮影したんですよ。都内のある倉庫が、
スタジオみたいになってて、そこで撮ったんですけど。すごい暑くてね。」
立木「ほぼ1日かかりました。」
森川「ジャケットの撮影も、そこで一緒にやったんです。」
立木「あのPVは、ダンスがたいへんだった。」
森川「踊ってるようで踊ってない、っていうね。」
立木「そう。踊れないから。」
森川「僕も踊れないんで。」
- ・帯裏!!
- 今回も帯裏にはしかけがあり、立木さんの愛犬タクローくんと、
森川さんの愛犬アクセルくんの写真を、インスタント写真風にレイアウトしてある。
久遠さんが手に持ったCDから帯を出すのを受け取って、
森川「かわいいですね。うちの子、かわいい。」
立木「本当だ。でも、うちの子も負けてないよ。」
久遠「日本親馬鹿選手権になってますね。」
森川「うちの子は、これ、まだちっちゃい頃の写真なんですよ。」
久遠「広島の犬より前に、ボール運んでますよね。」
森川「あの…、わかる人、ごく一部だから。」
久遠「…そうですね。何もなかったことにしましょう。」
確かに、会場は一瞬ものすごく静かになった(笑)。
まあ、同じレトリバーではあるが、ミッキーくんはゴールデンである。
立木「アクセルは、超有名犬ですよね。」
森川「(笑)有名は有名ですけどね。」
立木「これ、ビデオのデジカメで撮ったんですけど、フラッシュが焚かれたら、
パッと制止したんですよ。あとは全然撮らせてくれなかった。」
森川「すごいカメラ目線ですね。」
立木「今、うちの主役なんですよ。」
- ・苦労した曲
- 森川「お勧めでない曲?」
もちろんそんなわけはなく。「産みの苦しみ」を味わった曲の話。
森川「『MOON VENUS』とか、最初の頃に歌ったんでけど、
飯塚さんが、今まではオッケーだったものを、オッケーって言ってくれなくなって。
けっこうレコーディングに時間かけましたよね。」
立木「5倍ぐらいかけてるね。あとは、コーラス。トシ、うまいんだよ。」
森川「僕は、レコーディングのときは上手なんですよ。
ライヴになると、わかんなくなっちゃう。」
立木「俺は、別人になっちゃったからね。」
森川「フーミンは低いほうを担当して、僕は上のほう。
おだてられると、どこまでもどんどん出るんですよ。」
立木「ヴォーカル録りのすべてに関して、苦労したね。」
- ・立木文彦作詞「永遠の夏」
- 立木「ちゃんと世に出るのは初めてです。
昔からコピーライターみたいなことはやってたんですけど、
ひとつの曲にまとめるのは初めてですね。
たった1曲なのに、1か月ぐらいかかりました。言葉を先に選んでね。
海岸とかを意識してて、恋愛の切なさを出せたらいいな、と。」
立木「実体験がちょっとあって、それに、
こういう恋ってあるだろうな、っていうのを加えました。」
森川「実体験がどこなのか、っていうのを、クイズにしてもいいですね。
嘘発見器かなんか付けて。」
- ・前回とはここが違う
- 森川「今回は大人っぽさを出してます。大人が遊ぶ、みたいな感じですよね。
みんなに元気を与えたり、っていうのはあるんですけど、
今までより大人の感じを出して、楽しんでもらえれば。」
立木「『こころ咲き誇れ』っていう定番路線があって、そこから男として成長していく、
みたいな、そういうバリエーションがあるアルバムです。」
- ・ポスター
- 森川さんもお気に入りという、「MOON VENUS」の宣伝用ポスター。
ステージ前にあるイベント告知のボードが、実はその問題のポスターであることが、
客席からの申告により判明。それを見ながらのトークとなる。
森川「(シャツの胸を)がっつり開けすぎですよ、僕。」
立木「ドキドキしちゃった。(笑)」
森川「前回のマキシと一緒のデザイナーなんですけど、スタッフも男だけ。
で、『いいねー、いいねー、ボタンはずしてみようかー』、とかって。」
立木「それを俺は後ろで、ヨダレたらしながら見てたんだけどね。(笑)」
森川「これでもはずし過ぎだと思うでしょ?
でも、撮影のときには、もっとはずしてるんですから。
(見たいという会場の声に)しばらくはこれで楽しんでください。」
立木「これ、サイン書くとこ決まってるよね。」
森川「ここですか?(胸元を指す) でも、ここに書くと怒られちゃうから。」
- ・ライヴの意気込み
- 立木「ジョイントするのが岩田のみちみちみっちゃんなんで、
彼からパワーをもらおうと思ってます。
何といっても、声優界最強のデュオですから。」
森川「そうですね。」(岩田さんとのジョイントのことだと思っている様子)
立木「僕らは。」
森川「(驚いて)あ、そ、そうですか?」
立木「え、違うの?」
森川「そうですよ。ありがとうございます。」
立木「いいライヴになると思います。」
森川「今日もこの後、リハーサルがあるんですよ。」
- ・最後の挨拶
- 立木「みなさんが来てくれてることが、僕にとっては最高の喜びです。
これをどれだけ返せるか、というのが、自分の中での勝負なんで、
14日は日本で最高の祭の日にしたいと思ってますんで、よろしく。」
森川「あと1週間と迫りましたけれども、みんなハイテンションでリハやってますんで、
このまま14日に突入したいなと思ってます。みなさんも、アルバムいっぱい聴いて、
曲を覚えて、一緒に盛り上がってください。」
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